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【故郷の被災地に学ぶ】  ぶなの実3F 前山

2017年03月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実Aの前山です。早いもので2017年がスタートし、1ヶ月が過ぎようとしています。ぶなの実Aの入居者様も今年に入り、大きく体調を崩されることなくお元気にお過ごしです。
昨年末、私の実家のある地域で大火災が起きました。幸いなことに、私の実家は火災の被害には遭いませんでした。友人、知人、親戚で被害に遭った人もいません。
しかし、小さい頃から慣れ親しんだ街が跡形もなく燃えてしまい、大きなショックを受けました。火災直後から、連日テレビで報道されていて、自分の生まれた街が「被災地」と呼ばれている事が信じられないというか、違和感を覚えたように思います。
小さい頃、母と弟と一緒に徒歩や自転車で、商店街を何件か回って買い物をした楽しい記憶がよみがえり、あの町並みが消えてしまったんだなと切ない気持ちにもなりました。
そんな中、商店街で被害の少なかったお店の方々が商売を再開されたり、ボランティアの方々が瓦礫の中から懸命に被害に遭われた方の思い出の品を探す姿をテレビで見て心を打たれました。
また、被害に遭われた地区の皆さんが声を掛け合い避難され、亡くなられた方が居なかったことが本当にすごいことだと思いました。それから、出火元の程近くに介護施設があり、地区の方が車椅子を押すのを手伝ったりされ、皆さんで協力して避難されたそうです。これは、長年の信頼関係、他者を思いやる気持ちが地区の皆さんにあったからこそだと思います。
今年は、今以上に入居者様そして地域の皆さんとの信頼関係を築いていきたいと思っております。
また、地元の復興を心から祈り、自分に出来ることを行っていきたいと思います。

16:23 | Posted by jizai

【Tさんを紹介します。】  ぶなの実1F 松林

2017年02月28日 | ぶなの実::ぶなの実1F

ぶなの実Bユニットに6月にTさんがご入居されました。
Tさんは新潟県出身です。
Tさん「自分のことは自分で」という思いが強く、ご家族様も法人の理念にご理解をされご入居をされました。新聞に挟まっていた広告をきれいに折り、新聞を置く場所まで歩いて片づける。ティッシュが欲しいときにスタッフに頼まず自分で取りに行く。こぼしたお茶は自分で拭く。うっかり、スタッフが支援をしてしまいがちですが「自分のことは自分で」と思われているTさんの「出来る事の支援」をこれからもたくさん見つけて支援をし、生活の幅を広げていきたいと考えております。
最近では競馬がお好きとのことでスポーツ新聞を近くのコンビニまで歩いて買いに出かけることも少しづつ増えています。赤鉛筆片手に予想をする顔は真剣でした。
余談ですが、ちょっぴり気が短いTさん。ある時斜め向かいに座られている入居者さんがニコニコと手を差し出すと「なんだ、この野郎!」と仰ったので「Tさん今の喋り方荒井注に似ているね」といったところ「はははは。懐かしいな」とその後、ドリフ談議をしたのは言うまでもありません。荒井注がドリフにいたのを知っているなんて、歳がバレますね。

09:08 | Posted by jizai

【喜怒哀楽】  ぶなの実3F 森田

2017年02月28日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ご入居者のKさんは感情表現豊かな方。喜怒哀楽が1日で何回も出てくる。「好き」「嫌い」はっきり仰る。
良い感じ、悪い感じ…表情も豊かだ。好き!と伝えるときは表情も柔和でとろけている。認知症の状態が進み最近では「哀」の感情の時が多い。昔を思い出して「お父ちゃんとお母ちゃんがもういないねん」と、とても悲しい表情で涙を流される。眉毛も八の字になっている。
息がつまり、外へ出た途端「あ~、風が気持ち良い。」と仰り、両手を広げて全身で風を感じている。風を感じて、それを言葉に出来るなんて「素敵だな~」と私は思う。憧れてしまう。
私は旦那の趣味の付き合いで海に行くことが多いのだが、夏は暑いし、冬は寒い。だからほとんど車の中で寝て過ごしている。旦那に何で自然をもっと感じないのだと言われてしまう。私の感情の中には恥ずかしながら「怒」の感情はよく出てくるし、よく表現している。「喜」「楽」の感情を言葉に出すことが恥ずかしさもあり、あまりしない。
Kさんを見習い私も「気持ち良い~」と言ってみたい。
そしてKさんがいつまでも風を感じて「気持ち良い」と言い続けられる支援を目指していきたいと思う。Kさんのツンデレかわいいのです~♪(失礼しました)。

