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【ダイエット】   ぶなの実1F 松村

2014年04月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

Iさんは、とてもふくよかな体つきで、食べる事が大好きです。
以前、提携病院にて検査をしたところ「糖尿の気がある」と言われました。数値的には糖尿ではないのですが、気をつけないといけない状態です。体重も76kgほどあり、この体重を支える両膝は痛みを伴っています。
Iさんはよく召し上がりますが、食事の仕方は綺麗で、嫌いなトマトくらいしか残しません。毎日毎食ほぼ完食。(トマトは食べません)
二人でランチをした時、カレーライスにサラダが付いていました。「トマトあげる」と私のお皿に、申し訳程度のトマトを置きます。
カレーはもちろん完食です。
コーヒーが大好きで、食後にコーヒーを頂きました。
砂糖は山盛り3杯です。基本です。
ホームでの食事は、自分でご飯をよそってもらうわけですが、米は山盛りです。
山盛りというか、、、ギュッ!っと詰まっている。よそうというより、叩いて詰めている。
見た目には、お茶碗一杯分ですが、内訳は二杯分。
おかずを取りに行っている間に、職員が光のごとく、瞬時に減らします。
そんなIさんも、今では72.5kg。顔が少し、小さくなったように感じます。体周りは、、、よくわかりません。女性は上から痩せていきますから。
仕事上、入居者さんの体の事は考えなければいけないので、さりげなくダイエットして頂いていますが、正直なところ、好きな物を好きなだけ召し上がればよいと思っています。
以前、ご家族との外出から帰宅したその夜、軟便が出ていたそうです。年齢も80歳を越え、90歳近くもなれば、食事をしても、全ての栄養を吸収できないのだと思います。受け付けないから出てしまう。ならばせめて、食事は好きな物をたくさん美味しく召し上がって頂きたい。本当はそう思うのです。
この間「イタメシってなーに?」と聞かれました。誕生日外出はイタリアンでも食べに行こうかな。

16:18 | Posted by admin

【野良犬の消えた国で】   ぶなの実1F 佐藤

2014年03月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

僕の子供の頃は小学校に野良犬が紛れ込んできて先生が追っ払ってくれるという光景が、まるで風物詩のようにあったが、いつの間にか街からは野良犬が消えた。
感染等の危険があるから何処かに連れられていっているのだろう。現代の街はクリーンな状態。
話は変わって今も心に引っかかっている事がある、入居者のT さんが一人で外に出かけた時に自転車と衝突してしまう事故があった。
その時の相手の方からの言葉は「何でこんな人を外に出しておくんだ!」で、それに強烈な違和感があった。
(因みにT さんは職員の徹底した見極めによって外に一人で出て帰って来れる能力が一般の高齢者並みにあると判断していたし、もし帰って来れなかった時の為にGPS を持っていたり15 分に1 回自転車で所在確認をしに行っていた)
野良犬は人間の尺度で、君達は危険だから街にいちゃダメ、君達レベルの危険度ならば街に出ていいよと誰かが住み分けた結果街から消えて、これについて悪いとか言うつもりはなく、T さんに関して言えば今度は人が人に対して君達は危険だから外に出ちゃダメとか、外に出ていい等とすみ分けていて、今現在実情としてそのような事はあって、これもストレートに否定する事もしないけれど、その(動転していたとはいえ)何でこんな人を外に出しておくんだ!
という言葉の傲慢さにだけは、ただ切ない気持ちになってしまった。
街の野良猫を見ながら思った事。

