ぶなの実Aの前山です。早いもので2017年がスタートし、1ヶ月が過ぎようとしています。ぶなの実Aの入居者様も今年に入り、大きく体調を崩されることなくお元気にお過ごしです。
昨年末、私の実家のある地域で大火災が起きました。幸いなことに、私の実家は火災の被害には遭いませんでした。友人、知人、親戚で被害に遭った人もいません。
しかし、小さい頃から慣れ親しんだ街が跡形もなく燃えてしまい、大きなショックを受けました。火災直後から、連日テレビで報道されていて、自分の生まれた街が「被災地」と呼ばれている事が信じられないというか、違和感を覚えたように思います。
小さい頃、母と弟と一緒に徒歩や自転車で、商店街を何件か回って買い物をした楽しい記憶がよみがえり、あの町並みが消えてしまったんだなと切ない気持ちにもなりました。
そんな中、商店街で被害の少なかったお店の方々が商売を再開されたり、ボランティアの方々が瓦礫の中から懸命に被害に遭われた方の思い出の品を探す姿をテレビで見て心を打たれました。
また、被害に遭われた地区の皆さんが声を掛け合い避難され、亡くなられた方が居なかったことが本当にすごいことだと思いました。それから、出火元の程近くに介護施設があり、地区の方が車椅子を押すのを手伝ったりされ、皆さんで協力して避難されたそうです。これは、長年の信頼関係、他者を思いやる気持ちが地区の皆さんにあったからこそだと思います。
今年は、今以上に入居者様そして地域の皆さんとの信頼関係を築いていきたいと思っております。
また、地元の復興を心から祈り、自分に出来ることを行っていきたいと思います。