第1回目の緊急事態宣言が1年前に発令され、約1年後に3回目の緊急事態宣言が発令されました。
なかなか終わる事がなく、コロナ渦がまん延し続けております。
入居者さんたちの生活にも影響は出ており、外出や買い物など外に出かける事が少なくなってきてしまっております。
買い物に出かけようとすると、一人の入居者さんがそれを見て、「荷物持ちに一緒にいってやろうか」とせっかく言ってくださっているのに、お断りすることは、本当に心苦しい限りであります。
早く、気軽に入居者さんと一緒に外出ができることを願っております。
そんな中、楽しみもあります。
これは、今年だけということではなく、ここ数年ずっと続けてくださっていることなのですが、つげの実の迎いの近所の方が、きれいなバラを育てられています。
その咲いたバラを、花瓶に入れて、切り花としてつげの実に持って来てくださいます。
とても大きな立派なバラで色もいろいろあるので、入居者さんたちは皆さん大喜びです。
きっかけは、朝に入居者さんの1人が新聞をポストまで取りにいかれることが日課になっているのですが、そのときに、その近所のお宅の玄関先に置いてあるバラをみて、「きれいだ、きれいだ」と笑顔で見ているのを見て、ご好意で持って来て下さるようになりました。
また鉢植えで育てられたものをつげの実の玄関の前に1つ置いてくださり、シーズンが終わると、お宅のほうに持ちかえって育ててくださったものを、またシーズンになったら、玄関先に置いてくださいます。
その鉢植えに水やりをするのも入居者さんたちの日課になっております。
そのほかにも、ご近所ということで、こと多く親身に気にかけてくださりとても感謝しております。
多くの人たちがそうだと思っておりますが、入居者さんたちも同じように不便さを感じていらっしゃると思います。
そのなかでも、日常的な楽しみを共有して笑顔が多くみられるようになっていかれたらと思っております。