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【コロナ渦の平穏】  とちの実 渡邉

2020年09月14日 | とちの実

2020年の幕開けから、世界中の多くの人々が想定することのなかった感染症との戦いがはじまり収束の目処もなく真夏に突入してしまいました。長期に渡り様々な人々が疲弊しながらも生きていこうとしています。私も、このグループホームへ支援に通う身、徹底して「感染しない、させない」を念じながら感染予防対策そして健康管理、そして行動制限して、日々気を張っています。どこを見てもマスクを装着した人々。耳にするのはコロナ関連のニュース。置かれている事態は、先の見えないトンネルの中にいる様です。

グループホームとちの実のドアを開けると、「おはようございます」と入居者さんの明るい声が迎えてくれます。皆さんは感染予防の為のマスクを装着し続けることが困難な為、この事態の最中ですが、屋内ではコロナ以前の生活をされています。
しかし、職員がマスクを装着が必須の為、当初「マスクしていて、何いってるのか、わからないわ」とヒソヒソ声が聞こえたりしました。できるだけ側で伝わるように話しをするようにしています。今は、慣れてきたのか概ね違和感は無いようです。
居間で常についているテレビからは新型コロナのニュースがしきりに聞こえています。また新聞の記事をみて「コロナ怖いわね」「俳優の〇〇さんコロナで亡くなったって、寂しいね」「きちんと予防しなくちゃ」など関心はあるのですが、時間が経つと忘れてしまっています。中には耳にしてもあまり関心が無い方もいらっしゃいます。
 外出の機会が少なくなっている為、近所を散歩したり、テレビ体操をされたりします。家政作業では、役割を分担し、体を動かして過ごされています。「何かすることないですか」「わたしそれやります」と毎日お元気な声が聞こえます。
 食事やおやつは「美味しい?」と尋ねると「美味しい」とすぐに返答をくださる方、ニコニコうなずきながら目を細めている方もいます。献立によっては「こんなのもの食べたこと初めて」とか「ここのご飯は美味しい」とか、毎食楽しみに、元気に食事をされています。
 暮らしは、食べて、片付けて、掃除して・・・お風呂にはいって、洗濯して、テレビ見て居眠りして、おやつを食べて、歌って、しりとりをして、寝間着に着替えて床につく・・・目覚めると「おはようございます」と皆が声を掛け合います。
平穏な毎日が繰り返されています。この環境の中で、関わりながら時間が経過するのですが、夕方の「今日の都内感染者数〇〇◯人」と居間のテレビからアナウンスされると、はっと現実に引き戻されたような気持ちになります。

入居者さんは皆さん、100%媒介者になることがないお元気な方々です。
入居者さんの笑顔と平穏を守るために、職員ひとりひとりが「感染しない、させない」事を守り続けたいです。

