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【エイエイオー!!】   ぶなの実3F 山田

2012年10月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

今年もあと3ヶ月程ですが、今年の目標は沢山あるなかでダイエット、ビリヤードを上手くなる事が達成しました。
まだ数個程の今年の目標は達成しないで諦めないで挑戦しようと思っています。
去年に東京マラソンに応募しているもののなかなか当たらず、また応募しようとしています。
友人に言われた言葉で『挑戦や夢を諦める様と考えていたら終わってしまい、やる事で何か見えてピンチはチャンス。』と言われて、私は少しずつ変わりました。
今だに、人に批判的な事を言われると諦めようとしたり、自分にイライラしたり、やる気が出なくなります。
しかし、趣味やチャレンジをする事によって周りにはこんなに沢山の人がいて、楽しんで生きてると思うと前向きになれます。本当に今年は、沢山の人に出逢い山田を[私を]支えてもらい今も支えてもらってます。
みんなお母さんのお腹から生まれてから死に向かって生きています。
今、私は生きている限り、人の良いところを真似て、明るく太陽のように暖かく熱く向上心を持ち今を大切に1日1回笑顔になれる時間が出来たら幸せです。
今日も1日エイエイオー!!
写真は今仕事させて頂いてる、ぶなの実の風景です。

16:04 | Posted by admin

【Tさんの魅力】   ぶなの実1F 佐藤

2012年10月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

新たな恋の予感をしている佐藤です、こんにちは。何故か、毎回入居者さんのTさんの事を書いてしまいます。
これだけ長く過ごすとそろそろ書くエピソードもないんじゃないかとも思うのですが、一月ほど前でしょうか、出勤したらTさんが割烹着を着ていて表情も何やら、やる気に満ちていて、いつもと違うTさんのカッコイイ姿を見てまた新鮮に好きになりました。
昔から僕は、1年くらい関わったオバちゃんには「佐藤君は草食系男子でしょう?もっとどんどん行かなきゃ!」みたいに言われるのですが、もう僕はそれが、世界3大嫌いな事ランキングに入るくらい嫌いで、そういう風に誰かの振る舞いを見て、「こんな感じ」とカテゴリ分けしたり、ラベルを貼り付けていくような事も大事だし、そういう事って皆好きなんだろうなぁと分かるのですが、行き過ぎた時には、目の前の相手を知るより、カテゴリ分けばかりに意識がいってしまうような気がします。そうして、相手を理解したつもりになって、それ以上を知ろうと思わず、興味もその人から自然となくなっていってしまいがちです。
Tさんは割烹着を着ない系の人かと思っていましたが、本当はそうじゃない。素適に割烹着を着る系だし、そもそも○○系である以前にTさんであって、あえて言うならばTさん系と言いたいわけです。相手を知ろうと興味を持つ事が大切なんだと思いました。
僕は付き合った彼女と3年以上続いた事がないのですが、それも、Tさんの割烹着姿を見て新鮮だ!と感動した時に、次の恋愛は長続きしそうなそんな予感がしてきた事も書いておきますね。Tさんありがとう。

16:03 | Posted by admin

【僕とは正反対なFさん】   ぶなの実1F 宝田

2012年09月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

どうも、今日は新しく入居されましたFさんについて話したいと思います。
題名にもありますようにFさんは僕と正反対なんです!!笑“
僕は子供の頃から国語が苦手で、本を読むとしたら漫画しか読まないし、新聞なんてテレビの番組表と4コマ漫画しか見ないくらいです、そう!活字が苦手なんです。
それにたいしてFさんは自分でも活字大好き!と豪語するくらいの活字好き、新聞は毎日1時間くらいかけて端から端まで読むし、図書館へ本を借りに行くと時間をかけて本を2冊選び、難しそうな本を借りてきます。そしてその本を寝る時に読んでから寝るのが楽しみらしいのです!いやぁ参りました!
僕も小説とかを読んだ事はあるんですが2ページくらい読むともう集中力が無くなって読むの辞めちゃうんでFさんの集中力は本当に見習いたいですね!
そんな僕達ですが、気の合う所ももちろんありまして、テレビ番組とかで美味しそうな料理の番組なんかやってると「これ美味しそうだね~」などと二人で同時に言う事もよくあります。
そんなFさんに見習って読みかけだった小説をまた初めから読んでみようかな~

