log

【Tさんの魅力】   ぶなの実1F 佐藤

2012年10月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

新たな恋の予感をしている佐藤です、こんにちは。何故か、毎回入居者さんのTさんの事を書いてしまいます。
これだけ長く過ごすとそろそろ書くエピソードもないんじゃないかとも思うのですが、一月ほど前でしょうか、出勤したらTさんが割烹着を着ていて表情も何やら、やる気に満ちていて、いつもと違うTさんのカッコイイ姿を見てまた新鮮に好きになりました。
昔から僕は、1年くらい関わったオバちゃんには「佐藤君は草食系男子でしょう?もっとどんどん行かなきゃ!」みたいに言われるのですが、もう僕はそれが、世界3大嫌いな事ランキングに入るくらい嫌いで、そういう風に誰かの振る舞いを見て、「こんな感じ」とカテゴリ分けしたり、ラベルを貼り付けていくような事も大事だし、そういう事って皆好きなんだろうなぁと分かるのですが、行き過ぎた時には、目の前の相手を知るより、カテゴリ分けばかりに意識がいってしまうような気がします。そうして、相手を理解したつもりになって、それ以上を知ろうと思わず、興味もその人から自然となくなっていってしまいがちです。
Tさんは割烹着を着ない系の人かと思っていましたが、本当はそうじゃない。素適に割烹着を着る系だし、そもそも○○系である以前にTさんであって、あえて言うならばTさん系と言いたいわけです。相手を知ろうと興味を持つ事が大切なんだと思いました。
僕は付き合った彼女と3年以上続いた事がないのですが、それも、Tさんの割烹着姿を見て新鮮だ!と感動した時に、次の恋愛は長続きしそうなそんな予感がしてきた事も書いておきますね。Tさんありがとう。

16:03 | Posted by admin

【僕とは正反対なFさん】   ぶなの実1F 宝田

2012年09月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

どうも、今日は新しく入居されましたFさんについて話したいと思います。
題名にもありますようにFさんは僕と正反対なんです!!笑“
僕は子供の頃から国語が苦手で、本を読むとしたら漫画しか読まないし、新聞なんてテレビの番組表と4コマ漫画しか見ないくらいです、そう!活字が苦手なんです。
それにたいしてFさんは自分でも活字大好き!と豪語するくらいの活字好き、新聞は毎日1時間くらいかけて端から端まで読むし、図書館へ本を借りに行くと時間をかけて本を2冊選び、難しそうな本を借りてきます。そしてその本を寝る時に読んでから寝るのが楽しみらしいのです!いやぁ参りました!
僕も小説とかを読んだ事はあるんですが2ページくらい読むともう集中力が無くなって読むの辞めちゃうんでFさんの集中力は本当に見習いたいですね!
そんな僕達ですが、気の合う所ももちろんありまして、テレビ番組とかで美味しそうな料理の番組なんかやってると「これ美味しそうだね~」などと二人で同時に言う事もよくあります。
そんなFさんに見習って読みかけだった小説をまた初めから読んでみようかな~

