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【編集後記】  林田

2019年12月18日 | 編集後記

スターウォーズの最終回が行われます。もう行われているかもしれません。
大宇宙を駆け巡り、ハン・ソロ船長が宇宙船を操り、宇宙を駆け回る話です。(今公開されていたものには、ハン・ソロ船長は出ていないと思います)紹介は不要ですね。
そのスターウォーズが、私の中では盛り上がりません。
実際は、全米興行〇位!!などとCMが流れているかもしれませんが、私たちが子供のころに観た夢のような宇宙の話が、どこかにある映画の1シーンになってしまったような気がしてなりません。
いろいろ考えてみたのですが、いくつか思いつくことがありました。ひとつは、宇宙の冒険活劇が増えて特別な感じがしないこと。これは、ほかの映画でもっと刺激的な内容やキャラクターが、活躍する話が増えたために起きたものです。次は、話が長すぎて統一感が無いことです。最初に出ていた人はお亡くなりになった方もいらっしゃいます。第一作目は、今から40年以上前ですから。そして、一番大きな理由は、私が年を取ったのかもしれません。空想の世界に行かなくても現実世界で十分刺激がありますし、現実世界のほうが充実感があります。そう考えると、スターウォーズに悪いところは無いのですが。(笑)
スターウォーズも夢ではなくなってきています。世の中の進み方も早くなっているような気がします。
ここは、落ち着いて空を見上げましょう。何かいいことを思いつくかもしれませんよ。

08:12 | Posted by jizai

【まあ。のんびりいきましょう】  とちの実 小谷野

2019年12月18日 | とちの実

とちの実に今年で88歳になられた入居者様がいます。畑仕事をされていた方なので、足腰はしっかりしており、調理も得意でテキパキ行われています。
誕生日のお祝いに遠出して美味しいものでも食べてもらいたいなと思っていたのですが、4月に足を骨折してしまい、入院となってしまいました。お見舞いに行くと病院食があまり美味しくないとボヤいては、とちの実に帰りたいと言われていました。その後、リハビリ病院に転院しリハビリ生活。当初は10mほどの平行棒を往復するだけで、疲れていた様子がありましたが、1週間ほどするとあまり疲れた様子も無く、平行棒を歩く回数も増えていました。その後もリハビリを続け、フロアを理学療法士さんと一緒に歩かれるまで回復し、とちの実に戻られました。ただ、リハビリ含め約3ヶ月となった入院生活のため、体力の低下が見られており、外出するときは車椅子を押して行き、途中疲れた様子があれば座って移動してもらっています。
そんな生活の中でどんな事がしたいですか?と聞いたところ、「うーん。まあ。のんびりさせてもらっているからね。それで良いよ。」と今の生活に馴染んでいただいているようです。介護職員としては、骨折した以前と同じく元気な生活に戻って欲しいと思っていたのですが、『のんびり』という言葉にどこか焦っている自分が居たのかなと思いました。
今まで大変な人生を送られていた方なので、ここでの生活は『のんびり』とした生活をしていただければと思います。
ただ、来年の誕生日のお祝いでは美味しいものを食べに行ってもらいたいです。

08:11 | Posted by jizai

【篠原演芸場】  ぶなの実 内田

2019年12月18日 | ぶなの実::ぶなの実3F

歌舞伎がお好きなTさんと10月に篠原演芸場という大衆演劇の観覧に行って参りました。
タクシーに乗り、Tさんは「割れんばかりの晴天だね」と満面の笑みでした。篠原劇場に到着すると、「こんな立派な所があるのかい」と驚かれていました。
さて、いざ劇場内へ。予約の時には椅子席が空いておらず、御座席になってしまっていましたが、御座に座ろうと座布団を避けながら、細ーい道を2人でそろりそろりと歩いていると、係の方が透かさずやって来て、「椅子席が空いてますから、良かったらどうぞ」と。係の方の気遣いに心が癒されました。2人でゆったりとした席で観る事が出来ました。その日は台風の次の日であったせいか、椅子席に空席があったそうです。
さて、ショーが始まり、座長が出てくるや否や客席からは「京様〜」という掛け声。Tさんもその様子にビックリされていましたが、着物姿の座長さんをご覧になって「綺麗だねー」ととてもご満悦そうでした。座長さんの綺麗でお淑やかな動作は女である私も惚れてしまいそうでした。
第2部まで観て少し疲れた様子だったため、その日はそこで帰る事にしました。そして、私にこっそりと「また観に来ようね」と囁かれるTさん。普段は控えめなTさんが「また来ようね」と言ってくださった思いを大切に、また機会を見つけて篠原演芸場に来たいと強く思いました。

