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【コロナ渦で思ったこと。】  つげの実 富永

2021年11月30日 | つげの実

今年もあと一ヵ月となりました。せわしい毎日ですが、つげの実スタッフは頑張っています。繁華街、レストラン、趣味の集まりなど職業柄、以ての外。ただ只管に自宅~つげの実の往復。まるで修道女のような生活だ。
こんな生活に慣れてきた頃、緊急事態宣言が解除となり、やっと普通の生活に戻りきや?と思っていた矢先、コロナ第六波なんちゃらの報道にスタッフも動揺を隠せないでいる。
そんな不安を掻き消す様にご入居者達は食欲旺盛で元気に過ごされている。本当は旅行やお洒落をして外出したいだろうに。愛する家族や友人とも会いたかろうに。
つげの実の平均年齢は約90代。残された時間はそう多くない。ならば施設に居ても希望を持って生活して貰いたいと切に思う。入居者同士で喧嘩しちゃったりする事もあるけれど、美味しい料理を食し、皆と笑い、小さな気付きを忘れずにコロナに打ち勝っていきたいと思う。
来年こそは、健やかで凪のような一年となりますように。
ご家族、林田社長、つげの実スタッフの皆に感謝致します。ありがとうございます。

09:19 | Posted by jizai

【コロナに負けない!!】  ぶなの実 蛯子

2021年10月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F

皆さん、こんにちは!ぶなの実Aの蛯子です。久しぶりにどっこいしょを書いています。
今年もまたコロナで始まり、コロナで終わりそうですね。
入居者さんも皆さんコロナワクチンを打ちましたが、お一人も副反応がありませんでした。ですが、やはり日中に人混みの中にお連れすることもできず、脚力が低下しているように思います。なるべくお買い物や散歩などにお誘い行きましたが、やはりそれだけでは足りませんね。でも、皆さん、風邪もひかずにお元気で生活されています。
先日、日頃の感謝の意を込めまして、敬老会を開催させていただきました。
今年はなんと今半のお弁当です!!Aさんがお弁当を開けると、「あら、きれいね~、こんなに食べられるかしら?」と心配されていましたが、ペロリと召し上がられておりました。
Iさんもむせ込まず、ゆっくりと味わっておられました。
次にカラオケを実施いたしました。最初は盛り上げ隊長のKさんが『サントワマミー』を。
Oさんもスタッフと『糸』を歌い「縦の糸はあなた~」の所でスタッフを指差し「横の糸は私」と自分を指さし楽しそうに歌われていました。Eさんも十八番の『北の漁場』や美空ひばりなど、沢山の曲を歌っていただきました。
このような楽しい時間を皆さんと過ごすことが出来て幸せです。
これからも皆さんの生活をサポートし、ともに生活していければと思います。

12:14 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2021年10月31日 | 編集後記

 新型コロナがやっと収まってきましたね。まだ、私たちの仕事は次の波を予想しながらになるので、まだ人ごみの多いところなどは行かないようにしなければなりません。
 世の中の様子は、これからどうなるのか少し考えてしまいますが、コロナが流行ったこの2年間ぐらいで、大きく変わったことがあると思うのです。それは、人とのつながりがかなり少なくなったことです。
 私たちの仕事は、入居者さんのそばにいることが重要なことなので、それほど大きくは変わりませんが、世の中的には、人と会わなくなった方も多いのではないでしょうか。この人と会わなくなった期間で、インプットをするしかなかったのかなと思います。そう考えると、コロナの期間も貴重だったのだなと思えます。
 掃き出すばかりでは、人としてやせ細ってしまいますので、今しかできないことをたくさんやってインプットをどんどん促進していきましょう。
 そして、コロナが終息した時に、積極的に動けるような土台をしっかりと作り上げておく必要があると思います。

