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【新しいご入居者様 Tさんの事】  ぶなの実3F 前山

2014年11月26日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実Aユニットの前山です。
6月中旬にぶなの実Aに新しいご入居者様のTさんがご入居されました。
入居当日、「懐かしいな、ここには来た事あるよ」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。
お若い頃は、消防庁でお仕事をされていたそうです。
また、歌を歌うことがとてもお好きで、「得意な曲は歌詞カードを見なくても歌えるよ」とおっしゃったり、居間でも歌を歌い楽しまれておられます。
また、お1人暮らしをされていた頃は、毎朝ぶなの実近くの喫茶店にコーヒーを飲みに行くのが日課だったそうです。
今月、Tさんと二人で喫茶店に行くことが出来たのですが、Tさんも久しぶりで嬉しかったのか、店員さんとの会話を楽しんだり、コーヒーを飲んでいる時も色々なお話をして下さいました。
今後も、ゆっくりコーヒーを飲んでいただく時間を作ったり、Tさんの笑顔、意欲を引き出せるよう支援させて頂きたいと思います。

14:39 | Posted by admin

【全国フォーラムに参加して】 3F 高橋

2014年10月28日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちは。ぶなの実で仕事を始めてから二度目の秋を迎えました。
私は10月1日に開催された全国グループホーム団体連合会の「第二回全国フォーラム」に参加させていただきました。
今まで個人的に認知症に関する講義を聞きに行くことは何度かありましたが、今回は会社からグループホームの研修としての参加でした。全国からグループホームに携わる方々が集まって、いろいろなお話を聞くことが出来るとのことで、是非今後の仕事に役立てたいと思いました。
全国フォーラムで繰り返し話題に出ていたのは、グループホームの役割についてでした。
入居者様にとって重要なのは「認知症を患っていても普通に生活を送る」ことであり、出来ることは自分でやっていただき、困難な場合は職員が支えるというものでした。
私はまだ入居者様が今何を必要としていて、何がさほど必要なことでないのかの見極めがまだ不十分だと考えています。必要以上に手伝いをしてしまうのは、入居者様のやりたいという意志に反した行動であり、暮らしの支援ではないということは、頭では分かっているはずなのに、なかなかうまくいきません。私がグループホームで仕事をする上で足りない部分は何かを、今回の講義で改めて教わりました。
それぞれの入居者様が普通の暮らしをするために、必要なものは何かを考えながら仕事が出来るようにしていきたいと思います。すぐにというわけにはいかないかもしれませんが、時間をかけてじっくり技術を身に着けたいです。

17:47 | Posted by admin

【1年半を振り返る】   ぶなの実3F 原田

2014年09月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

私がぶなの実の3階に入職して1年半が過ぎ、この期間で色々な入居者様が入居されたり、残念ながら退去されたりと、何かと目まぐるしく顔ぶれが変わった様に感じました。その中で、私が入職した時から入居されていたある男性の入居者様(以下:Iさん)について書いていこうと思います。
最初に私がIさんに話をかけた時は、「ん~」と仰って下を向いてしまい、なかなか上手く会話が出来ず、当時は「Iさんよろしくね~」といった簡単な会話で終わり、Iさんは人見知りで無口な方なのかなぁ~と思っていました。その後も支援をする時に、「Iさん下着を替えますね」と声をかけても、「ん~」と仰ったり、目を合わせようとしても下を向かれたりと、Iさんが自ら意思表示をされることは無く、当時は私の気持ちが伝わっているのかなぁと不安に思っていました。日常の様子は、自ら他の入居者様に話をかけることは殆ど無く、お手洗いや入浴、就寝などのために職員が誘導を行うとき以外は、ほぼ座って過ごされる方でした。更に当時は体調が優れない状態が多く、年に数回は入院をされるような入居者様で、私としてもすごく心配をしていました。
去年の12月に高熱を出されて入院され、今年の2月に退院して以降、入院前と比べて特に目立った変化は無かったのですが、その後しばらく栄養剤を飲んでいた期間があり、退院後1ヶ月程経過した時に、とある変化が起こりました。Iさんが突然立ち上がり自分のお部屋へ向かってベッドに横になり、布団をかけて寝ようとしたのです。今までこのようなことを見たことが無かったので、あれ!?どうしたのだろうと思っていました。この頃より今まで自らされることの無かった行動をされるようになり、例えば職員が声をかけた時に「はいっ」と元気に返事をされて笑顔を見せてくれたり、隣の入居者様が居眠りをしていると「おぅ!」や「ねっ!」と声をかけてくれたり、職員や他の入居者様が持っているものに興味を示されて、「これなぁに?」と仰ったり・・・、他にもたくさんありますが、まるで人が変わったかのような行動にすごく驚いたと同時に、ふとしたきっかけで人はこんなに変わるものなのか~と、すごく感動しました。
現在も職員や入居者様の行動などに興味を持たれ、「○○だよ~」と返答すると「ほぅ~そうか~」と仰って時には笑顔を見せてくれたりします。また、6月に入ってきた男性の入居者様(以下:Tさん)からよく話をかけられ、時には軽く口げんかになることもありますが、以前に比べて自ら意思表示をされることがとても多くなってきました。Tさんもすごく喜ばれており、私としても楽しいひとときになります。Tさんが若い頃に徴兵されていたという話題をIさんにされていたときは、Tさんに対して「ほぅ~」「へぇ~」といった具合で会話をされていました。先日はIさんがマッサージの先生が来たのにもかかわらず拒否をされて、そこにTさんが参入して「おい、お客さんが来たから早く行きなさい!」と言われIさんが、「なんだよ!!」と反論される場面がありました。
Iさんがこんなに変わってしまうとは、入職当初は全く思ってもいませんでした。これからもこの元気な姿を維持していただきたいです。

