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【Iさん】  ぶなの実3F

2016年06月14日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実に入社して9月で6年経ちます。
6年の中で楽しかったり辛い事も沢山ありました。
その中で私の支えになってくれた入居者様がおります。
Iさんという方です。
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Iさんは去年の12月20日にぶなの実の居室で亡くなられました。
12月4日に誕生日を迎え98歳でした。
Iさんは私が入社する1ヶ月前にぶなの実に入居しました。
なので5年半ぶなの実で生活をしました。
とても綺麗好きでお洒落で何でも自分でやらなければ気が済まない性格でした。
Iさんとは高尾山や野球観戦等へ本人希望でお出かけしました。
私が常に笑顔でいられたのはIさんのおかげだと思っております。
今、Iさんがいない生活は私にとってとても辛く苦しい毎日です。
心の底からなかなか笑う事が出来ず日々過ごしています。
このままじゃいけないと思いながら葛藤する毎日です。
人生の中でIさんに出会えたのが私の宝物です。
Iさん、沢山の思い出を有り難う。

09:29 | Posted by admin

編集後記  林田

2016年05月15日 | 編集後記

5月に入って、夜勤をするようになっています。理由は、当然人手不足です。20:00から8:00まで、通常のうちの夜勤の時間より5時間ほど短いので、夜勤と言っても本当に夜間帯だけ。と言う感じです。
今月は、職員が急に出勤をしなくなったことなどもあり、7回入ります。
夜勤をこんなにするのは10年ぶりぐらいだと思います。大丈夫かな?などと思いながらの夜勤ですが、今のところ何とかなっています。(職員から言わせると、「林田さん、もう少しちゃんとやってください」と言うレベルかもしれませんが。)
グループホームの夜勤は、やっぱり楽しいです。きみさんちで夜勤をやっていたころと同じ面白さを味わうことができます。特養時代の思い出は、入居者さんの介助やケアと言うより、食事介助業務、排泄業務、服薬業務そのほかに、大量の洗濯物と洗濯物畳みに追われまくっていたことでした。
そこには、作業の段取りと遂行のみが目的となり、楽しいと思えることはほとんどありませんでした。
今日は、皆さんよく休まれています。
この後の時間は、皆さんの状態を把握しながら、巡回を行います。その合間に、掃除や修繕、社長の仕事をする予定です。意外なことに、月にこのくらいのペースで入った方が、生活が安定しています。今は事務局長をしている他の法人の友達にことことを話したら、「やっぱり夜勤してケアをした方が面白いよね。」とにっこり笑っていました。彼も私と同じ現場たたき上げです。
夜勤は、明け方の4:00-5:00が苦手です。眠くなって頭がボーっとしてきます。のどが渇いたり、口の中が気持ち悪くなります。そんな時は、顔を洗って歯を磨いて気分を一新します。そして、明けまで一気に行きます。明けた時の、解放感もまた良いものです。来月も同じような感じかもしれません。人が集まりませんので。できる範囲で夜勤をするつもりです。(林田)

11:38 | Posted by admin

【Rさんとの思い出】  つげの実 山越

2016年05月15日 | つげの実

4月に入りだんだん暖かくなってきました。
駒込のしもふり商店街でも毎年桜が咲くのを見る事が出来ます。
商店街の雰囲気もいつもと違っていて、新しいお店ができたりしてしもふり商店街の景色も大分変わってしまったと話されていました。
Rさんも歩く意識がしっかりとされ、「シルバーカーで歩く力がついた」とご自分も驚かれています。
いろいろな所に行くのもコーヒーを飲みに行く事もお好きなので、喫茶店に行くと、大変混雑していました。とても残念がっていらっしゃったので、つげの実に戻って私がコーヒーを入れてさしあげました。
染井銀座にもいろいろと新しいお店ができたので、たくさん歩かれました。つげ実に戻ってきた時はお疲れのご様子でしたが、とてもよい散歩になったのかと思っています。
Rさんは出かけるのが好きな方なので、色んなところに行ければいいなと考えています。
ホームでは、頑張りすぎて疲れてしまう事が多く見られていますが、たまには息抜きをして気分転換されたとおもいました。また誕生日の外出も考えていますのでRさんにとてもいい思い出が作れるように企画して行きたいと思います。

