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【その瞬間を大切に】   ぶなの実1F 吉田

2012年08月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

【その瞬間を大切に】   ぶなの実1F 吉田

お久しぶりです、ぶなの実の吉田です。
ぶなの実では、一年に一回マンツーマンでの外出を行っています。外出自体は皆さんと同じように日常的に行っているのですが、この一回は誕生日に絡めてお祝いする主旨での外出です。
今日は私の担当のAさんと誕生日に外出した時のことについて書いてみたいと思います。
Aさん自体の誕生日は一月のお正月時期なのですが、一日外出するには寒さが厳しいので、去年は秋、今年は春に行いました。行った先はサンシャイン、水族館とプラネタリウムに行きました。年頃の男女であれば、間違いなくデートの対象となるような場所ですね。私とAさんは50歳ぐらい離れているのですが、まぁデートみたいな感覚です。
まず入ったのが水族館、たつのおとしごや大きなエイにビックリしていたり、カラフルな南国の魚達を見て目をキラキラさせていたり、私がそれを「美味しそうですね」などと言うと「食べちゃうの??」とゲラゲラ笑いながら反応したり。見た目はおばあちゃんですが、雰囲気はデートそのものでした。
お昼はアシカが見える館内のお店で食べたのですが、何度説明しても、良く懐いた犬が泳いでいると言っていて、私の方がゲラゲラ笑ってしまいました。途中で子供の集団と出会い、手招きしたり、手を振ったり、お母さん達に「かわいいねぇ」と話しかけたり、よく見かけるおばあちゃん達と子供の光景そのもので、なんかほっとしたりもしました。
入居者の方のほとんどがそうなんですが、子供が皆さん好きみたいです。
子は鎹という言葉がありますが、本当にそうだなと思います。
午後の時間は買い物タイムです、なにかプレゼントになる物はないかと一緒に探していたのですが、エイのぬいぐるみを見たAさんが、手をひらひらさせて「おっきかったねぇ」とえらく気に入っていたので、それを一つ、更にエイのはがき、パンフレットなどをプレゼントすると、とにかくぬいぐるみを気に入ったようでして、座布団にいいねなどと笑って話していました。
そうこうしている間にプラネタリウムの時間となりまして、開始時間まで入場待ちをしていたのですが、流石にカップル以外のお客さんは皆無でして、さっきの光景とは一転して不思議な光景でもありました。
結局後半はAさんは寝てしまいましたが、途中まで小さな声で話しかけて来たり、指差していたり、それなりに楽しんではくれていたようです。
不思議な光景ではありましたが、皆さんもおばあちゃんと行ってみてはどうでしょうか?
私の中では、水族館よりもお勧めです。
こうしてAさんとのマンツーマン外出が終わったわけですが、しばらくするとすっかり忘れていまして、プレゼントしたぬいぐるみなども繰り返し誰かにあげたりと、男女のデートだったら破局の原因になりそうな事ばかりなのですが、そこは認知症を患っているおばあちゃんですし、ここはグループホームです。
Aさんは比較的記憶が続く方なのですが、中には帰宅中に忘れてしまう方もいます。
では行かなかった方が良かったでしょうか?または、行っても行かなくても同じだったでしょうか?
少なくともその瞬間はAさんは笑顔でしたし、楽しんでいるように見えました。
私はそれでいいと思ってます。
これはマンツーマン外出に限ったことではなく、日々の生活でも同じです。認知症だとかも関係ありません。その瞬間、瞬間を大切に過ごしていく。
それを記憶し、後の生活に活かせればもっとよいですが、そうでなく
ても、その瞬間確実に充実している。そういう積み重ねが、豊かな生活を産み、尊厳を保つことに繋がるのではないかと考えています。
そんなことを改めて認識させてくれた、Aさんとの外出でした。

