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【漢字のクイズ】  ぶなの実 宝田

2021年08月30日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちは、ぶなの実の宝田です。
この記事を書いている時は7月なのでとうとう東京オリンピックが始まりますね!
ファイル 536-1.jpeg他の方がオリンピックの話題を書いてくれていると思うので僕は全く触れずにSさんの話をしたいと思います。
Sさんはクイズがお好きでよくクイズ番組をお部屋で見て、メモを取り次の日に職員にクイズをだしたりしてくれます、なので職員からもよくクイズを出し一緒に頭の体操をしているのですが、Sさんは特に漢字が得意で最近は漢字のクイズを出していて「さんずいの漢字を20個書く」みたいなクイズをやっていて書き終わると「次ぎは何辺の漢字にする??」と言って次のクイズを楽しみにされています。僕なんかは携帯電話やパソコンでばかり漢字変換をしているので漢字は読めるけどまったくと言っていいほど書けないのでSさんは凄いな!と感心するばかりです。
携帯ばかり頼ってちゃダメだなぁーと思う宝田でした。

22:25 | Posted by jizai

【徘徊するAさんのこと。】  つげの実 富永

2021年08月30日 | つげの実

Aさんはつげの実で一番お若い男性。
「今日、仕事ありますか?」「食いっぱぐれちゃった」等、仕事、お金の相談や同じ事を何回も繰り返し話す。Aさんは仕事を辞めて2年程経つらしい。認知症になる前は、仕事に対し責任感の強い人だったのだろう。本当は優しい人柄なのはスタッフ含め皆知っている。しかし、時には立腹して暴言を吐く事もある。コワモテ(失礼)なので怒るとコワイ(笑)。
正直に言うと日常に繰り返される言動にストレスを感じない訳ではない。辟易してしまう事だってある。仕事だと割り切っていても、スタッフも人間だから。
しかし、これも“つげの実のルーティン”と少しだけ割り切れるようになってきた?!
まだお若いせいか、どんどん歩行でき、朝早くから食事時間を除き、殆ど丸一日散歩(排回)に出てしまう。雨が降っていてもこの行動は続く。
仕事とはいえ、春夏秋冬後追いする我々も大変だ。
少し後から付いて行くと、いつも買物している商店街の店員さんが気に留めていて下さるのが分かる。雨が降っていると濡れないように傘を差し出してくれる。たまに後追いに出遅れてAさんを探しているとバッタリ出会った担当病院の看護師さんが「Aさん、あっちで見かけましたよ」と教えて下さる。少しずつ変化して行くAさんの姿を地域の人が受け入れ、気に掛けて下さるのが有り難い。本人が理解できなくてもAさんの居場所は地域に支えられ、我々スタッフの心配りに包まれる事で成り立っているのだと思う。
でもね、Aさんにお願いがあるの。スタッフが一人待機している時は、「どうかお手柔らかにお願いしますねぇ~(笑)」
今日もスタッフはAさんの散歩(排回)を安全に見守り頑張るのだ!

22:24 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2021年08月10日 | 編集後記

コロナ騒ぎがなかなか落ち着かなくて、事務所にこもっていることが多いのですが、今は仕方がないでしょうね。それで必然的に動画を見る時間が伸びてしまい、最近のニュースなども動画で確認することが多いです。
テレビを見ることが減ったので、必要な情報だけを集めているような状態が続くのですが世間が狭くなっているように感じます。友達と飲みに行くこともありませんし、研修もZOOMでと言うことが多いです。
そもそも研修の回数が減りましたしね。
今年の終わりぐらいにはひと段落するのでしょうが、ワクチンが効かなくなったら、また流行が広まってしまうのでしょうか。
You Tubeなどを見ていると、昔のコンサートの様子などが流れます。本当に、2年ほどの間ですが、コロナで様々なことができなくなったのだなーと痛感してしまいます。コンサート風景を見ていて、密になっているよ。と突っ込んでしまいます。
時代が音をたてて変化しているのだなと感じます。このような時に何を行い何を我慢すべきか本当に悩んでしまいますが、コロナが終わった後のことをしっかりとイメージして先に進まなければと思います。

08:36 | Posted by jizai

【ニュースの記事より】  とちの実 小谷野

2021年08月10日 | とちの実

6/8にyahooニュースでこんな記事を読みました。『エーザイなど共同開発のアルツハイマー病治療薬
世界初 米FDAが承認』
東証1部でもエーザイの株が買えなくなるなど、話題になったニュースです。
記事の中で『脳内に蓄積し、アルツハイマー病を引き起こすとみられる物質を除去する効果があるとされている。』とありますが、病を引き起こす物質ってなんのこっちゃ?と思いませんか?