16:02 | Posted by admin

【ありがとう】   ぶなの実3F 畠山

2012年09月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

今回の記事は去年の9月に入居して5月からケア担当になりましたSさんについて書きます。
Sさんは足を引きずりながらもよく歩きます。1階へ行ったり料理をしたり他入居者様を手伝ったりしてくれます。外食したりするのも好きで小さな体で大盛を完食します。
お店の人を指で(カモーン)っていう形で呼びとてもズーズーしい事も多々あります。
他入居者様ともよくぶつかりいい合いになったりし強きな所もあり、反対に寂しがりやな1面もあったりで私にはとても懐いてくれるのですが何度か私の肩で「さびしい。傍にいてほしい。」と泣いた事もあります。Sさんはとても感情豊かだな~と思います。
感情豊かなSさんは7/30にこの世を去りました。急変して救急搬送し1週間後でした。
急変する5分前までいつも通り楽しくお話をしてたのが最後になってしまいました。
Sさん、出会えたこと、ありがとう。

16:02 | Posted by admin

【その瞬間を大切に】   ぶなの実1F 吉田

2012年08月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

【その瞬間を大切に】   ぶなの実1F 吉田

お久しぶりです、ぶなの実の吉田です。
ぶなの実では、一年に一回マンツーマンでの外出を行っています。外出自体は皆さんと同じように日常的に行っているのですが、この一回は誕生日に絡めてお祝いする主旨での外出です。
今日は私の担当のAさんと誕生日に外出した時のことについて書いてみたいと思います。
Aさん自体の誕生日は一月のお正月時期なのですが、一日外出するには寒さが厳しいので、去年は秋、今年は春に行いました。行った先はサンシャイン、水族館とプラネタリウムに行きました。年頃の男女であれば、間違いなくデートの対象となるような場所ですね。私とAさんは50歳ぐらい離れているのですが、まぁデートみたいな感覚です。
まず入ったのが水族館、たつのおとしごや大きなエイにビックリしていたり、カラフルな南国の魚達を見て目をキラキラさせていたり、私がそれを「美味しそうですね」などと言うと「食べちゃうの??」とゲラゲラ笑いながら反応したり。見た目はおばあちゃんですが、雰囲気はデートそのものでした。
お昼はアシカが見える館内のお店で食べたのですが、何度説明しても、良く懐いた犬が泳いでいると言っていて、私の方がゲラゲラ笑ってしまいました。途中で子供の集団と出会い、手招きしたり、手を振ったり、お母さん達に「かわいいねぇ」と話しかけたり、よく見かけるおばあちゃん達と子供の光景そのもので、なんかほっとしたりもしました。
入居者の方のほとんどがそうなんですが、子供が皆さん好きみたいです。
子は鎹という言葉がありますが、本当にそうだなと思います。
午後の時間は買い物タイムです、なにかプレゼントになる物はないかと一緒に探していたのですが、エイのぬいぐるみを見たAさんが、手をひらひらさせて「おっきかったねぇ」とえらく気に入っていたので、それを一つ、更にエイのはがき、パンフレットなどをプレゼントすると、とにかくぬいぐるみを気に入ったようでして、座布団にいいねなどと笑って話していました。
そうこうしている間にプラネタリウムの時間となりまして、開始時間まで入場待ちをしていたのですが、流石にカップル以外のお客さんは皆無でして、さっきの光景とは一転して不思議な光景でもありました。
結局後半はAさんは寝てしまいましたが、途中まで小さな声で話しかけて来たり、指差していたり、それなりに楽しんではくれていたようです。
不思議な光景ではありましたが、皆さんもおばあちゃんと行ってみてはどうでしょうか?
私の中では、水族館よりもお勧めです。
こうしてAさんとのマンツーマン外出が終わったわけですが、しばらくするとすっかり忘れていまして、プレゼントしたぬいぐるみなども繰り返し誰かにあげたりと、男女のデートだったら破局の原因になりそうな事ばかりなのですが、そこは認知症を患っているおばあちゃんですし、ここはグループホームです。
Aさんは比較的記憶が続く方なのですが、中には帰宅中に忘れてしまう方もいます。
では行かなかった方が良かったでしょうか?または、行っても行かなくても同じだったでしょうか?
少なくともその瞬間はAさんは笑顔でしたし、楽しんでいるように見えました。
私はそれでいいと思ってます。
これはマンツーマン外出に限ったことではなく、日々の生活でも同じです。認知症だとかも関係ありません。その瞬間、瞬間を大切に過ごしていく。
それを記憶し、後の生活に活かせればもっとよいですが、そうでなく
ても、その瞬間確実に充実している。そういう積み重ねが、豊かな生活を産み、尊厳を保つことに繋がるのではないかと考えています。
そんなことを改めて認識させてくれた、Aさんとの外出でした。

