またまた、Aさんのお話が続きます。悪いことは重なるものなのでしょうか。今度は脳梗塞で入院しておりました。麻痺が残った状態ではありますが、幸い全麻痺等ではなく、入院中のリハビリで大分症状は収まりました。手足の動きは若干ぎこちないものの、自分で字を書いたりする程度には回復してきており、退院後も本人が強い意志で歩けるようになる気持ちが残っております。
気持ちが先走ることもあってか、調子がそんなに悪くない時などは、スタッフが見ていないタイミング等で立ち上がって歩こうとしたり、若干の無茶をしようとされることも見受けられますが、それも本人の気持ちが残っているからだと考えると(勿論、言うべき所は言いますが)、気持ちの芽を摘み取るような気持ちにはなれません。
こちらの思惑で指示的に動かす等は出来るわけがないですし、やっちゃいけない。頭の何処かに常に置いておいて、今後も気をつけながらAさんとは付き合っていきたいと思います。そろそろ担当を初めて2年半になりますが、ある程度心の動きや考え方も掴めてきたかな、と、少しは自信を持って言う事ができます。そろそろ、とちの実で働き始めて3年。成長はやや遅いかもしれないですが、しっかりと進めていきたいと思います。