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【女の戦い】  つげの実 宮松

2017年01月31日 | つげの実

つげの実の利用者様は、全て女性で生活されています。
上記の題名の「女の戦い」ですが、色々な戦いがあります。
例えば、リビングでの椅子取り合戦です。現在つげの実は8名いらっしゃるのですが、内2名はマイ車椅子使用をされており、実質6名でのひそやかな合戦が繰り広げられております。
ご婦人方の一番の「特等席」と言うのは、テレビが一番見やすい場所、つまり座って顔を上げると真ん前にテレビがあることころです。
そこに座られる事が多いあるご婦人は、そこが空いていないと、近辺の席にとりあえず座られます。
しかし!
特等席が空くと、その瞬間にシュッ!とまるで一人椅子取り合戦のように、そしてまるで某アニメの加速装置を使用したように瞬間移動されます。そして満足げにされ、お茶を飲んでいらっしゃいます。
また別のご婦人は、リビングに人が少ない時を見計らって、スッと自然に特等席にちょんと座られます。
ひかえめな利用者様もいらっしゃって端の方に座られるかたもいらっしゃいます。
本当は皆さん特等席が大好きのようです。
ただ、以前、男性の利用者様がいらっしゃったことがあるのですが、その男性は、ご自分の指定席のようにずっとそこに座っていらっしゃいました。そこはやはり、皆さん男性社会の時代の女性ですよね、不満や文句は一切言わず、暗黙の了解で認めていらっしゃいました。
ちょっとした人間模様です。
以上、今回のひそやかな「女の戦い」でした。
次回の「女の戦い」を乞うご期待下さい。

09:12 | Posted by jizai

【一泊旅行を経て】  とちの実 小谷野

2017年01月31日 | とちの実

10月に秩父へとちの実の入居者様全員と一泊旅行に行ってまいりました。
旅行当日は快晴に恵まれ、季節外れの陽気となりました。『さすが晴れ女のAさん』と感謝です。
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移動には電車組と介護タクシー組とに分かれて向かいま
した。電車組は西武秩父線に乗り換えた後、車窓風景を楽しまれている様子が見て取れました。途中、ちょっと面白い御柱も見ることも出来ました。
秩父神社で電車組と介護タクシー組が合流し皆さんでお参りをしました。
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昼食はせっかく秩父に来たのだから、お蕎麦をというわけで『そば処入船』で皆さんとお蕎麦をいただきました。普段は小食なCさんもいつも以上に召し上がられました。建物がなんでも秩父市の“登録有形文化財”になっているそうです。Bさんがその事に気づき感心されていました。
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その後、『秩父まつり会館』へ行く予定でしたが、皆さん移動で疲れてしまった様子で急遽行きたい方だけ行くということになりました。『秩父まつり会館』へ行かれた方は楽しまれた様子で、そのほかの方はホテルに向かわれチェックイン後、部屋で休まれました。

ホテルのレストランで夕食となり皆さん普段よりも多く召し上がれていました。
部屋に戻ると布団が用意されており、なんだか修学旅行みたいだな。と感じました。皆さん浴衣に着替えられ就寝されています。
朝食は秩父市を一望出来るエントランスでいただきました。

その後、『道の駅ちちぶ』でお土産を購入。ここでDさんはお孫さんにお土産を購入されて行きました。まだ小さなお孫さんがいるのでキャラクター物が良いと思い、これが良いかなと聞くと「いいやこっちが美味しそう」とチョイスが完全に自分好みなのは余談です。
電車組と介護タクシー組みと別れ帰路に着きました。旅行中、帰宅後も大きな事故もなく無事に終えることが出来ました。
職員は準備期間、当日と色々と大変でしたが旅行中に普段見ることの出来ない入居者の姿が見ることが出来、新たな発見をすることが出来ました。また普段の日常の中で入居者様の新たな発見、能力を発揮出来るようにこれからもやって行きたいと思います。

09:10 | Posted by jizai

【半年が経って】  ぶなの実1F 山西

2017年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実1F

お久しぶりです。ぶなの実1階山西です。
早いもので入社して早くも半年が経ちました。
最近気づいたことは、会話が出来ない方だと思っていたらなんとなくですが会話になっているんだということに気づきました。
あぁー間違ったーなんてへこんだり、おかしいことがあって笑うとその方も笑っていたり、会話できる方は出来る方で、歯があるのに無いと言ったり・・・
俺はこの会社の取締役と言ったり・・・
初めはビックリしましたが最近では楽しくなってきました。
肉体労働的なところで疲れてる時にそんな事を言われると、思わず笑って元気
になってしまいます。
今後もよろしくお願い致します。

