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【ジャガイモ掘り】 とちの実 中島

2010年09月23日 | とちの実

少し前の話になりますが、とちの実ではご近所様のご好意で、畑でのジャガイモ掘りに参加させていただきました。泥んこになりながらも皆さん大変楽しまれました。お芋は美味しく頂きました。
このような貴重な機会を提供していただき大変感謝しています。ありがとうございました。(とちの実の花壇に植えて頂いたキュウリも収穫の時を待っています)
さて話は変わって、全国で数百人もの高齢者の所在不明が発覚し、制度上の問題だけでなくご近所付き合いの希薄化も指摘されています。核家族化が進んだ影響が大きいようです。私自身も一人暮らしを始めて以来、プライベートでの近所付き合いは全くなくなってしまいました。子供の頃はイタズラをしたときには近所のおじさんに叱ってもらい、祖父が倒れたときにもご近所さんが見つけて対応をしてくれました。世話好きのおばさんが、お風呂に入れない独居のおばあさんのために奔走しているのを見ました。
地域の中で育って、地域の中で生活していたのだと今になって思います。このようなご近所さん同士の関係は薄れていってしまうのでしょうか。寂しいですね。
しかし、とちの実の入居者さん方が、ご近所の皆様と挨拶を交わし、立ち話をし、交流を深めていくのを見ていくと心温まる思いです。また、ご近所の皆様の関係性を築いてこられた入居者さん方の能力に驚かされます。
そして日頃からとちの実をご支援頂いている地域の皆様に感謝感謝です。今後とも、防犯パトロールや消防訓練など町内の活動も通して、入居者さん方の地域での生活を支援していきたいと思います。 よろしくお願い致ます。

10:31 | Posted by admin

【こんにちは(*^^*)】 つげの実 渡部

2010年09月10日 | つげの実

初めまして~。7月の半ばから、つげの実で働くことになりました渡部(わたべ)と申します。つげの実での生活は、何もかもが初めてで新鮮だし、わからない事だらけで大変ですが毎日頑張っています!入居者さん達ともっともっと関わりをもって色んな事を知っていきたいと思っております。スタッフの方達も頼りになる方ばかりなので、色んな事を教えて頂きながら日々精進していきたいと思っておりますので今後ともよろしくお願い致します~!
いきなりですが、映画のお話を少ししたいと思います。みなさんはペイ・フォワードという映画を観た事はありますか??人から受けた厚意(親切)をその相手に返す事→ペイ・バック。受けた相手に返すんじゃなく「次へ渡す」事→ペイ・フォワード。
簡単に言うと受けた恩を返すのではなく、身の回りの他の三人に恩を渡していくという斬新な考えを少年が考え実践していくというお話。初めてこれを観た時はうまく言葉に出来ず、自分に何か出来る事はないのかなと数日考えた事を思い出します。
見返りを求めない善意・・・そう簡単に出来る事ではないと思います。何よりも、心で思っていてもあと一歩で行動にうつす事が出来なかったりする事も多いかと思います。
この映画を観た時、自分がついつい「あきらめてしまう人」になっている事に改めて気付きました。1人が身の回りの三人の誰かに厚意を贈れば、それが次は9人となり27人となりそれがさらに広がって、世界中に幸せの連鎖がおきるんだろうなぁと思います~
みなさんも、ぜひペイフォワードしてみて下さい。まわりにまわって、自分に恩がかえってきたその時は、自分が渡した恩かもしれないですよね。そんな素敵なことがおきますように。
私の身の回り、つげの実でも、幸せの連鎖がおこりますようにっ♪

10:25 | Posted by admin

【新しい仕事】   ぶなの実3F 井口

2010年09月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

はじめまして、ぶなの実 井口です。
今年の四月から働き始めましたが、今までは旅行会社で国内専門の添乗員をしておりました。昨年退職してヘルパー2級を取得したことをきっかけにぶなの実でお世話になっております。
ぶなの実は北区にオープンする新規グループホームでしたので、工事期間に色々なところで研修させていただきました。研修先では、それぞれの生活があり、おうちにお邪魔しているようで楽しい中での勉強でした。
六月からはぶなの実での生活がスタートしましたが、研修のみの経験で不安でいっぱいでした。しかし入居者さんや仲間に、料理や掃除など日々の生活を教わりながら少しずつですができる事が増えてきました。それでも毎日教わることばかり、まだまだ未熟です。だからこそ、このぶなと一緒に成長して実のなる木に生りたいと考えています。これからも新しいお仕事を一生懸命がんばっていきますので、よろしくお願いいたします。