09:43 | Posted by jizai

【感情との向き合いかた】  とちの実 中島

2020年08月11日 | とちの実

少し古いデータになりますが、2014年にベルギーのルーヴェン・カトリック大学が学生233人を対象に感情の持続時間について調査を行いました。感情を27種類に分類し、それぞれの持続時間について、悲しみ120時間、憎しみ60時間、喜び35時間、不安24時間、安心感8時間、怒り2時間、苛立ち1.3時間・・・等といった結果を確認しています。
サンプルの人数は少ないですが、面白い研究だなと思いました。
私達は仕事上、入居者さん、仲間の職員といった沢山の人達の感情と向き合わないといけません。何より自分の感情とも、いやがうえでも向き合わされます。暴れ馬のような自分の感情をどうにか御(ぎょ)したいと、観察と探求を日々続けています。
さて、ここから先は私見になりますが、私達はその感情が持続している間、無意識的にその感情を維持するための出来事を探し続けるようです。
例えば、仕事で仲間と上手く連携がとれずに苛立ちを覚えたとしましょうか。すると、その苛立ちのキッカケは過ぎ去ったとしても、苛立った気持ちの残っているその1.3時間のあいだ、私達の心は苛立ちの種を他に探し続けます。それは例えば仕事を終えて電車に乗ったときに、ドアの前で陣取っている人に向けて再燃をするかもしれません。普段だったらそこまで気にならないはずなのに。
あるいは、技術的な未熟さから入居者さんと上手くコミュニケーションがとれずにイライラを募らせている職員がいたとしましょう。当人のイライラした心は、重箱の隅でもつつくかのように、そのイライラした心を更に刺激するための材料を探します。そして、「給料が安い!福利厚生が足りない!」といった方向に行き先を見い出すかもしれません。
悩ましいことに、こういったことに自分で気付ける人はなかなか存在しないようです。本人にそれを指摘しても普通は受け入れられません。ですから周囲の人が遠回しに気づかせてあげる必要があります。
さて、これが認知症状態の人だとまた話が少し変わってくるようです。
特定の感情を維持するための出来事を探すと同時に、出来事をご自分の記憶の中から新たに「創造」をなさることが見受けられます。
例えば、夕方になって「そろそろ家に帰らないと。でもどうやって帰ったらいいのか分からない」という不安な気持ちが現れたとしましょう。支援者の働きかけにより、帰宅することに関しての不安が一時的に解消をしたとしても、継続している不安な感情は、新たに不安の種を創造するかもしれません。例えば、「バッグに入れていたはずの財布がない」という困りごと(客観的にはお財布は最初から存在しない)として現れるかもしれません。
結局、こういった場面における支援のポイントは、本人が抱えている感情にどう向き合って対応するか、ということに帰着するわけです。
ですので、私としては相手が入居者さんでも、職員でも、自分自身でも、感情と出来事(あるいは感情と思考)は、ときに切り離したり、くっつけたりをしながら、それと向き合うように心がけています。
人間の心って奥が深なぁと、いつもいつも感じています。

11:53 | Posted by jizai

【つげの実で毎日台所に立つご入居の女性】  つげの実 徳永

2020年08月11日 | つげの実

コロナコロナで憂鬱の毎日ですね。
当たり前の日々が懐かしい位です。
私事ですがつげの実での入職がそろそろ1年となります。
まだまだ半人前でご入居の方に助けられてばかりです。
前年度の4月、右も左も分からず入職したばかりの私にとてもお元気な女性が台所に立つ姿が印象的でした。
明るく面倒みが良いkさんは365日休む事無く、多い時には10人分の食事をお一人で作ります。
毎日、毎食です。
凄い事ですよね。
私には絶対に不可能な事です。
kさんは台所仕事は嫌いじゃないんだよ、と明るく応えます。
時には朝5時から南瓜を煮たり、きんぴらを作る等とても働き物です。
そんなkさんが最近足を骨折されて、私達職員はとても心配しました。
kさんは答えます。
ちょっと、怪我しただけさ。みんな大げさなんだよ、と。
幸いkさんの足は良化され、いつもの様に元気にスタスタ歩かれ、今日も台所で美味しい料理を振舞って下さいました。
いつまでもお元気でいて下さいね。
これからもつげの実の台所をどうか宜しくお願い致します。

11:53 | Posted by jizai

【10年目の発見】  ぶなの実 宝田

2020年08月11日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちはぶなの実Aユニットの宝田です。
私はぶなの実で働き始めて10月で10年になります、約10年間働いていますがこのコロナの状況で色々と変わった事がありました。入居者との買い物も大人数で行ってはダメ、外部からの訪問も一時的にダメ、毎年楽しみにしていた旅行にも行けなくなてしまった、などなど、今まで当たり前にしていたことが制限される事になってしまったのです。ですがネガティブな事だけでもないのです!
なんと!ぶなの実では家用カラオケを導入することになったのです!!家用だからそんなに沢山の曲が入っているわけではないですが・・・笑
そこで印象的な事があったので一つ紹介します!Iさんは失語症なのですが、カラオケで同期の桜を流してしばらくすると「だぁ~だぁ~だだぁ~♪」と歌のリズムに合わせて歌ったのです!「そう?」とか「はいはい!」など簡単な言葉は喋ることがあるのですが音楽に合わせて歌えたことにびっくりしました!外に出る事が減ったからって悪いことばかりではないな!とポジティブに考えて、まだまだ見つけていないみなさんの魅力を探せるチャンスだなと思いました。

