こんにちは。とちの実の星野です。
連日、異常なくらいの暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。この原稿を書いている今日は7月18日。「どっこいしょ」になってみなさまのお手元に届く頃には、暑さも大分落ち着いているのではと思います。が、つくづく思うに、日本の夏は、こんなにも暑かったか?
数年前まで、エアコンなしの生活でも何とかしのげていたし(逆にエアコンが嫌いでした。今では体が抵抗を覚えない)、何となく夏の風物は歓迎したい気分だったし、熱中症という言葉も聞きなれなする。今や、熱中症になって病院に搬送される方は年々増え続けているし、日本の夏が暑いいっぽうで、中国の方では夏の盛りに雪が降っているという・・・。ほんとうに、この先、日本(世界も)はどうなってしまうのか、この地球で生きていけるのか(って、大袈裟ですかね)、少々心配になってしまいます。この異常気象は、わたしたち地球に住むものの努力で何とかなるものなのでしょうか。そうであってほしいと思います。
さて、話はほんとうにまったく変わりますが、「引越し貧乏」という言葉がありますね。最近、自分はまさしくそれだなあと思えてきました。ここ13年で、6回、引越しています。引越しが好きなわけではないのですが、気づくと、新しい町に移り住んでいたりします。引越しする1番の理由は、夫婦喧嘩がうるさくて、苦情がきたりして住みづらくなるからです(な~んて、冗談です。喧嘩なんてしません)。で、1番の理由は、まあ、何年か住み続けると、何となく新しい
環境に身を置きたくなるんでしょうねえ・・・。他の理由もありますが、それは後述します。新しい住処が決まり、引越しが住み、片付けも段取りがつくと、まず、その町の役所に、届出を出しに行くのですが、役所という所は、みな同じようでいて、それぞれに個性があることに気づきました。役所の造りとか、職員さんのの雰囲気とか、食堂のメニューとか、トイレの使用方法とか。新しい町っていうのは、はじめのうちはどきどきしますね。まだ家の周辺でも、行く道が開拓されていませんから、新たな発見がたくさんある。歩くルートも幾通りか開拓されてきたころには、馴染みのお店もできてくる。知っている町が増える、という意味では、住処を転々とするのもいいものだと思います。しかし、「住処」にまつわる疑問や不満っていうのも、実はたくさんあったりして・・・。
先日、賃貸住宅の更新時の更新料は違法か有効か、といった裁判があり、興味を引きました。結果、有効であり、妥当であるといった結果だったのですが、ちょっとがっくりです(引越しばかりなので更新料とかあまり払うことないですが。逆にそれがあるから引越しするとも言える)。日本では、民間の賃貸住宅を住処にしている人が数多くいると思います。若い人などはほとんどそうなのではないでしょうか。家賃の安めの公団住宅とかは入るのが難しいし、かといって自分の家を持てる人が一体どのくらいいるというのでしょう。日本の住宅事情はかなり悪い。部屋を借りるのも、借り続けるのもにも大金がかかる。そして、賃借人に厳しい。たいていの不動産屋さんで入居審査とかあるし。審査に通らない人はどこにも住めないのかしら・・・。
日本の若い人は、家の家賃を払うために仕事しているようなものだ。もう少し安心して住処を確保できる環境を整えるべきだ。などなど、どこかの新聞に書いてありました。わりと同感です。大金をかけて引越ししているわたしがこんなこと言うのは変か・・・、わたしの場合、引越しするための貯金のような・・・。お金の使い道、考えた方がいいかな。でも、きっと、いつかは気に入ったどこかに定住するのだと思っています。その頃には、もう少し、日本の住宅事情がよくなっていますように。