16:01 | Posted by admin

【誕生会外出で】   ぶなの実3F 大和田

2012年08月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

4月にIさんと誕生会外出で、荒川遊園地へ行って来ました。
私にとって、入居者様と誕生会外出するのは3回目。何回行っても、楽しみな気持ちと、不安な気持ちが入り混じりドキドキする緊張感は消えないものです。
外出だけとは限りませんが、入居者様の本音が見えたり、能力を発揮する姿が見えたり、それが嬉しくて介護職を続けているのかも知れません。
今回は「馬が好き」と言う事で、荒川遊園地へ行きましたが、馬よりも大きい牛の方が興味があった事、ゴーカートのハンドル操作がとても上手だった事、プレゼントの洋服を自身で全部選ばれた事、鳥にむかって「がんばれ~!」と大きな声で声援を送っていた事、どれをとってもいろんな事を考えさせられ、とてもいい思い出になりました。
Iさんは、入居されて8月で1年になりますけど、2回入院しています。今回元気で、一緒に行けた事本当によかったと思っています。自分の気持ちを、一生懸命言葉でスタッフに伝え笑顔を見せてくれる事に喜びを感じる毎日です。

16:01 | Posted by admin

【もうすぐ2年になります】   ぶなの実3F 井口

2012年07月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実というかグループホームで働きはじめて2年になります。
以前のどっこいしょで書きましたが、以前は旅行会社勤務でしたので、初めての仕事、不慣れなことばかりで何度も挫折しそうになったことがあり、今もグループホームで仕事が続いてるのが不思議です。
今も続けられているのは、ぶなの実のみなさん(入居者様、そのご家族様、スタッフ)のおかげです。特に1人の入居者様には大変お世話になりました。
その方は初めて担当したFさんで、初めは上手く話すことも出来ませんでした。
グループホームでは、入居者様に食事を準備して頂くのでスタッフは必要に応じて最低限のお手伝いをします。Fさんは入居前1人暮らしになってからは、コンビニ弁当が主食になっていてあまり食事作りをしなかったそうです。
ある日、外食やお弁当の希望が続いて料理を作らないFさんに、好きだと仰った煮物を私が作りました。その料理がお口にあったようで喜んで下さいました。
そのことがきっかけで色々話して下さるようになり、料理が得意なことも知り、つくる機会が増えました。
色々話しましたが、中でも妹さんとの思い出の銀座に出かけ、お土産に予約した最中を買って帰ると仰っておりました。銀座へはお誕生日外出で一緒に行けたことが1番の思い出です。
その後、入院しご自身で動くことが困難になりましたがご自身と家族の希望もあり色々な話合いの後退院されました。退院後は入れ歯をはめることも困難でミキサー食でしたが、数日たってミキサーをかける前の焼きそばをFさんが食べ始めていました。その時対応したスタッフは口の動きから食べてる見極めが出来ており少しの間、止めませんでした。そして立つことも困難でしたが、数日後尿意からトイレに行こうとベットから起き上がっていました。
その方のベットは荷物を多く持ち込めるようにご家族が用意した二段ベットでした。入院前から、はしごを手摺代わりに起きていて同じ手順で起きていました。私はこのまま寝たきりになると思っていましたが、Fさんの回復力とその回復力を見極める経験あるスタッフのおかげで色々経験と勉強しました。
それから1ヶ月みなさんと歩いて、ぶなの実の旅行にいけるまでに回復したFさんを見ることが出来ました。
その後2度目の入院した時も、お見舞いに行った際、帰ると会話をするFさんを見ていたので、帰ってこられると思っていましたが、病院でお亡くなりになりました。
私自身でお見舞いに行こうとしていた日、仕事が長引き面会時間ギリギリで、あさってに時間が取れたので無理しないでその日は行かなかったところ、次の日に亡くなり後悔しました。
ご家族様からは「たくさん母に会いに来てくれたので喜んでました」といわれ救われました。でも私自身が後悔し心残りがないように、又食べに行こうとFさんと約束した銀座の最中をお葬式の当日に準備しお渡しすることが自己満足ですが少しほっとしました。
Fさんは1日1日の積み重ねが失敗も含め今の私の経験値だと教えて下さいました。
そして今過ごす1日もこれからの私の経験値になるので、頑張っていきたいと思います。