16:22 | Posted by admin

【Hさんとお墓参り】   ぶなの実3F 簔輪

2014年08月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実Aの簔輪です。僕は入社して、もう2年が経ち、入居者さんのHさんも僕と同じく入居されて2年が経ちます。ある意味同期?です!
ある日Hさんが、突然お墓参りにいきたいと言いました。僕が「何処にあるんですか」と聞くと、Hさんは「愛知県にある」といいました。
さすがに愛知県は遠いなと思い、Hさんに「愛知県は遠いですよ。行くのは難しいですね。」と言いましたら、Hさんはちょっと落ち込みながら「そか~」といいました。
僕もさすがに、行けないだろ~と思いながらも、会議でその件を伝えた所、行ってもいいんじゃないと声があり、行けるんだ!!と思いました。
そこでHさんに行けると伝えたところ、Hさんはとても喜んだ表情でした。
計画を立て、日にちを決め、行く日の前日にHさんは体調を崩し延期になってしまいました。その日は落ち込んでいましたが、数日が経ちHさんも元気になり、延期になっていたお墓参りに、やっと行く事ができ、その日のHさんはいつも以上の元気を見せてくれました。
ご飯を完食したり、新幹線の中で昼寝をしなかったりして、逆に僕の方が寝てしまいました。
お墓に着き、レンタカーした車から降りてHさんに「着きましたよ!」と言うと、Hさんは「ここじゃない!もう帰る」と急に言い出しました。流石の僕も焦りました。
場所はあっているが、Hさんの中で、たまたま目印になっている門が工事されていたため、思い出せなかったようです。まわりを探索した所やっと思い出してくれました。
Hさんも疲れが見えてきたので、帰宅する事になり数分間のお墓参りだったけど、Hさんはとてもいい表情でした。きっと喜んでくれたと思います。そして僕もとても楽しかったし、旅行気分でいけました。

16:21 | Posted by admin

【新しいご入居者様 Tさんの事】   ぶなの実3F 前山

2014年07月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実Aユニットの前山です。
6月中旬にぶなの実Aに新しいご入居者様のTさんがご入居されました。入居当日、「懐かしいな、ここには来た事あるよ」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。お若い頃は、消防庁でお仕事をされていたそうです。
また、歌を歌うことがとてもお好きで、「得意な曲は歌詞カードを見なくても歌えるよ」とおっしゃったり、居間でも歌を歌い楽しまれておられます。
また、お1人暮らしをされていた頃は、毎朝ぶなの実近くの喫茶店にコーヒーを飲みに行くのが日課だったそうです。
今月、Tさんと二人で喫茶店に行くことが出来たのですが、Tさんも久しぶりで嬉しかったのか、店員さんとの会話を楽しんだり、コーヒーを飲んでいる時も色々なお話をして下さいました。
今後も、ゆっくりコーヒーを飲んでいただく時間を作ったり、Tさんの笑顔、意欲を引き出せるよう支援させて頂きたいと思います。

