7月号の「ぶなの実1F」の記事はありません
2018年06月30日 | つげの実
当日は92歳の誕生日会の外出に出かけたお話をしたいと思います。
その日は朝から雨が強く降っていて、せっかく楽しみにされていたのにどうしようと思っていましたが、11:30頃になると雨が小振りになってきたので、Yさんと王子駅にある鰻屋登喜川というお店に行きました。
このお店は、僕の祖父が大好きな鰻屋で、いつも食べに行くと「おいしい」と言っていたお店なので、一度、一緒に行きたいと思っていました。
つげの実からタクシーで王子の鰻屋に行き、早速、鰻を見たYさんは、嬉しそうに喜んでいましたが「お金は大丈夫なの」「高いんじゃないの」と、心配されていましたが、今日はYさんの誕生日で一緒に食べに来たんだよ、と言うと安心されたのか、大変喜んでくれました。大好きな鰻を召し上がった時には、雨もすっかり上がり、良かったと思いました。
帰りはタクシーで霜降り商店街の前まで行き、Yさんが好きなコーヒーを一緒に飲んで、つげの実に帰宅しました。
Yさんが、美味しい食事を召し上がれて良かったのですが、天気が晴れていれば飛鳥山公園の方にも行って見ようかなと思いましたが、また次回の企画にしようと思います。
一番うれしかった事は、Yさんが楽しく行く事ができましたので、良い思い出ができたのではないかと思いました。
2018年06月30日 | 編集後記
今年50歳になりました。
人生50年と思うと、人生も終わりなのでしょうが、私の周りにはその年齢を越してまだ、元気な方々がいっぱいいらっしゃいますので、一つの節目としてこれからの時間をどう過ごすか考える目安にしたいと思います。
で、50歳にして初めての経験もいくつかしました。中でも、一番びっくりしたのは、道路を逆走する車と遭遇したことです。
高速道路ではなかったのですが、大きな幹線道路を夜間走っていると、交差点のところから、ヘッドライトがこちらに向かってきています。交差点で止まる予定でしたので、速度を落としていたことが幸いし避けることができました。が、一つ間違えれば正面衝突でした。
すれ違いざまに運転席を見ると、40代-60代ぐらいの女性で、ロングヘアー、夜なのにサングラスをしているように見えました。
確かに大きな交差点で、間違えやすい変則な交差点ですが、やはり、突然のことでかなりびっくりしました。幸い、パニックにならずに対応できましたが、やり過ごした後に、大きな声で「わー!逆走だ!!」と言っていました。
世の中で、逆走の事故が多発してきています。自然から社会の仕組みまで逆走とまでは言いませんが、想定していないことがたくさん起きています。
すべてを想定することは不可能ですが、さまざまな対策は、日々の情報から我がこととして考えておく習慣を付けなければと思いました。(林田)
2018年06月30日 | とちの実
2018年、桜の開花は3月の中旬過ぎ一気に北上しました。予想を上回る早さであっという間に葉桜になってしまった4月4日に「とちの実」のお花見は、石神井公園で行われました。
ピンクの花がまばらで少し寂しかったですが、花冷えで凍えることなく、初夏を思わせる新緑に包まれ、とても気持ち良い天候で、皆様も過ごしやすかったのではないでしょうか?
ここ数年は、毎年のメンバーは少しずつ代わってはいますが、ご入居者様全員参加、順延や中止もなく行うことができています。
とても凄い事だなと思っています。
とちの実にご入居された方は必ず1度はお花見に参加され、思い出作りができています。
私の思い出には、それぞれの方との関わりはもちろんですが、色んな準備にも年々変化があり、過ぎ去ってみれば頑張ったなと思えるのです。
以前は介護タクシーと公共交通機関を利用したのですが、今年は、公園まで車イスでの移動の方が増えた為、介護タクシーが2台必要でした。
また、取り寄せるお弁当も刻み食の方が複数名となり、水分もとろみが必要です。外に持ち出すものなのでペースト食の方はやむを得ずペースト食品を持参しました。
私たちが気軽に「お花見しようかっ」という具合にはならず、なかなか大変さはあります。
しかし、美味しい空気を吸いながら外で食べるご飯には、皆さま、お箸もよくすすまれます。
穏やかで、またにこやかな表情で過ごされているご入居者様を見ていると、良かったと思えます。
次は秋の旅行の計画があります。
皆さまお元気での全員参加をめざして、楽しい企画を立てたいと思います。
2018年06月30日 | ぶなの実::ぶなの実3F
今回の『どっこいしょ』は、ぶなの実Aユニットにご入居されているSさんが描いて下さった、職員の似顔絵集です。
Sさんは、昔から絵や字を書くことがお好きだったとのこと。何かしら筆を執っていたそうで、ご入居された際も、何も言わなくてもお孫さんたちが筆箱の準備をしてくださっていたそうです。
森田の似顔絵はかなり盛ってくださっています!80年代の聖子ちゃん風です♪(笑)
2018年05月31日 | 編集後記
イメージで話をしてしまうこと。本当に多いと思います。多いというより、世の中のほとんどのことはイメージを言語化したもので、判断されているように思います。
