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【実習生がやってきました】   つげの実 宮松

2012年03月14日 | つげの実

先日、つげの実に若い男性の実習生が介護福祉士の資格取得のために学びにやってきました。
今までは、介護ヘルパー取得のために短期(2日間)の方がたくさん実習に来ていましたが、今回は介護福祉士とのことで10日間という少し長い期間の実習でした。勤務も職員とあわせて同じ勤務体制で夜勤や、日勤などさまざまな形で勤務していただきました。
私自身、全くベテランでもなくまだまだ知識不足だと思っていますので、変な緊張感を感じていました。とにかく、目的としては、普段の介助の見学と、主にコミュニケーション(信頼関係)を築いてもらおうかと、利用者様と話しやすい環境を作ってできるだけ多くの利用者様と接していただきたいと試みました。
ある日、実習生と夜勤を一緒に経験する機会がありました。そのときに、一人の利用者様が夜間にご自分の部屋から何度も出てこられ、私と居間でしばらく話をしていました。
ちょうど実習生と居間で話をしていたところだったのですが、我々の会話に入ろう入ろうと必死になって参加していました。
そしてその利用者様が自室へ戻った後、実習生に「どうしてこの方は、何度も自室から出てこられたのかと思いますか?」と質問してみました。
実習生は「寂しいからだと思います」と返答が返ってきました。
たしかにその方は、人が集まる場所が大好きで、お話をするのもとでもお好きなかたでした。
その場になじむのにも時間が必要だと思うのに、たった10日間の中で信頼関係を築いて下さいというほうが大変なことと思います。しかし、その短い期間の中でも徐々に動きの範囲も広くなり、周囲も少し見えてきたかなと思いました。実習生なので、レポートも書きつつ、提出書類もたくさんあって、学生もつくづく大変だな~と(笑)思いました。
わたしは、これから40代の身体にムチを打って勉学にもはげみたいと思います。

01:46 | Posted by admin

【こんにちは。今回2回目の登場!!】   ぶなの実3F

2012年03月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

前回はパートとしてでした。昨年10月から正社員になりました。パートも合わせますとぶなの実に働き始めてから1年半立ちます。あっと言う間の1年半でした。
1年半前は緊張と不安ばかりで毎日がドキドキ。今回は2名の入居者様について書きます。
始めに私のケア担当のOさん。
私が入社する1週間前に入居されました。私とOさんはほぼ同じ時をぶなの実で過ごしています。
Oさんはとても笑顔が素敵で気を遣ってくれます。なかなか本心までは伝えてくれません。何でも話せる中になるまでとことん付き合って行こうと思います。
続いてIさん。
Iさんは私の今亡き曾祖父にそっくりです。私の中でとても親近感が湧きます。
1年半前のIさんはとても静かで歩行状態もふらつきがあり食事量も少なく自分からは入居者様やスタッフに話しかける事はなく常にうつむいていて遠慮していました。今はとても明るく歩行もしっかりし食事量もおかわりするくらいどんどん食べます。冷蔵庫を自分で開け好きなものを食べます。
1人でお菓子やビールをコンビニまで買いに行きお部屋で食べたりと楽しんでいます。 スタッフをお茶に誘ったりと1年半前のIさんとは想像つかないくらい元気です。とても驚いてます。同時にすごく嬉しいです。
「今年はどんな事があるのかな?」って期待と楽しみを胸に秘めながら日々入居者様と一緒に過ごそうと思います。

15:58 | Posted by admin

【12月から常勤になりました!!】   ぶなの実1F 宝田

2012年03月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

半年前このどっこい書を書いた時はまだパートでした、まだまだ未熟な常勤ですがこれからも頑張って立派な常勤になれるようにがんばります!!
そして今日はYさんの事についてお話をしたいと思います。
入居した当初はご飯もあまり食べず、職員が話しかけたりしてもあんまり笑ったりしてもらえませんでした。
どうすれば良いのか最初は手探りでいろいろ考えてみたけれど、結局毎日のように会い、一緒にいる時間が増えていくうちに笑顔も食欲も増えていきました。
いつも往診に来てくれる先生にも「最近Yさんいっぱい話すようになったし笑顔も増えたわね!」と言ってもらえるようにもなりました。なので大事なのはまず信頼関係を築く事なのかなぁ~って思いました。
でもいくら僕とかと話したりして笑ってくれていても、やはり旦那さんには敵いません(笑)旦那さんの顔を見た時や話しをしてる時のYさんの笑顔が一番輝いてますもん!
だから今年は少しでもその笑顔に近づけるように頑張りたいですね。
そしてYさんと言えばとっても子供が好きで、キューピー人形も5体くらいお部屋にあったりします。テレビで赤ちゃんや子供が出てくると、その子供の行動にあわせて、笑顔の子供には「あら可愛いわね~」とか、走ってる子供には「危ないわよ!」とか、ヨチヨチ歩きをしてる赤ちゃんには「ほらっこっちおいで~」などなど本当に子供が好きなんだな~って思います。だから今年はテレビじゃなくて公園とかに行って子供を一緒に見に行きたいと思います。そんな素適なYさん今年も宜しくお願いします!

