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【こんにちは、とちの実の西田です】   とちの実 西田

2012年09月02日 | とちの実

とちの実で働き始めて2年が経ちました。
グループホームというこの場所で、9名の入居者さんがこの場を家として生活しています。
私は、スタッフとして、その生活のお手伝いをさせていただいています。
初めてとちの実を見学した際、家庭のような雰囲気に、我が家に祖父母が居た頃を思い出し、懐かしく思ったことを、今でもよく覚えています。共に生活をすることで、皆さまから様々にお知恵を頂く毎日です。
お風呂で水を節約した入浴方法を教えて下さったり、ちょっとしたお料理のコツを教えてくれたり、気持ちがへこんで悩みを相談した時には「大変だね」と慰めてくれる方に、「そんな事でどうする!」と活を入れてくださる方と様々に助けていただいています。
スタッフとしてとちの実に通っている訳ですが、温かく受け入れて下さる入居者の皆さまのお陰か、家庭に身を置いているようなそんな感覚を覚えます。こんな環境に身を置ける自分は恵まれていると思います。
皆さんの当たり前の生活を守れるような、そんなスタッフでありたいと思います。
10月に、とちの実の皆さまと浅草まで日帰り旅行を企画しています。「天ぷらが食べたい」「仲見世で買い物」などなど意見をいただきながら計画中です。皆さまに楽しんで頂けるような旅行になるように、頑張りたいと思います。

18:05 | Posted by admin

【じゃがいも掘り】   とちの実 中島

2012年08月02日 | とちの実

こんにちは、とちの実の中島です。夏本番となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
とちの実ではこの夏も、ご近所さんのご招待でジャガイモ掘りをさせて頂きました。
今回参加された入居者さんは、Sさん、Yさん、Kさん、Iさん。 SさんとIさんはご実家が農業をされていたそうです。「あの葉っぱはモロヘイヤで・・・、あのポンプは農薬を撒く道具で・・・」
など、色々お話をしてくださいました。 YさんとKさんは暑さで少ぉ~しお疲れのご様子でしたが、採れたジャガイモを手にニッコリ。 燦々と照る太陽と心地良い風を浴びながら、土の香りや感触と収穫の喜びを皆で共有することができました。祖父母の世代の入居者さん方と一緒に子供達のはしゃぐ声を聞いていると、昔田舎の祖母の家ですごしたあの頃の夏休みにタイムスリップしかたのようで、なんだかノスタルジックな気持ちにもなってしまいました。
見てください!こんなに立派なジャガイモをたくさん頂きました!すごいでしょう!?
早速肉ジャガにして美味しく頂きました。
このような素晴らしい機会を提供して頂き、本当にありがとうございました。
日頃よりご近所の皆様には、運営推進会議にご参加頂いたり、避難訓練にご協力を頂いたりと、大変お世話になっております。言葉だけでは感謝の気持ちを表せません。私達は入居者さん方と共に、年をとっても認知症になっても地域の中で活き活きと生活していける世の中を作っていくことで皆様から頂いた力を地域に社会に還元していきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。