16:18 | Posted by admin

【食事作りの楽しみ】   ぶなの実3F 高橋

2014年03月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちは。ぶなの実3階の高橋です。
ぶなの実で介護の仕事を始めてから4月で1年が経ちます。
実を言うと、私はぶなの実で仕事をするまで、料理はあまりしたことがありませんでした。料理と言っても食材を切って適当に炒めるような簡単なものや、カレーライスや味噌汁を作ることくらいしかまともに料理をしていませんでした。
ぶなの実で働き始めたときも、てっきりグループホームでは専門の調理師が食事を作っているものだと思い込んでいました。食事は職員と入居者様で用意していると聞いた時は、料理の腕に自身がない私は、それはそれはあせりました。「うっかり変なものを作って、入居者様のお腹を壊したらどうしよう」と不安で仕方がありませんでした。
ところが、実際は入居者様と食べたい物を話し合って献立を決めているのだと知り、皆様の馴染みがあるものでいいんだ、妙に手の込んだ料理でなくてもいいんだなと少しホッとしました。
ぶなの実で仕事をしてから、料理をする機会が増えました。最初の頃に比べると、少しは手際がよくなってきているかなと感じています。
入居者様の中には、料理が得意な方もいらっしゃいます。味付けの方法や食材の切り方を教わりながら一緒に料理をしていると、入居者様の味の好みが分かったり、献立の幅が広がったり、食材の組み合わせなどで思わぬ発見があったりと、とても勉強になります。
入居者様とのコミュニケーションを通じて、料理も仕事もステップアップ出来たらいいなと思っています。

16:17 | Posted by admin

【1年間で感じたこと ~入居者様の素顔~ 】   ぶなの実3F 原田

2014年02月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

昨年の1月下旬に、この”ぶなの実”の職員や入居者様達に出会って勤務を始めてからちょうど1年になります。この1年間を振り返ってみると、1年でこんなに入居者様は大きく変わるものなんだなぁ・・・と思いました。中には殆ど変化がない方も居れば、ガラッと変化する方も居て、すごく驚いています。流石に1年間一緒に居ると、入居者様の個々の素顔が色々と解ってきました。そこで、私が感じた入居者様の素顔について、記していきたいと思います。
この1年間は、正直苦難の連続でした。どうやって対応したら良いか、どうやったらお互い納得できるように伝えたら良いか、今でも悩みの種になっています。ある女性の入居者様(以下Aさん)と食事の準備の為に包丁を使って野菜を切っていると、別の女性の入居者様(以下Bさん)から「この野菜はこうやって切るものです。貸しなさい!!」
と言われて(最早これはAさんに対する嫉妬か!?)、Aさんは気分を悪くされてしばらく不穏になってしまい、どう気持ちを穏やかにしてもらったら良いか悩みました。この時は少し距離を置いて頂いたりして、しばらくしたらお互い何事も無く会話をされていました。他にも、食べ物にやたら執着心があって、私が声を掛けると怒られたこともありました。ある男性の入居者様(以下Cさん)に、午後のおやつとして別の職員が柔らかい小さなロールケーキが数個入った袋(これはCさんのものではなくて、皆で食べようと買ってきた物)を差し上げると、Cさんは取り出して食べ始めます。そこに私が、Bさんがひとつ欲しいと言っているので、頂けますかと言うと、ものすごい剣幕で「これは私のだ。Bさん? なんでBさんのものになるの? もう嫌になっちゃう。」と怒ってしまったのです。私の言い方が良くなかったのかもしれませんが、どうしてこうなったのか、未だに良くわかりません。しかし、Cさんにもここだけは譲れぬというものがあるんだなぁと、新たな発見にもなりました。
この仕事を始めてから、改めて世の中色んな人間が居るんだなぁ・・・と、つくづく感じます。

16:17 | Posted by admin

【築地日帰り旅行!!絶品特上寿司の巻 】   ぶなの実1F 宝田

2014年02月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

今日は11月に行った築地日帰り旅行について書こうと思います!
去年の旅行は全員で鴨川シーワールドに行ったのですが、今年は2日間にわけて3人ずつで築地に行ってきました。自分は1日目お留守番で2日目築地に行きました。
まず3人の入居者と電車を引き継いで新富町まで行ったんですが、まずは駅員さんの親切さに感激!まるでVIPのように西巣鴨から新富町まで色んな駅員さんが誰かしらずっと付いていてくれて、案内もしてくれて、これならもっと電車を使って色々なところにいけるんじゃないかな~って思いました。
そして築地についたら、まずは郊外に行って鰻屋で夜に食べる鰻を注文し、テリー伊藤のお兄さんがやってる玉子焼き屋さんに行き皆で食べ、ちょっと色々見て周って鰻を回収してから、メインの岩寿司って言う高級そうなお寿司屋さんに行きました。
そこで皆で頼んだのが「特上寿司!!!!」もうね、女将さんも着物着てるし・・・なかなかこれからの人生特上寿司なんて頼むことはないだろう・・・・苦手な物が出てもたべてみよう・・・と笑“ でもさすが築地!普段全く食べれないネタも超新鮮で超美味しくいただきました!
普段あんまり食べない入居者さんも、みんなほぼ完食でした!
旨い物を食べてこれからもずっと元気でいてもらいたいですね!!!