12:14 | Posted by jizai

【恋しちゃいました】  つげの実 新山

2021年10月31日 | つげの実

それは突然始まった。
荷物をまとめ玄関へ勢いよく走り出すRさん。
Rさん、どうしたのですか?と後追いして話を聞く職員。
「夜中にLさんの部屋で男性が変な事をしていた。変な事をするところだと知らなかったわ。こんな所に居られない。家に帰ります。」と。
男性は夜勤の排泄介助をしていた。偶然見かけたRさんがそう言い出したのだ。
そして何かある度バックを持ち勢いよく玄関へ走る姿が見受けられるようになったのです。
家にタクシーで帰宅された事もありました。
ある朝、「Lさんが、男性にアイコンタクトをしたら男性もアイコンタクトしていた。色目使って感じ悪いわ。」と言う。
普段は、とても穏やかで優しく、読書が好きで習字で詩を書いたり音楽を聴いたり買物が好きなRさん。
その男性が姿を現すと表情が変わり嫉妬の渦を巻き起こす。
Rさんは93歳。Lさんは90歳。男性は50代。
つげの実が、ざわつき始め数カ月が経ちます。
今日も、嫉妬して帰ろうとしていたRさん。この恋物語は続く。
90歳を過ぎて誰かを好きになったり嫉妬したり、その方を通して当たり前の恋愛感情は何歳になっても消えることなく続くのだなと気付かされました。
情熱の灯は消えないものである。それは消える事の無い感情。
とことんお付き合いさせて頂きます。

12:13 | Posted by jizai

【いちにち、いちにちを大切に】  とちの実 渡邉

2021年10月31日 | とちの実

季節が変わる頃、新しいご入居者Aさんをむかえることとなりました。
Aさんの既往歴、ここに来られるまでの経緯、ご家族様とのご関係等、事前情報があり、私はイメージを膨らませていました。
ご入居2日目に初めてお会いしました。4日目に、夜勤で対応させてもらったのですが、入居間近の不安も加わって、思ったとおりいろんな事が心配でなかなか眠れず、夜間数時間、ご家族への思いを傾聴させてもらう状況でした。
しかし、数日後には不安はありながらもここの環境に慣れようとされています。
私を名前で読んでくれたり、私が休みの間にあった出来事を報告してくれたり、想定外の行動、言動があるAさんです。
以前、新人スタッフのOJT(現任訓練)期間中に、改めて自分自身も、ご入居者さんのアセスメントが重要であること。関わり、信頼関係を築くために必要不可欠である事を再認識した経験を「どっこいしょ」でお話しました。
 まさに、いまAさんのいろんなことが気になっていますが、他のご入居者さんも毎日変化が見られますので思うように行かない現状を歯がゆく思っています。
 Aさんは、記憶がしっかりされており、毎朝、お化粧もされて、身なりも気にされています。意欲があって、家政作業にも積極的に参加され、男女問わず他入居者さんと触れ合っています。すでにいろんなことを覚えていて、ここで長くいるかのような感じです。
そんな中、ご家族のことが心配で連絡を取りたいとしきりにおっしゃる時がありました。
ご家族様のご事情で思った通りに連絡できない状況に、施設長の提案で手紙を書いてみることで、かなり安心され、自発的に居室でお手紙を書かれています。
 私は先日初めて、その手紙を一緒に散歩がてらポストに出しに行きました。
妹さん達に送る手紙でした。ポストまではAさんの速度で10分近くかかる距離です。
行きは、「毎年、妹さん達と旅行にいっていたのだけれど、今年は私抜きで、2人で行ってきてと手紙に書いた」と話してくれました。
 ポストが見えてきて「あっあそこだったね。手紙が出せてよかった」とにっこり。
帰り道には、Aさんから妹さんのお辛い過去の経験、その時Aさんも一緒に辛かった事など話してくれました。辛い話でしたが、話したあとのAさんの表情は穏やかでした。
ほんの些細な時間でしたがAさんのことをたくさん知ることができました。
 いろんな可能性を持ったAさんが、ご自分らしく、楽しいと思える時間を多く持ち、とちの実で暮らしていけるように関わっていかなければと思っています。
ご入居者さんの、その日その日を大切に、しっかり目を見開いて、耳できいて、今何が必要なのか感じて、少しでも、何でもいいので「今日は良かったよ」思っていただけるような支援を努めたいです。

