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【編集後記】  理事長 志寒

2025年09月11日 | 編集後記

立秋も過ぎましたが、体温越えの気温が続いています。暑さを嘆く、お決まりの挨拶を交わす気力すら萎えてきそうですね。そんな強い日差しの下、きみさんちの川沿いの桜並木では、落ち葉が目立ってきました。もちろん、暦の上の秋を感じ取ったわけではなく、あまりに暑さがひどく水分不足に陥ると、自ら葉を落として水分の消失を防ぐのだそうです。桜も夏バテする暑さを痛感する一方、植物の持つ自然のメカニズムの妙にも驚かされます。大切な葉を失うことで、より大切なものを守る。人間も同じ自然の一部なら、喪失や衰えに見えるものも、もっと奥の深いプロセスなのかもしれません。
この桜の夏バテですが、いったん葉を落とした後、環境条件が良くなると、もう一度、葉をつけることがあるそうです。翌年の花のためにもうひと踏ん張りするとか。そして、ついでにもう一花咲かせることすらあるとか。自然に学ぶことは多いようですね。

10:41 | Posted by jizai

【伝えたい気持ち】  とちの実 渡邉

2025年09月11日 | とちの実

我が家にはいろんなトーンで「ミャーミャー」といって、どうしてほしいか訴えてくる
小さな家族がいます。ご飯が欲しい時、遊んでほしい時、トイレをする前など結果これらを望んでいたんだと分かるものもあれば、やたらと鳴き続けて何かを言おうとしているの?と理解できないことがあります。仕事に行く身支度中だったりすると「お留守番は嫌だ」と言って引き止めているのか?とも思うのですが実際のところ人間の言葉ではないのでわからないです。訴えを解消してあげられなくて申し訳なくおもいます。
こんな時、入居者さんのことがふっと頭をよぎります。最近は、自発的に発言される方が少なくなりました。目をあわせて軽く頷きながら私の顔をじっと見つめるAさん。話しかけると「クックック」と笑ってばかりのBさん。声掛けとは全く違う話を一生懸命するCさん。発言はお達者なDさんも同じ言葉をなんども繰り返しをされています。
これらは認知症の特徴的な症状と思い込んでしまいがちですが、やはり自分のことを
わかってもらいたいためにそれぞれ表現されていることなのだから理解しなくてはと
思っています。
ただ、入居者さんも家の猫も、私に分かる言葉で言ってくれたらいいのにと叶わない願いを唱えてしまいます。
過去に、入居者さんと気持ちが繋がった感じた出来事もあり嬉しくなったこともありました。
しかし、ほんとうに望んでいるニーズに対応することはとても難しく、何年経ってもうまく対応できなくて情けないです。もしかしたら自分の気持ちを上手くつたえられないからかもしれません。改めてよくアセスメントさせてもらい自分の表現力を向上しないといけないと思っています。

10:35 | Posted by jizai

【花火】  ぶなの実 サビタ

2025年09月11日 | ぶなの実::ぶなの実3F

夏になりましたね。みなさん元気にお過ごしでしょうか。
7月のイベントについて少しお話ししたいと思います。
ファイル 653-1.jpeg先日、私達は入居者さんの方々とぶなの実の近くの公園で花火をしました。
花火を見ながら、笑ったり、写真を撮ったり、「あなたの花火の方が綺麗ね」なんてお話をしたりと、とても楽しい時間を過ごしました。
みなさんで一緒に夏の思い出を作る事が出来て本当に良かったです。
最初は「花火は久しぶりで少し怖いわね」と話される方もいましたが、段々見慣れてくると「綺麗だね~」「夏だね~」と笑顔が溢れていました。
「昔、家族とやった事を思い出しました」と話してくださる方もいらっしゃいました。
皆さんと素敵な時間を過ごすことが出来ました。
最後には「来年もまた一緒にやりたいね」 「元気で過ごそうね」と話されていました。
来年もまたみなさんと花火がしたいです。

