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【二人の入居者さん】  ぶなの実3F 蝦子

2018年02月28日 | ぶなの実::ぶなの実3F

昨年の11月と12月に、新しい入居者さんが私のいるAユニットに入居されました。11月に入居されたZさんは男性で体はがっちりしており、昔は職人をしていたとのことです。Zさんは私のことを社長と呼びます。「何でそう呼ぶんですか?」とお聞きしたところ、「体がデカイからだ」と仰っていました。また12月に入居されたOさんは、女性の方です。Oさんと初めてお会いしたのは入居されて2日目くらいだったと思います。Zさんと初めてお会いした時はスムーズにお話が出来たのですが、Oさんとお会いした時、最初は「こんにちは、蝦子です。よろしくお願いします」くらいしか言えませんでした。
そのあと1960年代の音楽やご主人がサーフィンをやっていたことなどをお聞きし、私も1960年代の音楽が好きなので、その手の話題をしてOさんと話をしていたところ、Oさんはグループサウンズがお好きで、ショーケン派とジュリー派があって、Oさんはショーケンがお好きだったということです。
Oさんはご自分から「何か手伝うことはないですか?」と積極的に仰ってくださるので、早くぶなの実での生活に慣れようとされているのだと思います。
私も、ZさんOさんと楽しく生活出来るように寄り添っていこうと思います。

08:47 | Posted by jizai

【そろそろ、アラフォー。胃は重く】  とちの実 松本

2018年02月28日 | とちの実

またまた、Aさんのお話が続きます。悪いことは重なるものなのでしょうか。今度は脳梗塞で入院しておりました。麻痺が残った状態ではありますが、幸い全麻痺等ではなく、入院中のリハビリで大分症状は収まりました。手足の動きは若干ぎこちないものの、自分で字を書いたりする程度には回復してきており、退院後も本人が強い意志で歩けるようになる気持ちが残っております。
気持ちが先走ることもあってか、調子がそんなに悪くない時などは、スタッフが見ていないタイミング等で立ち上がって歩こうとしたり、若干の無茶をしようとされることも見受けられますが、それも本人の気持ちが残っているからだと考えると(勿論、言うべき所は言いますが)、気持ちの芽を摘み取るような気持ちにはなれません。
こちらの思惑で指示的に動かす等は出来るわけがないですし、やっちゃいけない。頭の何処かに常に置いておいて、今後も気をつけながらAさんとは付き合っていきたいと思います。そろそろ担当を初めて2年半になりますが、ある程度心の動きや考え方も掴めてきたかな、と、少しは自信を持って言う事ができます。そろそろ、とちの実で働き始めて3年。成長はやや遅いかもしれないですが、しっかりと進めていきたいと思います。

08:43 | Posted by jizai

2月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

2018年02月28日 | ぶなの実::ぶなの実1F

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08:29 | Posted by jizai

編集後記  林田

2018年01月31日 | 編集後記

平成30年度の報酬改定が概ね決定しました。
認知症対応型共同生活介護の報酬改定は、基本分が据え置き、そのほかは加算の項目が増えた。と言う状況です。
財政がひっ迫する中、加算の項目が、事業所として要望してきたことも含まれていたことを考えると、厚生労働省も、介護事業者・従事者のことをしっかりと考えてくれているとは感じました。
しかし、2点、気になることがあります。
1点目は、介護報酬が最低賃金と連動していないことです。東京近郊では、最低賃金の上昇が進んでいます。
20年前と比べると、100円以上上がったと思います。介護職員のなり手が少ない要因の一つは賃金の安さです。
せめて、介護報酬も最低賃金と連動させるべきだと思います。
2点目は、いまだに仕事の質に関してなかなかその評価が得られないことです。これは、事業者にも責任があるのですが、介護、特に認知症状態にある方を支える職員のケアの質を評価した介護報酬とはなっていません。今後は、そこにフォーカスされるような提言を国に行っていきたいと思っています。
次の改定まで、時間があるようでありません。現在、次の改定の準備に入っています。ぜひ、ご協力をお願いします。(林田)