15:57 | Posted by admin

【カラオケ】   とちの実 西田

2012年03月02日 | とちの実

こんにちは、とちの実の西田です。
先日、入居者さん達と一緒にカラオケに行ってきました。
普段、とちの実で皆様と一緒に歌う機会は多々あるのですが、カラオケという形でマイクを手に歌う姿を見たことは無かったのでとても新鮮な感覚でした。今回は4名の入居者さんとご一緒しました。
Sさんの美空ひばりに感動!台詞も完璧で素晴らしかったです。
皆さま良い顔をして、気持ちよさそうに歌っていらっしゃいました。様々な曲を歌いましたが、カラオケで君が代を歌ったのは初めてでした(笑)
Kさんが涙を流しながら君が代や軍歌を歌うのです。
Iさんは言います。軍歌は好きじゃないと。しかし、懐かしいなあと目を細めて笑います。
Yさんには、りんごの歌が一番響いたようでした。
私の知らない時代の歌をうたう、そんな皆さまの姿を見ていると、この方々が今の時代を命がけで作ってくださったんだと感慨深い気持ちになりました。
歌というものは時代を象徴し、その時代に各々が背負った気持ちや背景を呼び起こすものなのでしょうね。
普段、とちの実では見られない皆さまの表情が見れたように思います。
また行こうカラオケ!

18:03 | Posted by admin

【はじめまして】   つげの実 村田

2012年02月14日 | つげの実

11月からつげの実で働いている村田と言います。
介護という仕事にまさか自分が携わるなんて一年前には考えてもいませんでした。ヘルパー2級の資格を取るチャンスが出来て取ったからには、その仕事に就きたいと無謀にも思ってしまい駄目でもともとで応募して入社となり、皆さんのお仲間に入れて頂く事になりました。
なんにも出来ない私をよく採用して下さったと思います。つげの実のスタッフの皆さんもまさかこんなおばさんが来るなんて、と思われたに違いないのに優しく教えてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ力不足ですが入居者様達の笑顔に励まされながら頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

01:45 | Posted by admin

【自宅訪問】   ぶなの実3F 小原

2012年02月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

12月にOさんの以前住んでいた自宅へ行ってきました。
何故そうなったかは、良くお家に妹さんが居るから帰りたいと言っていた事や、以前使っていた仕事道具を支援に使えないかと考えたからです。
自宅へ帰ったからといってすぐに問題が解決するものではないと思っていますが、少し気が楽になるのであれば…私が運転し、お家に到着。
さっそく、
「住んでいた兄弟は?」
という話。
私が、「もうおりませんよ…」としばし同じやりとり。
そして2階に兄や妹の部屋があると2階へ。
いないのを確認して、持ち帰りたい物をカバンへ詰め、階段を降りる。
歩行状態があまり良い方ではないので、どうするのかな?と思っていたら「座っております!」
と宣言してから、一段ずつ座って降りる…なるほどこれならまず転ばない。
1階でまたあれこれ話し、最終的に落ち着いたようで帰ってきました。
…と思いきや、ぶなの実に戻ってくるなり「ここ前と同じ場所じゃない。」と、しかめっつら。さらには、「広島の本家へ帰る」
Oさんがぶなの実が居心地のいい場所と思い、生活して頂けるにはまだまだ先が長そうです。
居心地の良いと思って生活して頂けるよう、長い目で支援していきたいと思います。

15:57 | Posted by admin

【門出】   とちの実 中島

2012年02月02日 | とちの実

こんにちは、とちの実の中島です。
この原稿を書いている今は新年の一月です。先日、とちの実では新年会を開きました。
入居者さんに豪華なお寿司を召し上がって頂いたり、プレゼントを贈らせて頂きました。みんなで歌をうたったり、例年通り大変盛り上がりました。
三箇日を少し過ぎての話ですが、Sさんと二人で近くの神社へ初詣デートに行ったときのこと、二人で神社を歩いているときに、ふと、むかーし何処かの神社で神主さんに聞いた言葉を思い出しました。
「小さな門出を積み重ねた人に、大きな門出がやってくる」だそうです。続きは聞き流してしまいましたが、あれはどういう意味だったんだろう。
新しい年の始まり。これは一つの門出と言えると思います。また、私達が迎える一日一日も、同じくそうかもしれません。
一日一日を真新しい気持ちで迎える。過去の反省すべきことは反省し、嫌な気持ちは持ち越さない。周りの皆と今在るすべてに感謝の気持ちを忘れない。こんな日々の積み重ねで人は成長していく・・・ってことなのかな、と、私の隣で掌を合わせていた、人生の大先輩たるSさんの顔を見ながら考えました。
皆さんにとって平安で実り多い一年となりますように。

