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【Yさんの誕生日会の外出】  つげの実 山越

2019年06月15日 | つげの実

今回は、3月27日にYさんの誕生日会の外出があり、巣鴨のとげぬき地蔵の方に行く事ができました。
その日は天候にも恵まれ、暖かい陽気で最高でした。
Yさんはお寿司が大好きで、近くに回転寿司が板を見て、嬉しそうに回転寿司が良いと話されましたので、お店に入りました。
お昼頃だったのですが、平日だったからか直ぐにお店に入る事ができて、お寿司のお皿を5枚と茶碗蒸しとリンゴジュースを召し上がりました。
その後、とげぬき地蔵通りを散歩していたら、幼稚園の子供たちが歩いていたので、Yさんはうれしそうにされていました。
本当に小さな子供が好きなんだなと感じました。
とけぬき地蔵をゆっくりとしてから、プレゼントを本人に選んでいいよと言うと、リボンが付いた帽子を選んでいました。
最後に、喫茶店にてコーヒーを飲もうとされましたが、何処も混んでいたので、駒込に戻ってきて、あうるという喫茶店でコーヒーを飲まれました。
帰り道で桜が咲いていたので、駒込小学校まで行き、桜を見てからつげの実に帰りました。
Yさんにとって楽しい一日だったと思います。

08:21 | Posted by jizai

【名前を呼んで・・・】  とちの実 渡邉

2019年06月15日 | とちの実

私たちは日常生活何気ない場面でも名前を呼ばれる、以外なところで名前を覚えてもらえている。当たり前の様だが、「あの~」とかって呼ばれるよりも、ちょっと嬉しい気持ちになることはどなたも感じている事と思います。
とちの実で、私がふれあわせて頂いたご入居者様は現在進行形を含めて16名いらっしゃいます。意思疎通が出来ない方もおいでましたが、自立度が高い方でも覚えてくださることは難しく、私のアプローチの仕方が消極的だったのかもしれませんが、名前を覚えて呼んでくださることは、とても貴重な事と考えます。
現在ご入居されている方の内、3名の方が私を名前で呼んでくださいます。A様は私だけでなく、他の職員の名前もメモを取って覚えてくださいました。姿が見えない職員を「〇〇さんは帰ったの?」などと気にしてくださいます。B様は、とても自立度が高く身の回りのことはほとんどお一人でされるので、余程必要にかられて質問しないと事がすすまない時だけに「渡邉さん、〇〇〇〇ですか?」と声をかけてくださいます。C様は、入社間際はあまり声をかけてくださいませんでしたが、数ヶ月後に「渡邉さん、ならナベちゃんだ」と相性で呼んでくださいました。しかし残念なことにここ数年はあまり相性どころか、名前すらよんでもらえなくなっています。C様との関係性に変化が起きたからだと思います。C様は行動範囲が広く、マイペースにお過ごしの時期に、転倒、怪我、食事の管理など様々なことで関わる事が多く有る方でした。職員の中にはわがままを聞いてあげる役割の者や、注意する者がおり、私は後者でその都度、親に注意するような態度になってしまったからではないいかと考えています。C様が私を呼びたくなくなったお気持ちも私の中では理解出来ています。ただ、関わってきた年月が経ち、名前をよばれなくても楽しく会話をすることが出来ています。現在、食事介助をさせていただいておりますが「これ美味しいね」「これなんなの」と嬉しそうに召し上がってくださる姿をみて、一緒に嬉しい気持ちになっています。
名前を呼んでくださる方が数少ない中、今年になってこの人数にいれてよいのか?おまけのような嬉しい出来事がありました。とちの実で一番長くいらっしゃるD様は、私と何度もお誕生日企画などで外出などをしていただいたのですが、私の名前は存じないのではないかと思っていました。ところが、普段ほとんど自発的にお話しされないのですが高熱を出された数日後に、とてもテンションが高くなり、流暢にご自分からいろんな事をお話しされる事がある中で「渡邉さん」っと、言ってくださった事が1度ありとても驚きました。これまでD様が元職員さんの名前を時々口にすることがあったので、ちょっと羨ましいなと思いながらも、自分自身でアピールすることはなかったのです。もしかして家族様がご面会されている時に私の名前が話題の中に入っていたことでおぼえてくださったのかなと思っています。
名前ごときですが、こんな嬉しい気持ちになったり、少し寂しい気持ちになったりするものだと考えさせられています。今後は、積極的にアプローチして、誠実に向きあっていけば名前を呼んでいただける事が可能になると信じて、皆様と関わっていきたいと思っています。