16:20 | Posted by admin

【ディズニーランド旅行】   ぶなの実3F 高橋

2014年06月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちは。ぶなの実3Fの高橋です。
4月にぶなの実の入居者様と職員でディズニーランドに日帰り旅行に行きました。
ぶなの実で仕事を始めてから入居者様と団体で旅行へ行くのは初めての経験なので、楽しみである反面、慌てて失敗をしないように気を付けなければという思いでいっぱいでした。
いざ迎えた当日、入居者様は全員体調不良もなく、旅行に出発できました。バスの中では、男性入居者様による「窓から見える風景の解説」が始まると、バス全体が和んでいました。
ディズニーランドに到着し、噴水広場の前で記念撮影をしたあと、グループに分かれて行動しました。私はケア担当のYさんとNさんと同じグループで行動することになりました。
到着時間がお昼だったので、最初にみんなで昼食を摂ることにしました。入居者様もミッキーマウスの形をしたお皿を見て「かわいい」と仰っていて、いつもと違う雰囲気の食事を楽しんでいました。
食事を終えて園内を歩いていると、トイストーリーのグリーンアーミーメンが前方に見えました。「何だろう」と思って近付いてみると、グリーンアーミーメンと記念撮影が出来るようで、Yさんがグリーンアーミーメンに「お兄さん素敵ね」と笑顔で話しかけていました。グリーンアーミーメンが入居者様やスタッフと握手をして、みんなで記念撮影をしました。
イッツアスモールワールドの前に来ると、シンデレラがこちらに来て車いすのNさんと握手をして行きました。ほんの一瞬の出来事で、カメラを構える暇がなくシャッターチャンスを逃してしまったのが残念です。その後、皆で午後のパレードを見ることが出来ました。
帰りのバスの中で、Yさんが「また一緒に行きたいね」と話していました。私はその言葉を聞いて、みんなで旅行に行けて本当によかったと心から思いました。転倒などの事故も体調不良もなく、無事にぶなの実まで帰ってくることが出来て、ホッとしました。今回の経験を活かし、また旅行に行けたらいいなと思っています。

16:20 | Posted by admin

【ありがとう。】   ぶなの実3F 原田

2014年05月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

5月に入り、すがすがしい陽気の日が続くようになりました。時には汗ばむような日も度々ありますが、ぶなの実Aユニットの入居者様は相変わらず元気に過ごしています。
さて、今から2ヶ月ほど前になりますが、ぶなの実Aユニットで1名お亡くなりになりました。この方は、ぶなの実の開設から間もない頃に入居されて、現在のぶなの実の入居者様の中では長く入居されておりました。また、私が入職してからお亡くなりになるまで、ケア担当としても支援をさせて頂いた方でしたので、とても思い出深い入居者様の1人となりました。幾つかこの入居者様との思い出の中で、とても印象に残っている出来事がありますので、この場を借りて紹介させて頂きます。
私が入職して間もないある日の夕食の時間、私ともう一人の女性職員が食事介助をしていた時に、その女性職員と仕事や支援のことで話をしていたときです。私達が会話をしていたところをさりげなく見ていたようで、話が終った後、私に「あなたたち、お似合いだよ! 嫁に貰っちゃいなよ!」と言ってきたのです。多少恥ずかしかった部分もありましたが、私たちの事をいつも見ていてくれて、とても思いやりのある方だったなと感じています。
次もある日の夕方、おやつの時間でした。ある男性入居者様が、隣に座っていた女性の入居者様のおやつをつまもうとした時に、「あんた男なんだから我慢しなさいよ! もう、くいしんぼうなんだからぁ」と男性入居者様に声をかけていました。この男性入居者様も食欲が旺盛で、お菓子が余っていればどんどん食べてくれる方でしたので、自分の分も食べられてしまうのではと思っていたのでしょう。
最後に、この方から色々な事を教えて頂くことができて、すごく嬉しく思っております。なかなか難しい話にも耳を傾けてくれたり、食事の下ごしらえを手伝って頂いたりと、とても楽しい時間を一緒に過ごす事ができて本当にありがとうございました。

