はじめに、東北地方太平洋沖地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被害を受けられた皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
この紙面がお手元に届いている頃は、それぞれどのような状況でしょうか?
私は少し前にラジオ生活に切り替えたおかげで(?)被害状況の映像はほとんど目にしていません。状況を把握するのに少し不安もありましたが、ラジオから流れてくる内容に映像では味わえない安堵感がありました。
ラジオ番組も震災後1週間は特別放送をしていたのですが、音楽を通して被災地への支援や精神的なエールを届けることに必死で、リスナーがメールなどですぐに反応でき“作り手と聞き手の一体感”を感じました。
『何か自分にできること』を比較的若い人たちが一生懸命に考えている内容は、聞いていてエネルギーとなりました。
日々状況が変化していく中、私たちは何かの判断を迫られているような気がします。
生と死を考え、節電でわかったこと…こんなに今まで無駄に電気を消費していた…その電気のために危険が伴っていたこと…それらを他人に任せてきたこと…交錯する情報過多…この国の対応…いろんな問題が凝縮しているようです。
『知らない』ことをあらためて『知った』次に それぞれが何を選択するか?で、未来が変わるのではないでしょうか。少し落ち着きを戻した頃…それからが大切だと思っています。
最後に、被災地の子ども向けにラジオから連日流れていた歌の一節です。
~なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ!~
この歌を3歳の子どもが一生懸命今日も歌っています…