16:01 | Posted by admin

【誕生会外出で】   ぶなの実3F 大和田

2012年08月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

4月にIさんと誕生会外出で、荒川遊園地へ行って来ました。
私にとって、入居者様と誕生会外出するのは3回目。何回行っても、楽しみな気持ちと、不安な気持ちが入り混じりドキドキする緊張感は消えないものです。
外出だけとは限りませんが、入居者様の本音が見えたり、能力を発揮する姿が見えたり、それが嬉しくて介護職を続けているのかも知れません。
今回は「馬が好き」と言う事で、荒川遊園地へ行きましたが、馬よりも大きい牛の方が興味があった事、ゴーカートのハンドル操作がとても上手だった事、プレゼントの洋服を自身で全部選ばれた事、鳥にむかって「がんばれ~!」と大きな声で声援を送っていた事、どれをとってもいろんな事を考えさせられ、とてもいい思い出になりました。
Iさんは、入居されて8月で1年になりますけど、2回入院しています。今回元気で、一緒に行けた事本当によかったと思っています。自分の気持ちを、一生懸命言葉でスタッフに伝え笑顔を見せてくれる事に喜びを感じる毎日です。

16:01 | Posted by admin

【じゃがいも掘り】   とちの実 中島

2012年08月02日 | とちの実

こんにちは、とちの実の中島です。夏本番となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
とちの実ではこの夏も、ご近所さんのご招待でジャガイモ掘りをさせて頂きました。
今回参加された入居者さんは、Sさん、Yさん、Kさん、Iさん。 SさんとIさんはご実家が農業をされていたそうです。「あの葉っぱはモロヘイヤで・・・、あのポンプは農薬を撒く道具で・・・」
など、色々お話をしてくださいました。 YさんとKさんは暑さで少ぉ~しお疲れのご様子でしたが、採れたジャガイモを手にニッコリ。 燦々と照る太陽と心地良い風を浴びながら、土の香りや感触と収穫の喜びを皆で共有することができました。祖父母の世代の入居者さん方と一緒に子供達のはしゃぐ声を聞いていると、昔田舎の祖母の家ですごしたあの頃の夏休みにタイムスリップしかたのようで、なんだかノスタルジックな気持ちにもなってしまいました。
見てください!こんなに立派なジャガイモをたくさん頂きました!すごいでしょう!?
早速肉ジャガにして美味しく頂きました。
このような素晴らしい機会を提供して頂き、本当にありがとうございました。
日頃よりご近所の皆様には、運営推進会議にご参加頂いたり、避難訓練にご協力を頂いたりと、大変お世話になっております。言葉だけでは感謝の気持ちを表せません。私達は入居者さん方と共に、年をとっても認知症になっても地域の中で活き活きと生活していける世の中を作っていくことで皆様から頂いた力を地域に社会に還元していきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。

18:04 | Posted by admin

【Aさんとの思い出】   つげの実 山越

2012年07月14日 | つげの実

つげの実に入社してから2年が立ちました。
Aさんの担当になったのは昨年の7月でした。その時は外にも行く回数が少なく散歩に行っても駒込の周辺と花見ぐらいしか行く事ができなかったのですが、今年の5月20日に昨年の誕生日として上野動物公園に行く事ができました。
Aさんは犬が好きでお部屋にもいっぱい写真が飾ってあるぐらい好きですが、他の動物にも関心を持って頂く為に動物園という場所を選びました。
20日が日曜日でもあり人込みが凄く、人気があるパンタは見る事ができませんでしたが、他の動物を見てとても喜ばれていました。ライオンやゾウやゴリラは怖い顔をされていたのが印象的でした。
最後に誕生日プレゼントとしてパンダのぬいぐるみをプレゼントさせて頂きました。短い時間帯でしたが楽しんで貰えたのが一番の喜びです。次回は犬が好きなので犬のカフェに行きたいと思います。色んな所に行き沢山の思い出を作って上げたいです。

