東北の地震が起きてから早いもので、一年が過ぎてしまいました。2万人程の方が亡くなられたり行方不明になられました。心よりご冥福をお祈りいたします。
私にとって、これから先どう生きたらいいのかとか、まじめに考えなくちゃいけないと思いながらも、日々に流され、何も代わり映えのしない1年になってしまいました。
この一年私は被災地に何ができたのだろうと振り返ると、コンビニのレジ横にある募金箱に微々たる金額の募金と、節電と、東北の人達が少しでも平安な思いになりますようにと願うしかありませんでした。
先日Mさんとの会話で「いつも家事をテキパキしてすごいですね。私なんか面倒でつい後回しになってしまいます」との話しに、「一日一日を私は真剣に生きている」と言う言葉が帰ってきて、とても印象的でした。
怠け者で、物ぐさな私には、耳の痛~い一言でしたが、本当にその通りだなと思いました。1日1日の積み重ねで1年後、5年後は全然違う結果になりますから。
一日一日真剣に生きてると真っ直ぐに言えるMさんが、羨ましいと思うのと同時に、なんでもナアナアになってしまう自分に猛反省してしまいました。介護を初めて10年も経つのに、何となく業務として流されてルーチンになっていたんじゃないかな?ちゃんとお年寄り達と向き合えたか?思うと、なかった事にしたい、やり直したいと思う場面が沢山思いだされます。
一度だけの人生、対人援助職という仕事をしているなら、真剣に人と向き合わないと、と気持ちを新たにさせられる一言でした。