16:02 | Posted by admin

【その瞬間を大切に】   ぶなの実1F 吉田

2012年08月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

【その瞬間を大切に】   ぶなの実1F 吉田

お久しぶりです、ぶなの実の吉田です。
ぶなの実では、一年に一回マンツーマンでの外出を行っています。外出自体は皆さんと同じように日常的に行っているのですが、この一回は誕生日に絡めてお祝いする主旨での外出です。
今日は私の担当のAさんと誕生日に外出した時のことについて書いてみたいと思います。
Aさん自体の誕生日は一月のお正月時期なのですが、一日外出するには寒さが厳しいので、去年は秋、今年は春に行いました。行った先はサンシャイン、水族館とプラネタリウムに行きました。年頃の男女であれば、間違いなくデートの対象となるような場所ですね。私とAさんは50歳ぐらい離れているのですが、まぁデートみたいな感覚です。
まず入ったのが水族館、たつのおとしごや大きなエイにビックリしていたり、カラフルな南国の魚達を見て目をキラキラさせていたり、私がそれを「美味しそうですね」などと言うと「食べちゃうの??」とゲラゲラ笑いながら反応したり。見た目はおばあちゃんですが、雰囲気はデートそのものでした。
お昼はアシカが見える館内のお店で食べたのですが、何度説明しても、良く懐いた犬が泳いでいると言っていて、私の方がゲラゲラ笑ってしまいました。途中で子供の集団と出会い、手招きしたり、手を振ったり、お母さん達に「かわいいねぇ」と話しかけたり、よく見かけるおばあちゃん達と子供の光景そのもので、なんかほっとしたりもしました。
入居者の方のほとんどがそうなんですが、子供が皆さん好きみたいです。
子は鎹という言葉がありますが、本当にそうだなと思います。
午後の時間は買い物タイムです、なにかプレゼントになる物はないかと一緒に探していたのですが、エイのぬいぐるみを見たAさんが、手をひらひらさせて「おっきかったねぇ」とえらく気に入っていたので、それを一つ、更にエイのはがき、パンフレットなどをプレゼントすると、とにかくぬいぐるみを気に入ったようでして、座布団にいいねなどと笑って話していました。
そうこうしている間にプラネタリウムの時間となりまして、開始時間まで入場待ちをしていたのですが、流石にカップル以外のお客さんは皆無でして、さっきの光景とは一転して不思議な光景でもありました。
結局後半はAさんは寝てしまいましたが、途中まで小さな声で話しかけて来たり、指差していたり、それなりに楽しんではくれていたようです。
不思議な光景ではありましたが、皆さんもおばあちゃんと行ってみてはどうでしょうか?
私の中では、水族館よりもお勧めです。
こうしてAさんとのマンツーマン外出が終わったわけですが、しばらくするとすっかり忘れていまして、プレゼントしたぬいぐるみなども繰り返し誰かにあげたりと、男女のデートだったら破局の原因になりそうな事ばかりなのですが、そこは認知症を患っているおばあちゃんですし、ここはグループホームです。
Aさんは比較的記憶が続く方なのですが、中には帰宅中に忘れてしまう方もいます。
では行かなかった方が良かったでしょうか?または、行っても行かなくても同じだったでしょうか?
少なくともその瞬間はAさんは笑顔でしたし、楽しんでいるように見えました。
私はそれでいいと思ってます。
これはマンツーマン外出に限ったことではなく、日々の生活でも同じです。認知症だとかも関係ありません。その瞬間、瞬間を大切に過ごしていく。
それを記憶し、後の生活に活かせればもっとよいですが、そうでなく
ても、その瞬間確実に充実している。そういう積み重ねが、豊かな生活を産み、尊厳を保つことに繋がるのではないかと考えています。
そんなことを改めて認識させてくれた、Aさんとの外出でした。

16:01 | Posted by admin

【Tさんの不思議な力】   ぶなの実1F 鈴木(勇)

