log

【数年振りの日常の光景。】  とちの実  倉島

2022年06月30日 | とちの実

とちの実では毎年小旅行や近所の農家さんでの収穫作業等の外出企画を立て皆さんでお出かけをしています。
しかし自分がとちの実に来てから二年と三ヶ月ほど、丁度新型コロナウィルス感染症と重なり遠出は叶わず、中止となっておりました。
ですが今年の3月、蔓延防止等重点措置が解除され、5月頃には感染者数も減少傾向と、待てば海路の日和あり。と言った所でしょうか?
早速5月末日、万全の感染予防対策の上、石神井公園へピクニックとなりました。
普段は部屋に籠もりがちな方の動植物を見て驚く姿や、いつも何をしたらいいかと問い、自身から何かがしたいと主張をされない方が何かに興味を持ち、野原や水辺に歩いていく光景を始めて目の当たりにしました。
そんな当たり前の光景も見られず、お買い物さえ時間帯を考慮しなければならないこんな現状がいつまで続くのだろうかと考えながらも、少し慣れて来てしまっている事に気付かされた企画となりました。
皆さんともっと長くもっと遠くまで行ける日はいつ来るだろうかと考えているこの頃です。

10:43 | Posted by jizai

【お身体はお大事に】  とちの実  小谷野

2022年05月31日 | とちの実

すごく個人的な事ですが、先日風邪をひき数日休ませていただきました。新型コロナの感染対策は日頃から気をつけていたので、熱が出た時は『なんで?』と思いと『やってしまった!』との思いがありました。シフト制の勤務体制なので、欠勤となると同僚に負担をかけてしまうので、申し訳ない思いでいっぱいでした。
話は変わりますが、コロナ禍の世の中になってから施設職員に体調不良から新型コロナウイルス検査を受けた場合は行政に報告することになりました。
以前から感染症(ノロウイルスなど)に罹患すると報告していたかもしれませんがその辺の業務に関しては関わった事が無いので詳しくは分からず、すみません。ただこのご時世、発熱があるとコロナウイルスにかかっていないか検査すると思うので迂闊に風邪を引けなくなりました。
通常業務に加えてこれらの業務が急遽行わなければならず、人員が欠けて忙しい状況下なのでかなりの負担になったりします。今回、自分は陰性だったのですが、陽性となると報告する資料作成が増えるので、なお負担となってしまいます。行政としても今後の課題と対策として必要なデータを取ることとはいえ、少し待ってほしいというのが現場の声かなと思っています。
話はPCR検査結果が病院から連絡があった時(病院に受診して2日後)に戻るのですか、医師から電話で陰性でしたとありました。この時、「その後どうですか?」と聞かれたので、39度前後の発熱が2日続き、今は下がりましたが、頭痛がある事を伝えると、「そうですか。お大事して下さい」とだけで終わってしまいました。電話なので、診断は出来ないのは分かるのですが、ちょっとモヤッとした思いをしました。皆さんお身体はお大事にして下さい。

