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【M さんの誕生日】   ぶなの実1F 佐藤

2014年06月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

先日、男性入居者のM さんの誕生日がありました。M さんは感動する事が多く、先日もワールドカップで日本が負けてしまった事を伝えると「良く頑張ったね!!」と涙ながらにザックジャパンの奮闘を称えていました。
そんなM さんですが、誕生日当日もやはり感動して号泣でした。するとこの日は、他の入居者さんから「M さんが泣いたらこちらまで泣けてきちゃうじゃーん!」「ほら泣くなー」等の言葉が飛び出し、他の入居者さんまでもが嬉し涙を流すという心温まる光景となり、僕まで、うるるときてしまいました。
少ない人数で生活している事ならではの光景なのかなーと、思いやはりグループホームはいいな!と思いました。

16:20 | Posted by admin

【Iさん】   とちの実 中島

2014年05月14日 | とちの実

今年で91歳になられるIさん、とちの実に2009年の夏にご入居され、4年半の間生活をされましたが、医療的な支援が必要となり、5月にとちの実をご退去されることになりました。
Iさんは一見小柄で温和なおじいちゃん。いえ確かにそうなのですが、それだけではありません。戦時中は海軍におられたそうで、一本芯が通ったというか、大変な底力を感じさせる人です。目がかなり見えづらくなっておられるのですが、感覚を頼りに包丁で野菜を切る姿にいつも驚かされていました。 お酒がお好きで毎日のように晩酌を楽しまれ、川越への旅行の宴会で“できあがった”お姿を思い出すと今でもニヤニヤしてしまいます。 また、一緒に居酒屋に行ったときは、杯を持つ手に集約された年月に恐れ入るばかりでした。・・・お酒の話が続いてしまいましたね。
特に思い出深いエピソードがありまして、それは二人でお買い物に出かけたときのことです。 私は(おそらく他の職員も)、入居者さんに殊更にアピールして自分の名前を覚えてもらうということはなかなかありません。「ああ、いつものあの人ね」という存在であることが多いです。 Iさんにとっても私は、顔なじみ(声なじみ)のあの人なのだろうと思っていたのですが、そのとき突然呼ばれたのです。「中島さんよぉ」と。 名前を呼んでもらえるのがあんなに嬉しいとは思ってもみませんでした。 よくある話なのかもしれませんが、誰が何と言おうとIさんとの、このエピソードは私にとって特別なのです。
Iさん、たくさんの素的な思い出をありがとうございました。
穏やかな時間をすごされますよう祈ります。

02:01 | Posted by admin

【友人との思い出】   つげの実 山越

2014年05月14日 | つげの実

5月に高校の時の友達と一緒にサンシャイン水族館に行って来ました。
その友達が変わった生物を見るのが大好きで、今回は奇妙な生物を見る事が出来ました。
初めは色々な魚だったり貝類などがたくさんいて、僕が見たこともない生物ばかりだったので、とても楽しむ事が出来ました。
海底の中にも珍しい生き物がいて、また自分の中に新たな興味が出来る予感がします。
僕も深海生物が大好きなので、その友達にも教えて上げたいと思いました。
皆様も一度は奇妙な生物を見て少しでも興味を持って頂けたらいいと思います。
今回はとても楽しい一日でした。

01:57 | Posted by admin

【ありがとう。】   ぶなの実3F 原田

2014年05月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

5月に入り、すがすがしい陽気の日が続くようになりました。時には汗ばむような日も度々ありますが、ぶなの実Aユニットの入居者様は相変わらず元気に過ごしています。
さて、今から2ヶ月ほど前になりますが、ぶなの実Aユニットで1名お亡くなりになりました。この方は、ぶなの実の開設から間もない頃に入居されて、現在のぶなの実の入居者様の中では長く入居されておりました。また、私が入職してからお亡くなりになるまで、ケア担当としても支援をさせて頂いた方でしたので、とても思い出深い入居者様の1人となりました。幾つかこの入居者様との思い出の中で、とても印象に残っている出来事がありますので、この場を借りて紹介させて頂きます。
私が入職して間もないある日の夕食の時間、私ともう一人の女性職員が食事介助をしていた時に、その女性職員と仕事や支援のことで話をしていたときです。私達が会話をしていたところをさりげなく見ていたようで、話が終った後、私に「あなたたち、お似合いだよ! 嫁に貰っちゃいなよ!」と言ってきたのです。多少恥ずかしかった部分もありましたが、私たちの事をいつも見ていてくれて、とても思いやりのある方だったなと感じています。
次もある日の夕方、おやつの時間でした。ある男性入居者様が、隣に座っていた女性の入居者様のおやつをつまもうとした時に、「あんた男なんだから我慢しなさいよ! もう、くいしんぼうなんだからぁ」と男性入居者様に声をかけていました。この男性入居者様も食欲が旺盛で、お菓子が余っていればどんどん食べてくれる方でしたので、自分の分も食べられてしまうのではと思っていたのでしょう。
最後に、この方から色々な事を教えて頂くことができて、すごく嬉しく思っております。なかなか難しい話にも耳を傾けてくれたり、食事の下ごしらえを手伝って頂いたりと、とても楽しい時間を一緒に過ごす事ができて本当にありがとうございました。