09:08 | Posted by jizai

【半年が経って】  ぶなの実1F 山西

2017年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実1F

お久しぶりです。ぶなの実1階山西です。
早いもので入社して早くも半年が経ちました。
最近気づいたことは、会話が出来ない方だと思っていたらなんとなくですが会話になっているんだということに気づきました。
あぁー間違ったーなんてへこんだり、おかしいことがあって笑うとその方も笑っていたり、会話できる方は出来る方で、歯があるのに無いと言ったり・・・
俺はこの会社の取締役と言ったり・・・
初めはビックリしましたが最近では楽しくなってきました。
肉体労働的なところで疲れてる時にそんな事を言われると、思わず笑って元気
になってしまいます。
今後もよろしくお願い致します。

09:08 | Posted by jizai

【グループホームならでは効果?】  ぶなの実3F 宝田

2017年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F

どうもこんにちは、今回はIさんという男性について話したいと思います。
Iさんとの出会いは自分がまだBユニットの方で働いていた時にAユニットに入居しました。
その時はすれ違う時に挨拶をしたり、何かイベント事をするときに会うくらいだったのですが、その当時は体調を崩して何度か入院をしていて、その度帰ってくる時には体力も落ちてしまっているような状態でした。なので歩く事もあまり出来なく一時期車椅子で生活もしていました。
ですが、その後往診の先生もビックリする程の回復力で、食事形態が経管栄養から刻み食になり、少しずつ歩くようになり、今ではホーム内を掴まりもせず、しっかり歩いておられ、こちらが「そんなに歩いて疲れないかなぁ?」って思うくらいまでになりました。
プログラムの無いグループホームだからこそ、自由に外やホーム内を歩き回り、自分のペースでゆっくりご飯が食べれて、疲れたら昼寝したりテレビをみたりなど、Iさんに合った生活が出来て、それでこんなに元気になれたのかな?って思います。

09:07 | Posted by jizai

12月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

2016年12月31日 | ぶなの実::ぶなの実1F

12月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

08:29 | Posted by jizai

【お祭りに行ってきました】  ぶなの実1F 伊藤

2016年11月30日 | ぶなの実::ぶなの実1F

みなさんお久しぶりです。お元気でお過ごしでしょうか?ぶなの実の伊藤です。
先日、町内会のお祭りに参加してきました。ぶなの実の近くの公園で行っていたのでお祭りに行きたい方―」と聞くとす
かさず手をあげて行くとの一言。みなさんお祭り好きです。
入居者1人ずつ参加したのですが、Oさんと公園に行くとまず始めに記念写真を一枚。Oさん美人にきまってます。俺、男前です。Oさんに尋ねると「私、射的がしたい」との事で射的にレッツ、ゴー。俺、射的得意です自信あります。「おっ、Oさんが期待してる。頑張ります。」いざ意気込んでやってみるも弾が当たりません。景品がとれません。Oさんがやってみると、全弾命中です。景品いっぱいです。「すごいねOさん」と言うと、「アンタ自信あるって言ったじゃない、がっかりだわ」と言われ、うっ、ずーん。自分でもがっかりです。さすがですOさん。「でも楽しかったわ」と一言あり、ひと安心です。
その後、かき氷をみなさんに買っていき一旦もどります。
さてお次は、Tさんに聞くとビンゴ大会があるから行きたいとのこと。道路まで続く大行列ですがTさんがやりたいのであればいざゆかん。「Tさん、俺、ビンゴね得意でね望んでなくても当たっちゃうんだよ」というと「すごいね、頑張りな」と会話があり、いざビンゴへ、意気込んでみたもののはい、当たりません。終わってみればリーチにもなってません。
残ったのは、中途半端に穴が空いたビンゴの紙だけです。一方、Tさんは、7番手ぐらいには、「ビンゴー」です。お見事です。
バトミントンセットをゲットです。本人は、1等のディズニーランドのチケットを狙ってたそうです。「1等は、当たらなかったけど楽しかった、今度バトミントンやろうな」とのこと「うん」と返事しました。
自分は、ふがいないけど喜んでくれてよかったです。最後におこがましいですが自分は、入居者の苦手な所を5個は言えます。だけど大好きな所は、20個言えます。いつまでも元気に楽しく生活して下さいね。