11:51 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2020年08月11日 | 編集後記

ボーっとした日々が続いていたと思ったのですが、ここにきて、仕事がせわしなくなってきています。皆様はいかがでしょうか。
新型コロナウィルスが、猛威を振るってすでに4,5か月経ちました。第一波の時に想像したように、第二波が現在大きなピークになってきています。毎日ニュースが流れているのですが、感染者数を見る限り第一波を超えたようです。ですが、今回のほうが重篤な方や死者が少ないように思います。これは、病気のありようから考えてもよかったことだと思います。
現在、お盆の休み期間になる直前で、人がどういう動きをするのかが読みにくいことと、この病気に変な狎れが出てきているのではないかなと想像してしまうのです。
狎れが、この病気対策の土台部分にあると、どのような対応策をとっても不十分だと思います。特に、行政の打ち出している施策の内容を見てみてもどこか中途半端で、各自治体と国の施策の方向性が同じとは思えない内容が散見されます。
第二波が、第一波に比べて対応ができているのならば、その対応できているところを早く見抜きより強力な施策をみんなで行っていく必要があると思います。そのことが、この病気の本当に恐ろしい狎れの状態からの脱却につながると思います。

11:50 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2020年07月13日 | 編集後記

 新型コロナの悪影響が、まだまだ続いています。
 東京都や国は、政治家が決めるので政治的な影響を受けた判断を優先させます。ですが、第2波が来ているのは確実だと思います。楽しいことやにぎやかなことができるのは、いいことですが、生活そのものが変わったということをしっかりと見つめて、その生活に慣れるしかないと思います。
 ワクチンが、安定して供給されこの社会が新型コロナウィルスに対応されるまで、2,3年はかかるでしょう。それまでの間は、新しい生活様式を取るしかないと思います。これは、覚悟をしなければなりません。
 うちの会社は小さいですが、予防策に最善を尽くしています。職員にも、人ごみや蜜を作るようなことはしないでください。と話しています。
 まだまだ危機が去らないので、ここは、我慢のしどころだと思います。

10:41 | Posted by jizai

【Tさんとの思い出】  ぶなの実 内田

2020年07月13日 | ぶなの実::ぶなの実3F

 このどっこいしょにも何度も書かせて頂いたTさんが6月初めに永眠されました。
96歳でした。Tさんはいつも誰にでも優しく紳士的なお方でした。
 歌舞伎がお好きだったTさんと篠原演芸場で観覧した事や、皆さまと1泊旅行に行けた事が私の中でとても良い思い出です。
 篠原演芸場では「割れんばかりの晴天だね」と満面の笑みのTさん。そして、演劇の最後に私にこっそりと「また観に来ようね」と囁かれるTさん。舞台袖のお手洗いに行く際に階段を上ろうとするTさんに、複数のお客さんが「あら、お手伝いしましょうか」と声をかけてくださり、心が温まりました。
 伊東の温泉への1泊旅行のカラオケでは最初は恥ずかしそうに断られていましたが、「赤城の子守唄」が流れ始めるとスッと立ち上がりカラオケボックスの前に立ち、上手に歌われている姿が今でも鮮明に心に残っています。
コロナウイルスの影響で面会にもあまり行く事が出来ず、最後のお別れも遠くからだったため、本当に寂しい思いをされてしまった事がとても残念でなりません。
Tさん、天国からぶなの実を見守っていて下さい。
Tさんなら「はいよ~。任せときなさい」とおっしゃってくれそうな気がします。
ぶなの実一同、心からご冥福をお祈り致します。