16:19 | Posted by admin

【新しいご入居者様 Uさんの事】   ぶなの実3F 前山

2014年04月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実Aユニットの前山です。
早いものでぶなの実に入職してから、1年が経とうとしています。
施設での経験が全くなく、色々な事に戸惑う毎日でしたが、ぶなの実のご入居者様とスタッフの皆様に助けられ、なんとかこれまでやって来れたように思います。
そんな中、今年の2月、ぶなの実Aに新しいご入居者様にUさんが、ご入居されました。
Uさんは、笑顔のとても素敵な方で、ぶなの実にご入居されてからは、よく食事作りを一緒に行っています。
元々、料理がお好きだったのか、包丁を持って野菜を切るときなど、とても楽しそうにされておられます。
現在は、ご本人からの発語があまりなく、職員が言った言葉を繰り返される事が殆どですが、これからもUさんと沢山会話をして、Uさんの事をもっと知り、Uさんの笑顔や、言葉をもっと引き出せるようこれからも支援させて頂きたいと思います。

16:18 | Posted by admin

【食事作りの楽しみ】   ぶなの実3F 高橋

2014年03月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちは。ぶなの実3階の高橋です。
ぶなの実で介護の仕事を始めてから4月で1年が経ちます。
実を言うと、私はぶなの実で仕事をするまで、料理はあまりしたことがありませんでした。料理と言っても食材を切って適当に炒めるような簡単なものや、カレーライスや味噌汁を作ることくらいしかまともに料理をしていませんでした。
ぶなの実で働き始めたときも、てっきりグループホームでは専門の調理師が食事を作っているものだと思い込んでいました。食事は職員と入居者様で用意していると聞いた時は、料理の腕に自身がない私は、それはそれはあせりました。「うっかり変なものを作って、入居者様のお腹を壊したらどうしよう」と不安で仕方がありませんでした。
ところが、実際は入居者様と食べたい物を話し合って献立を決めているのだと知り、皆様の馴染みがあるものでいいんだ、妙に手の込んだ料理でなくてもいいんだなと少しホッとしました。
ぶなの実で仕事をしてから、料理をする機会が増えました。最初の頃に比べると、少しは手際がよくなってきているかなと感じています。
入居者様の中には、料理が得意な方もいらっしゃいます。味付けの方法や食材の切り方を教わりながら一緒に料理をしていると、入居者様の味の好みが分かったり、献立の幅が広がったり、食材の組み合わせなどで思わぬ発見があったりと、とても勉強になります。
入居者様とのコミュニケーションを通じて、料理も仕事もステップアップ出来たらいいなと思っています。

16:17 | Posted by admin

【1年間で感じたこと ~入居者様の素顔~ 】   ぶなの実3F 原田

2014年02月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

昨年の1月下旬に、この”ぶなの実”の職員や入居者様達に出会って勤務を始めてからちょうど1年になります。この1年間を振り返ってみると、1年でこんなに入居者様は大きく変わるものなんだなぁ・・・と思いました。中には殆ど変化がない方も居れば、ガラッと変化する方も居て、すごく驚いています。流石に1年間一緒に居ると、入居者様の個々の素顔が色々と解ってきました。そこで、私が感じた入居者様の素顔について、記していきたいと思います。
この1年間は、正直苦難の連続でした。どうやって対応したら良いか、どうやったらお互い納得できるように伝えたら良いか、今でも悩みの種になっています。ある女性の入居者様(以下Aさん)と食事の準備の為に包丁を使って野菜を切っていると、別の女性の入居者様(以下Bさん)から「この野菜はこうやって切るものです。貸しなさい!!」
と言われて(最早これはAさんに対する嫉妬か!?)、Aさんは気分を悪くされてしばらく不穏になってしまい、どう気持ちを穏やかにしてもらったら良いか悩みました。この時は少し距離を置いて頂いたりして、しばらくしたらお互い何事も無く会話をされていました。他にも、食べ物にやたら執着心があって、私が声を掛けると怒られたこともありました。ある男性の入居者様(以下Cさん)に、午後のおやつとして別の職員が柔らかい小さなロールケーキが数個入った袋(これはCさんのものではなくて、皆で食べようと買ってきた物)を差し上げると、Cさんは取り出して食べ始めます。そこに私が、Bさんがひとつ欲しいと言っているので、頂けますかと言うと、ものすごい剣幕で「これは私のだ。Bさん? なんでBさんのものになるの? もう嫌になっちゃう。」と怒ってしまったのです。私の言い方が良くなかったのかもしれませんが、どうしてこうなったのか、未だに良くわかりません。しかし、Cさんにもここだけは譲れぬというものがあるんだなぁと、新たな発見にもなりました。
この仕事を始めてから、改めて世の中色んな人間が居るんだなぁ・・・と、つくづく感じます。

16:17 | Posted by admin