認知症の種類は約70種類あると言われていますが、代表的なもので
『アルツハイマー型認知症』『レビー小体型認知症』『脳血管性認知症』
の3種類となります。

アルツハイマー型とレビー小体型の症状は非常に似ており、1995年に違う種類の病であると提唱されましたが、一般的に知られるようになったのは15年ほど前になるかと思います。
アルツハイマー型認知症は脳細胞のニューロンに特定のタンパク質アミロイドβ が付着し脳細胞が死んでしまう事で、認知症の症状を引き起こされる事になります。

脳細胞は復活しないので、どうなんだろう?と思っていたところ。後日に別の記事でMCI=軽度認知障害(認知症に至る前段階)やごく初期の方に対して2019年に治験を行われていましたが、中間解析では有効性は認められず、治験は中止になっているようです。ただ、特定の物質は50%~70%の減少が認められたようで、再解析し2020年の7月承認申請が条件付きで認定されたようです。
今回のニュースではアメリカ食品医薬品局(FDA)が条件付きで認定をしたことで大きく報道されました。
日本では厚生労働省に申請をしているようで、年末には結果が出るようです。
ただ、どうも色々とゴタゴタしており今後どうなるか分からない状況となっていますが、治療薬となればアルツハイマー型認知症は治療できる病となるので、そこは期待したいところです。

参考資料
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aa3998a2591812a0d58872529ee981db0539f8c
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210608/k10013072991000.html
https://www.asahi.com/articles/ASP685H86P68ULBJ00S.html

08:35 | Posted by jizai

【半年が経ちました】  ぶなの実 野口

2021年08月10日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実にきて、半月以上が経ちました。早いものです。
入居者さん達と、この半年間、会話をしながら買い物に行ったり、料理を作ったりと、私のことも大分わかって頂いて、距離が近くなったように思います。
所が、半年経っても距離が全然近くならない方がSさんです、。
半年前にSさんが「私、あんた嫌いなのよ、あっちにいって」と、今現在も煙たがられます。
Sさんは和田アキ子が大好きで、一緒に写った写真やTシャツももっています。あと、子供がとても大好きで、テレビに映ると必ず「あら、かわいい。私、子供大好きなの」と、よく仰っています。
好き嫌いがはっきりしていて、女性や綺麗系の男性にはやさしいのですが、私は綺麗系男子ではないので、全然好かれません。でも、Sさんは私に、ご兄弟やお母さん、お父さんの事などを、色々楽しそうに話してくれたりする一面もあるので、Sさんとこれからも楽しくお話しながら過ごしていきたいです。
いつか「私、あんたの事好きなのよ」って一言を言われるように頑張ります。

08:35 | Posted by jizai

【10年間】  つげの実 新山

2021年08月10日 | つげの実

この仕事をして10年が経ちました。(しわも増えるはずですね。笑)
振り返って見るとあっという間の10年間でした。
今まで沢山の出会いと別れを繰り返しました。
何度も辞めたいなと思った時期があり本当に苦しかった。そんな時、出会った入居者の方に助けられました。
「あなたがいなくなったら、ここが暗くなっちゃうよ。」たった一言でしたがとても救われたのです。
言葉は短くても心がこもっていれば不思議な力となるのだと感じました。
相談した知人にも何度も励まされ乗り越えて来ることが出来きました。
新型コロナで大変な時代になってしまいましたが、今出来る事を精一杯行いたいと思います。
この仕事は、ずっとなくならない仕事です。
誰にでも出来る仕事ではありません。誇り高く希望を持って続けていけたらなと思います。
10年働かせて頂きありがとうございます。
お金は、あまり貯まっていませんが心の宝は億万長者になった気分です。

