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【コロナ禍を経て】  とちの実 小谷野

2023年07月31日 | とちの実

コロナ禍の3年間で生活習慣も変わりましたが、5月に新型コロナが5類に以降してから以前の日常を戻りつつあると思いますが、一番の違いが旅行などの遠出だと思いますが、コロナ過前は一年に一度は入居者の皆さんと遠出しており、ようやく今年に入り実施出来ることがありました。
ファイル 613-1.jpeg行き場所もスカイツリーと決まり、6/6と日程も決まると色々と準備もありますが、一番の懸念事項は天候。3月末にお花見に行ったのですが、晴れたものの気温が低く現地についてすぐに帰るという事態とありました。
ファイル 613-2.jpeg今回、晴天とはいかなかったもののまずまずの天候となり、入居者様の体調の変化も無く出発となりました。事故渋滞に巻き込まれ時間が押してしまいましたが、おやつを食べたり、おしゃべりしたり、各々バスからの景色を楽しんだりと意外とリラックスした雰囲気の中、スカイツリーに到着しました。
ファイル 613-3.jpeg昼食に予約していたお店に向かい、皆さんうな重を堪能され、普段、少 食の方も含め、ほとんどの方が残さず召し上がれていました。
いざスカイツリーの展望デッキへ。エレベーターへ向かう途中や待つときにすれ違った修学旅行生に対し、笑顔で挨拶されたりする様子が見られていました。展望デッキに着いて、「こわい〜」と聞かれましたが、時間が経つと慣れてきたのか、電車を見つけて「模型みたいだな。」と言われたり、アサヒビールの本社や新宿の高層ビル郡をみつけたりと眺望を楽しまれていました。
帰路は特になくスムーズにとちの実に帰宅となりました。
その後日も楽しかったなど笑顔で言わる方や、近所の方へのおみやげを配ったりに行ったりとされるなどの様子も見られこちらも楽しい気持ちにさせていただきました。

09:46 | Posted by jizai

【後悔しない最期をむかえる】  とちの実 渡邉

2023年06月30日 | とちの実

毎年のことですが、「GWは何処かいきますか?」「休みはいつから何日間?」などと、世の中は賑わっています。
実はわたくし、何故かこの時期、あまり良いことがないのです。
今年も残念なことですが、入居者A様と永遠のお別れをすることになってしまいました。
A様は、かなりのご高齢ですが、ユーモアもあるお元気な方でした。しかし昨年の夏、脳梗塞を患われ入院されました。そして数ヶ月後、とちの実に帰って来られましたが、車椅子の生活を 余儀なくされ、暮らしは以前とは一変されました。
そして4月の中旬から水分がとれなくなり、点滴の処置を受けることになりました。
ご家族さまは、お身体の状態について医師の話を聞かれたうえで、「とちの実」で最後まで過ごすとご判断されました。ご本人様も入院をすると家族に安易に会えなくなるということが大きく、「ここにいる」とおっしゃられました。
ある日の夜勤でのことです。体動が多く、ベッド柵に手を打ち付けそうになっているので、手を握ると私の手を握り返されたのです。そして、「あなたと一緒にいきたい、寂しいから」とおっしゃれました。
何か察しているのかと切ない気持ちになりました。
私は何と返答してよいのかわからないまま、手をにぎっていました。
別の日に、童謡をCDから耳元でながし、側で口ずさむと、一緒に歌をうたってくれました。その次の日も一緒に歌いたいと、同じように寄り添いましたが、少し顔を頷かせる様子だけでした。ゆっくり、ゆっくりと変化していくなか、約半月ほど、職員は入れ替わりですが、皆、誠心誠意をこめて支援していました。
ご家族様も、時間が許す限り面会をつづけておられました、きっと大事な会話が出来たのではないでしょうか?
そして、A様は、ご家族様の見守りの中で旅立たれたのです。
最期は「その人らしく」が理想ですが、運命は分かりません。A様の様にご家族に看取られることはごくわずかかもしれません。
だれもいつとは全く予測でききない分、どの立場でも素直に出来る限りの思いを伝えられたらいいなと思いました。

10:37 | Posted by jizai

【こんにちは】  とちの実 テー

2023年05月31日 | とちの実

とちの実で働いているテーです。
今やっている介護について書きたい思います。
そろそろ、来月15日になったら1年になります。先輩達優しくて教えたので、夜勤もできるし大変なこともなかったです。
とくには日本のおかずもよくわかるし、入居者さんのこともよくわかりました。
介護についてまだわからないことがたくさんあるあるけど、ゆっくり勉強しています。
入居者さんが、安心して楽しめることを、自分で決められてできるように支えるのが、私の仕事です。
介護の仕事は興味があれば毎日たのしいし面白い仕事です。
私にとって良い仕事だと思います。
それで入居者さんのために笑顔で毎日頑張っています。

