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【伝えたい気持ち】  とちの実 渡邉

2025年09月11日 | とちの実

我が家にはいろんなトーンで「ミャーミャー」といって、どうしてほしいか訴えてくる
小さな家族がいます。ご飯が欲しい時、遊んでほしい時、トイレをする前など結果これらを望んでいたんだと分かるものもあれば、やたらと鳴き続けて何かを言おうとしているの?と理解できないことがあります。仕事に行く身支度中だったりすると「お留守番は嫌だ」と言って引き止めているのか?とも思うのですが実際のところ人間の言葉ではないのでわからないです。訴えを解消してあげられなくて申し訳なくおもいます。
こんな時、入居者さんのことがふっと頭をよぎります。最近は、自発的に発言される方が少なくなりました。目をあわせて軽く頷きながら私の顔をじっと見つめるAさん。話しかけると「クックック」と笑ってばかりのBさん。声掛けとは全く違う話を一生懸命するCさん。発言はお達者なDさんも同じ言葉をなんども繰り返しをされています。
これらは認知症の特徴的な症状と思い込んでしまいがちですが、やはり自分のことを
わかってもらいたいためにそれぞれ表現されていることなのだから理解しなくてはと
思っています。
ただ、入居者さんも家の猫も、私に分かる言葉で言ってくれたらいいのにと叶わない願いを唱えてしまいます。
過去に、入居者さんと気持ちが繋がった感じた出来事もあり嬉しくなったこともありました。
しかし、ほんとうに望んでいるニーズに対応することはとても難しく、何年経ってもうまく対応できなくて情けないです。もしかしたら自分の気持ちを上手くつたえられないからかもしれません。改めてよくアセスメントさせてもらい自分の表現力を向上しないといけないと思っています。

10:35 | Posted by jizai