16:19 | Posted by admin

【外出って良いな】   ぶなの実1F 宝田

2014年05月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

どうも宝田です!ここで働き始めて大分経ちましたが、最近改めて外出は良いなって思いました。
グループホームの1番の特徴って外出も自由にできるってことだと思います。でも実際は行きたくても人(職員)が居なくて行けない時だってあります。
でもそんな中、この間飛鳥山に花見をしに行きました。
6人全員ではいけなかったのですが、午前3人、午後3人の2回に分けていきました。入居者様も職員も綺麗な桜をみてそこでご飯も食べてリフレッシュできた気がします。
外出って転倒とか色々な不安がありますけど、絶対どんどん行ったほうがいいなと思います。これから夏になるので脱水とかも気をつけなきゃいけないけど、公園で入居者様たちと冷たい美味しいアイスを食べに行こうと思います!

16:19 | Posted by admin

【一年のときを経て…】   とちの実 渡邉

2014年04月14日 | とちの実

私にとってとちの実は、介護職員としてお仕事をさせていただく初めての場所です。
去年の3月にドキドキしながらドアを開けてから、あっと言う間に1年が経ちました。当初は、右も左も解らず、オロオロするばかり…そんな中、入居者のIさんも最近入所され施設の環境に馴染めない様子、ストレスもあったでしょうし、 混乱もあったと思われ、アセスメント、行動の把握も大変でした。
様々なBPSDもあり、自我を通される事が多く、対応、対処には先輩職員の方々のアドバイスがなければ、新人の自分はなかなか難しい方でした。
思わぬ行為に驚かされる事が多々ありましたが、優しい笑顔で「ありがとう」といって下さることも沢山ありました。
認知の進行に併せて食事や水分の摂取が困難になり、一時入院をされましたが、去年の11月に、退院されとちの実に帰ってこられました。
しかし、入所当時と比べてかなり体力が衰え歩く事は出来ても、自力で出来る事も限られました。
ただ以前より拒否反応もすくなく散歩をされました。
短時間ですが近隣を出掛ける事ができました。とちの実で、年越しを過ごす事もでき、これからは、Iさんらしくいられるよう職員一同、ご支援していきたいと思っていた矢先、年明け5日、急に意識がなくなり救急搬送され、しばらくの間、入院治療に専念されてましたが、3月10日に肺炎の為、永眠去れました…介護職員になって1年で入居者の方を亡くしてしまう事なりました。正直、入院先で他界でもありますし、1年足らずの関わりだった事もあり、バーンアウト・シンドロームにはなりませんでした。 ただ、とても考え深い気持ちです。Iさんにとっての人生の終止符がこれで良かったのか…人は生まれる時と同様、最後の時も選べない…Iさんの尊い命の終わりに直面し改めて思い知りました。
同時に、認知症の方の支援に携わる自分が、その方の人生(生きざま)に大きく左右する存在と再認識しました。
それぞれ、その方らしい「暮らし=人生」を送り、悔いのない人生といえるようにご支援にしていきたいです。
これからの一年は、Iさんの分も他の皆様には、初心に戻って接していきたいです。

02:01 | Posted by admin

【仕事が終わったら家に帰りたい】   つげの実 久能  2014年4月

2014年04月14日 | つげの実

つげの実の久能と申します。約半年に一度のペースで記載させて頂いています。
私は、つげの実の事または私個人を良く知らない方にも分かるような内容でいつも書いています。
時々、知らない人が居るなと思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、定期的に専門学校の生徒さんが数日間、実習にこられます。主に、入居者様とのコミュニケーションと観察とスタッフの対応がメインであるようです。
帰り支度をされソワソワされている方がいらっしゃった午前中にある実習生さんから「なぜ、鍵をしないのでしょうか?」と質問がありました。他の実習先では鍵を閉めて帰宅願望のある方の対応をしている所があるからだそうです。私は、時々外の空気を吹いたかったり空模様が気になる人も居るかもね!と簡単に話し終えようとしましたが願望を抑えるには、その他どのような対応をしたらよいのかと質問が続き、少し困りましたが実習が終わったらどうしますか?
私は仕事が終わったら家に帰ってのんびりしたい、皆そうじゃないの、と答えました。
実習生さんからしたら物足りない答えであったと思います。
自分が普段意識していないことでも他の人から見れば違う見方、意見があり、とても良い刺激になえい考えさせてもらいました。
また、つげの実の皆様と楽しく会話している姿にはいつも関心しています。
短期間に私にはとても難しい事です。