08:34 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2021年06月10日 | 編集後記

このところの夕立は、降り方が激しくて困ります。
このどっこいしょが印刷される頃には、梅雨も終了して暑すぎるぐらいの日々が続いていることと思います。
この気象の激しさは、温暖化のせいだと思うのですが、私たちの生活はどうでしょう。4回目の緊急事態宣言発出で、まるで青菜に塩をしたような状態になってしまってはいないでしょうか。
怒っても仕方ないのですが、緊急事態宣言が出ているのに、オリンピックを行うというのは、どうも筋違いなことをしているような気がしてなりません。オリンピックを行うことの重要さは理解しますが、だったら緊急事態宣言を取りやめるか、緊急事態宣言を出しているのならオリンピックをあきらめるか、どちらか選択してほしいです。
こんなことをするから、国民の安心安全が二の次だということがわかりだしてしまいます。
このような事態をはっきりと判断できる政治家が出てこないでしょうか。この前東京都議会選挙がありましたが、私は初めて白票を投じました。私の勉強不足ですが、今の私の心境です。
この梅雨空0のようにはっきりしない環境がいつになったらはっきりスッキリするのでしょうか。もう何十年も待っています。

17:28 | Posted by jizai

【心を汲み取る】  ぶなの実 内田

2021年06月10日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ファイル 528-1.jpeg今回のどっこいしょではIさんについてお話をしたいと思います。
Iさんは2011年9月にご入居されました。入居したばかりの時は体調を崩して入退院を繰り返されていたそうです。そんなIさんも今年で96歳!今ではぶなの実の最年長です。
ですが、今でもお買い物に一緒に行って下さったり、料理もしてくださったり、洗濯物も畳んでくださったりと働き者のIさんです。
Iさんは失語症をお持ちになられておりますが、「そうですか」「困ったな」「はい」「わかった!」「まだ?」「そう?」など気持ちを伝えて下さいます。
そんなある日の出来事です。
普段はIさんがエレベータに乗った際にお声かけすると降りて来て下さるのですが、その日は頑として「いい!」とおっしゃって降りてきて下さらなかったのです。まずはいつものパターンで一旦4階に一緒に上がり、3階にてお声かけをする。「ダメ」と。次は2階に行き、またも首を振って降りてくださらず。1階でも同様でした。何度か繰り返しましたが一向にIさんは降りて下さらなかったのです。
さて、どうしようかと考えました。次にIさんにエレベータのボタンを押していただきました。何度か繰り返しているうちに「違うな~」「困ったな~」と私に不安な気持ちを伝えてくださるようになり、1階に着き、外に出た瞬間に「これだ~」と。不安な気持ちが一気に吹き飛んだのが私にも伝わってきました。心と心が通じた瞬間に胸が熱くなりました。
その日のお昼ご飯はラーメン!!チャーシューを買いに行こうとお誘いしました。そして、私がチャーシューを取ると、「なんだ、こんな物を買いに来たのか」といったような感じで「はっはっはっ」と大きな声で笑ってくださり、私もほっとしました。
Iさんがいつまでもお元気で過ごせるよう、私たちもコロナに負けず、頑張っていきたいと思っております。
お写真は夕食後に晩酌をされている時の物です。Iさんのこの笑顔にスタッフ一同癒されております。