10:42 | Posted by jizai

【心の余裕】  とちの実  渡邉

2022年04月30日 | とちの実

未知の感染症の報道が初めて日本に流れたのは2019年12月末でした。
世界が未曾有の事態に陥り、社会や暮らしの中に制限が課せられました。
人類がこの試練を強いられている最中、2022年2月ロシアがウクライナに軍事侵攻がはじまりました。この上、まさか戦争が始まるとは耳を疑いました。これに対して無力でいる事も考えされます。この背景の中、生活をしている私たちはどこかスッキリと晴れない、モヤモヤとした気持ち、なにか分からない不安なものが根底にあり、毎日を慌ただしく過ごしています。
しかし、とちの実では、これらの事が何事もなかった様に思えてしまいます。
 ご入居者さんはコロナや戦争も、テレビを見て口には出されますが、その重大さは一瞬、その後、語ることはほぼありません。日常生活を一生懸命行うことのほうが大事の様です。
 ご自身が、どうしたら良いのかよくわからない不安な状況があるにも関わらず、ご入居者さん同士が声を掛け合うと話を合わせている事、また噛み合っていないけれどその場をしのいでいる様子も、これまでの人生で、人と人との関わりを大切にしてきたことの現れでしょうか?または、世代的に集団で過ごす事を多く経験し、協調性があるからでしょうか?年を重ね、いろんな思いを持たれた方々です。習慣も違う赤の他人同士が、生活を共にされ暮らしていることはすごいことだと関心しています。
しかし、この狭い空間は、時々それぞれの思いや考えが行き違い小さなトラブルが発生します。
Aさんが、Bさんのふざけた言動に「大嫌い、バーカ」と言います。それでも気持ちが収まらないと物に当たります。お茶の入ったコップをガンとテーブルに叩きつけた事もありました。この様な状態は、さすがに私達の介入が必要です。険悪な状態が数時間続くことはありませんがまた同じことを繰り返す日々です。
 また、Cさんは、目についた物を自身の洋服の中に収集されます。向かいの座席にいるDさんのスリッパが他の物に見えてそれをいつの間にか、懐に入れているのです。Dさんも、Cさんに言われたままにすぐに差し出してしまうのです。
他にも、使った食器を洋服の中に入れてしまい、それを見ていたEさんが注意をするのですが、話が伝わらなくお互いが悶々とした状態になるのです。
 私たちは、ADLの状態で起こりやすい転倒や誤嚥などの事故も含めて可能な限り先回りのケアをすることが必要です。
 ところが、今年になってコロナの影響で、人員不足で支援が思うようにできない状況があり、これまでにない疲労感が心身ともに現れたと言っても過言ではありません。言い訳ではありませんが予測した対応が不十分になった事もあったかもしれません。
ただ、忙しい時ほど、慎重に、慌てずという気持ちを持たないといけないとこれまでも心がけていました。これまで以上に、入居者さんの生活史や、個性を知り得ること、視野を広げて観察できるようになりたいです。だれもがこんなご時世で暮らしづらいですが、心に余裕をもって対応できるようになりたいと感じています。落ち着いた対応が、入居者さんの安心に結びつき平穏な日常を提供できると考えています。

10:40 | Posted by jizai

【グループホームのよいところは、入居者さんがいつでも外出できることです!】 とちの実 中島

2022年03月31日 | とちの実

・・・とはいえ、ここ数年でこの「いつでも」がけっこう難しくなってしまいました。コロナの影響もありますが、職員の人員不足も大きいです。
外に行きたいという入居者さんのご要望にはできるかぎりお応えしていますが、職員のほうから積極的に外出にお誘いすることはなかなかできていません。
ファイル 565-1.jpgただ最近は新しい職員が入職したり、若手の職員達もだいぶ仕事に慣れてきてくれているおかげで、お散歩やお買い物の機会がいくらか増えました。
この日はAさんと二人でお散歩がてら、郵便を出しに行きました(Aさんの書かれたお手紙です)。Aさんは体力があってそこそこ長い距離を歩かれますが、周囲に気を取られてよろけることがあります。この日はいつもよりも少し前傾姿勢に見えたので、私はAさんの斜め前方を歩かせてもらっての見守りです。するととちの実を出てすぐの道路の小さな凹凸につま先が引っかかり、おっとっと! しかし自力で私の肩に掴まってくださりセーフでした(すり足の傾向が強くなっているのかな。今回のは今後の支援に活かさねばなりません)。都内で桜がちらほら咲き始めた頃でしたので、様子を見てみましたがまだほとん蕾の状態でした。また来ましょうね。
ファイル 565-2.jpg翌週、今度はBさんと近所の公園までお散歩です。Bさん、息を切らしながらも頑張って歩かれました。公園の桜が満開に近い状態で咲いていました。「満開だわ。素晴らしい。高級住宅地だわ。このへんに住みたい。」と大絶賛。Bさんと一緒にベンチに座って桜を見上げ、やはりグループホームはいつでも外出できていいなと思いました。
来年の春は全員でお花見に行けるといいです。