15:38 | Posted by admin

【終戦記念日に想うこと】   つげの実アパート 礒田

2010年09月03日 | つげの実アパート

この時期になると、テレビなどで戦争についてのニュースや特別番組が放送され 嫌でも意識が向いてしまいます。直接体験した方々から話を聞く機会も年々減ってきています。私がいちばん話を聞いてみたいと思うのは、その当時「非国民」といわれ命を懸けた人々です。現在では「戦争反対」といくら叫んでも生活できます。私は命を懸けて成し遂げる勇気はありませんが、日々平和を願い、そのために出来ることを微力ながら続けて生きたい。「変わった人」といわれながら・・・

15:09 | Posted by admin

【有する能力に応じる】 とちの実 星野

2010年08月23日 | とちの実

わたしがとちの実で働きはじめた当初、林田さんから聞かれたことがあります。「あなたは何のためにここに来ているのですか?」と。その時のわたしの答えは、多分、「入居者さんがあたりまえの生活をするのを手伝うため」というようなものだったと思うのですが、それも本で読んだことや、先輩スタッフから聞いたことをそのまま答えにしたような返答で、自分なりの考えや理解があったわけではなかったのです。その後、林田さんから、介護保険法のグループホームの基本方針について調べてみなさいと、助言がありました。すぐに調べました。
それから3年半の月日が経ちました。グループホームというところがどういうところなのか、自分は何のためにここに来ているのか、少しはわかってきたつもりで、日々、仕事をしています。
グループホーム(認知症対応型共同生活介護)の基本方針は、「(抄)共同生活住居において、家庭的な環境と地域住民との交流の下で、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにするものでなければならない」とあります。
とちの実では、入居者さんのことを「よく知る」ということを普段から大切にしています。例えば、好きなものは何か、過去には何だったのか。歯の磨き方は?急いでいる時、どういう歩き方になるのか?どんな風に話しかけると、笑顔になるのか?などなど、体の動かし方から、日常的に行っている動作の数々、気質や気持ちのありようなど、細かいところまで知っていくこと。もちろん、人間は常に変わっていくので、知ることは常に更新されます。いわば、知り続けること。なぜ知り続けることを大切にしているかといえば、ひとつには、入居者さんが大事にしている“自分のやり方”、おおげさに言えば“自分の生活”を、いつまでも、たとえご本人が忘れてしまったその後でも、続けられるようにするためです。
もうひとつには、できることとできないことを把握していき、“有する能力に応じ”た生活を営めるようにしていくためです。人間には誰しも、その人なりの力があります。発揮できる力を、眠らせておくのはもったいない。できること、できそうなことはやってもらう。その積み重ねが、自信や自己表現に繋がっていくとも思います。時には、できないことに直面することもあるかもしれません。そんな時には、生活に対する諦めや無力感、自信喪失に繋がらないような関わり方をしていきます。
たとえば、笑いに変えて安心感を感じてもらったり、自分を引き合いに出して共感してみたり。もちろん、できる、できないというものさしが、生活のすべてではないですし、その時のやる気や気持ちも大事なので、あくまでその人の“生活の営み”というものに主眼を置いています。
入居者さんが自分の生活を営んでいく、ということ、自分の人生を歩んでいく、ということを、介護保険法の基本方針という枠だけで語れないのは承知の上ですが、それでも、「有する能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるようにする」ということを、とちの実で実践でき、また、実践できる環境にあるということを、介護を職業にする者にとって、大変嬉しく、また誇りに思います。そして、いつも力を発揮して下さる入居者さんたちに、感謝、感謝です。

10:30 | Posted by admin

【はじめまして】 つげの実 山越

2010年08月10日 | つげの実

こんにちは、つげの実の山越です。
5月から、新しくつげの実で働くことになりました。宜しくお願い致します。つげの実で働き始めてから2ヶ月になりました。始めは緊張であまり話しが出来なかったのですが、最近は入居者さん達とも話す事ができ日常の中で皆さんと一緒に食事や買い物など楽しく毎日を過ごしています。料理の事を教えてくれますが自分は不器用であり、包丁の切り方が下手なので教えてくれる入居者がいて勉強になっています。
これからもつげの実での生活を考え入居者さんのサポートが出来るように心掛けて行きたいと思っています。
今は仕事の事で色々考える事が多いですが、これからもスタッフの皆さんに分からない所は教えて貰い、一人前になれるように頑張って行きますので宜しくお願いします。