2012年07月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

こんにちはぶなの実の鈴木勇一です。今回もまたTさんの話をさせていただきます。
私はよく昼食、夕食の買出しはTさんと商店街や近くのスーパーまで買い物に行くのですが、買い物に行く途中、Tさんの行動にいつも驚かされています。
ある日、Tさんと私はホームの近くで信号待ちをしていました。すると、10代と思われる若い少年グループが私達の近くを通り過ぎようとしている時に誰もが心の中でツッコミを入れるであろう、「それ、にわとりの鶏冠?」と思うような髪を赤く染めた1人の男子がいました。
Tさんはその男子を見て、指をさし、「お兄ちゃん、見てあれ、うふふふ」と言い、少年に「こんにちは」とフレンドリーに挨拶しました。私はまさか指をさして挨拶までするとは思わず、速攻で「近寄ってきた瞬間、Tさんを抱えて逃げよう」と思いましたが、相手は気持ちよく「こんにちは」と笑顔で返してきました。周りにいた人達も自然と笑顔になったのです。
今回の出来事の前に、Tさんの誕生日外出があり、上野動物園まで行きました。
象の餌やりの見学をしていると、隣で見ていた中年女性が自然とTさんに声をかけてきたのです。10分間くらい会話をしていました。他、小さな女の子や中学生に声をかけられていました。
そんなTさんをみると不思議だな~どうしてこんなに知らない人と話すことができるのだろう?凄いな~といつも思います。
そんな私は今、スピードラーニングで英会話の勉強中です。やり始めて1ヶ月経ち、聞き流してもやっぱり会話しないと覚えられないよな…と思い、今こそ成果をみせる時、英語で自然と挨拶してみよう、Tさんのように挨拶しよう!と思いながらスーパーで買い物中の外国人男性に近づき、目が合い、いつもの癖の首で挨拶をしました。
相手は「あ、こんにちは」と言ってくれましたが、私はそのまま通り過ぎました。
まだまだTさんのようにはいかないようです。

16:00 | Posted by admin

【感受性】   ぶなの実1F 鈴木佳

2012年06月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

5月15日(火)日比谷小音楽堂にて「FUN Festival2012」を行いました。
私は実行委員をやっており、この日までは実に激務。ですが頑張りが通じたのか、当日は実に悪天候、、、(笑)にもかかわらず、思った以上に多くの方にお越しいただいて、とてもありがたく思っております。
大道芸、絵とき、紙芝居、音楽、トークと多様なジャンルで挑んだイベント。賛否両論あるかと思いますが、もやっとしていていんです。もやっとすると残りますよね、心に。
残ると考えますよね、いろいろ。
そう!残る!なんだか残る!これが大事!
もやっとして下さい、考えて下さいって事なのです。
さて、そんな悪天候の中、我がホームぶなの実Bユニット、、、来れるのだろうか?と、リハーサル中も気になってはいたものの、天気も気になる!
バタバタしている間に職員から連絡が!「雨だけど、、、」みたいな。
わっ!来ないかも!!!って思っていたら「みんなで行っちゃうから!」とのメール。
「マジか、、、」このマジかは、雨だし大丈夫かなって冷静になった瞬間ですよ。
だって寒いもの。自然の中で、よけいに寒いもの。
イベントが始まり、大道芸→絵とき→弾き語りになり「来ないなぁ」なんて思っていたら「キターーーーっ!」全員!
(笑)もう、ホントに嬉しかったのですよ!舞台下手から、上手側の席にいるAさんを見て思いっきり手を振ったら気づくぢゃあ、ありませんか!しかも笑顔!雨なのに!カッパ着て!
そして期待大のRさん。歌が好きで、よく突然歌いだす明るいRさん。
案の定「アンコール!アンコール!」と。この時歌っていたのは私の友達なのですが、大阪出身の人でして、こんなん言われたらそりゃ拾いますわ。場も和みます。
そして、私の心配をよそにYさんは、当日お客さんの為に用意していた駄菓子をムシャムシャ食べながら号泣!
当日来ていた私の旦那も号泣!、、、えっ?「自然と涙が出た」と、、、人間だもの。音楽って素晴らしい!
後日、聞いた話によると、雨の日は音がよく聞こえるらしいです。水滴に乗って音が通る?クリアになるのかなぁ。当日の音響に関しては、間違いなくとてもよかったのですが、
雨が更に、引き立ててくれたのかもしれないですねぇ。心まで届いたって事ですかね。