その結果、そのイメージに苦しむ人がどれだけ多いことか。また、間違った情報に踊らされることがどれだけ多いことか。
確かに、すべてのことにイメージを排除したら、そのほとんどの会話や芸術などは無くなってしまうと思うのです。
創作活動にイメージは絶対に必要です。また、生きていく中で、出会いや別れなどにもイメージはつきものでそのことにより、その人生が彩られていくと思います。
そこで、イメージをどのようにコントロールするか。これに、かかっているのではないかと思います。
イメージをする際に、人や物事に対して負のイメージだけを持つことや悪い面だけを想像することをしない。これだけで、自分の心が楽になると思いますし、周りの人も不快なことが減ると思います。
実際、人に対して負のイメージを持つときは、その想像を先にすることで万が一そのようなことが起きた時に不意打ちを受けないように、心のガードをしているのだと思います。
この心の作業自体は、ある程度やらざるを得ないこともあると思うのですが、そのような時にこそ、その人のことを理解しようと思っているのか。一方的な見方をしていないか。など理知的に自分に問いかけることが必要だと思います。そして、その自分の心の動揺が収まるまでは、その人や人たち等について感想などを言うことを控えてみるとよいと思います。
なんでも、イメージしたことをつぶやき、なんでもイメージしたことを写真に撮る時代ですから、人への言葉だけでも、イメージの意味していることを理解してから表現するようにしてもよいのではと思います。(林田)
2018年05月31日 | つげの実
つげの実には、UさんとNさんという方がいらっしゃいます。
Uさんは、開設当初からご入居されており、まだ70歳代とお若い方です。
Nさんは、ご入居されてまだ1年未満の80歳代の方です。
お二人に共通していることが、よく歩かれ、お元気で、お洒落で料理がとても上手なところです。
このように、共通点が多かったので、出会ったときから、よくお話をされておりました。
料理も一緒に行う事が多かったのですが、とある夕食時、さばの煮付けの調理の方法と味付けで違いがあり、その後も違いが見られるようになり、おひとりが入院されたりして、少し二人の距離があいてしまった時期もありました。
でも今では、近所の八百屋さんや魚屋さんに二人でお買い物に出かけられたりお互いのお部屋でお茶をされたり、料理も協力して行っております。
とても仲がよいのですが、もうひとつ、共通したことがあります。
それは、相手をたてて、感謝の気持ちを伝えている、ということです。
なかなか簡単にできることではないと感じております。
このことを自分もできるようになれるようにお二人と一緒に生活をさせていただくなかで、少しずつ学んでいかれればと思っております。
2018年05月31日 | とちの実
この文章を書いている今は3月です。昨年にお亡くなりになられたA様が、もしもご存命ならば95歳のお誕生日を迎えられる月でした。
ベレー帽のよく似合うダンディなA様は、教育者あり、福祉の世界にも携わってこられた方でした。介護の現場で入居者様の支援をし後輩たちの指導にあたる私にとって、まさに雲の上の存在です。尊敬の念を込めて”先生”と呼ばせていただいていました。 「プロという自覚は大切だが、福祉や教育の現場では、剥き出しの人間自身が問われるのだ」というA様の言葉を噛み締めて、今も仕事にあたっています。
最晩年は言葉でのやりとりが難しくなっていらっしゃいましたが、支援をさせていただく中で、大切なことをたくさん教わりました。2年4ヶ月という短い期間でしたが、一緒に過ごさせて頂けたご縁に感謝しています。この3月にお誕生日記念の外出をしていただくことは叶いませんでしたが、一緒に食事作りをしたこと、旅行でベッドを並べて寝たこと、コンサートに行ったこと、どれも素晴らしい思い出です。ご入居されて間もない頃に、お風呂のあとで「きみの誘導は見事だ!」と褒めて頂けたことが私の自慢であります。
先生、本当にありがとうございました。ご冥福をお祈り致します。
2018年05月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F
どうもお久し振りです、ぶなの実Aユニットの宝田です。
今回はSさんとの事を書こうと思います、僕は趣味でドラムを叩いているのですが3月にライブをやるんですよーとSさんに話すとドラムがすごく大好きなのよ!との事で昔にあったドラムの思い出などを沢山話してくれて「見に行きたいわ!」と仰って下さり、その日にたまたま職員の人数も多く見に来てくれる
ことになりました。
ライブの日が近づいてくると「もうすぐね!頑張ってね!」と楽しみにしてくださり、当日は興奮して夜もあんまり寝れなかったのよ!と、ドラムが見えやすい席に座っていただき楽しそうに見て下さいました。
僕がぶなの実で働き始めて8年になるのですが野球を見に行ったり寄席を見に行ったりは何度もありますがまさか自分が演奏しているところを見てもらうなんて事があるなんて思いもよりませんでした、こんな素敵な体験が出来て改めてグループホームって自由で楽しいなと感じました。