12:13 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2021年10月10日 | 編集後記

古い物には、味があり独特の良さがあると思うのですが、最近は、そういっていられないことがあるようです。
地球が温暖化しだして、もう20年ほどになるでしょうか。最初のうちは、あまり関係の無いものだと思っていました。ですが、ここ数年温暖化が顕著になっていると思います。そこで問題なのが、車です。私は今移動の中心を車に頼っているのですが、古い車でして燃費が悪いのです。ものすごく悪いわけではないですが、最近の車からするとやはり見劣りします。ガソリン代も安くなくなっているので、どうしたものかな。と考えているところなのですが、古い物には古い物の良さもあるので、なかなか手放せません。
ですが、そうこうしているうちに、2030年は来てしまいます。新車のガソリン車は販売されなくなるのでしょうか。
今生きている子供たちとその子供たちもその子供たちの時代に生活しにくい環境を作らないためには、電気自動車も仕方ないかもしれません。
ですので、今は少しでも温室効果ガスを出さないような生活を続けていく必要があると思います。
日本に住んでいると、温室効果ガスの影響は暑さぐらいしかわかりませんが、世界中を見渡すと、飲み水に事欠く場所がたくさんあります。みなさんも、地球の上に住んでいるので、地球のことを少しは考えてみませんか。

06:28 | Posted by jizai

【花火大会】  ぶなの実 森田

2021年10月10日 | ぶなの実::ぶなの実3F

さて前号でぶなの実では夏の思い出としてスイカ割りをしたことをお伝えしましたが、今回はその日の夜の花火大会のお話をさせていただきます。
ファイル 544-1.jpegファイル 544-2.jpegファイル 544-3.jpeg皆さま、花火なんて何年振りでしょうか??私も何十年ぶり?というほど縁遠いものでした。都内では花火をしていい場所というのがある程度決まっていて、公園内であれば周りの住民の方々に迷惑が掛からないように手持ち花火と吹上花火程度は出来ると警察署や
消防署に確認しました。
さてさて始まりです。皆さま恐る恐るロウソクから花火へと点火し
ています。点火したら突然通称Kさん、頭上へと揚げています。
「あ、危ないから下向けて~。」とスタッフたち。でも下げてくれないよ~。何度も揚げておりました。このやり方初めて(笑)。多分ですが、花火を持つのが難しい方々にお見せするために高く揚げてくださったのだと思います。お優しい。煙り、モクモクの中でも公園で寛がれている近隣の方々も一緒に楽しまれていたご様子です。
さてさて今回のメインイベント!吹上花火です。昔は「ドラゴン」と呼んでおりましたアレです!シュー、バチバチと音を立てて大きく噴水のようにピカピカキラキラ立ち上がっていきます。これがなかなか好評でした。噴射が終わると入居者の皆さん拍手を送ってくださっていました。
余談ですが、皆さまが花火を楽しんでいると、近隣の方が「こんばんは」とお声をかけてくださいました。お話をお聞きすると、Nさんのご家族のお知り合いの方でした。なんという偶然でしょう。そのお方もNさんに「Nさん、元気?」など話しかけ、懐かしんでおられました。最近は全員での外出がない中、団体でいる私たちが目に留まったのではないでしょうか。地域に出ることへの大切さを認識した出来事でした。
次回は何をしようかな?と楽しみがまた一つ増えました。全員で外出するのは初めてだというスタッフもいました。早く新型コロナウイルスが終息する事を願うばかりです。
皆さん、一緒にまたお出かけしましょうね~!!

06:26 | Posted by jizai

【お元気な入居者さん達】  つげの実 蔵田

2021年10月10日 | つげの実

今年、TさんとHさんが88歳を迎えられ、区役所からお2人にお祝い品がつげの実に届きました。
普段は、「私、いくつになったんだっけ?」とあまり年齢のことは感じていないご様子ですが、お祝い品を見た時にはとても喜んでいらっしゃいました。
Tさんは、昔趣味でフラダンスをされており、今でも時折リビングで軽快に踊られていることがあります。
Hさんは、野球をやられており、守備位置だったキャッチャーの話をよくしてくださいます。
今でもそうですが、お2人とも、以前からよく体を動かされていたのだと感じております。
つげの実には、現在、TさんとHさんを含め、6名の方が88歳以上です。
皆さんお元気で、ご入居されてからほとんど体調を崩されたことがありません。
この方たちに、共通して感じる事として、皆さん、おしゃれでお話がお好きで、楽しい思い出をたくさんお持ちになられていることだと感じております。
リビングでは、入居者さんたちが、楽しそうに談笑している姿をよく目にします。
これからも、一人ひとりの生活を大切にしていきながら、協力しあい、ときには助け合いながら、いつまでも元気にお過ごしいただければと思っております。