16:00 | Posted by admin

【誕生日】   ぶなの実1F 木村

2012年05月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

暖かくなりましたね。 今回は、私が担当しているRさんの事を書きたいと思います。
笑顔がとても可愛くて、歌をよく口ずさむごきげんなホームのムードメーカーです。ある日、Rさんのお誕生日企画で、私と2人で荒川遊園地に行きました。外出時は車椅子を使用しました。駅を降りて入園口まで車椅子を押している間ずっと「帰ろ。帰ろ」と。荒 川遊園地に着くと子供達でいっぱいでした。子供好きなRさん。笑顔で子供達を目で追い始めたのを見てひとまず安心です。
Rさんが乗れそうな 乗り物があったので、普段では出来ない思い出になればとお勧めしましたが「いやだよ」とあっさり。時間も時間だったので、焼きそばとパンを買いテーブルに広げました。Rさんは大好きなパンを半分に割り私に差し出しました。「お姉さんも食べて」。かわりに私の半分を渡し、2人で和やかなお昼を過ごしました。
綿菓子を作る機械があったのでお手本を見せました。
「すごい、すごい」と驚いていたので「次はRさんですよ」とお金を渡すと「いやだよ」と。
仕方が無いので再び車椅子を押して動物を見て回ったのですが、その間ずっと「もう帰る?もう帰ろう」
本来動物好きだと言っていたRさん。何とか楽しんで頂ける方法はないかと動物のエサを買ってみました。
鹿の檻の前にある細い滑り台にエサを置き、コロコロと檻の中に入った物を食べた鹿を見てRさんの目が丸くなりました。エサ入れをRさんに渡すとさっそくコロコロ。Rさんはニッコニッコ。
猿の檻でエサをあげている時、隣のお子さんがRさんの方を見ていました。それに気付きエサを「はいどうぞ」。
喜んだお子さんに、あの猿ばかり食べるの」とか「あの子にあげて」と教えていました。
その内エサもなくなり他の動物の所を回り始めると「もう帰る?もう帰ろうよ」。
そんなRさんをなだめながら、でもご本人の主張。無理強いは出来ないなと迷っていた時、「おうまのおやこはなかよしこよし♪」とRさんが歌いだしました。横を見ると馬が檻の中を走っていました。少し嬉しくなりました。
一通り見て周り希望通り帰ろうとすると、うさぎやモルモットと触れ合えるコーナーがありました。
「Rさんにモルモットにご飯あげてみませんか?」「いやだよ」「あ、うさぎもいますよ」「うさぎ?飼ってた。猫も」心の中で 、やった♪ 「うさぎにご飯あげてみませんか?」「あげないよ」と。
そっとキャベツを渡してみると即効モルモットにキャベツを差し出しました。
私は隠れているうさぎが出てこないか探していましたが、Rさんはそんなことよりもうモルモットに夢中。しかも真顔。真剣です。どんどんあげている内にキャベツがなくなりました。近くのキャベツを持っているお子さんに「ばあちゃんにもちょーだい」とニコっと笑いました。お子さんは照れながらキャベツを渡してくれました。
そうするとRさん。キャベツを自分の口元に持っていき笑顔で「これ、ばあちゃんが食べるの?(モルモットを指し)
それともこの子?」とお子さんを笑わせていました。
最後にしてこのテンション。
誕生日の記念なので「Rさん、写真撮りましょう」と言うと「嫌だよ。恥ずかしいよ」。試しにカメラを向けてみました。すると、背筋を伸ばしカメラに向かってニコッ。予想通りです。素敵な写真が撮れました。
帰りの電車ではお子さんと「あっち向いてホイ」をしたりと楽しそうでした。曇りでしたが、初夏でしたし、紫外線がすごかったのでしょうね~。帰って来てからの私達は顔が真っ赤に日焼けしていました。特に私…
「今日は楽しかったですね」とお声をかけると「どこにも行ってないよ」とのお答え。
でも、Rさんの記憶や心のどこかにこの日の事が少しでも残っているといいな、と思います。これは去年の出来事!
今年はどこに行きましょうかね?Rさん♪♪

