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【泣き笑いのお仕事】 ぶなの実3F 前倉

2018年03月28日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実の皆さまに出会えておっかなびっくりのお客様だった私も、毎日毎日泣いて笑って10ヶ月を過ごすことが
でき、入居者さんにとっての「いつもの顔」になりつつあるのでしょうか。ふとしたときに私を探して微笑んで下さるのを見て、人生の幸せを噛みしめているこの頃です。
さすが噂通りの介護業界で人材が入れ替わり、まだ1年経たないうちに他のスタッフにアドバイスをする機会が増えてきました。支援の意味を改めて考え直し、見直しながら助言、他のスタッフの介助を見てまた盗み、考えるを繰り返し、いい刺激にはなっています。それでもまだ新人気分が抜けず、悩んだら全て先輩方にぶつけるだけぶつけて丸投げで仕事した気になっていましたが、新人のつもりは自分だけなのでは?という空気をそろそろ無視できなくなり、いい加減今年は甘えられないなぁと、今更ながら心を改めることにしました。スタッフにとっても心強いチームメイトとなれるようさらに精進を、とこちらで宣言させて頂きます。ハードル高いですが入居者さんの利益になると信じて、更に生き生きと安全に過ごしていただけるよう毎日悩み続けます。
今年もまた皆さまの健康で元気な笑顔を見て幸せを噛みしめる、泣き笑いの1年が過ごせますように。

18:33 | Posted by jizai

編集後記 林田

2018年02月28日 | 編集後記

東京で生活をしだして25年以上経ちます。子供の頃を過ごした福岡の久留米市よりもずいぶん長くなりました。
東京での生活にもう慣れきっていると思うのですが、冬の乾燥は何年たっても慣れませんし、年々つらくなっているように感じます。
根が田舎育ちなので、空気がきれいな環境で生活しましたし、福岡は冬場曇った日が多く乾燥した空気となることは少ないのです。
ですが、もうすぐ東京を意識せざるを得ないことが来ます。東京オリンピック・パラリンピックです。私の生活や、私たちの仕事にプラスの影響ばかりではない東京オリンピック・パラリンピックですが、どうせ行われるなら、認知症状態にある方々や、それを支える私たちで、東京は認知症になっても安心して生活できる場所だということを少しでも世界に伝えられたらと考えます。
すでに、仲間たちといろいろなイベントを考えていますし、できれば入居者さんたちとオリンピック・パラリンピックのボランティアをできたら素晴らしいと思っています。
来年度からいろいろなインフォメーションを流すと思いますので、ぜひ皆さん、一緒に世界初めての試みに挑戦してみませんか?よろしくお願いします。(林田)

08:53 | Posted by jizai

【趣味もいろいろ】  つげの実 西田

2018年02月28日 | つげの実

ある日、商店街で買い物を終わらせて、Sさんとつげの実に向かっていると・・・。
前から大きな花束を抱えた若い男性が歩いて来ました。Sさんがその男性を呼びとめました。
「綺麗なお花ねー。これはどこかに活けるんですか?」男性「はい。仕事でこれから活けに行くんです」Sさん「あら。お花のお仕事なの? 私、龍生派なの」男性「あ。僕も同じです」と、偶然の一致にお互いびっくりされていました。
Sさんがお話された流派の先生のお名前も、男性の方はご存じで、数分の立ち話でしたがお互いにこやかにお話されていて、とても良い瞬間に立ち会えたと嬉しくなりました。
男性と別れた後、Sさんは「お花好きはピピッとわかるのよ」と嬉しそうにお話されていました。このお正月のお花もSさんが綺麗に活けて下さいました。
趣味は、大切だなとつくづく思います。
ある日、Eさんが「あーぁ。ダンスホール行きたいなー!」と仰りました。Eさんの他にも社交ダンスをされていた方がいらっしゃいます。ご機嫌がいいと「チャッチャッチャッ♪」と小踊りされます。ダンスホールの話をこれからも聞けたらいいなと思いました。登山されていた方、芸術作品を作られていた方、趣味もいろいろ。
つげの実でも趣味を活かせたり、新しく発見したりできるといいなぁと思います。
私も先日、利用者様と一緒にゴッホの展覧会に同行させていただき「ゴッホ絵画の極意」を利用者様から教えて貰いつつ、少しだけかじらせていただき楽しい思い出になりました。
これからも色々教えてもらえるようにがんばります。まずは・・ダンスホールから☆