16:01 | Posted by admin

【Tさんの不思議な力】   ぶなの実1F 鈴木(勇)

2012年07月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

こんにちはぶなの実の鈴木勇一です。今回もまたTさんの話をさせていただきます。
私はよく昼食、夕食の買出しはTさんと商店街や近くのスーパーまで買い物に行くのですが、買い物に行く途中、Tさんの行動にいつも驚かされています。
ある日、Tさんと私はホームの近くで信号待ちをしていました。すると、10代と思われる若い少年グループが私達の近くを通り過ぎようとしている時に誰もが心の中でツッコミを入れるであろう、「それ、にわとりの鶏冠?」と思うような髪を赤く染めた1人の男子がいました。
Tさんはその男子を見て、指をさし、「お兄ちゃん、見てあれ、うふふふ」と言い、少年に「こんにちは」とフレンドリーに挨拶しました。私はまさか指をさして挨拶までするとは思わず、速攻で「近寄ってきた瞬間、Tさんを抱えて逃げよう」と思いましたが、相手は気持ちよく「こんにちは」と笑顔で返してきました。周りにいた人達も自然と笑顔になったのです。
今回の出来事の前に、Tさんの誕生日外出があり、上野動物園まで行きました。
象の餌やりの見学をしていると、隣で見ていた中年女性が自然とTさんに声をかけてきたのです。10分間くらい会話をしていました。他、小さな女の子や中学生に声をかけられていました。
そんなTさんをみると不思議だな~どうしてこんなに知らない人と話すことができるのだろう?凄いな~といつも思います。
そんな私は今、スピードラーニングで英会話の勉強中です。やり始めて1ヶ月経ち、聞き流してもやっぱり会話しないと覚えられないよな…と思い、今こそ成果をみせる時、英語で自然と挨拶してみよう、Tさんのように挨拶しよう!と思いながらスーパーで買い物中の外国人男性に近づき、目が合い、いつもの癖の首で挨拶をしました。
相手は「あ、こんにちは」と言ってくれましたが、私はそのまま通り過ぎました。
まだまだTさんのようにはいかないようです。

16:00 | Posted by admin

【感受性】   ぶなの実1F 鈴木佳

2012年06月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

5月15日(火)日比谷小音楽堂にて「FUN Festival2012」を行いました。
私は実行委員をやっており、この日までは実に激務。ですが頑張りが通じたのか、当日は実に悪天候、、、(笑)にもかかわらず、思った以上に多くの方にお越しいただいて、とてもありがたく思っております。
大道芸、絵とき、紙芝居、音楽、トークと多様なジャンルで挑んだイベント。賛否両論あるかと思いますが、もやっとしていていんです。もやっとすると残りますよね、心に。
残ると考えますよね、いろいろ。
そう!残る!なんだか残る!これが大事!
もやっとして下さい、考えて下さいって事なのです。
さて、そんな悪天候の中、我がホームぶなの実Bユニット、、、来れるのだろうか?と、リハーサル中も気になってはいたものの、天気も気になる!
バタバタしている間に職員から連絡が!「雨だけど、、、」みたいな。
わっ!来ないかも!!!って思っていたら「みんなで行っちゃうから!」とのメール。
「マジか、、、」このマジかは、雨だし大丈夫かなって冷静になった瞬間ですよ。
だって寒いもの。自然の中で、よけいに寒いもの。
イベントが始まり、大道芸→絵とき→弾き語りになり「来ないなぁ」なんて思っていたら「キターーーーっ!」全員!
(笑)もう、ホントに嬉しかったのですよ!舞台下手から、上手側の席にいるAさんを見て思いっきり手を振ったら気づくぢゃあ、ありませんか!しかも笑顔!雨なのに!カッパ着て!
そして期待大のRさん。歌が好きで、よく突然歌いだす明るいRさん。
案の定「アンコール!アンコール!」と。この時歌っていたのは私の友達なのですが、大阪出身の人でして、こんなん言われたらそりゃ拾いますわ。場も和みます。
そして、私の心配をよそにYさんは、当日お客さんの為に用意していた駄菓子をムシャムシャ食べながら号泣!
当日来ていた私の旦那も号泣!、、、えっ?「自然と涙が出た」と、、、人間だもの。音楽って素晴らしい!
後日、聞いた話によると、雨の日は音がよく聞こえるらしいです。水滴に乗って音が通る?クリアになるのかなぁ。当日の音響に関しては、間違いなくとてもよかったのですが、
雨が更に、引き立ててくれたのかもしれないですねぇ。心まで届いたって事ですかね。