15:59 | Posted by admin

【Tさんの人と繋がる力の凄まじさ】   ぶなの実1F 佐藤

2012年04月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

こんにちは、ぶなの実の佐藤です。
去年からしきりに「繋がる」という言葉が使われています。
僕は最近、CLUBに遊びに行ったりするのですがそこでは、本当にその場で会った人たちが仲良く腕を組んだり友達になったりと、繋がる事があります。僕はと言うと、その輪の中に入れそうで入れず、やきもきしている事が多く、そんな時はいつもTさんを思い出します。
Tさんは外出する事が大好きでいつも一人で外へ出かけて公園等へ行きます。そして、誰にでも道行く人には挨拶しますし話しかけて、最初は皆戸惑うのですが、何回かすると相手から声を掛けてくる。
今や、「この公園の顔ね」等と地域の方に言われる程です。
そんな、Tさんと先日買い物へ行った時に、いつも通りにTさんが荷物を持つとなったのですがちょっと重かったようで、信号待ちの時に「重いー、しっかりするんだ!この馬鹿バアサン!!」等と自分を激励されても、やはり重かった様子で「ダメだ!ちょっと、ここに置かせて」と全く知らないお姉さんの自転車の荷台に買い物袋を置いたのです。
僕は「えぇ!そんなのありか!!」と目ん玉が飛び出してしまい、そのお姉さんに何か説明せねばと動いたのですが、すぐさまTさんが「ごめんなさい、バカ婆さんで。お姉さんは綺麗ねぇ、うふふ。」と声をかけるとお姉さんは「ふふふ」と笑って、信号が青になりTさんが「どうも」と言い、お姉さんは「気をつけて下さいね」と言い去っていきました。その事が僕には凄い衝撃的だったのですがTさんは「普通じゃない?」なんて言っていましたが、僕には全く普通な事じゃなくて、羨ましい事で新たな世界を見た!という感じでした。
今度、CLUBに行った時はTさんの事を思い出せば、スッと輪の中に入っていけるような気がします。
この前、金髪の高校生と何やら話しているTさんを見ながら、そんな事を考えました。

15:58 | Posted by admin

【12月から常勤になりました!!】   ぶなの実1F 宝田

2012年03月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

半年前このどっこい書を書いた時はまだパートでした、まだまだ未熟な常勤ですがこれからも頑張って立派な常勤になれるようにがんばります!!
そして今日はYさんの事についてお話をしたいと思います。
入居した当初はご飯もあまり食べず、職員が話しかけたりしてもあんまり笑ったりしてもらえませんでした。
どうすれば良いのか最初は手探りでいろいろ考えてみたけれど、結局毎日のように会い、一緒にいる時間が増えていくうちに笑顔も食欲も増えていきました。
いつも往診に来てくれる先生にも「最近Yさんいっぱい話すようになったし笑顔も増えたわね!」と言ってもらえるようにもなりました。なので大事なのはまず信頼関係を築く事なのかなぁ~って思いました。
でもいくら僕とかと話したりして笑ってくれていても、やはり旦那さんには敵いません(笑)旦那さんの顔を見た時や話しをしてる時のYさんの笑顔が一番輝いてますもん!
だから今年は少しでもその笑顔に近づけるように頑張りたいですね。
そしてYさんと言えばとっても子供が好きで、キューピー人形も5体くらいお部屋にあったりします。テレビで赤ちゃんや子供が出てくると、その子供の行動にあわせて、笑顔の子供には「あら可愛いわね~」とか、走ってる子供には「危ないわよ!」とか、ヨチヨチ歩きをしてる赤ちゃんには「ほらっこっちおいで~」などなど本当に子供が好きなんだな~って思います。だから今年はテレビじゃなくて公園とかに行って子供を一緒に見に行きたいと思います。そんな素適なYさん今年も宜しくお願いします!

