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【5年間と、自分の人生を振り返って。】  とちの実 倉島

2025年02月04日 | とちの実

皆様、明けましておめでとうございます。とちの実 倉島です。
自分がとちの実に入り約5年の月日が経ちました、時の流れとは早い物ですね。
今回は身の上話になってしまうのですが、介護業界に入ろうと思った一つの要因であり、自身の人生の大きな分岐点となった出来事をお話したいと思います。
遡る事10年程前、私が20台半ばの事です。
知人の誕生日会に行こうとしていた矢先でした。突然頭が割れるように痛くなり、家に帰ろうと思いましたが、乗ってきた自転車にも乗らず、家とは反対方向に歩いていたのです。その時私は既に多量の脳内出血を起こしており、意識混濁状態で朦朧としていました。
次に気が付いた時は翌日のICUでの事です。
後に聞いた話では命が助かる可能性が50%、そして後遺症も無く、五体満足でいられる可能性がその半分の25%だったとの事。
しかし術後の私は軽い左半身の麻痺と視野の欠損が残り、車椅子生活を余儀無くされました。その際は一人でトイレに行く事も許されず、自分では歩けると思っていても、「転ぶから駄目。」と抑制される日々。
若かった私は半年程で退院する事が出来ましたが、とちの実に入居されている皆様はそうは行きません。
そんな中で自身が「どんな声掛けに励まされただろうか?」ではその逆の場合は?と皆さんの境遇や症状は違うとは言え、思い出しながら対応している今日このごろです。
長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂き有り難うございました。

10:53 | Posted by jizai