08:20 | Posted by jizai

【ボウリング】  ぶなの実 宝田

2019年06月15日 | ぶなの実::ぶなの実3F

どうもこんにちは宝田です、この記事を書いているのは5月なのですが平成から令和にかわりましたねぇ、っていう話はきっと他の誰かがしてくれていると思いますので(笑)、題名にもある通りボウリングについて話したいと思います。
ここ3年くらいはやっていなかったのですが、実は私マイボールを持っているマイボウラーなのです!そして入居者のSさんもボウリング大好きさんなのです!サザンオールスターズの桑田さんがボウリングをしている所の写真をお部屋に飾っているくらい!
ご家族とボウリングへ行き、ボウリング熱がますます上がり、なかなかいいスコアが出なかったから練習したいわ!とおっしゃった事もあり、一緒にボウリングに行く事ができました!上手く投げる事ができなかったら顔を隠して恥ずかしがったり、ストライクをとったら飛び跳ねて喜んだり!とても楽しくボウリングをすることが出来きて、Sさんの最高スコアは120越えでした!次に家族とボウリング行った時には負けないぞ!とまたボウリングするのを楽しみにしていらっしゃいます!そんな自分も久し振りにボウリングをして楽しくて、またマイボウラーとして投げに行こう!と思う令和の幕開けでした!

08:19 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2019年05月28日 | 編集後記

 最近、あたらしいスタッフが入職してくれています。
まだまだ人が足りないのですが、新しい職員たちを見ていると、本当に楽しく思います。
 また、中堅のスタッフもしっかりと育ってきてくれています。この仕事は、表面のとっかかり易さからは、想像しにくい人の奥底を見なければならない瞬間があります。その奥底を覗いた後、初めて共有できる人の素晴らしさがあります。
 その素晴らしさをベテランスタッフたちが、身を持って教えてくれていると感じます。
 世の中で言うレベルで、大変な仕事かと言われると、そこはそうでもないです。ただ、人をしっかりと支えるという時には、やはり、それなりの「力」が必要だなと感じる仕事です。
 その素晴らしさを、みんなで共有できたらと思います。

16:59 | Posted by jizai

【退院されたHさん】  つげの実 蔵田

2019年05月28日 | つげの実

だいぶ暖かな季節になりました。
つげの実の入居者さんたちもお元気に活気ある声が毎日のように聞かれております。
この記事は、4月の年度初めに書かせて頂いておりますが、
昨年度、ご退去等された方はいなく、同じ9名の入居者さんで1年間過ごすことができました。
このことは、つげの実がオープンしてはじめてのことであり、とてもうれしいことでした。
入居者さんの、Hさんは92歳の女性の方で、ご入居されて3年ほどつげの実で生活されております。
ご入居されてからずっとお元気で、体調を崩されることはなかったのですが、12月の夜間に突然歩く事ができなくなってしまいました。
入院することになり、病院では、ずっとベット上での生活でした。
治療がすすみ、病状がよくなり、退院できることになりましたが、つげの実に帰って来た時には、車椅子でした。
しかし、日が経つにつれ状態はどんどんよくなられました。
トイレや着替え、移乗は介助が必要でしたが、すぐに食事も入院前と同じように食べられるようになりました。
以前、ご入居されていた方で、入居されたときには車椅子だった方が、自由に一人で歩かれるようになられたことがありました。
グループホームにご入居されていると、周りの方たちが、自分のことは自分で行い、時には、皆と協力する姿をみて刺激になり、自分もやりたい、やらなくちゃという意欲につながっていくのではないかと思っております。
Hさんは、入院されているときに、お誕生日を迎えられました。
つげの実でお誕生会のお祝いを予定しておりましたが、そのかわりに皆で色紙にお祝いのことばを書いて病院に持って行き、プレゼントさせていただきました。
Hさんの部屋には、いまも大事に飾ってくださっていただいております。