08:53 | Posted by jizai

【共同生活に必要なもの】  ぶなの実3F 森田

2016年11月30日 | ぶなの実::ぶなの実3F

今年の秋は長雨が続き、日照時間も少なく気持ち的にも憂鬱な日が多かったように思います。でもぶなの実のご入居者の皆さまは体調も崩されることなくお元気で過ごされています。9月4日には新しい入居者のSさんがご入居されました。これでぶなの実Aユニットは9名全室のご入居者が揃いました。Sさん、歌手の和○ア○子さんの大ファンで、ツーショットで写っている写真が何枚もおありです。
Sさん、久しぶりにご入居された入居者さんなので、8名のご入居者と上手くコミュニケーションをとれるかが心配です。
ぶなの実Aのご入居者は個性豊かな方々ですし、認知症の状態もそれぞれ違いがあります。支援の中で一番頭を悩ませることが、ご入居者同士の人間関係です。当たり前なことですが、どんな状態であろうと人の好きや嫌いはあります。
それを支援する側が苦手な者同士だからと言って、例えば二人のご入居者を離れ離れにして支援することは、共同生活を送っていますのでコミュニティの崩壊に繋がります。私たちの支援はご自分で出来ることはなるべくご自分の力で、ご自分の力で難しいことはスタッフと一緒に行ったりします。コミュニケーションも必要な時はスタッフが繋ぎ合わせることによって、ご入居者同士の助け合いが出来るよう促していきます。自助、共助をこのコミュニティで行っていきます。Sさんがご入居者されたことで、私たちスタッフも共同体の一員として新たに一から見直したい支援ですし、この先も皆さまがお元気でいられるような支援を考え続けていきたいです。
Sさん、今度一緒に「アッ○にひおま○せ」観に行きましょうねひ(笑)

08:53 | Posted by jizai

【思いの隙間】  ぶなの実1F 松林

2016年10月31日 | ぶなの実::ぶなの実1F

「今日の昼食何にしようか?」今日も始まりました食事の相談。入居者さんの答えは決まっていて「なんでもいいよ。お前さんの言う通りに従うよ。文句は言わないよ。」それを聞いたもう一人の入居者さんは「なんでも良いひ」と仰ります。
困ったスタッフは料理本をパラパラと広げたり、冷蔵庫にある食材から何ができるか聞きだします。さらにそこから、入居者さんと一緒に食事作りを行うので焦っているのが見ていて良く分かります。
自分自身も経験してきていることなのですが、このような光景をみて「毎日、毎日同じように同じことを聞かれる入居者さんは『何でもいいよ』と仰るのは当然ではないか。」と思うことがあります。
「入居者さんの出来る事を支援をする。」というスタッフの思いと、ぶなの実で生活をされている入居者さんは毎日、スタッフが変わっても時間になれば同じ事を聞かれることの思いの隙間をどう埋めていくかがこの仕事の専門性のひとつではないかと思います。
「おなかが空いたからご飯が食べたい。」「時間になったからご飯を食べなくてはいけない。」「今はおなかが空いていないから食べたくない。」食事に対する思いや感じ方は人それぞれ、その日その時で違います。その時に「何が食べたい?」と唐突に聞かれれば自分でもきっと「何でもいい。」と答えるでしょう。
ぶなの実の入居者さんのFさんはスタッフに頼りにされると一緒に台所に立って下さるのですが、これは私の強いこだわりで「お手伝い」という言葉は極力使わない、状況に応じてですが指示的な言葉は使わない様に食事作りの支援を行っています。入居者さんが自分で決めた食事を作るのに「お手伝い」という言葉を使うのはそこでスタッフが食事作りについて主導権を握っていることになります。指示的な言葉も同様です。あくまでも入居者さんが主体なのです。
私はFさんが得意なこと、頼りにされるといつの間にかほとんどの食事作りを行うことが出来るなど、Fさんの『有する能力』をたくさん知ろうとしている最中です。この記事を書いている前日も、とある仕掛けをして自然な流れで一緒に食事作りをすることができました。Fさんを知っていれば誰でもできる支援です。えっ?どんなことをしたかって?
これはぶなの実のスタッフに気づいてもらいたいので内緒です。それに自分で気づくことが出来れば隙間を埋めることが出来るのではないかと考えています。

09:10 | Posted by jizai

【6年目の1年生】  ぶなの実3F 宝田

2016年10月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F

どうもお久し振りです、ぶなの実で働き始めて今年の9月で6年になりました。
入った時はまだ22歳だったのに気付けばもう28ですよひそりぁ入居者の方々に「ねぇねぇおじさん」って呼ばれますよね。
そんな私は今年の6月からぶなの実1階のBユニットから3階のAユニットで働くことになりました。
同じ建物とはいえ職員も違えば入居者さんも違います。置いてあるものの位置も違うし外の景色も違うのです。
いままで働いていた職員や入居者さんとの距離がちょっぴり離れて寂しいですが、1階でいろいろ学んだ事を今度は3階でピッチピチの1年生として頑張っていこうと思っています。

08:11 | Posted by jizai