15:11 | Posted by jizai

【お花見に行きました】  とちの実 中島

2023年04月30日 | とちの実

とちの実で毎年桜の時期に皆で出かけていたお花見。2020年から始まったコロナ禍でずっと中止を余儀なくされていましたが、今年はやっとやっとで石神井公園に桜を見に行くことができました。コロナ騒動が始まって3年数ヶ月、お花見はじつに4年ぶりです。4年の間で入居者さんのご退去、ご入居があり、今回は3名の入居者さんがお花見初参加となっています(体調の関係で行けない人もいました)。
さて当日はお天気にも恵まれまして、みんなでお弁当を食べて歌をうたって盛り上がり、公園内を散策して・・・ といきたかったのですが、今年は桜の開花が早く、あいにく日にちはまだ3月の末。季節が逆戻りしたかのように風は冷たく、「寒い!寒い!早く帰ろう!」と入居者さん満場一致。桜を横目におやつを食べて記念撮影をして慌ただしく帰路につくことになりました。
とちの実に帰ってからは、仕切り直してみんなで春の訪れを乾杯。お弁当を美味しくいただきました。
「・・・まぁ、行かないよりはよかったですね。」とAさん。
世の中的にもいろいろなことが正常化してきています。今年からは感染予防 に勿論留意しつつ、入居者さんにお出かけの機会を提供できたらと思います。

08:58 | Posted by jizai

【こんにちは!私はとちの実で働くのは1年になりました。】  とちの実 ヤダナー

2023年03月31日 | とちの実

日本では毎月お祭りの日がありますよね。ここでもお祭りの日ににゅうきょしゃさんのためにパーティーをしています。例えばクリスマスの日にクリスマスツリーをかざったり、せつぶんの日に豆まきをするのをにゅうきょしゃさんといっしょにしています。
私がにゅうきょしゃさん一人一人をゆうどうして、ドアを開けて「おにはそと」というて豆をなげました。なげるときAさんが楽しそうに見えるいい顔でわらてるし珍しい笑顔だからしゃしんをとっておきました。わたしたちもうれしかったです。これからにゅうきょしゃさんを幸せにして楽しく働きたいです。

09:20 | Posted by jizai

【年心機一転】  とちの実 林

2023年02月28日 | とちの実

一富士二鷹三茄子を初夢で見ると縁起が良いと昔から言われていますが、初夢以外でもそんなものは見たことがありません。皆様、遅まきながら新年あけましておめでとうございます。
早いものでこちらに勤めてから2度目の年越しでございます。務め始めと比べ、幾分かは様になってきていると良いのですが、現実はそう甘くはなく。良かれと思い行動したとて、相手からすれば余計なお世話。そのような齟齬が今でも起こってしまいます。お互い人間、ある程度は仕方がないと思います。
が、仕方がないで終わっては何も変わらず、どちらも停滞してしまうでしょう。
歩み寄る前に、相手の事情、背景、意思を連想し、お互いが解り合う事がまずは大事なのではないかと考えるようになりました。実践できているかは別として。
2023年、特に節目の年でも何でもないのですが、今年は去年よりも思いやり、相互理解を深め、より入居者さん達との仲を深められる年になれたらと思います。
まだまだ未熟ではありますが皆様、どうぞ今年も宜しくお願い申し上げます。
ただの抱負と新年の挨拶になってしまいました。

09:09 | Posted by jizai

【刻一刻と過ぎ去って行く時間。】  とちの実 倉島

2023年01月31日 | とちの実

皆様明けましておめでとう御座います。
昨年も桜が満開だ、今年の夏はそこまで熱くないね、と過ごしているうちにあっという間に過ぎて行きました。入居者の皆様は大晦日には「あらもう?」、新年を迎えると「もうお正月なの!?」と日々、時の速さに驚かれている様子です。そんな時ふと自分は思いました。とある哲学者の提唱した、「ジャネの法則」と言う物をご存知でしょうか?歳の若い者にとっての一年は、生きた時間に占める割合が多いのに対し、高齢者にとっての一年は今までの人生に対し占める時間がとても少なく、過ぎ去っていくのが極めて速く感じる。と言う理論です。まだ三十余年しか生きていない若輩者である自分でさえ時の速さに驚く中、入居者の皆様はどれだけ目まぐるしい時の移ろいを感じているのだろうかと。だからこそそれほど速く過ぎて行く時を、どれだけ充実した後悔の無い人生を送れるようサポートできるのか、改めて熟考し、考え直される年越しとなりました。
追伸:皆様がよく言う「人生○○才過ぎると何倍速」、そこから更に…。なんて会話をしますが、あれ、気の所為では無かったんですね(笑)