18:04 | Posted by admin

【冬枯れの紫陽花】   とちの実 星野

2012年07月02日 | とちの実

こんにちは。とちの実の星野です。
この原稿を書いている今日は6月17日。梅雨に入り、雨が降ったりやんだり、また毎日の気温差も激しく、体調を気候に合わせるのが大変な季節でもあります。
でも、こんな梅雨の季節にも楽しみがあって、外に出ればそこここに美しい色の紫陽花が咲いておりますね。
とちの実のご近所でも、鮮やかな色をつけている花が目につきます。紫陽花の花は咲きはじめはごく薄く、次第に色がついてきて濃くなっていく、この移り変わりを見ていくのがとても好きです。花の旬を過ぎて枯れはじめると、ちょっと残念な感じになってしまうのですが、その枯れ方とはちょっと違う感じのする紫陽花を見たことがありました。
それは、何年か前の真冬の時期(確か3月頃と思います)、栃木の方に旅行に行ったおりに、とある神社で見たものです。周辺には木々が茂っており、いっけん陽あたりのわるそうな場所でした。そこに、時期はずれの、美しい冬枯れの紫陽花が咲いていました。冬枯れというのはわたしが勝手に命名してみたのですが。枯れているというよりはドライフラワーのように紫陽花の花の形をきれいに保ったまま、それはそれは美しく咲いているのでした。
冬にこのようなものを見るのは初めてだったので、少し感動しました。ひょっとすると別に珍しくもないのかも知れませんが。その花が開花してから夏や秋を経て、この時期にいたるまでどのような姿でそこに咲いていたのか想像すると、ちょっと感慨深いものを感じたのでした。
紫陽花に限らず花を見つめるとき、人間の一生と重ねて考えてしまうことがあります。つぼみがふくらみ、徐々に、またはぱっと開いて、その花の一番美しい時間を経て(でも美しいと感じる状態は人それぞれですね)、少しずつしおれていく。枯れていく。枯れ方もそれぞれで、たとえばわたしはどのように枯れていきたいかと問われれば、花のまま散る花よりも、枯れた姿のままそこにある枯れ方もいいなとか思います。これも、人それぞれですが、みなさんはどうですかね?まあ、枯れ方はともかくとして、人間でも植物でも、命のあるものの、自然の営みの一端として存在することに変わりないんだなと思います。

18:04 | Posted by admin

【支えられて】   とちの実 鈴木

2012年06月02日 | とちの実

私は現在四十代後半の女性です。
昨年10月から脱力感、立ちくらみ、ひどい頭痛などに襲われ、病院に行くと、悲しいかな更年期障害と診断されました。仕事も頑張りたいのに頑張りがきかず、段々精神状態も悪化していきました。
気持ちは頑張らなきゃと思うのに空回り、迷惑をかけてしまう事も多く、入居者さんは勿論、スタッフにも申し訳ないという気持ちから辞めざるおえないのか、でもここにいたいと葛藤する日々が続きました。
私には壮絶に感じる3ヶ月余りが過ぎた頃、Y氏が真っ直ぐ私の所に来て肩に手を回し「ここにいてくれよな。俺長生きするからな」と声をかけてくれたのです。
私は肩に手をかけられた瞬間、何かを感じとり泣き出してしまったので、実際は近くにいたスタッフから聞いて、Y氏の言われた言葉を知ったのです。
七年間一緒に過ごしていながらも、Y氏からこの言葉を聞けるとは正直思っていませんでした。
私の状態を肌で感じとってくれ、真の優しさに包んでくれ、感謝と共にとても嬉しい思いでいっぱいになりました。
これを機に仕事に対する気負いで潰れ掛けていた心がすっと軽くなり、精神状態は回復し、体調も以前より上向きになってきました。
そして、改めて私は守り守られていたのだと感じました。
Y氏が私にくれた真の優しさを教訓にし、相手を本当の意味で思いやれる人間になれるよう、日々精進したいと思います。まだ続く更年期とも闘い続け、私を支えてくれている周りの人達全てに感謝を込め、皆の側にいられるよう頑張ります。

18:04 | Posted by admin

【お花見】   とちの実 仲座

2012年05月02日 | とちの実

4月6日にお花見に行って来ました!
総勢16名(スタッフ6名含む)場所は去年と同じ石神井公園。当日は天気は曇のち晴れでお目当ての桜は8部咲きといったところでほぼ満開に近い状態でした。
徒歩組とタクシー組に分かれていざ現地に到着してみると見物客でいっぱーい。
どーん。となりましたがとりあえず長ベンチ3つは確保!!しかしとにかく寒い。風がびゅーっと吹くと更に寒さが増す中、皆さんどうにか寒風に負けじと・・寒い、寒い~と言いながら注文したお弁当を美味しいと平らげて下さいました。
途中にわか雨もあり、合羽を忘れてしまった私は頭だけでもと、他の見物客が使っていた屋根付きベンチへ入居者様としばし雨宿り。人の優しさを感じました。。ホッ。
そんな事思っている間にさっと強かった雨もやみ、私自身、更にほっとするわけですが、食後は花開いた桜に目を向けながら公園を散策し記念写真を。
N子さんは林田さんと仲睦まじくボートへ。キスまで後少しだったのに。。と本気で残念がられておりました。そんなこんなで皆さん事故もなく今年も無事にお花見を終えることが出来ました。来年はもう
ちょっと暖かい春の木漏れ日の中良い席が取れますように。
皆様にも暖かな春が訪れた事でありますように。
それでは、また。