17:27 | Posted by jizai

【命の価値】  とちの実 渡邉

2021年06月10日 | とちの実

誰もが耳にした「何歳まで生きたかは重要ではない。いかに生きたかが重要だ」という言葉がありますが、日常の生活でいつもいつも意識しているわけでは無いと思います。身近な人が病に苦しむ、突然の事故や災難にみまわれた時などに考えさせれ、自分自信も棚に上げて過ごしてしまいがちな事だと思います。
私がかれこれ8年の間、毎日のように通う道沿いに古いさくらの木が一本あります。
かなりの樹齢と思える老木、または、病におかされた為なのか、幹はボロボロ状態、薄皮一枚のような部分もあり、今にも倒れそうなので添え木に支えられています。
春のおとずれにはいつもより気にかけてみてしまいますが、毎年感心するような、きれいな、花を咲かせています。
なぜか今年はこのさくらの木が「まだまだ元気だよ」と声かけてきたように感じ、そしてそれがとちの実で過ごされているAさんの様に思えて、立ち止まって見てしまいまいました。
Aさんは、昨年の11月下旬ごろから意識が低下し、食事を取れない状態となり、薬さえも飲めなくなりました。その上、血圧が上昇し、経皮吸収型製剤での処置や、点滴の日々が経過、回復が認められない事から、担当医師も脳血管障害の影響が一番強いと判断され、ご家族と相談して延命処置はされず、自然のままにという事になり生死をさまよいました。
暗いお正月になるのではと思っていたのですが、徐々に元気をとりもどされ、元旦にはおせちを召し上がる事ができました。ミキサー食ですが、色とりどりの豊富な食材と献立で食べきれないほどの量がありましたが、Aさんは「美味しいね」「すごいね」とほとんど召し上がりました。
私は「Aさん、ほんと元気になってよかったよ、“あけましておめでとう”が言えないかと思ったよ」と言うと、Aさんはいつもの口調で「そうだよね、ほんとよかったよ」と言いながら満面の笑みを浮かべました。
Aさんは、これまでにもたくさんの病気をかかえ、たくさんの服薬と、食事制限、入退院を繰り返し身体は計り知れないダメージを受けている方です。昨年末は、私達も覚悟を決めなければと思うほど衰弱されていました。
しかし、本当に驚くほどの回復をみせてくれたAさんの生きる力に関心させられました。
その力の源は、これまで生きてきた生活の中から生まれたパワーではないかと思いました。
昔のご様子を思い出し、新人スタッフにも「Aさんはこんな事やあんな事、こんなんだったんだよ」と自慢話の様に、つい話していました。
今は、毎日元気な「Aさん節」を聞くことが出来てうれしく思います。
これからの貴重な時間、Aさん自身が「天寿を全うできた」と思える様にAさんに必要な事、Aさんが望んでいる事、できるかぎり理解してご支援させてもらいたいです。

17:26 | Posted by jizai

【コロナ渦での楽しみ】  つげの実 蔵田

2021年06月10日 | つげの実

ファイル 526-1.jpeg第1回目の緊急事態宣言が1年前に発令され、約1年後に3回目の緊急事態宣言が発令されました。
なかなか終わる事がなく、コロナ渦がまん延し続けております。
入居者さんたちの生活にも影響は出ており、外出や買い物など外に出かける事が少なくなってきてしまっております。
買い物に出かけようとすると、一人の入居者さんがそれを見て、「荷物持ちに一緒にいってやろうか」とせっかく言ってくださっているのに、お断りすることは、本当に心苦しい限りであります。
早く、気軽に入居者さんと一緒に外出ができることを願っております。
そんな中、楽しみもあります。
これは、今年だけということではなく、ここ数年ずっと続けてくださっていることなのですが、つげの実の迎いの近所の方が、きれいなバラを育てられています。
その咲いたバラを、花瓶に入れて、切り花としてつげの実に持って来てくださいます。
とても大きな立派なバラで色もいろいろあるので、入居者さんたちは皆さん大喜びです。
きっかけは、朝に入居者さんの1人が新聞をポストまで取りにいかれることが日課になっているのですが、そのときに、その近所のお宅の玄関先に置いてあるバラをみて、「きれいだ、きれいだ」と笑顔で見ているのを見て、ご好意で持って来て下さるようになりました。
また鉢植えで育てられたものをつげの実の玄関の前に1つ置いてくださり、シーズンが終わると、お宅のほうに持ちかえって育ててくださったものを、またシーズンになったら、玄関先に置いてくださいます。
その鉢植えに水やりをするのも入居者さんたちの日課になっております。
そのほかにも、ご近所ということで、こと多く親身に気にかけてくださりとても感謝しております。
多くの人たちがそうだと思っておりますが、入居者さんたちも同じように不便さを感じていらっしゃると思います。
そのなかでも、日常的な楽しみを共有して笑顔が多くみられるようになっていかれたらと思っております。

17:25 | Posted by jizai