16:17 | Posted by admin

【夜勤て、なかなか面白いかも…】   ぶなの実1F 城田

2014年01月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

まだまだ支援も半人前のくせに、生意気ですが最近すこしだけ余裕?が出来た?なんて言ってもいいのか?わかりませんが…。
昼間は、何かとゆっくりした気分で話ができなくても、夜なら1対1で話しに集中できるようになりました。以外に知らない部分が見えたりすると何か親近感がわいてきて、入居者さんが身近に感じれます。
ただし、あまり首を突っ込みすぎないようには心がけてますが…。
嫁さんの話とか、お子さんの話とか…です。私も二十歳の息子の親ですし、高齢の両親がいるので何かと話があうのです。話しながら、うんうん解る解るとか…うなずいたりしてます。
以前、働いていた施設ではゆっくりと話す暇がなくて仕事をこなすだけでしたが、ぶなの実では、夜勤で話しができる時間をもててます。これもグループホームでの特権でしょうか?もう少し、お一人お一人の好みや今までの生活などについても知る機会が持てるように話しが出来たらと思っています。

16:16 | Posted by admin

【世話好き?】   ぶなの実1F 松村

2013年12月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

唯一の男性入居者Mさんは「やだぁ、よだれ~」「ほら鼻水!(笑)」など、時折、女性入居者陣に散々に言われる事があります。ところがこのところ、席の近いIさんが、やたらとお世話するのです。
特に食事中、
「ほらMさんご飯ですよ、これがお箸、これがおかず」
おかずばかり食べていると、
「Mさん、お味噌汁もありますよ。ご飯も。どっちにしますか?」
と、お皿の交換までして下さる!
Mさんは盲目な事や、入院をされたことなどもあり、入居当時と比べると、いろいろと繋がらなくなってきている為、一度お皿や箸を置いてしまうと、声をかけるまで動かない。
いつもはちょこちょこと職員が声をかけ、食事をしています。
最近はIさんがお世話して下さるので、非常に助かっております。笑
Mさんを挟んで、隣にYさんという女性の方が座っています。Yさんは、他の人の食事に手を出してしまいます。
するとIさんが怒るのです。ただイライラして怒るというのではなく「Mさんをかばって怒る」といった感じです。
IさんはMさんが盲目な事もわかっています。
そんな世話好きなIさんに更なる変化がありました。
夕食が終わり、Mさんの就寝支援の支度をしていると「そこ誰の部屋?」と聞かれました。「Mさんだよ」と答えると
「Mさん、もうお部屋で寝ますか?お部屋まで行きましょう。寝る準備してありますよ」と言われたのです。
思わず「Iさん、優しい!」と大きな声を出してしまいましたよ。
そんなIさんですが、一昨日の昼食時、Mさんに、
「やだぁ、こんなによだれ垂らしてー」と眉間にしわをよせておりました、、、

16:15 | Posted by admin

【Tさんとの思い出】   ぶなの実3F 前山

2013年12月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実Aユニットの前山です。
ぶなの実Aユニットにご入居されていたTさんが、11月16日にお亡くなりになられました。私が、入職してから、約半年、とても早すぎるお別れでした。
Tさんは、認知症がかなり進んでおられ、意思疎通をとる事が難しく、日常の行動も片時も目を離せませんでした。
元々、お話好きな性格だったのか、お話が始まると止まらない事もあり、そんな時のTさんは、いつもチャーミングな笑顔を見せて下さいました。
また、Tさんと二人で近くの喫茶店に行き、パスタを美味しそうに召し上がっていた時の笑顔、スーパーや商店街に買い物に行った際に、お店の人に嬉しそうに話しかけていた時の笑顔など、色々と思い出され、今となってはTさんともっと沢山お話をしたかったという思いが強く残念でなりません。
Tさんからは本当に沢山の事を教えて頂きました。私自身も一日一日を大事に、そして介護士としてさらに成長していけたらと思います。

