log

【Tさんの人と繋がる力の凄まじさ】   ぶなの実1F 佐藤

2012年04月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

こんにちは、ぶなの実の佐藤です。
去年からしきりに「繋がる」という言葉が使われています。
僕は最近、CLUBに遊びに行ったりするのですがそこでは、本当にその場で会った人たちが仲良く腕を組んだり友達になったりと、繋がる事があります。僕はと言うと、その輪の中に入れそうで入れず、やきもきしている事が多く、そんな時はいつもTさんを思い出します。
Tさんは外出する事が大好きでいつも一人で外へ出かけて公園等へ行きます。そして、誰にでも道行く人には挨拶しますし話しかけて、最初は皆戸惑うのですが、何回かすると相手から声を掛けてくる。
今や、「この公園の顔ね」等と地域の方に言われる程です。
そんな、Tさんと先日買い物へ行った時に、いつも通りにTさんが荷物を持つとなったのですがちょっと重かったようで、信号待ちの時に「重いー、しっかりするんだ!この馬鹿バアサン!!」等と自分を激励されても、やはり重かった様子で「ダメだ!ちょっと、ここに置かせて」と全く知らないお姉さんの自転車の荷台に買い物袋を置いたのです。
僕は「えぇ!そんなのありか!!」と目ん玉が飛び出してしまい、そのお姉さんに何か説明せねばと動いたのですが、すぐさまTさんが「ごめんなさい、バカ婆さんで。お姉さんは綺麗ねぇ、うふふ。」と声をかけるとお姉さんは「ふふふ」と笑って、信号が青になりTさんが「どうも」と言い、お姉さんは「気をつけて下さいね」と言い去っていきました。その事が僕には凄い衝撃的だったのですがTさんは「普通じゃない?」なんて言っていましたが、僕には全く普通な事じゃなくて、羨ましい事で新たな世界を見た!という感じでした。
今度、CLUBに行った時はTさんの事を思い出せば、スッと輪の中に入っていけるような気がします。
この前、金髪の高校生と何やら話しているTさんを見ながら、そんな事を考えました。

15:58 | Posted by admin