08:11 | Posted by jizai

【S様の“特別”】  つげの実 蔵田

2019年12月18日 | つげの実

先日、ご入居者のS様と、日本橋にあります三越の特別食堂にいってまいりました。
お誕生日の外出としてでしたが、S様にどちらに行きたいかお聞きましたら、すぐに「三越の中にある特別食堂に行きたい」とのご返答がありました。
そこは、旦那様との思い出の場所で、1ヶ月に2回ぐらいの間隔で車に乗って行かれていたとのことでした。旦那様はいつも和食を注文されていたとのことです。
娘様も一緒に行かれることが多く、洋服はほとんど三越で購入されていたとのことでした。
スタッフから聞いたことですが、S様はこの外出の前の日から、明日は何を着て行こうかしら、と何点かの洋服をスタッフに見せに来られたり、相談されていたとのことでとても楽しみにされていたとのことでした。
今回は、電車を乗り継いでいきましたが、普段の買い物などのときよりもよく歩かれているように感じました。
S様はご入居されて14年経ちますが、また新たな表情や一面を見させて頂くことができました。
私は「特別」と名前が入るようなお店で食事をしたことがありませんでしたので、これもS様のおかげだと感謝しております。
いつまでもお元気でお過ごしになられ、またご一緒にお出掛けができればと思っております。
楽しい時間をありがとうございました。

08:10 | Posted by jizai

【Yさんとの思い出】  つげの実 山越

2019年11月30日 | つげの実

Yさんを担当してから3年が経ちました。
Yさんはいつも笑顔の素敵な方で、にこにこしているとこちらも元気になります。
買い物に出かける時は、商店街で小さな子供を見つけると「可愛いね」と声をかけて嬉しそうにしています。
珈琲と煎餅が大好きで、隣のサカガミまで一緒に買いに行く時もありました。
誕生日会は、つげの実にてバースディを3月9日に行っていますがお誕生日おめでとう、と皆様からお祝いされると涙をながしながら嬉しそうにされていました。
食べ物の中でもお寿司を食べるのが大好きで、誕生日会の外出では巣鴨にある回転寿司に行った思い出があります。
マグロの3缶セットという旗があり、それを見たYさんが嬉しそうに食べたいとリクエストがありましたので、一緒に行くと、おいしいと召し上がられて、いつもよりいっぱい召し上がっている様子でした。
その頃は桜が咲いている時期でしたので、駒込小学校の周辺は桜でいっぱいに咲いて、本人も嬉しそうに綺麗だねと言って喜ばれていました。
これからもYさんとの思い出を作れたらと思った頃、Yさんが他の施設に行く話を聞きとても寂しくなってしまいました。
つげの実に入所してから5年ぐらいたちますが、帰る時はもう帰るの?早いよと言う言葉が聞けなくなってしまうのはとても寂しいけれど、他の施設に行かれても元気なYさんで居てくれる事を願っています。
Yさんを担当する事が出来て、とても楽しかったですし、勉強にもなりました。

08:45 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2019年11月30日 | 編集後記

気が付くと、秋が終わり冬になりだしています。
皆様、いかがお過ごしですか?
私は、事業所の空室が埋まらず、入居者さん募集の毎日です。
現在、とちの実が深刻で、3部屋空いています。練馬区にお住まいの方、ご利用をお待ちしています。
あと、のんびり家(文京区)とつげの実(豊島区)も一部屋ずつ空きがありますので、それぞれご連絡をお待ちします。
そろそろ、師走になりますので、何とか空室を埋めたいのですが、耐えるしかありません。
うちの事業所は、食事つくりや外出など、ご入居された方の意思を尊重する対応をしています。入居者さんがお元気で生活していただけると思います。
ご連絡先は、090-8084-6657(林田)までお願いします。