09:08 | Posted by jizai

【グループホームならでは効果?】  ぶなの実3F 宝田

2017年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F

どうもこんにちは、今回はIさんという男性について話したいと思います。
Iさんとの出会いは自分がまだBユニットの方で働いていた時にAユニットに入居しました。
その時はすれ違う時に挨拶をしたり、何かイベント事をするときに会うくらいだったのですが、その当時は体調を崩して何度か入院をしていて、その度帰ってくる時には体力も落ちてしまっているような状態でした。なので歩く事もあまり出来なく一時期車椅子で生活もしていました。
ですが、その後往診の先生もビックリする程の回復力で、食事形態が経管栄養から刻み食になり、少しずつ歩くようになり、今ではホーム内を掴まりもせず、しっかり歩いておられ、こちらが「そんなに歩いて疲れないかなぁ?」って思うくらいまでになりました。
プログラムの無いグループホームだからこそ、自由に外やホーム内を歩き回り、自分のペースでゆっくりご飯が食べれて、疲れたら昼寝したりテレビをみたりなど、Iさんに合った生活が出来て、それでこんなに元気になれたのかな?って思います。

09:07 | Posted by jizai

編集後記 林田

2016年12月31日 | 編集後記

年度の途中ではあったのですが、私どもの事業所すべてで簡単なテストをすることとしました。
 目的は、この仕事をするうえで知っておかなければならない基本的なことや、法人内で決めているマニュアルについて理解を深めることです。
 弊社の職員はまじめな職員ばかりですので、テストと言われるだけで相応のストレスを感じていたようです。私としてもこの方法がベストとは思っていないのですが、決められたことを知って実行する。と言う基本がどのくらい自分たちを守ることになるのか。と言うことを知ってほしくて実施しました。
 学校ではありませんので、このテストだけでその職員を評価することはないです。しかし、根気よく継続していく予定です。

08:33 | Posted by jizai

【入居者様との大切な時間】  ぶなの実3F 前山

2016年12月31日 | 未分類

こんにちは。ぶなの実Aの前山です。
暑い夏も終わり秋も深まってきました。
10月に入り、急に涼しくなったせいか、ぶなの実内でも風邪が流行りました。
幸い、皆さん微熱や喉、鼻風邪で済み、お元気に生活されています。

私、前山はぶなの実で働き始めてから3年以上経ち、入居者様、スタッフ共に
ガラッと変わりました。
入居者様は、ぶなの実開設時からお住まいの方、私がぶなの実に来てからご入居された方、短い期間でご退去された方、ぶなの実で亡くなられた方、色々な方がいらっしゃいます。
現在、ご入居されている方、いらっしゃらない方にも本当に色々なことを教えていただき支えられてぶなの実で過ごして来られたと思います。

これからも、入居者様との今、この時間を大切に過ごしていきたいと思います。

08:30 | Posted by jizai

12月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

2016年12月31日 | ぶなの実::ぶなの実1F

12月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

08:29 | Posted by jizai

【笑顔に勝る美人なし】  とちの実 渡邉

2016年12月31日 | とちの実

今年の9月は殆ど雨降り、それも殆ど台風の影響だったように思われます。
最近では、「気圧症」などと言われる体調の変化で、憂鬱な時期を過ごされた方も多いのではないでしょうか?
とちの実の皆様も、あまり外出もできなかったので、気分が晴れなかったのではないでしょうか?
そんな中、この時期に関わらずいつも不機嫌な様子が見られる方がいらっしゃいます。
今年のお正月にご入所されたA様は、福々しいお顔立ちで、容姿も小柄で愛らしい方です。始めは緊張もあったのか夜間帯眠れない事も多かったですが、「わからないことがあったら教えてください。お世話になります。」と、いつもニコニコと接してくださいました。数日すぎて、穏やかな方で、なんとも笑顔の素敵な方だと思っておりました。
 1ヶ月ほど経過すると随分生活にも慣れていただけ、緊張も溶けてきて会話をすることも増えてきました。そして、これまでの背景には、「しっかり者で無くてはならない状況」で過ごされ、いろんな事に気を使い、叱る立場の状況もあったのだとわかってきました。
 徐々にA様は、周りの状況に、居ても立ってもいられない出来事が色々見えてきたようです。おしゃべりをする方、食事がのんびりしている方、咳払い頻繁にする方など、注意しないと気が収まらない為、A様はその方々にキツく指摘をするのですが、毎日繰り返される状況は、目の上のたんこぶであり、日に日に苦痛になっているようでした。
スタッフが間に入り、共感し、また弁解し、理解をしてもらおうとA様に関わってきましたが、どうもこうも、「ダメなものは駄目」と一歩もゆずらないのです。逆に「うるさい」と言ってスネる事もあります。
現状、皆様の集う居間へ来られる時は、顔をしかめて、周りを見張るかのように座ってキョロキョロしています。
私も、譲れない嫌な事はありますので、A様の気持ちもわかりますが、入居された時の印象とは、まるで別人の様な表情になっておられるのでなんとか笑顔になって欲しいと強く思っています。
 日々の生活の中で、ふとした時に見せるA様の笑顔は、本当に「えびす顔」の様でとても素敵なのです。
 今、コミニティーの形成の難しさになかなか苦戦しています。
「人のフリ見て我がふり直せ」ではないですが、もしかしたら自分の笑顔も減っているのかもしれません。美女や美男は大好きですが、やはり心がほっこりするのは笑いかけてくれる表情です。
素敵な笑顔の力は偉大です。動物の中で人間にしかできない表情をもっともっと大切にしなければと思います。