10:35 | Posted by jizai

【編集後記】  理事長 志寒

2025年08月15日 | 編集後記

暑さがひときわ厳しくなってまいりました。その上に地震の話題も。そんなテレビのニュースを見ながら入居者さんが眉を寄せて「これはね、地球がどうかなっちゃってるのよ」と明言します。「長い人生経験から見ても、そう思われますか」とこたえると「そりゃそうよ!」と。そしてお話になったのが、ご自身の子どもの頃の夏の風景。夕暮れの涼しさや川を吹き抜けるそよ風、井戸水で冷やしたマクワウリが虫歯に染みるほどだったこと。それは時代と都市と田舎の違いのようにも思えますが、それを基準とすれば、最近の日本の夏は確かに異常事態です。確かに私の子ども時代と比較しても、暑すぎて鳴けないのか昼間は蝉しぐれが途絶えますし、一向に気温が下がらず夕涼みも死語になりつつあります。ご近所の方によると、学校でも屋外プールの授業を取りやめるところもあるのだとか。
私たちの夏はすっかりと変わってしまったのかもしれません。しかし、ゆっくりとした変化は気づきにくいものです。いつの間にか大切なものが変わってしまっていないか、違う世代とのコミュニケーションで気が付くことも多そうです。

18:31 | Posted by jizai

【七夕】  ぶなの実 大塚

2025年08月15日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ついに梅雨明けし、夏本番です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
7月の最初のイベントと言えば、七夕ですね♪
今日はぶなの実内で行った七夕の短冊作りのご様子をご紹介したいと思います。
入居者さんに今年の願い事は何にしましょうかと相談すると、最初は皆さん、「何にも思いつかないな」としばらく悩まれています。
トップバッターはEさんです。「良い事、思いついた!」とスラスラスラっと「日々安泰」と書かれます。大切ですね~。
続いてはOさんです。「みんなが幸せになりますように」
素敵ですね~。さすがOさんです。
次々と皆さんも短冊を書き上げて下さいます。
ファイル 649-1.jpegファイル 649-2.jpegファイル 649-3.jpegSさんは「世界平和」。なんと世界とは!!規模が大きいですね。
最年長のNさんは「あと、いくつ生きるのかな?」と。まだまだ一緒に頑張りましょう!
Aさんは「楽しく過ごしたい」私もそう思います。
Kさんは「あんぱんが食べたい」と!みんなの笑顔を引き出します。
Iさんも「どうしよう。どうしよう」と悩みましたが、「今年は皆の願い事に乗っかります」と。来年こそは書いてもらえると良いですね~。

今年も皆さんの思いの詰まった短冊が出来ました。
皆さんの願い事が叶います様に♪

18:30 | Posted by jizai

【畑に行ってきました】  とちの実 中島

2025年08月15日 | 未分類

近所さんにお誘いいただき、畑でのじゃがいも掘りに行ってきました。
もともと毎年お声掛けをいただいていたのですが、コロナの影響でずっと実現ができていませんでした。今回5年か6年ぶりの参加です。
6月末でかなり暑かったことと、畑までの距離もそこそこあることから、今回は車椅子をご利用の入居者さんお二人に、代表して見学をしてもらいました。
参加された入居者Zさんは畑にて「気持ちがいい、気持ちがいい」と何度も仰っていました。
ファイル 648-1.jpegファイル 648-2.jpegファイル 648-3.png穫れたてのジャガイモのお裾分けをとちの実の皆で美味しくいただきました。
このような機会を提供していただき、心の底から感謝しいます。

そのご近所さんから、手作りの郵便受けの寄贈もいただきました。ありがとうございます!

18:29 | Posted by jizai

【畑に行ってきました】  とちの実 中島

2025年08月15日 | とちの実

ご近所さんにお誘いいただき、畑でのじゃがいも掘りに行ってきました。
もともと毎年お声掛けをいただいていたのですが、コロナの影響でずっと実現ができていませんでした。今回5年か6年ぶりの参加です。
6月末でかなり暑かったことと、畑までの距離もそこそこあることから、今回は車椅子をご利用の入居者さんお二人に、代表して見学をしてもらいました。
参加された入居者Zさんは畑にて「気持ちがいい、気持ちがいい」と何度も仰っていました。
ファイル 651-1.jpegファイル 651-2.jpegファイル 651-3.png穫れたてのジャガイモのお裾分けをとちの実の皆で美味しくいただきました。
このような機会を提供していただき、心の底から感謝しいます。