18:03 | Posted by admin

【真剣に生きる】   とちの実 宮崎

2012年04月02日 | とちの実

東北の地震が起きてから早いもので、一年が過ぎてしまいました。2万人程の方が亡くなられたり行方不明になられました。心よりご冥福をお祈りいたします。
私にとって、これから先どう生きたらいいのかとか、まじめに考えなくちゃいけないと思いながらも、日々に流され、何も代わり映えのしない1年になってしまいました。
この一年私は被災地に何ができたのだろうと振り返ると、コンビニのレジ横にある募金箱に微々たる金額の募金と、節電と、東北の人達が少しでも平安な思いになりますようにと願うしかありませんでした。
先日Mさんとの会話で「いつも家事をテキパキしてすごいですね。私なんか面倒でつい後回しになってしまいます」との話しに、「一日一日を私は真剣に生きている」と言う言葉が帰ってきて、とても印象的でした。
怠け者で、物ぐさな私には、耳の痛~い一言でしたが、本当にその通りだなと思いました。1日1日の積み重ねで1年後、5年後は全然違う結果になりますから。
一日一日真剣に生きてると真っ直ぐに言えるMさんが、羨ましいと思うのと同時に、なんでもナアナアになってしまう自分に猛反省してしまいました。介護を初めて10年も経つのに、何となく業務として流されてルーチンになっていたんじゃないかな?ちゃんとお年寄り達と向き合えたか?思うと、なかった事にしたい、やり直したいと思う場面が沢山思いだされます。
一度だけの人生、対人援助職という仕事をしているなら、真剣に人と向き合わないと、と気持ちを新たにさせられる一言でした。

18:03 | Posted by admin

【カラオケ】   とちの実 西田

2012年03月02日 | とちの実

こんにちは、とちの実の西田です。
先日、入居者さん達と一緒にカラオケに行ってきました。
普段、とちの実で皆様と一緒に歌う機会は多々あるのですが、カラオケという形でマイクを手に歌う姿を見たことは無かったのでとても新鮮な感覚でした。今回は4名の入居者さんとご一緒しました。
Sさんの美空ひばりに感動!台詞も完璧で素晴らしかったです。
皆さま良い顔をして、気持ちよさそうに歌っていらっしゃいました。様々な曲を歌いましたが、カラオケで君が代を歌ったのは初めてでした(笑)
Kさんが涙を流しながら君が代や軍歌を歌うのです。
Iさんは言います。軍歌は好きじゃないと。しかし、懐かしいなあと目を細めて笑います。
Yさんには、りんごの歌が一番響いたようでした。
私の知らない時代の歌をうたう、そんな皆さまの姿を見ていると、この方々が今の時代を命がけで作ってくださったんだと感慨深い気持ちになりました。
歌というものは時代を象徴し、その時代に各々が背負った気持ちや背景を呼び起こすものなのでしょうね。
普段、とちの実では見られない皆さまの表情が見れたように思います。
また行こうカラオケ!

