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【Eさんの変化】  ぶなの実 宝田

2025年02月04日 | ぶなの実::ぶなの実3F

あけましておめでとうございます!ぶなの実の宝田です。
今日はEさんについてお話をさせて頂きます。
Eさんが入居されたのが令和5年の8月頃で、ぶなの実に来てから1年半ほど経ちました。
入居されてすぐの頃は笑顔もあまりみせず無表情な事が多く、すぐにお部屋へ戻られてしまい、何時間も出て来られないような状態でした。ですが、段々と「アリが十匹~(ありがとう)」や「ニューヨーク(入浴)に行ってくるわね」など、ギャグをいうようになり、お笑い番組を見ながら大笑いされたり、レクリエーションを皆さんと楽しんだり、カラオケが好きで沢山歌われたり、職員と卓球をしたり、他の入居者さんに声をかけておしゃべりをしたり、一緒に腕を組んで買い物へ行かれたりと、今ではとても笑顔も多く楽しそうに生活をされております。
きっと僕たちの支援次第では、入居当初の無表情なままの笑顔の少ない生活になっていた可能性もあると思います。Eさんにとって、レクリエーションやコミュニケーションをとることがとても大事だったんだなと、改めて思いました。
まだまだEさんとやりたいことや行きたいところがありますので、心も身体も元気に過ごしていけるように支援していきたいです。

10:54 | Posted by jizai

【編集後記】  理事長 志寒

2025年02月04日 | 編集後記

- 庭先掃除をして春を迎えましょう -
ファイル 633-1.jpeg心なしか寒さのゆるむ日がみられるようになってきました。気が早いですが沈丁花のつぼみに春の訪れを感じます。ところが、そうなってくると気になるのが、スギ花粉です。今年はすでに飛散が始まっているようで、私も肌荒れや口の中のいがらっぽさ、鼻のムズムズが始まりかけています。
一昔前は、花粉症は若者特有のものなんてイメージもあり、免疫機能が老化してくると花粉症もおさまるなんて言説もありました。私もそこそこ良い歳になってきましたが、おさまる気配はありません。それどころか、花粉症のご入居者さんもいらっしゃいます。どうもその言説もあやふやなものだったのでしょうか。
日本国民の4割以上といわれるスギ花粉症。もはや国民病といわれるまでになったのは、戦後の住宅需要にこたえるため、スギの大量植林が行われたからだといわれています。高度成長期、これからは人口が増え続け、経済も伸び続ける。その高揚の夢のあとがこのスギ花粉症なのでしょう。今になると、その高揚がうらめしいような、うらやましいような複雑な思いになります。
スギと共に咲く花々もあります。ましてやスギも何も人間を苦しめようと花粉を飛ばすわけでもないでしょう。人口減少社会が叫ばれて久しい現代。その情勢の中で、花粉症も認知症も、うまく付き合っていく必要があることには変わりありませんね。

10:54 | Posted by jizai

【5年間と、自分の人生を振り返って。】  とちの実 倉島

2025年02月04日 | とちの実

皆様、明けましておめでとうございます。とちの実 倉島です。
自分がとちの実に入り約5年の月日が経ちました、時の流れとは早い物ですね。
今回は身の上話になってしまうのですが、介護業界に入ろうと思った一つの要因であり、自身の人生の大きな分岐点となった出来事をお話したいと思います。
遡る事10年程前、私が20台半ばの事です。
知人の誕生日会に行こうとしていた矢先でした。突然頭が割れるように痛くなり、家に帰ろうと思いましたが、乗ってきた自転車にも乗らず、家とは反対方向に歩いていたのです。その時私は既に多量の脳内出血を起こしており、意識混濁状態で朦朧としていました。
次に気が付いた時は翌日のICUでの事です。
後に聞いた話では命が助かる可能性が50%、そして後遺症も無く、五体満足でいられる可能性がその半分の25%だったとの事。
しかし術後の私は軽い左半身の麻痺と視野の欠損が残り、車椅子生活を余儀無くされました。その際は一人でトイレに行く事も許されず、自分では歩けると思っていても、「転ぶから駄目。」と抑制される日々。
若かった私は半年程で退院する事が出来ましたが、とちの実に入居されている皆様はそうは行きません。
そんな中で自身が「どんな声掛けに励まされただろうか?」ではその逆の場合は?と皆さんの境遇や症状は違うとは言え、思い出しながら対応している今日このごろです。
長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂き有り難うございました。

10:53 | Posted by jizai