10:40 | Posted by jizai

【コロナ~新しい生活様式に於いて】  つげの実 富永

2020年07月13日 | つげの実

新型コロナウィルスの影響で、買い物や面会等を自粛しておりました。
やっと5月25日に解除され、「新しい生活様式」を取り入れましたが、ウィルスの対応は長丁場になると言われています。
ご入居者もコロナのニュースを見て不安な表情をされる事がありました。楽しい話題などを振り、安心して頂く事や、ご入居者の笑顔に癒される事も多々ありました。
他の事業所でも介護クラスターは発生せず、ご入居者がお元気に過ごされている様子だと聞きました。コロナに感染しないように職員各自が気を付けているんだなぁ~頑張っているんだなぁ...と少し安堵しました。
つげの実でも手洗い、マスクの着用、3密の回避等を行ってきました。今後も厚生省の「基本的感染対策」に倣い、対応していきたいと思います。
お陰様で、今年の5月で入職1年目となりました。出来るようにならなければいけない事も沢山あります。事業所の介護スタッフの中では一番の長老?だと思いますが、若いスタッフに負けず、優しい気持ちでご入居者と関わっていけたらと思っています。
これから暑くなります。コロナ同様、熱中症予防にも周知していきます。
まだまだ気を抜けません!!!

10:39 | Posted by jizai

【無法松の一生】  とちの実 中島

2020年07月13日 | とちの実

今年ご入居をされたAさんは、歌をうたうのがとてもお好きな女性です。
ご入居したばかりの頃は、余暇の時間に職員のほうからちょっと歌いませんか?とお誘いをする格好だったのですが、最近はご自分から「歌いましょうよ」としばしば仰り、日中、ふと気がつけば同じく歌のお好きなBさんと一緒に、歌の会を開いて楽しまれている様子が見受けられます。
お二人とも私の知らない時代の歌をうたっておられることが多いのですが、あるときAさんが、どこか馴染みのあるメロディーをお一人でハミングしていました。耳をそばだてて聴いてみると、村田英雄の無法松の一生でした。
じつはこの曲、かつてとちの実で十年間ほど生活をなさっていた、Kさんという男性の十八番だったのです。私も何度も聴かされて2番まで歌詞を覚えていましたので、歌ってみせると「ありがとう。わたしこの曲大好きなのよ」と、Aさん。Bさんもノッてきて一緒に何度も繰り返して三人で歌いました。
その夜、私がAさんの部屋を巡回したときにちょうどAさんが起きていらっしゃいまして「また無法松歌ってちょうだいね」との言葉を頂きました。Aさん、Bさんとの交流が一歩進んだ気がして、とても嬉しい出来事でした。
長く勤めているとこういうこともあるのですね。
Kさんありがとう!

10:39 | Posted by jizai

【Tさんの退院とコロナの終息を祈って】  ぶなの実 蛯子

2020年05月26日 | ぶなの実::ぶなの実3F

皆さん、こんにちは!ぶなの実Aで勤務している蛯子です。
早いもので、私がぶなの実にお世話になって4年、ボランティア時期を合わせると5年程になります。
話は変わりますが、新型コロナウイルスが世界中で流行しています。
日本でも特に東京は5千人を越える感染者がいて、恐怖の日々が続いております。
幸い、ぶなの実では入居者さん、職員等に体調不良の方がおらず、一先ず安心しております。
しかし、入居者の皆さんはなかなか外出が出来ず、ストレスが溜まっているようにも見られます。また足の筋力低下も心配です。
先日、Tさんが入院されてしまい、ぶなの実内に寂しさがあります。
Tさんの事で病院に行く事があり、Tさんにお会いする事が出来ました。
少しお声に元気がありませんでしたが、いつもの穏やかなTさんにお会いすることが出来、嬉しく思います。
Tさんには早くぶなの実に帰ってきて「赤城の子守唄」を歌って頂きたいです。
Tさんが1日も早く退院され、新型コロナウイルスが終息することを祈っています。
これからも入居者さんに寄り添い、生活のお手伝いをしていきたいと思います。

10:35 | Posted by jizai