06:25 | Posted by jizai

【山あり谷あり】  とちの実 中島

2021年10月10日 | とちの実

とちの実の管理者になってそろそろ丸10年になります。
管理者の仕事は多岐に渡っていて、入居者さんに活き活きと能力を発揮して健康に生活してもらえるよう目を配り(ケアマネジメント)、介護保険法に則って適切に事業所が運営されるよう制度の改正をチェックしながら対応し、職員への仕事の割り振りと指導・監督、また、職員がやりがいをもって取り組めているか、また労災など発生しないように気を配り人事考課を行い、地域との関係づくり、ご家族様、行政や医療機関との連絡調整、事業所の年度計画の対応、金銭や重要書類の管理、データ(介護記録等)の保守、災害や感染症への対策の指揮、建物の経年劣化への対応、運営推進会議の開催、第三者評価の対応、などさまざま。全ての仕事は職員間のチームワークと、地域の皆様、ご関係の皆様の、またほかならぬ入居者さん方のお力添えによって進めることができています。いつもありがとうございます。
しかし私の方は10年経ってもいまだ未熟なもので、細部に目が行き届かず皆さんにご迷惑をおかけすることがあります。6月の話ですが、とちの実はゲリラ豪雨により初めて床上浸水に見舞われました。私が新人職員に大雨の際の土嚢の設置の指示を指導していなかったことに起因しています。また、以前あった建物裏の広大な空き地との境界の塀がいま一時的に無くなっており、膨大な雨水が流入してくることを想定できていなかったことも大きかったと思います。
不幸中の幸いで、入居者さんや職員が人的被害を受けることはなかったのですが、雨水の影響でエレベーターが故障し、1か月ものあいだ入居者さんに大変なご不便をおかけし、入居者さんを支援する職員達にも相当の負担をかけてしまうこととなりました。もちろん会社にとっても巨額の損失です。この場を借りましてお詫び申し上げます。すみませんでした。
エレベーターが使えない1か月の間、かなり大変でしたが、そう悪いことばかりでもなかったです(どの口が言うか、という気もしますが…)。その頃階段を歩くのが難しくなっていた入居者さん方に、1日2回、どうにかこうにか腰を支えたりしてハラハラしながら階段を移動してもらったのですが、これほどの力を持っておられたのかと胸が熱くなりましたし、リビングに集合できないときに廊下に椅子を並べて献立の相談をするのもまぁ・・・楽しかったです(再び、どの口が言うか、という気もしますが…)。
じつはこれでも、水害を想定した防災訓練は毎年実施していました。
浸水はしてしまいましたが、浸水でエレベーターが停止することは想定して、そのように訓練を積んでいましたので、エレベーター内への入居者さんや職員の閉じ込めという危険な事態は避けられましたし(本当によかったです)、備蓄していた非常食も役に立ちました。
防災計画や訓練はいくらか活かされたかな、と思っています。
喉元過ぎれば・・・といったことのないよう、今後一層意識を高めて防災についても取り組んで参りたいと思います。
宜しくお願い致します。

06:25 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2021年09月23日 | 編集後記

温暖化が、目に見えて影響を私達に与えだしと思いませんか?単純に暑さが厳しいだけではなく、雨もすごいことになっています。以前は10年20年に一度ぐらいだった洪水が、2年に一度ぐらいの頻度で起きています。
今年は九州で洪水被害が出ましたが、私は、子供のころに九州の田んぼの真ん中で育ったので、その時目の前の田んぼが水没し一面の水に覆われたことを今でも覚えています。わずか数センチの床で床下浸水をしなかったのですが、あの時は、本当に危なかったです。ですが、今回の雨の降り方を見ているとその時よりも勢いが増しているので、もし今あの時の状況を考えると、床下浸水は防げなかっただろうなと思ってしまいます。
東京もうかうかはできません。多摩川沿いの武蔵小杉あたりが水没したのは、去年のことだったと思います。
ヨーロッパでは、いま、温暖化対策が強く叫ばれています。2050年までに温暖化ガスの排出をゼロにしようと運動を進めているそうです。その運動の中心にいるのは、20代30代の若い人たちだそうです。私も、遅ればせながら何かできないかと考えている毎日です。温暖化ガスの排出ゼロを目指して、うちの周りのちょっとしたことから改善できないかと思います。

09:52 | Posted by jizai