18:05 | Posted by jizai

【コロナ感染対応において】  とちの実 小谷野

2022年12月31日 | とちの実

コロナ禍になり、もう3年になるのですが、とちの実では今まで入居者さんに感染することなく過ごしてきたのですが、11月末に入居者さんでコロナ感染が発生という自体になりました。保健所、医療連携機関の指導のもと部屋で隔離対応としていただきました。
感染された方は部屋で隔離は勿論なのですが、その他の入居者さん達も感染リスクがあるため各部屋で待機として対応させていただきました。
幸いにも隔離対応中に各入居者さんに部屋で過ごしていただいたので、感染も広がらず最短の期間でコロナ対応が終了しました。
ただ部屋からなるべく出ないようにしていただいた事から、隔離対応期間中はストレスを感じているようで、いつ頃終わるのかなど何度か聞いてこられる方もいました。
隔離対応中、トイレなどで部屋から出てこられ、他の入居者さんと会うと話し込むような様子もあったり、涙ぐむような様子も見られたりしました。
また、普段だと居間で過ごす時は椅子に座った姿勢で過ごす事が多い方が、ベッド上で過ごす時間が増えてしまっていたので、身体能力等に影響が出てこないかなど、コロナ感染対応後の様子にも気をつけていく点がいくつかありますが、認知機能の低下も気になるところで、普段は何かと音や匂い、テレビなどの視覚効果など、脳に刺激がある生活をしてもらっていますが、隔離期間中はその刺激の低下があったので、認知機能も見ていく点になると思います。
コロナ対応終了後の通常生活に戻り、調理や洗濯物などは変わらない様子で行われていますが、怒りっぽくなった方や被害妄想がある方など、今までは見られてない様子が見られるなど影響が見られ始めており、小さな変化も含め身体面、精神面と両方を見ていく必要があります。
これからもコロナ感染に気をつけて行こうと思います。

10:50 | Posted by jizai

【頑張れる言葉】  とちの実 渡邉

2022年11月30日 | とちの実

私は、12月で一つ歳を重ねますが、最近なんだが歳をとったなあと感じるのは、何をするにも「よいっしょ」と言ってしまうことです。
目が冷めて起き上がるときに発してしまい、「あっ、言わないようにしよう」と心の声があるのですが、数分も経たないうちに「よいっしょ」と言っています。一日に数え切れない程です。
気をつけようと思っているときいつも思い出すのは、とちの実の入居者さんのことです。Aさんも口癖のように「よいっしょ」とおっしゃっています。
Bさんは、それを上回る勢いで「どっこいしょ」を連発しています。Bさんは右足を患っており、装具をつけ杖を使って歩行されます。人一倍慎重になっているのか、一歩一歩前に進む度に「いち、にい、さん~」といっていたのですが、いつしか「どっこいしょ」に変わっていました。最近は少し節がついて「どっこいしょ~、どっこいしょ~」と歌っているようです。
Bさんは、日常から歌がお好きで、小節をきかせていろんな歌を歌われ、お上手です。
Bさん作のどっこいしょ節で調子を取って、マイペースに歩いておられます。
この光景を日常、何度も拝見しますが、微笑ましくなります。
「どっこいしょ」や「よいしょ」は日本独特の言葉のようです。囃子言葉で「調子をとる言葉です」
この言葉が自然とでるということは、勢いを自分に付けているということなんだなと感じています。頑張っている証拠だと思います。
私は、「よいっしょ」と発することを悔やんでいたのですが、自分に気合をいれて、頑張っているのだと思い直すことにしました。
そして「どっこいしょ」はこのコラムのタイトルでもあります。
とちの実で新たな「囃子言葉=頑張る言葉」がでてくることを楽しみにしています。

17:09 | Posted by jizai

【ラーメンがきっかけかもしれない】  とちの実 中島

2022年10月31日 | とちの実

入居者のAさんはとっても健康志向。同じく健康マニアの私とで話が盛り上がります。アレを食べると○○病の予防にいい、とか。まるで昔のみのもんたさんのテレビのようです。Aさんはご自宅にいらした頃はインスタントラーメンなどほとんど食べたこともなくて作り方も知らなかったのだそうです。そのままラーメンの話で盛り上がっているときに、私はふと自分がとちの実に初めて来たときのことを思い出しました。
もう15年以上も前の話になるのですが、代表の林田の面接を受けた後、そのままとちの実にお邪魔をして入居者さんの生活の様子と当時の職員さんたちの支援を見学させてもらいました。ちょうどお昼時、そんなに長居するつもりはなかったのですが、とある入居者さんに「あなたも食べていきなさいよ。」とラーメンをすすめられて頂きました。それがよくあるサッポロ一番みたいなインスタントラーメンでしたので、色んな意味で家庭的なのだなぁと驚いたものです(これもアリなのかー!と)。入居者さんも自宅にいるように過ごされていて、グループホームっていいなと思いました。それでとちの実で仕事をさせて頂こうと決意したのでした。あのときの選択は正しかったです。ご縁に感謝感謝。

17:24 | Posted by jizai