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【編集後記】  林田

2020年02月24日 | 編集後記

先日、近くに買い物に行っていた時に、小学校低学年の男の子から突然声をかけられました。
私の目の前を歩いていて、ランドセルとコートを乱暴に持っている姿を、その直前に目撃していました。
その男の子は振り返りざまに「近くに交番はありませんか?」と尋ねてきたのです。
急なことでびっくりしたのですが、私は持っていたiPadで調べてあげました。ちょうど、私が向かっていく方向に交番がありましたので、途中まで連れて行ってあげました。
道中、少しだけ話をしました。小学何年生なのか。交番に誰もいなかったら、一回もといたところに戻りなさい。そして、しばらくしてもう一度行くようにね。などです。
小学一年生だとその男の子は答えて、私の言ったことにも落ち着いて返事をしていました。どうやら、鍵を落としてしまったそうです。鍵を落とした。と小声で答えてくれました。乱暴にコートなどを持っていたように見えたのは、探していたからそうなったようでした。
私は、自分の用事があったので途中で別れたのですが、そのあとどうしたのだろう。無事に見つかったかな。と気になってしまいました。
鍵を落とした少年は、かわいらしい子でしたが、不安そうな表情をしていました。一緒にいてあげられれば良かったのですが、後の祭りです。
無事に鍵が見つかって、あのきれいな目がキラキラ光るのを見てみたかったな。と思っています。

09:38 | Posted by jizai

【学びの日々】  とちの実 佐藤

2020年02月24日 | とちの実

寒い季節になりましたが、今年は暖冬のようです。
とちの実では、新しい入居者様が3名加わり、バタバタしています。
新しい入居者様が安心して生活出来るよう、何が出来て何をお手伝いすれば良いのか見極めがとても大変です。
ですが、新しい入居者様たちの生活レベルの見極めの前に信頼関係を築き信頼を得なければ、生活レベルの見極めも困難です。
新しい入居者様たちへ、どう接し、信頼関係を築くのがベストなのか、未熟の私には判断が難しいところです。
現段階では、丁寧な言葉づかいと丁寧に接し、不安を与えないようにコミュニケーションを取ること。また、不安感が表情に出れば、話を傾聴する。
この繰り返しを日常生活では行うよう心がけています。
しかしながら、新しい入居者様達へ接する時間が長いと、今までとちの実で生活されていた現居住様たちが私達のケアが疎かになっているのではないかと、不安になることも度々起こります。
そのバランスを取るのが凄く難しく、経験の長いスタッフに助言を求めなんとか業務をこなすのに一生懸命です。
私が福祉業界に入りもうすぐ1年になりますが、3大介助に関しては人並みに出来るようになりましたが、入居者様たちとのコミュニケーションはまだまだ慣れません。
日々学びの姿勢で勤務してれば、いつかは入居者様たちとの信頼関係と良いコミュニケーションが取れると思い、頑張っています。

09:16 | Posted by jizai

【入居者N様の事】  つげの実 富永

2020年02月24日 | つげの実

新年明けましておめでとうございます。
今回は居室担当となりましたN様の事をお話ししたいと思います。
N様は、昭和2年生まれで92歳になられました。
先月、細やかではありましたが、お誕生会を開催しました。
海鮮寿司、デザート、サイダーで乾杯し、他のご入居者が祝辞を述べられた後、少し照れながらもしっかりした口調で「お祝いして頂きありがとうございます」と笑顔で挨拶されていました。
普段の生活では、とても穏やかで控えめで、同性からの目線ですが、可愛らしいという表現がぴったりな女性です。(高齢女性に対し可愛いなぞとは何事かと、お叱りを受けてしまうかもしれません…。)
色々とお話を伺ってみると…お煎餅、焼き鮭が特にお好きだという事で、お買い物に行くと新鮮なお魚を選んで下さいます。また、包丁を使用しての野菜の下拵えなどもお上手です。聞けば、東京都中野のご出身で、ご実家がお蕎麦屋を営んでおられたそうで、今も昔も天婦羅、かき揚げのお蕎麦が大好きとの事でした。
お誕生日外出には未だお連れしていないので、寒さが緩む頃、美味しいお蕎麦を食べにお連れしたいと思っています。
未だ手探りですが、喜んで頂ける事を模索しながら、N様の笑顔の花が咲くようにサポートしていきたいと思っております。
先輩方、宜しくご指導願います。

09:16 | Posted by jizai

【2020年気持ち新たに】  ぶなの実 森田

2020年02月24日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ファイル 466-1.jpeg私は昨年の9月でぶなの実の管理者を降り、今は引き続きぶなの実の一般職員として働いております。管理者を引き継いでくれたのは内田香織さんです。本当にありがたいです。
今回はNさんのお話をさせていただきます。Nさんは2010年に開設してからのご入居なので、今年で丸10年ぶなの実で生活をされています。ご入居当時はご自分の足で歩かれていましたが、現在は全身の硬縮があり車椅子を利用されています。ご自分の意思を言葉で伝えることは困難となっていますが、つい先日「Nさん、今日のお昼ご飯はお汁粉にするのはどうですか?」とお聞きすると薄っすら目をお開けになり「ふっふっふっふっ」と声を立てて笑われたのです。
久しくNさんのお声を聞くことが出来ていなかったので、すぐに他のスタッフに報告しました。超感動です!!
ぶなの実は9名の入居者さんが生活されていますが、活動的な入居者さんの意思や意見が優先しがちになっていることが多いと感じています。Nさんのように意思疎通の困難な入居者さんの意見はおざなりになっていることが気になっていました。
2020年、気持ち新たに9名の入居者さんと向き合って、スタッフ一丸となり支援さ
せていただきたいと思いました。
先ほどのNさん、お汁粉は美味しそうに召し上がられていました。Nさん暖かくなったら沢山外出しましょうね~♪

09:15 | Posted by jizai