今年は、暑くなるのが早かったですね。
「もう夏か・・」なんて思っていたらまだまだ、5月だったりします。
つげの実は、商店街が近くにあり八百屋さん、スーパー、お魚屋さん、お肉屋さんに恵まれています。
八百屋さんには、「旬」の野菜が並びます。
今年の春は「たけのこ」が多く食卓に並びました。八百屋さんで「たけのこ」を見つけると「今日はたけのこごはんにしようか。私できるからまかせておいて」と手際よくたけのこの皮をむき、ゆがいてから味付けで煮込んでご飯にまぜてできあがりです。
私も大変なイメージでしかなかったのですが、利用者様の作る姿を見ながら自分も出来そうな気がしてきました。
そして、N様は山菜に詳しく「ふきのとう」を買ってきて天ぷらにしたりふきのとう味噌を作って下さいました。これが本当に「春の味」でごはんのお供によくあい美味しく頂きました。
利用者様同士でも「こういう調理の仕方があるのね」と会話もみられたりしていました。
また、夕方になると「夕ご飯のおかずは何にしましょうか?」と利用者様に伺ったりしますが、たいてい「なんでもいいです」と返答されます。
しかし、いざ買い物に行かれると、少しだけ足元がふらつき気味な方も、スーパーの買い物カートにカゴを自らのせて店内をスイスイと行かれ「みるものなんでも欲しくなるね」と、笑いながら見て回ったり、魚売り場で急ブレーキがかかり、じっと鮭を見つめていらっしゃるので伺うと「明日の朝みんなに鮭を食べさせてあげたいの。いいかしら」とお話され、同意を得られると嬉しそうに鮭を4切れビニール袋にいれている姿がとても印象的でした。毎日のことですが、なにげない楽しみを利用者様と一緒にあじわっていけたらと思っております。
今年の夏は、どんな「旬」の食材が多く食卓にあがるか楽しみです。