08:48 | Posted by jizai

【二人の入居者さん】  ぶなの実3F 蝦子

2018年02月28日 | ぶなの実::ぶなの実3F

昨年の11月と12月に、新しい入居者さんが私のいるAユニットに入居されました。11月に入居されたZさんは男性で体はがっちりしており、昔は職人をしていたとのことです。Zさんは私のことを社長と呼びます。「何でそう呼ぶんですか?」とお聞きしたところ、「体がデカイからだ」と仰っていました。また12月に入居されたOさんは、女性の方です。Oさんと初めてお会いしたのは入居されて2日目くらいだったと思います。Zさんと初めてお会いした時はスムーズにお話が出来たのですが、Oさんとお会いした時、最初は「こんにちは、蝦子です。よろしくお願いします」くらいしか言えませんでした。
そのあと1960年代の音楽やご主人がサーフィンをやっていたことなどをお聞きし、私も1960年代の音楽が好きなので、その手の話題をしてOさんと話をしていたところ、Oさんはグループサウンズがお好きで、ショーケン派とジュリー派があって、Oさんはショーケンがお好きだったということです。
Oさんはご自分から「何か手伝うことはないですか?」と積極的に仰ってくださるので、早くぶなの実での生活に慣れようとされているのだと思います。
私も、ZさんOさんと楽しく生活出来るように寄り添っていこうと思います。

08:47 | Posted by jizai

【そろそろ、アラフォー。胃は重く】  とちの実 松本

2018年02月28日 | とちの実

またまた、Aさんのお話が続きます。悪いことは重なるものなのでしょうか。今度は脳梗塞で入院しておりました。麻痺が残った状態ではありますが、幸い全麻痺等ではなく、入院中のリハビリで大分症状は収まりました。手足の動きは若干ぎこちないものの、自分で字を書いたりする程度には回復してきており、退院後も本人が強い意志で歩けるようになる気持ちが残っております。
気持ちが先走ることもあってか、調子がそんなに悪くない時などは、スタッフが見ていないタイミング等で立ち上がって歩こうとしたり、若干の無茶をしようとされることも見受けられますが、それも本人の気持ちが残っているからだと考えると(勿論、言うべき所は言いますが)、気持ちの芽を摘み取るような気持ちにはなれません。
こちらの思惑で指示的に動かす等は出来るわけがないですし、やっちゃいけない。頭の何処かに常に置いておいて、今後も気をつけながらAさんとは付き合っていきたいと思います。そろそろ担当を初めて2年半になりますが、ある程度心の動きや考え方も掴めてきたかな、と、少しは自信を持って言う事ができます。そろそろ、とちの実で働き始めて3年。成長はやや遅いかもしれないですが、しっかりと進めていきたいと思います。

08:43 | Posted by jizai

2月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

2018年02月28日 | ぶなの実::ぶなの実1F

2月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

08:29 | Posted by jizai

編集後記  林田

2018年01月31日 | 編集後記

平成30年度の報酬改定が概ね決定しました。
認知症対応型共同生活介護の報酬改定は、基本分が据え置き、そのほかは加算の項目が増えた。と言う状況です。
財政がひっ迫する中、加算の項目が、事業所として要望してきたことも含まれていたことを考えると、厚生労働省も、介護事業者・従事者のことをしっかりと考えてくれているとは感じました。
しかし、2点、気になることがあります。
1点目は、介護報酬が最低賃金と連動していないことです。東京近郊では、最低賃金の上昇が進んでいます。
20年前と比べると、100円以上上がったと思います。介護職員のなり手が少ない要因の一つは賃金の安さです。
せめて、介護報酬も最低賃金と連動させるべきだと思います。
2点目は、いまだに仕事の質に関してなかなかその評価が得られないことです。これは、事業者にも責任があるのですが、介護、特に認知症状態にある方を支える職員のケアの質を評価した介護報酬とはなっていません。今後は、そこにフォーカスされるような提言を国に行っていきたいと思っています。
次の改定まで、時間があるようでありません。現在、次の改定の準備に入っています。ぜひ、ご協力をお願いします。(林田)