01:57 | Posted by admin

【新しいご入居者様 Uさんの事】   ぶなの実3F 前山

2014年04月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実Aユニットの前山です。
早いものでぶなの実に入職してから、1年が経とうとしています。
施設での経験が全くなく、色々な事に戸惑う毎日でしたが、ぶなの実のご入居者様とスタッフの皆様に助けられ、なんとかこれまでやって来れたように思います。
そんな中、今年の2月、ぶなの実Aに新しいご入居者様にUさんが、ご入居されました。
Uさんは、笑顔のとても素敵な方で、ぶなの実にご入居されてからは、よく食事作りを一緒に行っています。
元々、料理がお好きだったのか、包丁を持って野菜を切るときなど、とても楽しそうにされておられます。
現在は、ご本人からの発語があまりなく、職員が言った言葉を繰り返される事が殆どですが、これからもUさんと沢山会話をして、Uさんの事をもっと知り、Uさんの笑顔や、言葉をもっと引き出せるようこれからも支援させて頂きたいと思います。

16:18 | Posted by admin

【ダイエット】   ぶなの実1F 松村

2014年04月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

Iさんは、とてもふくよかな体つきで、食べる事が大好きです。
以前、提携病院にて検査をしたところ「糖尿の気がある」と言われました。数値的には糖尿ではないのですが、気をつけないといけない状態です。体重も76kgほどあり、この体重を支える両膝は痛みを伴っています。
Iさんはよく召し上がりますが、食事の仕方は綺麗で、嫌いなトマトくらいしか残しません。毎日毎食ほぼ完食。(トマトは食べません)
二人でランチをした時、カレーライスにサラダが付いていました。「トマトあげる」と私のお皿に、申し訳程度のトマトを置きます。
カレーはもちろん完食です。
コーヒーが大好きで、食後にコーヒーを頂きました。
砂糖は山盛り3杯です。基本です。
ホームでの食事は、自分でご飯をよそってもらうわけですが、米は山盛りです。
山盛りというか、、、ギュッ!っと詰まっている。よそうというより、叩いて詰めている。
見た目には、お茶碗一杯分ですが、内訳は二杯分。
おかずを取りに行っている間に、職員が光のごとく、瞬時に減らします。
そんなIさんも、今では72.5kg。顔が少し、小さくなったように感じます。体周りは、、、よくわかりません。女性は上から痩せていきますから。
仕事上、入居者さんの体の事は考えなければいけないので、さりげなくダイエットして頂いていますが、正直なところ、好きな物を好きなだけ召し上がればよいと思っています。
以前、ご家族との外出から帰宅したその夜、軟便が出ていたそうです。年齢も80歳を越え、90歳近くもなれば、食事をしても、全ての栄養を吸収できないのだと思います。受け付けないから出てしまう。ならばせめて、食事は好きな物をたくさん美味しく召し上がって頂きたい。本当はそう思うのです。
この間「イタメシってなーに?」と聞かれました。誕生日外出はイタリアンでも食べに行こうかな。

16:18 | Posted by admin

【完結編】   とちの実 仲座

2014年03月14日 | とちの実

皆様、今回はまさかの以前私が載せたどっこいしょ記事の続編(完結編?)になります。
あれからまた約半年。めくるめく季節があっという間に過ぎていきました。
簡潔に、私とMさんの関係がどうなったかというと氷河期が終わり、現在、春です。
ここまでくるのに正直もっとかかると思っていた私にとっては嬉しいかぎりです。
半年前に載せた記事の中ではまだ、分厚かった壁がなんとなくすこーし薄くなったような気がすると書きましたが、それが核心に変わった出来事がありました。
それは年末にさかのぼるのですが、私がやっちゃいけないミスをしてしまったときのことです。それは。。。洗濯機の中に間違って○ム○を入れてしまい、一緒に回してしまったときのことでした。。。洗濯機から取り出された洗濯物たちは悲惨なことになっていて(ご想像にお任せします。今後、本当に気をつけます。。ご迷惑かけた皆様すいませんでした。。)私は、きゃ~やってしまった!と愕然としました。
それを見たMさんはニヤニヤして「あ~あ。やっちまったな」と言われていました。私はどうにかこのくっついた白いものを取り除こうと玄関先でバタバタ洗濯物を広げては叩いてを繰り返していたのですが、気付くと玄関先の地面も真っ白になっていました。
そこにMさんが登場してきたのです。Mさんはなんと、私が汚した場所を箒で掃き始めて下さっていたので、「Mさんありがとうございます。でも、私が原因なので私が掃きますよ。外寒いから中で暖まってください」と声かけると、穏やかな顔で「俺がやりたくてやってんだからいいの」と一言。
え・・?んん?えーと、今なんておっしゃいました?と思ってすぐに2度聞きしそうになってしまいましたが、Mさん、確実にそう言ってくれたのです。あまりにもあんなに避けられてた方にそんな優しい事言われてしまったら惚れてまうやろー!!な発言に嬉しくもびっくりした私は「え?!いいんですか?じゃあ、お願いします。ありがとうございます~。。」とそっとその場から離れ2階ベランダで先ほど叩いた洗濯物を干しながらにやけていたことは言うまでもありません。笑
そんなこんなな日常があり、今現在は良くMさん自身から話しかけてくださるのでとてもありがたく思います。あそこまで長く嫌われたのは人生初だと思うので今となればとても良い経験をさせていただきました。Mさん、ありがと~う!!!
(注:洗濯物は後日再度洗って無事に綺麗にして返すことができました。ほっ)

02:00 | Posted by admin