10:00 | Posted by jizai

【カンセイ】 とちの実 林

2022年02月28日 | とちの実

初めまして、とちの実、林です。今回初めて「どっこいしょ」の記事を担当させて頂きます。
早いもので、自分がとちの実に来てから5ヶ月が経過しようとしています。
当初はわかることの方が少なく、先輩職員だけでなく入居者さん達など、多くの方々から色々教わり、ご迷惑をお掛けした事と思います。こう話すとまるで今は迷惑を掛けてしまいますが、現在進行系で多くのことを学ばせていただいています。
現在とちの実の隣では長いこと工事が行われています。。1日の何時間か滞在しているだけの自分でさえ思う所があるのですから、入居者さん達からしたらたまったものじゃないと想像してしまいます。
ですがある日、1人の入居者さんが「最近、賑やかね」と言われました。
「うるさくない?」と問う自分に対し「うるさくなんてないわよ。賑やかでいいじゃない。誰かが一生懸命何かをしている証拠でしょ?それをうるさいなんて言ったら可哀想よ」と笑いながら。「ご主人(私の事です)が色々やっている音も好きですよ」と他の入居者さん。
認知症の性質上、何かを忘れる事は多くあります。ですが、幼い頃から培われた感性や人間性は失われておらず、この人達は自分よりも遥かに完成された人達だという事実を忘れていたのは自分の方だと気付きました。介護職という職業をするにあたり、この認識を与えてもらえたのは大きなヒントになっていると今も感じています。
人の感情は複雑で難解です。ですがこれを元に少しでも入居者さん達と心を通わせれば、きっと今まで以上に素敵な日々を過ごして頂けると考えています。
これからも人生の先輩方に指導していただき、精進していきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
変に上機嫌で喋る自分を見て、別の入居者さんが一言。
「うるさい」

09:37 | Posted by jizai

【笑う門に福よ来い】  とちの実  清水

2022年01月31日 | とちの実

新年、明けましておめでとうございます。2022年が始まりました。
皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
昨年は、新しい入居者さんをお迎えする事もあり、変化のある年でした。新しい入居者さんは、「おしとやか」と言う表現がぴったりの80代、女性Yさんです。新しい入居者さんを迎えると、私達は、その方の特徴、好きな物、嫌いな物、様々な観察をしながら、寄り添う努力をします。初めての場所、初めて会う人々、たくさんの初めての中、当然ですが、ご本人は戸惑いを隠せません。他の入居者さんも新しいお仲間に、興味津々なご様子で、自己アピールをする方、心配ないよと優しい言葉をかける方、緊張してしまう方、それは、学校時代の転校生が来た時を思い出す光景でした。コロナ禍にあり、単調な毎日に刺激が訪れた瞬間でした。最近では、失敗談をお話されるなど、意外とおっちょこちょいな一面があり、私を笑わせて下さる、とってもチャーミングなYさんです。
とちの実は、女性8名男性1名と、女性の天下ですが、日々の生活の中で、やはり主婦の方が多いと、生活に活気が出ます。お料理の食材選びや、掃除の仕方、色々な提案をしてくださり、女性ならではの気遣いは決して忘れていない事に、毎度、驚かされます。こう言っては何ですが、男性にはない気遣いでしょうか。とちの実の唯一男性Mさんは、そのような中、とても上手く立ち回って、それは凄い才能だと感心してしまいます。たまに、女性陣に怒られたりしていますが、最後は、「いやね~」と笑って終わりになるのです。「笑う門には福来る」どんなに悲しい事や、腹立たしい事があったとしても、「笑」の力で吹き飛ばし、福を呼ぶ。そんな笑顔と笑い声がいっぱいの1年になりますように、今年も皆様と楽しい思い出を作って行きたいと思います。

11:31 | Posted by jizai

【終わらないコロナウィルスの変異と増えゆく体重。】  とちの実 倉島

2021年12月31日 | とちの実

私の担当しているOさんは以前から一緒に買物に行き、カートを押して下さったり、お散歩に頻繁に行くなどアクティブな方です。しかし昨今のコロナ禍、外出は殆ど出来ておりません。施設内でのお掃除や階段での移動。不公平にならない程度のおやつや甘い飲み物の調整はさせて頂いていましたが、やはり基礎代謝や生活リズムの観点から見ても明らかで、体重は増えてしまう一方です。
Δ 株の終息で一安心かと思いきやオミクロン株の出現と、老若男女、職種問わず予断を許さぬ時勢は続きますが、何よりも職員である私達が保菌者になっては元も子もありません。入居者さん方のケアは勿論の事、自身の身の振り方にも細心の注意を払っている今日この頃です。