01:48 | Posted by admin

【もうすぐ2年になります】   ぶなの実3F 井口

2012年07月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実というかグループホームで働きはじめて2年になります。
以前のどっこいしょで書きましたが、以前は旅行会社勤務でしたので、初めての仕事、不慣れなことばかりで何度も挫折しそうになったことがあり、今もグループホームで仕事が続いてるのが不思議です。
今も続けられているのは、ぶなの実のみなさん(入居者様、そのご家族様、スタッフ)のおかげです。特に1人の入居者様には大変お世話になりました。
その方は初めて担当したFさんで、初めは上手く話すことも出来ませんでした。
グループホームでは、入居者様に食事を準備して頂くのでスタッフは必要に応じて最低限のお手伝いをします。Fさんは入居前1人暮らしになってからは、コンビニ弁当が主食になっていてあまり食事作りをしなかったそうです。
ある日、外食やお弁当の希望が続いて料理を作らないFさんに、好きだと仰った煮物を私が作りました。その料理がお口にあったようで喜んで下さいました。
そのことがきっかけで色々話して下さるようになり、料理が得意なことも知り、つくる機会が増えました。
色々話しましたが、中でも妹さんとの思い出の銀座に出かけ、お土産に予約した最中を買って帰ると仰っておりました。銀座へはお誕生日外出で一緒に行けたことが1番の思い出です。
その後、入院しご自身で動くことが困難になりましたがご自身と家族の希望もあり色々な話合いの後退院されました。退院後は入れ歯をはめることも困難でミキサー食でしたが、数日たってミキサーをかける前の焼きそばをFさんが食べ始めていました。その時対応したスタッフは口の動きから食べてる見極めが出来ており少しの間、止めませんでした。そして立つことも困難でしたが、数日後尿意からトイレに行こうとベットから起き上がっていました。
その方のベットは荷物を多く持ち込めるようにご家族が用意した二段ベットでした。入院前から、はしごを手摺代わりに起きていて同じ手順で起きていました。私はこのまま寝たきりになると思っていましたが、Fさんの回復力とその回復力を見極める経験あるスタッフのおかげで色々経験と勉強しました。
それから1ヶ月みなさんと歩いて、ぶなの実の旅行にいけるまでに回復したFさんを見ることが出来ました。
その後2度目の入院した時も、お見舞いに行った際、帰ると会話をするFさんを見ていたので、帰ってこられると思っていましたが、病院でお亡くなりになりました。
私自身でお見舞いに行こうとしていた日、仕事が長引き面会時間ギリギリで、あさってに時間が取れたので無理しないでその日は行かなかったところ、次の日に亡くなり後悔しました。
ご家族様からは「たくさん母に会いに来てくれたので喜んでました」といわれ救われました。でも私自身が後悔し心残りがないように、又食べに行こうとFさんと約束した銀座の最中をお葬式の当日に準備しお渡しすることが自己満足ですが少しほっとしました。
Fさんは1日1日の積み重ねが失敗も含め今の私の経験値だと教えて下さいました。
そして今過ごす1日もこれからの私の経験値になるので、頑張っていきたいと思います。

16:01 | Posted by admin

【Tさんの不思議な力】   ぶなの実1F 鈴木(勇)

2012年07月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

こんにちはぶなの実の鈴木勇一です。今回もまたTさんの話をさせていただきます。
私はよく昼食、夕食の買出しはTさんと商店街や近くのスーパーまで買い物に行くのですが、買い物に行く途中、Tさんの行動にいつも驚かされています。
ある日、Tさんと私はホームの近くで信号待ちをしていました。すると、10代と思われる若い少年グループが私達の近くを通り過ぎようとしている時に誰もが心の中でツッコミを入れるであろう、「それ、にわとりの鶏冠?」と思うような髪を赤く染めた1人の男子がいました。
Tさんはその男子を見て、指をさし、「お兄ちゃん、見てあれ、うふふふ」と言い、少年に「こんにちは」とフレンドリーに挨拶しました。私はまさか指をさして挨拶までするとは思わず、速攻で「近寄ってきた瞬間、Tさんを抱えて逃げよう」と思いましたが、相手は気持ちよく「こんにちは」と笑顔で返してきました。周りにいた人達も自然と笑顔になったのです。
今回の出来事の前に、Tさんの誕生日外出があり、上野動物園まで行きました。
象の餌やりの見学をしていると、隣で見ていた中年女性が自然とTさんに声をかけてきたのです。10分間くらい会話をしていました。他、小さな女の子や中学生に声をかけられていました。
そんなTさんをみると不思議だな~どうしてこんなに知らない人と話すことができるのだろう?凄いな~といつも思います。
そんな私は今、スピードラーニングで英会話の勉強中です。やり始めて1ヶ月経ち、聞き流してもやっぱり会話しないと覚えられないよな…と思い、今こそ成果をみせる時、英語で自然と挨拶してみよう、Tさんのように挨拶しよう!と思いながらスーパーで買い物中の外国人男性に近づき、目が合い、いつもの癖の首で挨拶をしました。
相手は「あ、こんにちは」と言ってくれましたが、私はそのまま通り過ぎました。
まだまだTさんのようにはいかないようです。