16:15 | Posted by admin

【心理的虐待】   ぶなの実1F 鈴木

2013年11月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

介護福祉士のテキストを読んでいると色々な用語が出てきます。知らない専門用語が多く、なかなか飲み込めません。介護の専門用語は数多くありますが、誰もが「虐待」という言葉は知っていると思います。
虐待にも色々種類があります。「身体的虐待」、「性的虐待」、「経済的虐待」、「心理的虐待」、他にもあったかも…。
具体的にどんなことかは想像がつくと思います。
「心理的虐待」は無視したり、暴言を吐く、悪口を言う、相手をけなしたり、嫌な思いをさせてしまったり他、よく言ってしまう「ちょっとまっててね」も心理的虐待になります。
私自身「心理的虐待」の話してしまうと、どこまでセーフでどこまでアウトなのか?きりがなく永遠のテーマになると思います。
○Aさんが私に対して召使いを呼ぶかのように遠くからパンパンと手を叩いて呼びました。
○Iさんが私に「カーテン閉めて」と言ってきました。
○Fさんが私に「お茶入れて」と言ってきました。
そんなことされたり言われたりすると私は何でもやるお手伝いさんでもないし、グループホームで働いているかぎり全部やってしまったら自立支援の意味がありません。わからない場合はかゆいところに手が届くようにします。
無視をすれば虐待…腕の見せ所です。
○手を叩いて私を呼んだAさんには私も遠くから手を叩いてみました。
これなら無視したことにもならないしそうすることによってAさんもニコニコしました。
○ 「カーテン閉めて」と言ったIさんには「一緒に閉めてくれるならいいよ」と言いましたが「そのくらいのことやってくれてもいいじゃない?」と言われ「え?そのくらいのことと思うなら自分でやったらいいじゃない?」というと私を睨みつけながらカーテンを閉めにいきました。
○「お茶いれて」と言ったFさん、「自分でいれて」と言いたかったのですが、「一緒に飲んでくれるならいいよ、私のコップも用意してもらってもいい?」というとニコっとして食器棚まで取りに行きました。
果たして以上の返しでよかったのかはわかりません。正解はないのかも?

16:15 | Posted by admin

【そのままでいいよ】   ぶなの実3F 高橋

2013年11月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちは。ぶなの実3階の高橋です。どっこいしょを書くのは2回目になります。
私は4月に入社してから、10月で半年になります。思えば長いようであっという間に感じました。まったくの未経験の状態から始めた仕事が、半年も続けていられることに喜びを感じています。これもぶなの実の入居者様や職員の方々のおかげだと思っています。
今回は私がケア担当をさせていただいているYさんのお話をします。
Yさんは一日をのんびり過ごされている方で、テレビの歌番組で昭和の名曲が流れると、一緒に口ずさんでいます。とても綺麗な声なのでついつい聴き入ってしまいます。
Yさんは食べ物はパンがお好きなようで、パンを買いに行くと表情がぱっと明るくなります。
「今のパンは昔とずいぶん違うのね。どれもおいしそうで迷っちゃうわ。」
と話しながら嬉しそうにパンを選ぶYさんの笑顔が大好きです。
また、Yさんは洗い物や掃除などを積極的にやってくださっています。
「私がやるからお姉さんは座ってていいよ。」
と言われると、なんだかこちらが申し訳ない気持ちになるのですが、Yさんの自分のことは自分でやりたいという意志を尊重していこうと思い、是非とお願いしています。
私はどうも「すぐにあせる」という困ったクセがあって、半年経った今でも悩みの種です。一度にいろいろなことが重なったり、突然予想外の事が起こって何をするべきか分からなくなった時などなど、この症状はすぐに顔を出します。そんな私を見てYさんは、
「お姉さんは充分頑張っているよ。そのままでいいんだよ。」
と言って励ましてくださいました。
その時私はハッと気付きました。私はどうしてあせっていたんだろう。急いでやらなくてもいいんじゃないのかな。
そんなふうに思うと、心が急に軽くなったような気がしました。どうやら「自分がやらなきゃ」と思う気持ちが、原因のひとつだったようです。
あせるクセとはまだまだ向き合っていかなくてはいけませんが、頭が真っ白になりそうになった時は、Yさんの言葉を思い出して、一度立ち止まって深呼吸してみることから始めてみようと思います。

16:14 | Posted by admin