09:09 | Posted by jizai

【今回はYさんとの思い出について】  つげの実 山越

2018年01月31日 | つげの実

寒い日が続きますがYさんは元気にすごされています。
此間、一緒に買い物に出かけた時に、小さい女の子が商店街を歩いているのを見ると、「いつもかわいいね」と嬉しそうに話されて嬉しそうな顔をしていました。
お昼の買い物に行く途中だったので、そのままサカガミに行くと、いつも弁当や食材などが沢山あり悩んでいますが、その時はカレーライスと最近おいしいと喜ばれるレモンティを一緒に購入して、つげの実に戻りました。
Yさんは、カレーライスを美味しそうに召し上がってから、食器を片付けに来た際に、一人のスタッフが片付けているのを見て優しい声で「手伝おっか。手伝うよ」と、台所まで来られて食器などを拭くのを手伝ってくれました。
他の利用者様に対しても、心配して手伝ってくれたりして、本当に親切なんだなと気がつきました。
僕らもついつい多く言葉をかけてしまったり、手伝ってしまったりする事がありますが、日常生活の中で利用者様が今何を考えているのかを考え、周りを見ながら対応して行かなければならないと思いました。
仕事が終わり退勤する時も、「もう帰っちゃうの」と、寂しい様子がみられます。その時は、「また来ます」と一声かけてから帰るようにしています。
Yさんが、いつまでも元気で、つげの実で暮らして行けたらと思います。

09:02 | Posted by jizai

【高身長の九州男児!】  ぶなの実3F 宝田

2018年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F

お久しぶりです、宝田です、今回は、昨年11月にご入居されましたZさんについて少しお話をしたいと思います。
Zさんは、九州の生まれで、身長がピンと立っていない状態でも170cmくらいある方なのです。入居された1~3日は座っていても傾きが強く、手引き歩行で歩いていてもまっすぐ歩けず、どうしても歩けない時は、居室から居間への移動に車椅子を使わないとならないような状況でした。ご家族は、なるべく歩けるようになってほしいと思われており、僕達職員も同じ気持ちでしたので、大変かもしれないけれどなるべく車椅子を使わないで、少しの距離でも歩いていただくようにしました。
それから1週間…なんとご自分で椅子から立ち上がり、台所まで行って手を洗っているではありませんか!(ちゃんと見守りはしています)介助をさせて頂くときに「いや、じぶんでできますから大丈夫です。」と言うことがよくあり、その気持ちがこんなにも早くZさんの回復につながったんだなと感じました。どうしても、入院してしまうと歩けなくなって帰ってきて、それ以降車椅子の生活になる、なんてことは介護しているとよく出くわすことなのですが、Zさんには、このまま元気なお姿で、ぶなの実での生活を満喫していただけたらなと思います。

09:01 | Posted by jizai

【10年目を迎えて】  とちの実 小谷野

2018年01月31日 | とちの実

個人的なことですが、この仕事を始めて昨年の11月で10年目を迎えました。
やり始めた頃はここまで続けられているとは考えられませんでした。
介護は正直に言ってキツイ仕事です。生活リズムが崩れるし、身体のあっちこっちの痛みを抱えてやっているのが個人的な実情だったりします。
10年目を迎えて、なぜこの仕事を続けているのだろうと考えると、よく分からないんですよね。この仕事を志している人や職に就いている人の意見で『やりがいがある。』『楽しいから。』といった言葉を聞かれると思うのですが、漠然としていて、具体的ではないんですね。自分にとっての『やりがい』『楽しいこと』ってなんだろう。なんだったんだろうと。
そんな時は『初心に帰って』など言われるのですが、転職活動をしていてたまたまこの業界に誘われたので、『初心に帰って』と言われるともっと前に戻らないといけないのですが、実家が飲食業を生業にしていて、学生の頃から手伝ったりしていたのがきっかけで、料理興味を持つようになりしました。
料理好きになったきっかけは、忙しい両親にかわり料理を作って『おいしい』と喜んでもらったのが始めだったように思えます。
事業所としては『自立支援』ということで入居者さんが主体で料理を作っていますが、忙しいときはチャチャっと作って食事を提供してしまいます。何かと賑やかな居間が食事中は静かになって、キレイに召し上がれていると、心の中でガッツポーズをしています。
でもそれだけで続けてこられたかなと思うと違うかなと。
事業所では月に1回、職員が集まって入居者1人1人について話しあうのですが、様々な意見が出て毎回、時間が足りなくなってしまいます。
『どうしたらここでの生活が良いものになるかを考えるから』だと思います。
それが『幸せ』に繋がっていければ幸いです。
それがこの仕事の『やりがい』かなと10年目にして思った事でした。