10:24 | Posted by admin

【わたしがTさんの好きなところ―とちの実のやわらかな心の呼吸―】   ぶなの実 佐久間

2010年08月03日 | ぶなの実

Tさんは、だいぶ以前は「のんびり家」に入居されていた。その頃の私は、のんびり家のすぐ近くで、同じ文京区にある「お寺のよこ」という事業所に勤務していた。だから、お寺のよこの利用者と一緒にのんびり家を訪問したときに少し話しをしたり、時たま、路上で買い物や散歩に出ているTさんに出会ったりしていた。多くの思い出はないのだが、ユックリ話し、穏やかな表情の方という記憶はある。
私は、去年の6月にのんびり家から異動となり、とちの実にやってきた。Tさんは、春先に、健康を損ねて入院したのちに、経管栄養のための手術を終えて、とちの実にもどってきていた。食べ物を口から食べられないということ、口から食べることが命とりになる危険性があるということ、栄養剤を人工のチューブで胃に直接流し入れるということ。
最近は、心臓の手術も、血管に沿って細いチューブを心臓まで入れておこなってしまうという。考えれば、考えるほど、体がむず痒くなる。考えすぎると、恐ろしさに感覚は凍りついてしまい、理解は不可能になってしまうこともある。
日常的な想像のはるか先にある静かな日常だ。
未曾有の長寿社会、高度な医療技術の一般化、介護保険制度の社会的浸透、職業的介護従事者の広汎化、そしてそれらを支える社会的な冨の蓄積、どれを失くしてもこのあらたな日常は来なかった。そういう意味では、太くもない人類の歴史の、そのさらに気を失いそうなほど細い糸がこの日常を支えている。
Tさんは、喋らない。時として何日おきかに、「うーん。うーん」と、一息が続く限りに長いうなりを5分ほど繰り返す。苦しそうだ。長いうなりなものだから、聞いている職員も息が少し苦しくなる。「何が苦しいのかな」と考える。
大腸が便を送るために激しく蠕動をして痛むのか?たしか激しい頭痛のともなうことが人によってある既往歴があったから、の可能性はないだろうか?それとも唾が口の中に溜まってしまい飲み込むことが苦痛なのでは?いろいろ考えるが結論など出るはずもないのだが・・・・。ひとしきりに顔を紅潮させて、力一杯のうなりが治まると、穏やかな表情と静かな呼吸のTさんにもどる。何もできなかった私は、ほっとして気持ちが自分にもどる。
Tさんの日常に比して、私たちの日常は明らかに過剰だ。
私たちは、外界からの刺激が緩まると、現実との繋がりが見失われてしまったかのようになる。政治の世界までが「劇場」でなければ成立しない状況は、政治家と非政治家の関係がなにも生み出さないものになりかねないということだと思う。空虚さと過剰さとは同じものに他ならず、そのことに巻き込まれると、ますます巻き込まれていく。
Tさんは、異性へのときめきを表さない。食べる喜びもなく、わけあって食べる喜びもない。誰かと出会っていくために自分と周りに気をつかうこともない。動くのもほんのちょっとだけ。だったらきっと心も体も硬くなるはずだ。
だけれども、Tさんの体はとてもやわらかい。とても柔らかく、少しの緊張もなく介護の手にゆだねている。これはたいへん上級の作法だと気付く(作法などなくともそれはそれでよいのだが)。だから、私たちは、Tさんの体にふれるとほっとする。緊張を強いられずに「しっかりしないと」と思う。なのに、このやわらかさは、病理学の目から見れば、もっとも原始的な幾重にも守られている生体反応としての筋肉を作用させる中枢神経系のある部分がはたらかなくなっているという深刻な状態を表している。
Tさんは、目をつむっている。但し、時たま5分くらい目をあける。その、世界と関わろうとする最小の意思は、私たちがぼーっとしているときよりもしっかりした目つきなものだから、「まるで何かが見えているみたいだ」と思う。黒く澄んだ瞳の眼には、小さく世界の像が写っている。だが何も見えていない。顔を近づけすぎても、手をかざしても、まぶたは動かず、眼球も動かない。そして、また目をつむってしまう。
どうやら私たちは、Tさんの日常のなかに、ものすごい力で引き込まれては、ものすごい力でそとに出てくるという確かで無駄でもない心の呼吸を繰り返しているようなのだ。

