私は昨年の9月でぶなの実の管理者を降り、今は引き続きぶなの実の一般職員として働いております。管理者を引き継いでくれたのは内田香織さんです。本当にありがたいです。
今回はNさんのお話をさせていただきます。Nさんは2010年に開設してからのご入居なので、今年で丸10年ぶなの実で生活をされています。ご入居当時はご自分の足で歩かれていましたが、現在は全身の硬縮があり車椅子を利用されています。ご自分の意思を言葉で伝えることは困難となっていますが、つい先日「Nさん、今日のお昼ご飯はお汁粉にするのはどうですか?」とお聞きすると薄っすら目をお開けになり「ふっふっふっふっ」と声を立てて笑われたのです。
久しくNさんのお声を聞くことが出来ていなかったので、すぐに他のスタッフに報告しました。超感動です!!
ぶなの実は9名の入居者さんが生活されていますが、活動的な入居者さんの意思や意見が優先しがちになっていることが多いと感じています。Nさんのように意思疎通の困難な入居者さんの意見はおざなりになっていることが気になっていました。
2020年、気持ち新たに9名の入居者さんと向き合って、スタッフ一丸となり支援さ
せていただきたいと思いました。
先ほどのNさん、お汁粉は美味しそうに召し上がられていました。Nさん暖かくなったら沢山外出しましょうね~♪