14:21 | Posted by jizai

【編集後記】  理事長 志寒

2025年07月15日 | 編集後記

先日、入居者さんと歌詞本を見ながら「有楽町で逢いましょう」を歌っていたのですが、その曲紹介に昭和32年発表と付記されていました。68年前の楽曲と考えると、あらためて時の流れに途絶えず、歌い継がれる名曲の偉大さを感じます。とはいえ、私自身も物心ついたころには日劇はなく、有楽町に初めて降りた時には大型家電量販店がそびえたっていました。大学で上京したころ、私にとって上野駅は故郷の香りどころか、目の回る大都会でしたし、津軽海峡は北の海から渡らず、トンネルで越えました。歌に現れる情景も大きく時代差があるようです。
そこまで昔まで遡らなくとも、今ではダイヤルを回しませんし、電話ボックスもほとんど見かけません。切符を切られることもなければ、ペンフレンドもラブレターも過去のものでしょうか。かつてその歌詞に込められた思いは、今では何に託されているのでしょう。
そんなことを思いながら歌詞本をめくると「岸壁の母」が載っていました。戦後80年の今年、失われてもよい情景だってあります。待ち続ける母と帰らぬ子の情景は、二度と巡り来てほしくはありません。だからこそ、歌い継ぐべき思いもあるのでしょうか。

10:50 | Posted by jizai

【おしとやかな江戸っ子】  ぶなの実 宝田

2025年07月15日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ファイル 645-1.jpeg暑いしじめじめした日が続いていますね。熱中症になった!なんて言うニュースが毎日の様にやっていますので、皆さん水分ちゃんと摂りましょうね!
どうも、こんにちは。梅雨生まれのぶなの実の宝田です。
今日はそんな梅雨に新しく入居されたIさんについてお話をしたいと思います。
Iさんは女性の方で、入居される時に浅草育ちの江戸っ子との情報があった為、頭の中では「江戸っ子!?チャキチャキしていて、祭り大好きな元気いっぱいの人なのかな?」なんて勝手にイメージしていたのですが、いざお会いした印象は「おしとやか!」です!
話し方や振る舞い、そしてお茶の淹れ方にまで品があり、良い意味で想像していた江戸っ子とは全然違いました!
まだ入居されて2週間くらいなのでこれから沢山色んなお話やお出かけをして、Iさんの事を知っていきたいと思います!まずは浅草へ!!

10:49 | Posted by jizai

【トライ&エラー】  とちの実 小谷野

2025年07月15日 | とちの実

前回の自分が担当した時にプラン目標について記事にさせていただきましたが、今回その続きではないのですが、プランの実施編とさせていていただこうと思います。
詳細項目のプランを立てる際は入居者さんの既往歴や身体状況などを鑑みて、医療的支援の必要性や、周辺症状や中核症状があるかどうか、どういった状況、状態でそういったことが見られるのかを見てプランに落とし込んでいきますが、それのみだと生活をされている中でメリハリが無いので家政作業やご本人にとっての楽しみなどプランを立てる事もあります。
例えると以前の生活されている時の趣味がなんだったのかをご本人に聞いたり、時にはご家族から聞いたりします。運動が好きな方だった場合は散歩のプランを取り入れたりして実施していくという感じになるのですが、その情報が若い時の趣味だったりすると散歩にお誘いしても乗り気になられず、断られ続ける事など結構『あるある』な話だったりします。
ただこの場合であった時でも現状のご本人に合わなかったという情報が手に入ったことになるので、また別の事が無いかあの手この手で探すのですが、なかなか見つからず、色々と試しては違うな、を繰り返す感じになります。
ただ他の職員が試した時に楽しんで散歩に行っていたと聞いたりすると、めげずにもう一回チャレンジしてみて、笑顔など見られた時はやって良かったなと思えます。
この仕事の難しいところですが、やりがいでもあります。

08:10 | Posted by jizai