10:58 | Posted by jizai

【地域との交流】  とちの実 小谷野

2021年11月30日 | とちの実

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が明けてから1ヶ月ほど経ち、以前と変わらない生活に戻りつつあるものの、第6波の懸念から、混雑や手指手洗い、マスク生活と新しい生活様式が続いていくと思います。
話は変わりますが、グループホームの役割に『地域との交流』というものがあるのですが、初めてこの言葉を聞いたときにどういうことなのか?と疑問に思いました。
調べるといたって簡単な事で近くにある商店やワークショップを活用することであり、普段の生活の一部として何気ないことで、意識もしていないことでした。
近所の方が畑を持っており、ジャガイモ掘りなど声をかけてくださり、新型コロナ前の恒例行事でした。緊急事態宣言下であっても植木を持ってきて来られるなど、交流も続いています。今年もキュウリとミニトマトの植木をいただき、育った野菜を収穫して皆さんでいただきました。
緊急事態宣言下の状況で、入居者さんの生活ですが、買い物などの外出は職員が代行としており、外に行く機会が減ってしまいました。近所を散歩するぐらいあり、せいぜい15分か20分程度なので、この1年半ほどで体力も落ちてしまったかもしれません。
またこの他に困った事があり、この生活に入居者さん職員ともに慣れてしまい、入居者さんの買い物に行く時間を捻出することが個人的に課題だったりします。
とはいえ10月に入られた入居者さんが髪を切りに行きたいと要望があり、散歩の際に近所の美容院を勧めると気に入られた様子で、後日そちらの美容院でカット&カラーをされました。
数年前はそちらの美容院を利用されていた方もいたので、今後も利用されていくのかなと思います。そんな事を書きながら思い出したのですが、地域の防犯パトロールや体操教室などに行かれていた方も過去にはいらっしゃいました。
徐々にですが、地域との交流が増えていければなとも思います

09:20 | Posted by jizai

【いちにち、いちにちを大切に】  とちの実 渡邉

2021年10月31日 | とちの実

季節が変わる頃、新しいご入居者Aさんをむかえることとなりました。
Aさんの既往歴、ここに来られるまでの経緯、ご家族様とのご関係等、事前情報があり、私はイメージを膨らませていました。
ご入居2日目に初めてお会いしました。4日目に、夜勤で対応させてもらったのですが、入居間近の不安も加わって、思ったとおりいろんな事が心配でなかなか眠れず、夜間数時間、ご家族への思いを傾聴させてもらう状況でした。
しかし、数日後には不安はありながらもここの環境に慣れようとされています。
私を名前で読んでくれたり、私が休みの間にあった出来事を報告してくれたり、想定外の行動、言動があるAさんです。
以前、新人スタッフのOJT(現任訓練)期間中に、改めて自分自身も、ご入居者さんのアセスメントが重要であること。関わり、信頼関係を築くために必要不可欠である事を再認識した経験を「どっこいしょ」でお話しました。
 まさに、いまAさんのいろんなことが気になっていますが、他のご入居者さんも毎日変化が見られますので思うように行かない現状を歯がゆく思っています。
 Aさんは、記憶がしっかりされており、毎朝、お化粧もされて、身なりも気にされています。意欲があって、家政作業にも積極的に参加され、男女問わず他入居者さんと触れ合っています。すでにいろんなことを覚えていて、ここで長くいるかのような感じです。
そんな中、ご家族のことが心配で連絡を取りたいとしきりにおっしゃる時がありました。
ご家族様のご事情で思った通りに連絡できない状況に、施設長の提案で手紙を書いてみることで、かなり安心され、自発的に居室でお手紙を書かれています。
 私は先日初めて、その手紙を一緒に散歩がてらポストに出しに行きました。
妹さん達に送る手紙でした。ポストまではAさんの速度で10分近くかかる距離です。
行きは、「毎年、妹さん達と旅行にいっていたのだけれど、今年は私抜きで、2人で行ってきてと手紙に書いた」と話してくれました。
 ポストが見えてきて「あっあそこだったね。手紙が出せてよかった」とにっこり。
帰り道には、Aさんから妹さんのお辛い過去の経験、その時Aさんも一緒に辛かった事など話してくれました。辛い話でしたが、話したあとのAさんの表情は穏やかでした。
ほんの些細な時間でしたがAさんのことをたくさん知ることができました。
 いろんな可能性を持ったAさんが、ご自分らしく、楽しいと思える時間を多く持ち、とちの実で暮らしていけるように関わっていかなければと思っています。
ご入居者さんの、その日その日を大切に、しっかり目を見開いて、耳できいて、今何が必要なのか感じて、少しでも、何でもいいので「今日は良かったよ」思っていただけるような支援を努めたいです。