18:02 | Posted by admin

【出会い】   つげの実 山越

2012年01月14日 | つげの実

つげの実で働いて1年半以上がたちましたが、今年一年はあっという間な一年でしたが、いい思い出も作る事ができました。
12月に高校の同窓会に行ってきましたが、高校を卒業して12年がたった今でも学校が変わりなく、懐かしい事だらけでしたが、一番嬉しかったのはクラスの皆に会えた事です。
高校時代の仲間は、結婚している人や子供までいる人、仕事で悩んでいる人もいろいろいましたが、教室でお酒をのんだりするその日だけは、何もかも忘れて盛り上がりました。
一番はずかしかったのは昔のビデオ集を見た事です。それを見ながら笑ったり、時には泣いたりと、やはり友達は大切なのだと感じました。中々仕事の事で頭がいっぱいになりますが、友達の輪をこれからも広げて行こうと思い、今度は友達と一緒に出かける事になりました。話してみると、簡単にできるのも仲間だからと感じました。これからも友達を大切にしていこうと思いました。
今年はあともう少しで終り2012年を迎えます。毎年毎年いい思い出が残らない事が多いですが、来年こそはいい思い出ができるように元気に頑張っていきます。

01:45 | Posted by admin

【Tさんの日常】   ぶなの実1F 鈴木勇

2012年01月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

28歳を越えて以降、1日も1ヵ月も1年も早く感じてきました…。
ぶなの実で仕事をして約1年半たちます。
仕事をしていて挫けそうになることがあります。主に支援のこと、自分が思っていることを上手く説明できないこと、食べて、祈って(瞑想)、飲んでもストレス発散されない時です。
そんな時はある女性が私に言った言葉を思い出します。
「向き不向きをどう乗り越えるかは自分次第」
聞かされた時は心の中に溜まった不安な気持ちや逃げ出したくなる気持ちがスーッと抜けていきました。
「自分に向いてないな…。」って思うことでもまず、やろう!という気持ちになります。今でも仕事を続けていられるのはこの言葉のおかげです。
ぶなの実に入居して1年以上たつTさんは毎日朝から「何が何だかわからない!」と言い自身の頭を叩きます。
この行為は1年以上たっても変わらず、いつもどのような言葉をかけようか悩んでいました。黙って頭を撫でてみたり、「頭を1回叩く度に細胞が800個なくなるみたいです」と訳のわからないこと言ってみたり、今ではもう何も言わず、他の入居者さんが自然に「やめなさい」と言うのを待つようになりました。
誰もいなければ、「Tさん、ここはホームの中だけど、外にいると思ってごらんなさい、太陽の光、気持ちいい風、知らない人、南無大師、南無大師」と私は言います。
でも反応は薄いです。「誰よ!?知らない人って!」と言われます。
そんなTさんですが、外にいる時は凄く穏やかになります。太陽の光を浴び、風を感じ、深呼吸しているTさんは幸せそうに見えます。近所の方と話をしてぶなの実に戻ってくるのが日常です。この日常が変わらなければいいな~って私は思います。

15:56 | Posted by admin

【感謝】   ぶなの実3F 西村

2012年01月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

この度ぶなの実を退職することとなりました。
これまで皆さんが何を考え、何をどう感じ、何を望んでいるかを考えてはきましたが、それぞれの方々から支えられ、教えられたりの日々であったと痛感しています。

  • 働き者で何歳になっても女性ということを忘れずにいるチャーミングなYさん。夜中に起きてきて、様々な話しを聴かせてくださいました。

  • 眠いのに、トイレ誘導をした際、謝る私に「いや~あんたも大変だね~」と逆に労いの言葉を掛けてくださったNさん。

  • 外出の際、「前はあそこで休まないとここまで歩けなっかたんですけど、今は一気にここまで歩けるようになったんですね~」と。しっかりご自身の歩行を把握されていた男性のIさん。防災訓練等の皆さんへの素晴らしい挨拶、忘れません。

  • 大らかで、ウィットにとんだ会話に感心させられたIさん。カクアリタイと思わされること多くありました。体調の悪いFさんの背中を黙って擦る姿に涙が出そうになりました。

  • 私の手を握り、ご自身の額につけて「ありがとう」と感謝を表現してくださる笑顔のステキなOさん。

  • 常に孤独を抱え込みながら、辛口トークで強がっているKさん。体調の悪い方の世話をしながら、

  • 夜間のパット交換時、その旨を伝えると、「は~い、すみませ~ん」と返答してくださった失語症のIさん。その一言で私の疲れはフッ飛びました。

  • 「あなた私と一緒に暮らさない?私の家は広いわよ!」と誘ってくださり、「私は働きますよ」と意欲をみせてくださるSさん。

    そしてぶなの実を退去された、お三人。

  • 義姉様の感動的な絆の話にドラマや小説の様だと自らも語ってらした知的なSさん。

  • 自分の洋服にもかかわらず、盗ったと疑いをかけられ、自らそれを隠してしまったNさん。その理由と隠し場所を私にだけ打ち明けてくださったのは、つい昨日のことのように思い出されます。

  • 胃ろうだったTさんは、ベッド上で私が歌った民謡に合いの手を入れてくださいました。

    この原稿を書きながら、涙がこぼれました。皆さん、本当にありがとうございました。
  • どうぞ、いつまでも、いつまでもお元気でお過ごしください。

    15:55 | Posted by admin