16:58 | Posted by jizai

【舞い上がった話】  とちの実 中島

2019年05月28日 | とちの実

今回のこの記事は夜勤の時間に書いています。夜勤の仕事は忙しいです。入居者さん全員を職員一人で見ながら、日中にできなかった部分の掃除や洗濯、調理器具や食器、共用部分の消毒、事務処理などを行ないます。まして管理者兼ケアマネジャーなどやっていると、お茶を飲んで休憩する暇すらないことも珍しくないです。急病や事故などの緊急事態にも常に備えていないといけないので緊張感も高いです。 でも中には楽しいことが沢山ありまして、今回はそれを一つ紹介したいと思います。
Aさんは入居されて4年。ご入居当初はお気持ちの落ち込むことが多くありました。入浴をするのが難しく、手のリハビリのためにと文字を書くことを勧めるも難色を示される。「死にたい」と呟かれることもしばしばありました。 しかし現在は共同生活での入居者さん同士の支え合いと、担当職員を中心とした地道なケアの甲斐あって、ご自分からお風呂に入りたいと仰ったり、他の女性入居者さんとコンビで食器の片付けをしたりと、意欲的な面を見せてくださることが増えました。なにより笑顔がステキです。
いまのAさんは夜寝る前にリビングにやってきてアイスクリームを食べるという習慣をお持ちです。ある日の夜、私がリビングの隣にある他の入居者さんのお部屋での介助をしていると、いつものようにAさんがやってきてアイスを召し上がり、歯磨きをしてお部屋に戻って行かれる様子が(音で)伺えました。 そして介助を終えた私がリビングに行くと、テーブルの上に何かが置いてあります。はて、何だろう?
ファイル 427-1.jpeg(注)この写真はイメージです。
ファイル 427-2.jpeg見るとペーパータオルにホワイトボードマーカーで書かれた書き置きでした(実物)。
「アイスクリームいただきました」と書こうとされたようです。字を書くことをあれだけ敬遠しておられたAさんが、リビングにある物で工夫して書いてくださったことと、私が入居者さんからお手紙をもらうのが初めてだったことが重なり、嬉しくて舞い上がってしました。
ファイル 427-3.jpegその後も時々、書き置きを残してくださることがあって、夜勤のときに楽しみになっています。
おやすみなさい!(中島)

16:57 | Posted by jizai

【お花見】  ぶなの実 内田

2019年05月28日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ファイル 426-1.jpegぶなの実Aで勤務しております内田と申します。今回のどっこいしょでは4月3日のお花見の事についてお話したいと思います。
今年のお花見も、飛鳥山公園に行って参りました。少し肌寒くはありましたが、桜が満開でとても綺麗でした。
桜を見て「わ~、凄いわね。こんなの見たことないわ」とAさん。赤城の子守唄(十八番です♪)を歌ってくださるTさん。縄跳びをしている学生さん達を見て「私も縄跳びをやりたいわ」と仰るOさん。寒さでお顔を隠されていましたが、お弁当の時間になると笑顔になって下さったYさん。「4月なのにまだ寒いのね」とSさん。「寒さなんてどうって事ないよ」とZさん。手作りお弁当を一生懸命召し上がって下さるNさん。素敵な笑顔で桜を見ているCさん。日向で徐に運動をしているIさん。みなさんの様々な表情が見ることが出来て幸せな時間でした。
5月からは新しい年号、令和になりますね!年号が変わると共に私達、ぶなの実もより一層良くなるように精進して参りたいと思います。