09:09 | Posted by jizai

【今回はYさんとの思い出について】  つげの実 山越

2018年01月31日 | つげの実

寒い日が続きますがYさんは元気にすごされています。
此間、一緒に買い物に出かけた時に、小さい女の子が商店街を歩いているのを見ると、「いつもかわいいね」と嬉しそうに話されて嬉しそうな顔をしていました。
お昼の買い物に行く途中だったので、そのままサカガミに行くと、いつも弁当や食材などが沢山あり悩んでいますが、その時はカレーライスと最近おいしいと喜ばれるレモンティを一緒に購入して、つげの実に戻りました。
Yさんは、カレーライスを美味しそうに召し上がってから、食器を片付けに来た際に、一人のスタッフが片付けているのを見て優しい声で「手伝おっか。手伝うよ」と、台所まで来られて食器などを拭くのを手伝ってくれました。
他の利用者様に対しても、心配して手伝ってくれたりして、本当に親切なんだなと気がつきました。
僕らもついつい多く言葉をかけてしまったり、手伝ってしまったりする事がありますが、日常生活の中で利用者様が今何を考えているのかを考え、周りを見ながら対応して行かなければならないと思いました。
仕事が終わり退勤する時も、「もう帰っちゃうの」と、寂しい様子がみられます。その時は、「また来ます」と一声かけてから帰るようにしています。
Yさんが、いつまでも元気で、つげの実で暮らして行けたらと思います。

09:02 | Posted by jizai

【高身長の九州男児!】  ぶなの実3F 宝田

2018年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F

お久しぶりです、宝田です、今回は、昨年11月にご入居されましたZさんについて少しお話をしたいと思います。
Zさんは、九州の生まれで、身長がピンと立っていない状態でも170cmくらいある方なのです。入居された1~3日は座っていても傾きが強く、手引き歩行で歩いていてもまっすぐ歩けず、どうしても歩けない時は、居室から居間への移動に車椅子を使わないとならないような状況でした。ご家族は、なるべく歩けるようになってほしいと思われており、僕達職員も同じ気持ちでしたので、大変かもしれないけれどなるべく車椅子を使わないで、少しの距離でも歩いていただくようにしました。
それから1週間…なんとご自分で椅子から立ち上がり、台所まで行って手を洗っているではありませんか!(ちゃんと見守りはしています)介助をさせて頂くときに「いや、じぶんでできますから大丈夫です。」と言うことがよくあり、その気持ちがこんなにも早くZさんの回復につながったんだなと感じました。どうしても、入院してしまうと歩けなくなって帰ってきて、それ以降車椅子の生活になる、なんてことは介護しているとよく出くわすことなのですが、Zさんには、このまま元気なお姿で、ぶなの実での生活を満喫していただけたらなと思います。

09:01 | Posted by jizai

【10年目を迎えて】  とちの実 小谷野

2018年01月31日 | とちの実

個人的なことですが、この仕事を始めて昨年の11月で10年目を迎えました。
やり始めた頃はここまで続けられているとは考えられませんでした。
介護は正直に言ってキツイ仕事です。生活リズムが崩れるし、身体のあっちこっちの痛みを抱えてやっているのが個人的な実情だったりします。
10年目を迎えて、なぜこの仕事を続けているのだろうと考えると、よく分からないんですよね。この仕事を志している人や職に就いている人の意見で『やりがいがある。』『楽しいから。』といった言葉を聞かれると思うのですが、漠然としていて、具体的ではないんですね。自分にとっての『やりがい』『楽しいこと』ってなんだろう。なんだったんだろうと。
そんな時は『初心に帰って』など言われるのですが、転職活動をしていてたまたまこの業界に誘われたので、『初心に帰って』と言われるともっと前に戻らないといけないのですが、実家が飲食業を生業にしていて、学生の頃から手伝ったりしていたのがきっかけで、料理興味を持つようになりしました。
料理好きになったきっかけは、忙しい両親にかわり料理を作って『おいしい』と喜んでもらったのが始めだったように思えます。
事業所としては『自立支援』ということで入居者さんが主体で料理を作っていますが、忙しいときはチャチャっと作って食事を提供してしまいます。何かと賑やかな居間が食事中は静かになって、キレイに召し上がれていると、心の中でガッツポーズをしています。
でもそれだけで続けてこられたかなと思うと違うかなと。
事業所では月に1回、職員が集まって入居者1人1人について話しあうのですが、様々な意見が出て毎回、時間が足りなくなってしまいます。
『どうしたらここでの生活が良いものになるかを考えるから』だと思います。
それが『幸せ』に繋がっていければ幸いです。
それがこの仕事の『やりがい』かなと10年目にして思った事でした。

09:01 | Posted by jizai