08:26 | Posted by jizai

【思い出の味】  つげの実 西田

2016年12月31日 | つげの実

つげの実で働かせていただいてから3年目になります。まだまだ慣れていませんと言ったら怒られますね。でも日々感じる新鮮な気持ちとドキドキ感は大切にしたいと思います。
私が、「どっこいしょ」の記事を書かせていただく時、食べ物に関する話題が多いかもしれませんが、今回も食べ物の話題です。
 利用者様と外食するにあたって「外食はどこがいいですか?」というお話している時みなさん表情豊かに「そうねー」と色々お考えになられます。
色々な選択肢の中で選ぶ楽しみもあると思います。
これまで外食をご一緒させていただいたS様は、「私は牡蠣が大好きなの!」と牡蠣専門レストランで牡蠣づくしを満面の笑顔で「おいしい!」と口いっぱいに頬張り堪能されていらっしゃいました。またH様は、ご家族で良く行かれた天ぷら専門のお店に行き、昔懐かしい思い出話と共に天ぷら料理を味わい、店員さんにも「とても美味しかったわ」「昔よく来たの」と話しかけ、店員さんとのお喋りにも花が咲きました。
 ちなみに私の「思い出の味」は、銀座アスターです。家族とよく行った場所は、思い出と共に残るのだと思います。「食」は。毎日の中でも欠かせません。
朝食の目玉焼きを作られる時も、塩味派の方、醤油派の方、玉子かけごはん派とそれぞれ違います。
何気ない日々の中でも、おひとりおひとりの「味」「食」「楽しみ」を大切にできたらと思います。

08:21 | Posted by jizai

編集後記 林田

2016年11月30日 | 編集後記

先日、宮城県のGHに呼ばれて講師をしてきました。最近は虐待防止の話が多いのですが、今回は久しぶりに自立支援についてと言う内容でした。(虐待についても話しましたが。)
そのグループホームは開設間もない2年ほど前に、そこの管理者さんを私の隣にぴったりとついてもらい、どこに立つのか、どこを見るのか、どのような間を取るのか、どこでは待って、どこでは先回りをするのか。などを半日かけてトレーニングをしたことを思い出しました。
それから2年強、その管理者さんはしっかりとその時のトレーニングを理解して継続してくれていました。その当時の職員さんは3人しか残っていないとのことでしたが、残っている職員さんたちが、しっかりと自立支援の大切さと素晴らしさを感じ取って頑張ってくれたそうです。
様子を見ていると、意思の確認や自立支援をしっかりとされていました。入居者さんも自分の時間や自分の空間を持っておられて、それぞれの生活と言うものを感じました。また、外に行くことを繰り返す入居者さんに対しても、制止するような言動は見られませんでした。
会社や職員が違っても、人が生きていく様子の中には普遍的な要素があり、人が生きていく姿の素晴らしさとそれを支える職員の活気と言うものを感じることができました。
それと同時に、私が伝えたことを地道に継続してくれたことのありがたさと素晴らしさを痛感しました。
これは、簡単に思えてとても大変なことです。素晴らしいお手本を見たように思いますし、うちの事業所も一層自立支援を丁寧にそして着実に行わなければ、と身の引き締まる思いでした。(林田)

12:56 | Posted by jizai