私は現在四十代後半の女性です。
昨年10月から脱力感、立ちくらみ、ひどい頭痛などに襲われ、病院に行くと、悲しいかな更年期障害と診断されました。仕事も頑張りたいのに頑張りがきかず、段々精神状態も悪化していきました。
気持ちは頑張らなきゃと思うのに空回り、迷惑をかけてしまう事も多く、入居者さんは勿論、スタッフにも申し訳ないという気持ちから辞めざるおえないのか、でもここにいたいと葛藤する日々が続きました。
私には壮絶に感じる3ヶ月余りが過ぎた頃、Y氏が真っ直ぐ私の所に来て肩に手を回し「ここにいてくれよな。俺長生きするからな」と声をかけてくれたのです。
私は肩に手をかけられた瞬間、何かを感じとり泣き出してしまったので、実際は近くにいたスタッフから聞いて、Y氏の言われた言葉を知ったのです。
七年間一緒に過ごしていながらも、Y氏からこの言葉を聞けるとは正直思っていませんでした。
私の状態を肌で感じとってくれ、真の優しさに包んでくれ、感謝と共にとても嬉しい思いでいっぱいになりました。
これを機に仕事に対する気負いで潰れ掛けていた心がすっと軽くなり、精神状態は回復し、体調も以前より上向きになってきました。
そして、改めて私は守り守られていたのだと感じました。
Y氏が私にくれた真の優しさを教訓にし、相手を本当の意味で思いやれる人間になれるよう、日々精進したいと思います。まだ続く更年期とも闘い続け、私を支えてくれている周りの人達全てに感謝を込め、皆の側にいられるよう頑張ります。