11:36 | Posted by admin

【想う気持ち】  とちの実 渡邉

2016年05月15日 | とちの実

入所から、1年半前にご入居されたT様、お部屋にこもりがちで、うつ的症状もあって入所当初は言葉を選びながら恐る恐る接していたことを思い出します。しかし、今でも声かで気を使うことが無いと言えません。
T様は、ご自分の意見を発せられる時に上手く発語出来ず、言葉が出てこないこともあり、かなり自身を喪失されている傾向があり、「死にたい」などのネガティブな発言があるのです。
私なりに、これまで少しずつの時間を重ねて、その時その時の状況にあわせて、お話かけをさせてもらっています。
T様が伝えたい言葉をゆっくり読み取りながら気持ちを汲み取る努力をしてきました。しかしながら、未だにT様の深い辛さを理解して、安らいだ気持ちになって頂くことはとても困難なことであり、まだまだ努力が必要だと感じています。
会話の途中で、「あー もう何も考えたくい」「考えられない」などと拒絶される事も多く、「ありがとう」と言わなくてはいけないところで「ごめんなさい」と言ってしまったり、まだまだ自分の対応が未熟で、T様のニーズに答えられない事、そして、T様も気持ちを私にわかってもらえない事でもどかしい思いもしているのではと、落ち込むこともあります。
これから先、ご支援のなかで改善出来ることも、新たな問題も入り組んで変化のある日々が訪れるだろうと思われます。
私は一日の始終に、必ずT様のお部屋を訪ねて、「今来たところです よろしくお願いします」、「今日は帰ります。今度はいついつきますね」と伝える事を自分の中で決めて実行しており、今後も続けようと思っています。
そんな中、今年に入って嬉しい気持ちになることがありました。何度か私が帰宅する際にT様は、自室(2階)の窓から顔を覗かせて、手を降ってくださるのです。
もしかしたら、初めて気づいた時以前より私が帰るのを見守っていてくださったのではないか?又、退社する際は、着替えをしたり、出る時間はまちまちになるので、いつから待ってくださっているんだろう?と申し訳無い気持ちも生まれました。
それから、帰る際はT様の部屋の窓を必ずみて帰るようにしていますが、時々姿が見えない事もあり、少し寂しいきもちと心配な気持ちになります。そして自分の今日の対応を振り返り反省することにしています。
このように、T様から私は嬉しい気持ちを頂き、そして考える気持ちを出させてくださいました。しかし、私からは日常にプラスになることができているのか大きな課題がありますが、1年半前よりT様の「笑顔」は増えてきていると信じています。

11:33 | Posted by admin

【男だらけのぶなの実】  ぶなの実2F 宝田

2016年05月15日 | ぶなの実::ぶなの実1F

どうもお久しぶりです、ぶなの実Bユニットの宝田です。
ここで働き始めてもう5年以上経ちました、始めの頃からと大きく変化したことがあります、それは「職員が男性3人女性1人」という事です、今までは女性の方が多く、男性2人、女性3~4人とかでした。
そこでなにが変わったかと言うと一番は料理です、女性の職員は料理が出来るのがほとんどだったのに新しく入ってきた男性職員2人は全くの料理初心者だったのです。
味噌汁も作れなかったり、ご飯もといだ事が無かったり…でも自分も5年前は料理初心者でした、グループホームの良い所は入居者の方々と料理を作る事が出来るのです、入居者は女性の方が多く主婦だった方も多い為料理のスペシャリストなわけです!なのでそこで5年いろんな方から料理を教えてもらい今では魚焼いたり、煮物つくったり、カレー作ったりと料理ができる様になりました。他の介護の仕事ではこんな経験は出来なかったんだろうなと思います。男だらけのぶなの実ですが女性に負けないくらい女子力が高くなっちゃうかもしれないですね!(笑)

11:33 | Posted by admin

【Tさんとトロピカルカフェ】  ぶなの実3F 森田

2016年05月15日 | ぶなの実::ぶなの実3F

前号に続きぶなの実の森田です。今回はぶなの実入居者のTさんについてお話しさせていただきます。
Tさんはぶなの実に入居される前はこの近所にお住まいだったそうで、滝野川近辺を歩けばお知り合いによく出会います。最近ではお一人でトロピコカフェへお出かけになります。入居される前にはそこで毎日コーヒーを飲みながらスポーツ新聞を読まれていたそうです。今もトロピコカフェでは馴染みの店員さん、馴染みのお客さんと会話を楽しまれながら、スポーツ新聞を読んでいるようです。
今までは私たちの力不足もあり、お一人での外出は避けていましたが、Tさんが横断歩道を渡り、カフェに行く姿を何度も見守りながら、やっとできるようになりました。
これからもTさんが今まで通りの生活ができるよう支援し、Tさんをきっかけに地域の方々と交流を深められるようにしていけたらと考えています。皆さま、これからもよろしくお願いいたします。

11:31 | Posted by admin

編集後記  林田

2016年04月10日 | 編集後記

長らくお待たせいたしました。
どっこいしょをやっと再開できるようになりました。
ここまで休止したのは、一番最初の「きみさんち通信」からしても初めてのことでした。色々原因はあるのですが、まずは、私の能力不足だと思います。
今回再発行につながったのも、私の手を離れ、うちの職員松林が編集などをやってもらえるようになったことなどがあるからです。今後は、ご家族のお話なども掲載できたらと考えています。
もうひとつ、再開草々お願いごとで恐縮ですが、運営推進会議等でも話しています人手不足の件です。職員が本当に集まりません。足りない状況ずっと続いています。
派遣会社さんから来てもらっている職員もおります。助かるのですが、時給が通常の倍以上かかるので、経営的にはとても苦しくなります。
どうか、お知り合いなどで、介護の仕事をしてみたいという方がいらっしゃれば、ご連絡をいただければと思います。(090-8084-6657 担当 柴田)
どうぞ、今後ともよろしくお願いします。