09:01 | Posted by jizai

1月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

2018年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実1F

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09:00 | Posted by jizai

編集後記  林田

2017年12月31日 | 編集後記

先日、同業の経営者たちと集まりを持ちました。
日ごろは、遊び仲間として集まることが多いのですが、今回は、年明けと言うこともあり真剣に話し合いました。
その検討課題は、どうやって、後進を育てるか。
どうやって世の中に、認知症対応型共同生活介護での仕事が魅力的で面白いかを伝えられるか、でした。そこに集まった仲間は、認知症状態にある方々を真剣に10年以上支えてきた仲間なのです。これまでは、自分の会社の運営に追われていましたが、そろそろ、社会の中に私たちが培ってきたことを受け止められる人たちを育てなければ。と考えだしたのです。
その為にはこの仕事の魅力を、同じ仕事をしている人たち、そして世の中に伝えていかなければなりません。
1つ目の課題については、とにかくこれまでの認知症状態にある方への支援と、生活の支え方をじっくり伝えなければという話になり、各会社の職員さんを集め、会社負担で宿泊研修など密度の高い研修を行おうということで話しが進んでいます。単純に、認知症ケアとか介護技術とかではなく、これまでの歴史や精神、考えなども含め伝えたいよね。と話しています。
もう1つの課題は、世間に向かって10年後の認知症対応型共同生活介護の在り方をイメージして伝えられるようにしたいという話になりました。
こちらは、まだまだ細かい検討課題が多いのですが、映画を作る。や、AIを取り入れるためにその研究をしている人たちとコラボしよう。というようなことをやりたいよね。と話しています。
どこまでできるか、こちらはハードルが高いですが。10年なんてあっという間です。今はじめないと、認知症になったら、ロボットに抑制されるような介護を受け、ぼんやりと殺されるような生活にさせられてしまう可能性も大です。
この10年、大切にしたいと思っています。

08:28 | Posted by jizai

【女の戦いパート3】  つげの実 宮松

2017年12月31日 | つげの実

お久しぶりのパート3になります。1対1の女性利用者様同士の戦いです。
以前から、どちらからともなく目がバチッ!と合うと、勃発します。とてもこの文面では書けないようなすごい言葉を発せられます。何よ!!ここのオーナーに言うわよ!巣鴨に行きなさい!(なぜに巣鴨?)までがギリギリ書けるところです。パート2を書かせていただいた時に、女性同士のケンカは、女性が入るとこじれるような予感がしますと書いたのですが、その通り、仲裁に入ると100倍になって返ってきます。とても太刀打ちできません(泣)。そんな時は、職員は、それぞれ、あらゆる手を考えます。二人の間に椅子を置いて座り、新聞を整理する作業をするスタッフ。しばらくすると静かになり、その作業を見て、ふいに手伝って下さる時があります。気付いたら一緒に新聞折りの作業をしています(笑)。ある時は、お客様がいらっしゃる時に言い合いが始まります。その時は、今お客様がいらっしゃるので今は控えて静かにしていただけますかと言うと、しばらく静かにして下さいます(笑)。
職員だけではなく、ある女性利用者様は、二人の間に立ちはだかって、仲裁に入って下さいます。そのお姿は、なんとも勇ましく堂々とされています。職員がとっさに仲裁できない時などは、ありがとうございますと、ひそかに感謝しております。
まったく女という生き物は‥‥。かくいう私も女子ですがね(照)。
いつまで続くのでしょうね・・・。ただ、今後も書き続けるでしょう、そこに女性がいる限り・・・。

08:15 | Posted by take