16:00 | Posted by admin

【冬枯れの紫陽花】   とちの実 星野

2012年07月02日 | とちの実

こんにちは。とちの実の星野です。
この原稿を書いている今日は6月17日。梅雨に入り、雨が降ったりやんだり、また毎日の気温差も激しく、体調を気候に合わせるのが大変な季節でもあります。
でも、こんな梅雨の季節にも楽しみがあって、外に出ればそこここに美しい色の紫陽花が咲いておりますね。
とちの実のご近所でも、鮮やかな色をつけている花が目につきます。紫陽花の花は咲きはじめはごく薄く、次第に色がついてきて濃くなっていく、この移り変わりを見ていくのがとても好きです。花の旬を過ぎて枯れはじめると、ちょっと残念な感じになってしまうのですが、その枯れ方とはちょっと違う感じのする紫陽花を見たことがありました。
それは、何年か前の真冬の時期(確か3月頃と思います)、栃木の方に旅行に行ったおりに、とある神社で見たものです。周辺には木々が茂っており、いっけん陽あたりのわるそうな場所でした。そこに、時期はずれの、美しい冬枯れの紫陽花が咲いていました。冬枯れというのはわたしが勝手に命名してみたのですが。枯れているというよりはドライフラワーのように紫陽花の花の形をきれいに保ったまま、それはそれは美しく咲いているのでした。
冬にこのようなものを見るのは初めてだったので、少し感動しました。ひょっとすると別に珍しくもないのかも知れませんが。その花が開花してから夏や秋を経て、この時期にいたるまでどのような姿でそこに咲いていたのか想像すると、ちょっと感慨深いものを感じたのでした。
紫陽花に限らず花を見つめるとき、人間の一生と重ねて考えてしまうことがあります。つぼみがふくらみ、徐々に、またはぱっと開いて、その花の一番美しい時間を経て(でも美しいと感じる状態は人それぞれですね)、少しずつしおれていく。枯れていく。枯れ方もそれぞれで、たとえばわたしはどのように枯れていきたいかと問われれば、花のまま散る花よりも、枯れた姿のままそこにある枯れ方もいいなとか思います。これも、人それぞれですが、みなさんはどうですかね?まあ、枯れ方はともかくとして、人間でも植物でも、命のあるものの、自然の営みの一端として存在することに変わりないんだなと思います。

18:04 | Posted by admin

【おしゃれ】   つげの実 蔵田

2012年06月14日 | つげの実

つげの実には、9名の入居者様たちが共に生活をされておりますが、90歳を超えられている方が、2名いらっしゃいます。
お一人は、男性の方で、つげの実が開設された当時からご入居されている方です。もう一人は、この2月にご入居された女性の方です。
このお二人は、同い歳の大正生まれですが、毎日の生活を見ておりますと、ある一つの共通点がございます。
それは、お二人とも、おしゃれ、ということです。
つげの実では、居間からトイレに行くまでに、長い手すりがあります。
その手すりのちょうど中間あたりの向かい側に洗面所があり、その奥に大きな鏡があります。手すりをつかまっていると、その大きな鏡を見ることができるので、女性の方は、トイレの帰りにその位置に立ち止まり、鏡に写った自分の顔を見ながらポケットに入っていたブラシで髪の毛を梳かしたり、手で整えたりされてから、居間のほうへお戻りになられます。
男性のほうも、おもにトイレのあとに洗面所まで行き、洗面所に置いてある手グシで髪の毛を整えていらっしゃることが見られます。
おしゃれをするということは、自分をきれいに、かっこよく見てもらいたいという表れだと思います。人から見られているという意識があることだと思います。
また、人に不快感をあたえてはいけないという、思いやりや優しさから生まれていくものなのではないかと思っております。
人は一人では生きていけない、常に人と交流をもったり、関わっていきながら日常生活を過ごしていくということを、このお二人は長い人生のなかで、十分ご存知でいらっしゃるのだと感じております。
男性の方は、入居当時と同じように元気で優しい表情をされております。
女性の方のほうは、人生これから、というご様子で、毎日皆さんにいろいろなことを大きな声でお話してくださいます。
こう考えさせていただきますと、おしゃれは元気の源で、長生きの秘訣なのではないかと感じております。
このお二人からは、まだまだいろいろなことを学ばせていただき、つげの実でご一緒に生活を続けさせていただければと思っております。