16:04 | Posted by admin

【食べること】  とちの実 中島

2016年04月10日 | とちの実

もう何年も前のこと。朝食の席にて、ある男性の入居者さん(Aさん)が、しかめっ面をしてご飯をかきこんで食べておられるのを見ました。ときどきそういったご様子がありました。あまり美味しく食べているようには見えない。取り立てて食前に気を悪くするようなことはなかったと思うし、嫌いな料理を食べているわけでもない。こちらでは計り知れないお気持ちがあったのでしょう。 じつは私はこのAさんが美味しくなさそうに朝食を食べる姿が好きでした。食べたくないときは食べないという選択も、ときによいと思います。それはAさんもよくお分かりだったと思います。しかしAさんは食べる。頑張って食べる・・・。 私はAさんのその姿から「俺は何がなんでも生き抜くぞ!」という決意を感じて、胸にぐっときたのをよく覚えています。 私達はできるだけ、入居者さんに美味しく楽しく食べてもらえるように支援をしますが、頑張って食べる、というのもいいものだなと、そのときに思った次第です。
それから何年かしてAさんは食べることが難しくなり、また、私達の力では支えることができないご状態となり、とちの実をご退去されました。あれほど食べて生きる意思を表出していたAさんを最後まで支援できなかったことは本当に申し訳なく、歯がゆく、落ち込みました。他にもっとできることがあったのではないかと。
食べることについて、Aさんから学んだことは今、私ほかとちの実の職員のバックボーンになっています。生活支援の中でも食事に関することはとりわけウェートが大きく、幅広く奥も深いです。また、ご
高齢の方にとっての思わぬ危険も隠れています。入居者さんに能力を発揮してもらい、安全に楽しく美味しく食べて頂けるよう、今後とも支援の質の向上を目指していきたいと思います。

16:03 | Posted by admin

ぶなの実1F 松林

2016年04月10日 | ぶなの実::ぶなの実1F

ぶなの実Bユニットに昨年の7月に新しい入居者さんがご入居されました。
Oさんは長野県のご出身です。
ご入居された日にお部屋にお邪魔させて頂くと今や国民的アイドルの嵐の相葉君のうちわが飾られていました。そう、相葉君のファンなのです。
相葉君のどんなところが好きなのか聞いたところ「普通なところが良いのよ」とのこと。同じ嵐の某メンバーがぶなの実の近くの出身らしいよ、と話したところ「あの子は顔が整いすぎだから好きじゃない」とのこと。今年に入り同じ事務所の先輩グループの解散騒動についてのニュースをじっくりご覧になり、「とっとと解散しちゃえばいいのよ」と熟女コメンテーター顔負けのコメントをされていました。ちなみにこのグループの一番人気のあの人についても「整いすぎていて好きじゃない」とのことでした。
嵐ファンのスタッフがいないので嵐の話がなかなかできないのですが、今度一緒にCDを聞いたり、DVDを見るなど好きなことをずっと楽しめる時間を作っていきたいと思います。

16:02 | Posted by admin

つげの実 蔵田

2016年04月10日 | つげの実

つげの実は、2005年の9月に開設されておかげさまで10年が経ちました。
当初は7名のご入居者様たちが生活をされておりましたが、定員が9名に変更になり、今ご入居されている方たちも合わせまして、24名の方たちがご入居されておりました。
開設当初からご入居されている方も2名いらっしゃいます。
今つげの実で生活をされている方たちをのぞかれますと、そのほかの方たちは、なんらかのご事情でご退去されました。
ご退去というと、病院や他の施設に行かれたり、残念ですがお亡くなりになられたりということが多かったのですが、お二人の方は、ご自宅にお帰りになりました。
お一人の方はだんな様と娘様と3人でお暮らしになることになりました。
約1年間のつげの実での生活でしたが、足腰が丈夫になり、長い距離を歩くことができるようになり、当初にくらべると、精神的にも落ち着いて安定してお過ごしになられておりました。
もう一人の方も息子様とお暮らしになることになり、この前出勤途中に、息子様と手をつながれて散歩をされているお姿をお見かけいたしました。
ぼくは、この仕事をはじめ、つげの実で入居者様たちのご支援をさせていただくことになったときに、今はいろいろなご事情があり、つげの実にご入居されているけれど、ここでの生活を通じて、またご自宅や住み慣れた場所にもどってお暮らしになっていただければよいことだな、と思っておりました。
それが、今回現実のものとなったことは、お別れは寂しいことではありましたが、よかったことではないかと思っております。
どちらの方も、同じ地域にご自宅がありますので、これからは、同じ地域の一員として、ご近所の方として、関わりをもたせていただければと思っております。

16:01 | Posted by admin