16:56 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2019年05月06日 | 編集後記

今年も気が付くと1/3 を過ぎました。日々、今日も1日頑張ろうという始まりの時は、身も心も重いことが多いのですが、いざ始まるとあっという間に1日が過ぎて、夕方になっている。と言う始末です。
文書でとっ散らかっている机の上を見ても同様のことを思います。
そこで、久しぶりに机の上を片づけました。そうすると、過去の重要な文書がてんこ盛り出てきました。まるで、タイムマシーンのようです。
これから先、いろいろなことをどのようにしようか。と考えると、思いは乱れてまとまらなくなることが多いのですが、過去をしっかりと捉えて未来のことを考えると、思いが乱れることは少なく未来のことを落ち着いて考えることができます。
うまくいかなかったことは沢山あるのですが、それらの失敗も、今後に生かすことができれば、何かの理由があっての失敗だったのかな。と思えます。
うちの事業所もいろいろなことがありました。中でも人手不足については、非常に納得がいかないです。
介護報酬は、この20年で加算が付いただけで、介護報酬の本体部分については、増加はなされていません。
国が借金をしているのなら、財政再建をして黒字化することが必要です。そして、介護報酬は国の財政の赤字を生み出す仕組みではないはずです。予測をして介護保険を導入したのなら、財政とリンクして介護報酬を考えるのは止めていただきたいです。
昔の資料を整理していたら、予算に占める割合が高くなっている。という資料がありました。本当にそうなのでしょうか?財務省や厚労省の昨今の文書の書き換えなどを見ていると、どこか辻褄を合わせているところがあるのではないかと思ってしまいます。
本当に、そろそろ、介護保険の選定基準を明らかにしてほしいです。

08:29 | Posted by jizai

【冬は必ず春となる】  つげの実 新山

2019年05月06日 | つげの実

3.11東日本大震災から8年が経ちました。
全犠牲者の方々の冥福と被災地の復興・生活再建をお祈り申し上げます。
あの日、大地震からの大津波で全て流されてしまった。
大切な家族、故郷、家。誰も予測できない自然災害。
目の前の幸せが、一瞬で消える悲しみ、恐怖、不安。言葉では言い表す事が出来ない。
あれから8年。
復興と風化は常に同時並行で進む。
それぞれの歩みで被災地は明日へと生きている。
まもなく平成の時代が幕を閉じます。
つげの実の入居者の方々と新しい新時代の開幕を迎えようとしています。
希望を胸に。苦楽共に今日も生きて参ります。

08:28 | Posted by jizai

【散歩】  とちの実 青野

2019年05月06日 | とちの実

樹々から芽吹く若葉が美しい季節になりました。心地よい春の風に誘われて、ふらっと散歩に出かけたくなる今日この頃です。
「散歩」とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことを言うそうです。では、どのように健康に良いのかというと、例えば、血流が良くなり冷え性が改善されたり、骨粗しょう症の予防になったりします。また、歩くことで記憶を司る海馬の働きが活性化され、認知症の予防につながると言わているのです。
ぶらぶらと歩くだけで、心や身体だけでなく、脳の健康にもつながると知ると、ちょっと得した気分になります。
さて、わたしは先日Aさんと一緒に、10分ほどの散歩をしながら、とちの実の裏にあるテニススクール内のバラ園を見てきました。こちらの地主さんは、バラを育てる名人なのだそうで、春を過ぎると見事なバラ園がお目見えします。この時は、暖かくなったとはいえまだ2月末。さすがにバラの姿はないので、プランターに植えてある可愛らしいパンジーの花を愛でて、ゆっくりと帰宅することにしました。
その帰り道のこと。とあるお宅の庭に、立派な一本の紅梅がありました。それを見たAさんの表情はぱぁっと明るくなり、「綺麗ねぇ。わたし、バラよりも紅梅の方が良いわ。」とおっしゃり、しばらくの間、目を細めて眺めていました。
それから何度かは、この時の紅梅の美しさを思い出し話題にしたほどですから、Aさんのなかでよほど印象に残ったのでしょう。
しかし、それから二週間後、Aさんは浴槽に浸かりながら不意に、「わたしは、花の中でバラとパンジーが一番好きだねぇ。」と呟いたのです。
わたしは、その言葉に一瞬戸惑いました。ですが、紅梅を愛おしそうに眺めるAさんも、浴槽で呟いたAさんも知ることができ、「10分の散歩をとおしてでも、色々と楽しい気づきがあるものだなぁ。」と、しみじみ思い嬉しい気持ちになったのです。
Aさん、いつか綺麗に咲いたバラを見に散歩に行きましょうね。

08:28 | Posted by jizai