16:00 | Posted by admin

【誕生日】   ぶなの実1F 木村

2012年05月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

暖かくなりましたね。 今回は、私が担当しているRさんの事を書きたいと思います。
笑顔がとても可愛くて、歌をよく口ずさむごきげんなホームのムードメーカーです。ある日、Rさんのお誕生日企画で、私と2人で荒川遊園地に行きました。外出時は車椅子を使用しました。駅を降りて入園口まで車椅子を押している間ずっと「帰ろ。帰ろ」と。荒 川遊園地に着くと子供達でいっぱいでした。子供好きなRさん。笑顔で子供達を目で追い始めたのを見てひとまず安心です。
Rさんが乗れそうな 乗り物があったので、普段では出来ない思い出になればとお勧めしましたが「いやだよ」とあっさり。時間も時間だったので、焼きそばとパンを買いテーブルに広げました。Rさんは大好きなパンを半分に割り私に差し出しました。「お姉さんも食べて」。かわりに私の半分を渡し、2人で和やかなお昼を過ごしました。
綿菓子を作る機械があったのでお手本を見せました。
「すごい、すごい」と驚いていたので「次はRさんですよ」とお金を渡すと「いやだよ」と。
仕方が無いので再び車椅子を押して動物を見て回ったのですが、その間ずっと「もう帰る?もう帰ろう」
本来動物好きだと言っていたRさん。何とか楽しんで頂ける方法はないかと動物のエサを買ってみました。
鹿の檻の前にある細い滑り台にエサを置き、コロコロと檻の中に入った物を食べた鹿を見てRさんの目が丸くなりました。エサ入れをRさんに渡すとさっそくコロコロ。Rさんはニッコニッコ。
猿の檻でエサをあげている時、隣のお子さんがRさんの方を見ていました。それに気付きエサを「はいどうぞ」。
喜んだお子さんに、あの猿ばかり食べるの」とか「あの子にあげて」と教えていました。
その内エサもなくなり他の動物の所を回り始めると「もう帰る?もう帰ろうよ」。
そんなRさんをなだめながら、でもご本人の主張。無理強いは出来ないなと迷っていた時、「おうまのおやこはなかよしこよし♪」とRさんが歌いだしました。横を見ると馬が檻の中を走っていました。少し嬉しくなりました。
一通り見て周り希望通り帰ろうとすると、うさぎやモルモットと触れ合えるコーナーがありました。
「Rさんにモルモットにご飯あげてみませんか?」「いやだよ」「あ、うさぎもいますよ」「うさぎ?飼ってた。猫も」心の中で 、やった♪ 「うさぎにご飯あげてみませんか?」「あげないよ」と。
そっとキャベツを渡してみると即効モルモットにキャベツを差し出しました。
私は隠れているうさぎが出てこないか探していましたが、Rさんはそんなことよりもうモルモットに夢中。しかも真顔。真剣です。どんどんあげている内にキャベツがなくなりました。近くのキャベツを持っているお子さんに「ばあちゃんにもちょーだい」とニコっと笑いました。お子さんは照れながらキャベツを渡してくれました。
そうするとRさん。キャベツを自分の口元に持っていき笑顔で「これ、ばあちゃんが食べるの?(モルモットを指し)
それともこの子?」とお子さんを笑わせていました。
最後にしてこのテンション。
誕生日の記念なので「Rさん、写真撮りましょう」と言うと「嫌だよ。恥ずかしいよ」。試しにカメラを向けてみました。すると、背筋を伸ばしカメラに向かってニコッ。予想通りです。素敵な写真が撮れました。
帰りの電車ではお子さんと「あっち向いてホイ」をしたりと楽しそうでした。曇りでしたが、初夏でしたし、紫外線がすごかったのでしょうね~。帰って来てからの私達は顔が真っ赤に日焼けしていました。特に私…
「今日は楽しかったですね」とお声をかけると「どこにも行ってないよ」とのお答え。
でも、Rさんの記憶や心のどこかにこの日の事が少しでも残っているといいな、と思います。これは去年の出来事!
今年はどこに行きましょうかね?Rさん♪♪

15:59 | Posted by admin