ぶなの実Aの簔輪です。僕は入社して、もう2年が経ち、入居者さんのHさんも僕と同じく入居されて2年が経ちます。ある意味同期?です!
ある日Hさんが、突然お墓参りにいきたいと言いました。僕が「何処にあるんですか」と聞くと、Hさんは「愛知県にある」といいました。
さすがに愛知県は遠いなと思い、Hさんに「愛知県は遠いですよ。行くのは難しいですね。」と言いましたら、Hさんはちょっと落ち込みながら「そか~」といいました。
僕もさすがに、行けないだろ~と思いながらも、会議でその件を伝えた所、行ってもいいんじゃないと声があり、行けるんだ!!と思いました。
そこでHさんに行けると伝えたところ、Hさんはとても喜んだ表情でした。
計画を立て、日にちを決め、行く日の前日にHさんは体調を崩し延期になってしまいました。その日は落ち込んでいましたが、数日が経ちHさんも元気になり、延期になっていたお墓参りに、やっと行く事ができ、その日のHさんはいつも以上の元気を見せてくれました。
ご飯を完食したり、新幹線の中で昼寝をしなかったりして、逆に僕の方が寝てしまいました。
お墓に着き、レンタカーした車から降りてHさんに「着きましたよ!」と言うと、Hさんは「ここじゃない!もう帰る」と急に言い出しました。流石の僕も焦りました。
場所はあっているが、Hさんの中で、たまたま目印になっている門が工事されていたため、思い出せなかったようです。まわりを探索した所やっと思い出してくれました。
Hさんも疲れが見えてきたので、帰宅する事になり数分間のお墓参りだったけど、Hさんはとてもいい表情でした。きっと喜んでくれたと思います。そして僕もとても楽しかったし、旅行気分でいけました。