15:57 | Posted by admin

【Tさんの日常】   ぶなの実1F 鈴木勇

2012年01月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

28歳を越えて以降、1日も1ヵ月も1年も早く感じてきました…。
ぶなの実で仕事をして約1年半たちます。
仕事をしていて挫けそうになることがあります。主に支援のこと、自分が思っていることを上手く説明できないこと、食べて、祈って(瞑想)、飲んでもストレス発散されない時です。
そんな時はある女性が私に言った言葉を思い出します。
「向き不向きをどう乗り越えるかは自分次第」
聞かされた時は心の中に溜まった不安な気持ちや逃げ出したくなる気持ちがスーッと抜けていきました。
「自分に向いてないな…。」って思うことでもまず、やろう!という気持ちになります。今でも仕事を続けていられるのはこの言葉のおかげです。
ぶなの実に入居して1年以上たつTさんは毎日朝から「何が何だかわからない!」と言い自身の頭を叩きます。
この行為は1年以上たっても変わらず、いつもどのような言葉をかけようか悩んでいました。黙って頭を撫でてみたり、「頭を1回叩く度に細胞が800個なくなるみたいです」と訳のわからないこと言ってみたり、今ではもう何も言わず、他の入居者さんが自然に「やめなさい」と言うのを待つようになりました。
誰もいなければ、「Tさん、ここはホームの中だけど、外にいると思ってごらんなさい、太陽の光、気持ちいい風、知らない人、南無大師、南無大師」と私は言います。
でも反応は薄いです。「誰よ!?知らない人って!」と言われます。
そんなTさんですが、外にいる時は凄く穏やかになります。太陽の光を浴び、風を感じ、深呼吸しているTさんは幸せそうに見えます。近所の方と話をしてぶなの実に戻ってくるのが日常です。この日常が変わらなければいいな~って私は思います。

15:56 | Posted by admin

【男気というものです】   ぶなの実1F 鈴木佳

2011年12月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

10月末に、ぶなの実Bユニット初の旅行に行ってきました。目的地は日光!小学校の修学旅行以来です。
初旅行という事もありまして、かなりミラクルな一泊でした。笑が、ミラクルな事もありつつ、ホテルの部屋ではカオスな一夜を明かすという、、、笑
全てがお初なものですから非常に疲れましたが、とてもよい経験になりました。
して今回は、その中でも一番のミラクルな出来事をお話ししようかなと。
二日目は午前中にチェックアウトをし「華厳の滝」に向かいました。
華厳の滝は入り口からエレベーターに乗ります。エレベーターが着いた先には70段の階段があり、エスカレーターもなく、手すりが付いているだけです。
70段、、、往復で140段。凶器でもあり、狂気。
登り切るであろう入居者さんと、途中でリタイヤするであろう入居者さん…と、いった感じに職員もなんとなく予想しておりました。
ところが!リタイヤするのでは?と思っていたMさんは手すりにつかまりふらつく足に気合を入れて、最後まで登りきったのです。Mさんは盲目の為、日常の発言も、後ろ向きな事が多い方だったのですが、そんなMさん「観光客が多いから、迷惑にならないようにしないと。ここまで連れてきてもらったのだから、登りきりますよ!」とおっしゃったのです。
階段を登りきると、滝を前に、水しぶきを感じていたのでしょうか、片手を上げ、ゆらゆらと手を動かしていました。
更に、追加ミラクル!帰りの階段も、手すりにつかまり下りきったのです!
戻ってきた時のMさんの表情は「どうだ!」と言わんばかりに自信に満ち溢れていました。
これが、大人の男の余裕、、、美味しそうにソフトクリームを召し上がる姿。。。
付き添っていたチーフは「男気を感じましたよ!」と興奮気味。
私はMさんのケア担当なのですが、旅行での担当は別の入居者さんだった為、この現場に居ませんでした、、、チーン。泣
補足として、私は華厳の滝も見ることなく、旅行担当の入居者さんと、ベンチで日向ぼっこしておりましたとさ。

15:52 | Posted by admin