01:47 | Posted by admin

【感受性】   ぶなの実1F 鈴木佳

2012年06月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

5月15日(火)日比谷小音楽堂にて「FUN Festival2012」を行いました。
私は実行委員をやっており、この日までは実に激務。ですが頑張りが通じたのか、当日は実に悪天候、、、(笑)にもかかわらず、思った以上に多くの方にお越しいただいて、とてもありがたく思っております。
大道芸、絵とき、紙芝居、音楽、トークと多様なジャンルで挑んだイベント。賛否両論あるかと思いますが、もやっとしていていんです。もやっとすると残りますよね、心に。
残ると考えますよね、いろいろ。
そう!残る!なんだか残る!これが大事!
もやっとして下さい、考えて下さいって事なのです。
さて、そんな悪天候の中、我がホームぶなの実Bユニット、、、来れるのだろうか?と、リハーサル中も気になってはいたものの、天気も気になる!
バタバタしている間に職員から連絡が!「雨だけど、、、」みたいな。
わっ!来ないかも!!!って思っていたら「みんなで行っちゃうから!」とのメール。
「マジか、、、」このマジかは、雨だし大丈夫かなって冷静になった瞬間ですよ。
だって寒いもの。自然の中で、よけいに寒いもの。
イベントが始まり、大道芸→絵とき→弾き語りになり「来ないなぁ」なんて思っていたら「キターーーーっ!」全員!
(笑)もう、ホントに嬉しかったのですよ!舞台下手から、上手側の席にいるAさんを見て思いっきり手を振ったら気づくぢゃあ、ありませんか!しかも笑顔!雨なのに!カッパ着て!
そして期待大のRさん。歌が好きで、よく突然歌いだす明るいRさん。
案の定「アンコール!アンコール!」と。この時歌っていたのは私の友達なのですが、大阪出身の人でして、こんなん言われたらそりゃ拾いますわ。場も和みます。
そして、私の心配をよそにYさんは、当日お客さんの為に用意していた駄菓子をムシャムシャ食べながら号泣!
当日来ていた私の旦那も号泣!、、、えっ?「自然と涙が出た」と、、、人間だもの。音楽って素晴らしい!
後日、聞いた話によると、雨の日は音がよく聞こえるらしいです。水滴に乗って音が通る?クリアになるのかなぁ。当日の音響に関しては、間違いなくとてもよかったのですが、
雨が更に、引き立ててくれたのかもしれないですねぇ。心まで届いたって事ですかね。

16:00 | Posted by admin

【支えられて】   とちの実 鈴木

2012年06月02日 | とちの実

私は現在四十代後半の女性です。
昨年10月から脱力感、立ちくらみ、ひどい頭痛などに襲われ、病院に行くと、悲しいかな更年期障害と診断されました。仕事も頑張りたいのに頑張りがきかず、段々精神状態も悪化していきました。
気持ちは頑張らなきゃと思うのに空回り、迷惑をかけてしまう事も多く、入居者さんは勿論、スタッフにも申し訳ないという気持ちから辞めざるおえないのか、でもここにいたいと葛藤する日々が続きました。
私には壮絶に感じる3ヶ月余りが過ぎた頃、Y氏が真っ直ぐ私の所に来て肩に手を回し「ここにいてくれよな。俺長生きするからな」と声をかけてくれたのです。
私は肩に手をかけられた瞬間、何かを感じとり泣き出してしまったので、実際は近くにいたスタッフから聞いて、Y氏の言われた言葉を知ったのです。
七年間一緒に過ごしていながらも、Y氏からこの言葉を聞けるとは正直思っていませんでした。
私の状態を肌で感じとってくれ、真の優しさに包んでくれ、感謝と共にとても嬉しい思いでいっぱいになりました。
これを機に仕事に対する気負いで潰れ掛けていた心がすっと軽くなり、精神状態は回復し、体調も以前より上向きになってきました。
そして、改めて私は守り守られていたのだと感じました。
Y氏が私にくれた真の優しさを教訓にし、相手を本当の意味で思いやれる人間になれるよう、日々精進したいと思います。まだ続く更年期とも闘い続け、私を支えてくれている周りの人達全てに感謝を込め、皆の側にいられるよう頑張ります。

18:04 | Posted by admin