12:13 | Posted by jizai

【山あり谷あり】  とちの実 中島

2021年10月10日 | とちの実

とちの実の管理者になってそろそろ丸10年になります。
管理者の仕事は多岐に渡っていて、入居者さんに活き活きと能力を発揮して健康に生活してもらえるよう目を配り(ケアマネジメント)、介護保険法に則って適切に事業所が運営されるよう制度の改正をチェックしながら対応し、職員への仕事の割り振りと指導・監督、また、職員がやりがいをもって取り組めているか、また労災など発生しないように気を配り人事考課を行い、地域との関係づくり、ご家族様、行政や医療機関との連絡調整、事業所の年度計画の対応、金銭や重要書類の管理、データ(介護記録等)の保守、災害や感染症への対策の指揮、建物の経年劣化への対応、運営推進会議の開催、第三者評価の対応、などさまざま。全ての仕事は職員間のチームワークと、地域の皆様、ご関係の皆様の、またほかならぬ入居者さん方のお力添えによって進めることができています。いつもありがとうございます。
しかし私の方は10年経ってもいまだ未熟なもので、細部に目が行き届かず皆さんにご迷惑をおかけすることがあります。6月の話ですが、とちの実はゲリラ豪雨により初めて床上浸水に見舞われました。私が新人職員に大雨の際の土嚢の設置の指示を指導していなかったことに起因しています。また、以前あった建物裏の広大な空き地との境界の塀がいま一時的に無くなっており、膨大な雨水が流入してくることを想定できていなかったことも大きかったと思います。
不幸中の幸いで、入居者さんや職員が人的被害を受けることはなかったのですが、雨水の影響でエレベーターが故障し、1か月ものあいだ入居者さんに大変なご不便をおかけし、入居者さんを支援する職員達にも相当の負担をかけてしまうこととなりました。もちろん会社にとっても巨額の損失です。この場を借りましてお詫び申し上げます。すみませんでした。
エレベーターが使えない1か月の間、かなり大変でしたが、そう悪いことばかりでもなかったです(どの口が言うか、という気もしますが…)。その頃階段を歩くのが難しくなっていた入居者さん方に、1日2回、どうにかこうにか腰を支えたりしてハラハラしながら階段を移動してもらったのですが、これほどの力を持っておられたのかと胸が熱くなりましたし、リビングに集合できないときに廊下に椅子を並べて献立の相談をするのもまぁ・・・楽しかったです(再び、どの口が言うか、という気もしますが…)。
じつはこれでも、水害を想定した防災訓練は毎年実施していました。
浸水はしてしまいましたが、浸水でエレベーターが停止することは想定して、そのように訓練を積んでいましたので、エレベーター内への入居者さんや職員の閉じ込めという危険な事態は避けられましたし(本当によかったです)、備蓄していた非常食も役に立ちました。
防災計画や訓練はいくらか活かされたかな、と思っています。
喉元過ぎれば・・・といったことのないよう、今後一層意識を高めて防災についても取り組んで参りたいと思います。
宜しくお願い致します。

06:25 | Posted by jizai