15:37 | Posted by admin

【排他的な世の中を問う】   つげの実アパート 礒田

2010年08月03日 | つげの実アパート

「私は無宗教です」こういう人が日本人には多いと思われますが、ふと思うのです。
実は『無宗教』という宗教なんじゃないのか!?
人は幼い頃から『正義は勝つ』といった道徳観の中で育ちます。3歳の娘が大好きなア○パ○マンなども、正義を謳って暴力で解決します。
世界を見渡してみても、“信じている『正しさ』を正義に悪を斬る”という構図が歴史を振り返ってみてもウンザリするほど繰り返されてきています。
いじめ・虐待・殺人・自殺・・・毎日のニュースの中で当たり前に耳にするようになりました。そして『加害者』と呼ばれる人物を責めることだけで何も考えようとしない世の中・・・こういう社会は、他でもない自分たちが作り上げた結果ではないかと思うのです。悪者を責め立てても何も問題は解決はしません。次の罪を作るだけです。突き詰めていくと皆が被害者なのです。
入居者の方々がそういうことを提示してくれます。それぞれの『正しさ』があり、それをお互いに尊重しながら生きていきませんか?と静かに問いかけてくれています。
このままではいけないと誰もが感じていることだと思います。
自分にできることからはじめたい・・・『無宗教』の私も一生懸命考えたいです。

15:09 | Posted by admin

【はいさーい、こんにちは。】 とちの実 仲座

2010年07月23日 | とちの実

4月からとちの実で働かせてもらっている仲座早苗と申します。軽く私の自己紹介をしたいと思います。
私は沖縄で生まれ育ったウチナーンチュです。二十歳の時に名古屋に出て、今年の4月に東京に越してきました。
縁あってグループホームとちの実で働いているわけですが、全てが初体験ですごく新鮮です。大変な事も多々ありますが、かなり充実した毎日を送れているなと実感します。こういう思いに浸れるのも全て、今お世話になっている入居者さん達やスタッフ、面接で受け入れてくれた林田さんや柴田さんのおかげだなあと思います。
本当に感謝ですね★
いちゃりばちょーでー(出会えば皆兄弟)やなんくるないさー(なんとかなるさ)精神で楽しい事も大変な事も笑いあいながら皆さんと日々を過ごしていきたいと思います。
偶然にも(いや、必然なのか!?)とちの実には沖縄出身のHさんがいて、イントネーションが残ってらっしゃった事も私事で恐縮ですがかなり嬉しかったんですよね~。三味線でも弾ければ良かったんですが残念ながら弾けないのでカチャーシーと多少の沖縄民謡で県民らしさを出しながらがんばっていきたいと思います☆

10:30 | Posted by admin

【ワールドカップ】 つげの実 蔵田

2010年07月10日 | つげの実

僕が、つげの実で仕事をするようになって、2回目のワールドカップの開催となりました。前回の2006年の大会は、とても残念な結果でしたが、今回は見事予選を通過して、多くの人たちや将来の子供たちにも大きな勇気と希望を与えてくれたのではないかと感じております。これからも、がんばっていただければと思っております。
僕も、小さいころには、近所の友だちや仲間たちと、よくサッカーをしました。とてもとてもワールドカップレベルではありませんでしたが、そこでよく、僕はゴールキーパーをお願いさせたり、任されたりすることが多かったです。
ゴールキーパーは嫌いなポジションではなかったですが、自分としては、それほど足は遅いほうではなく、どちらかというと当時は速いほうだと思っていたのですが、ゴールポストの前に立って手を使ってプレイをしていることが多かったように記憶しています。その試合のなかで、よく起こる出来事がありました。
それは、点をとられると、かならずゴールキーパーのせいにされることでした。たしかにゴールキーパーは、別名、守護神といわれておりますが、ぜったいに一人では防げるものではありません。ほかのフィールドプレーヤーは全員敵陣にいて、点を得ることだけを考えていることが多かったです。でもときには、攻撃の人も守備にまわったりボールを相手にとられたときに備えて、守りに入っていないとよくないわけで、そのことを常に予測をしながら試合に望まないといけないと思います。ですので、点を得られてしまうのは、かならずしもキーパーのせいだけではなく、その前段階にあったのだと思います。
一人ひとりのプレーヤーが試合の展開を予測して、いま自分が何をすればよいのかをかんがえることができれば、試合中に得点をされるということは少なくなるのではないかと考えています。
キーパーのせいにされるということは、子供ながらに、納得のいかないところでしたが、でも、試合が終わり、また次の日には、同じメンバーでサッカーをしていた思い出が今も残っております。

10:24 | Posted by admin