08:45 | Posted by jizai

【新しい風】  とちの実 渡邉

2019年11月30日 | とちの実

とちの実では、7月から10月にかけてご退去される方がおられ現在は6名様の状況です。
短い期間に立て続きのご退去をされたので少し寂しい様子になっていました。しかし職員が一人増えた為、現任訓練期間でいつもの人員配置より多い日々を過ごしています。
全体的には人は少ないのですが、穏やかながらもにぎやかさを感じる様子があります。
その職員もなれてきた頃、昼食に外食したいと言う声があり、9月下旬に予定をたてましたが残念ながら当日は台風の接近で強風が吹いており、皆が屋内に居るしかない状況になりました。
そこで、退屈しそうな余暇をどう過ごそうかと悩んでいたところ、以前敬老会で行った「テーブルボーリング」の事を思い出したことと、数日前に桃をコンフィにしてヨーグルトに入れたデザートが好評だったので、ご入居者様との買い物で「また作りたいね」とみかんの缶詰を買っていたので、「ボーリングをして、後でデザートを食べよう」とご入居者様に提案したら、ほとんどの方が、快く参加すると言ってくださいました。
しかし、前回は部屋に閉じこもり、全く耳も傾けなかった男性のご入居者様(A様)は、どう言ってくださるだろうと気が重かったので自分が誘うのではなく、入職して間もない新人職員に、まずは「デザートを食べよう」と誘ってきて欲しいとお願いをしました。
A様は、意外と早く居間に下りてこられ、ボーリングの準備と他のご入居様が揃ったテーブルをなにげに見ながらいつもの座席にすわられました。
すぐさま、ボーリングを開始の声をあげ、「どなたが一番になげてくださいますか?」というとB様が目をキラキラさせてこちらを見ているので、お願いをすると少し笑顔で拒みながらも、すぐに立ち上がってボールを投げる位置にいかれました。そして、すごい闘志を燃やされ奮闘されました。そのおかげで他の方にもスイッチが入ったかの様に次々と皆様がボールを投げ、失敗するとガックと身体を崩して苦笑い、周りのみなさんも「あーあ」と残念がり、沢山倒されると全員で手を叩いてワーワーと大盛りあがりでした。そんな中、心配していたA様も時々、「ああしろこうしろ」と皆に発していました。勢いにのって、新しい職員たちから「次はA様やってくださいね」と声をかけると「オレは、やらないよ」と言いながらも、割と早いタイミングで立ち上がりチャレンジしてくれました。勢い良くボールをなげて沢山倒れると、皆から大きな歓声が上がりました。少し照れくさそうにしていたのがとても印象深いです。しかもこれまでのA様だと
考えにくかったのですが、2巡目もトライしてくださったのでとても驚きました。A様が皆の輪の中で溶け込んでいることが新鮮に感じられました。
疲れすぎないところでクールダウン、手作りデザートを皆で食べている間も興奮が冷めない様子でした。
ご入居者様の表情豊かな様子がみられて、新しい職員も驚いていましたが、私が感じたのは、顔ぶれも代わり、最近、少し雰囲気が変わったことが良い風を吹かせてくれたのではと感じています。
新たにお迎えする方がどのような風を吹かせてくださるか?
今は、とちの実の風を温かくしてお待ちしたいと思っています。

08:44 | Posted by jizai

【Sさんとの関わりについて】  ぶなの実 森田

2019年11月30日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ファイル 450-1.jpegSさんはいつも不機嫌そうに見える。常にイライラされ腰痛は慢性化し、思うように身体が動かないことや認知症の状態が進んでいることが大きく影響されている。さらに毎日職員から飲みたくもない水分を勧められ、席とテーブルが離れているから「もっと近くに寄ってください。」と声を掛けられ、何をするにもいちいち小言のような声かけになっている。Sさんは認知症の状態が進み、ご自分が事を始めるときには例えば「トイレ行っていいですか。」、「(トイレの前で)入っていいですか。」と常に職員に聞くことをしないと不安で前へ進めない。
他者に攻撃的になることが多くみられ、口や手が出てしまうこともしばしばある。ついつい職員はそれは人としていけないことだからと注意する。弁が立つ方なので注意も熱を帯びてしまうこともよくある。注意したあと職員がSさんの気持ちに寄り添えているのだろうか。日々、自分自身反省。
Sさんの生活が心穏やかで豊かなものになるよう今後に繋げていきたい。

08:43 | Posted by jizai

【はじめまして】  つげの実 徳永

2019年10月31日 | つげの実

はじめまして。徳永と申します。
人生の大先輩の方々に色々教わり毎日とても楽しく時間を過ごさせて頂いております。
料理もきんぴらごぼうを入居者の方に基礎から教えて頂いたり、さつま芋ごはんの作り方を覚える事も出来たり等、発見の毎日です。
また入居者の方々と一緒に買い物に行く途中途中で、花を愛でたり、小さなお子さんを連れた方とお話させて頂いたり、とても温かい気持ちになる時間を頂いたりします。
もちろん仕事ですから楽しい事ばかりではありません。
沢山の方々の集団生活になる訳ですから入居者の方々のトラブルに上手く対応できず、落ち込む事も毎日です。
自分の小ささに反省する毎日です。
介護の世界は深いです。
介護とは究極の接客業だと聞いた事があります。
皆様に安心して生活して頂ける介護士になれる様に、日々精進して参りますので、宜しくお願い致します。

08:59 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2019年10月31日 | 編集後記

夏の暑さもあっと言う間に過ぎて、やっと秋の気配を感じるようになって来ました。
これまで、NPO法人ミニケアホームきみさんちのほうは、20年を過ぎました。本当にありがとうございます。
そんな中ですが、有限会社自在のほうの事業所の空室がなかなか埋まりません。これまで長期間ご利用いただいた方々が、身体機能の低下で最後の最後に病院に移られたことなどが原因です。
練馬のとちの実と言う事業所なのですが、職員もそろっていますし、就職をして長い職員もおりますので、いつでもご入居いただけるのですが、利用希望の反応が少ないのです。
私の利用者募集の方法が不十分だと思うのですが、社員の少ないうちの会社では、なかなかいい方法がありません。
すこし、入居者さんの募集の記事を載せさせていただきます。
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とちの実 練馬区東大泉1-12-19
定員 9人 1ユニット
電話&FAX 03-3978-6955
内容 現在3部屋空室です。
居室の広さは、5.5畳
ひと月の利用料はおおむね18万円程度
生活保護の方も受け入れ可能です。
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よろしくお願いします。

08:59 | Posted by jizai