18:03 | Posted by admin

【門出】   とちの実 中島

2012年02月02日 | とちの実

こんにちは、とちの実の中島です。
この原稿を書いている今は新年の一月です。先日、とちの実では新年会を開きました。
入居者さんに豪華なお寿司を召し上がって頂いたり、プレゼントを贈らせて頂きました。みんなで歌をうたったり、例年通り大変盛り上がりました。
三箇日を少し過ぎての話ですが、Sさんと二人で近くの神社へ初詣デートに行ったときのこと、二人で神社を歩いているときに、ふと、むかーし何処かの神社で神主さんに聞いた言葉を思い出しました。
「小さな門出を積み重ねた人に、大きな門出がやってくる」だそうです。続きは聞き流してしまいましたが、あれはどういう意味だったんだろう。
新しい年の始まり。これは一つの門出と言えると思います。また、私達が迎える一日一日も、同じくそうかもしれません。
一日一日を真新しい気持ちで迎える。過去の反省すべきことは反省し、嫌な気持ちは持ち越さない。周りの皆と今在るすべてに感謝の気持ちを忘れない。こんな日々の積み重ねで人は成長していく・・・ってことなのかな、と、私の隣で掌を合わせていた、人生の大先輩たるSさんの顔を見ながら考えました。
皆さんにとって平安で実り多い一年となりますように。

18:02 | Posted by admin

【今を生きていく】   とちの実 星野

2012年01月02日 | とちの実

こんにちは。寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。この号がみなさまのお手元に届く頃には、新しい年、2012年になっていることと思います。
昨年は3・11大震災という悲しい出来事があり、原発事故の対応など、日本にとっては大きな転換を迫られる激動の年であったと思います。
とちの実では、6年間ほど生活されていた入居者様が亡くなられました。また個人的なことですが、自分の祖母が99歳の誕生日を2週間後に控え、亡くなりました。
人の死について、考えることの多い年でした。死は人間にとって平等に訪れるけれども、予期していたもの、心の準備のあったもの、一秒後の未来を考えていた矢先にやってくるもの、など様々で、そこは平等ではないと思う。災害や事故で命を奪われた方のこころの在りようを想像すると、無念という言葉が浮かぶ。
が、しかし、どうなのかわらかない。誰にも死が訪れるのなら、そしてどのように死ぬのかは誰にもわらかないのであるから、人はその時のことを考えるのではなく、今を生きればいいのかも知れない。それでも、災害や事故、戦争や貧困などが人の命を奪っていくのには、大きな虚しさを感じます。
人間って何なのだろう、何のためにこの世界にいるのかな。生きるってなんだろう、何のために生きるのかな。なんて考えたりするのです。
わたしは、40歳を前にして、未だにその辺のところが、よくわからないんだな。でも、何のためにという以前に、人が人間として日々の営みを繰り返していることに、とても魅力を感じるし、意義があるようにも思う。
ある日、テレビで見た、大震災で被災し、船も流されてしまった漁師の方の言葉がこころに残る。「自然の猛威には、こてんぱんにやられた。3月11日は負けた、ギブアップ。でも、その後は負けるわけにはいかないんだ」この言葉に、人間が本来持っている力強さをすごく感じる。いちどは、負けた。でも、その後は負けるわけにいかない。人間の、再生力を感じる。この、人間の生きる力、力強さに、おそらく死の虚無感は消えていくのだろう。
とちの実の入居者さんと接していると、このような思いを感じることが多い。人間の本当の力強さや、生きていく心構えであるとか、生活を営んでいくことのかけがえのなさとか。
今を生きていくという感覚が、こころの根っこになるように、日々生きていけたらいいなと思います。

18:01 | Posted by admin

【羽田空港に行ってきました!】   とちの実 仲座

2011年12月23日 | とちの実

こんにちは。とちの実の仲座です。今回は初めて旅行企画担当になった事を書こうと思います。
とちの実では10月25日に羽田空港日帰り旅行に行ってきたのですが、私自身初めての企画担当だったので何から手をつけていいのか分からず、てんやわんやでした。でも、チーフをはじめ、先輩スタッフの皆さんで協力してくださりなんとか企画書もでき、いざ出発!!となるとまさかのMさんが乗り気ではなくなっている・・・!!
私の頭の中では切ないBGMが流れてきそうなほど残念な出来事でしたが、自分の詰めの甘さにやってしまったーと申し訳ない気持ちで一杯でした。
Mさん、来年はぜひ一緒に行きましょうね♪
そんなこんなで貸切バスに乗って揺られる事1時間半。
その間バスの中ではレインボーブリッジやスカイツリー、高層ビル群や京浜運河などを眺め、気持ちも上がってきた所で空港の天ぷらやさんでご飯を食べ・・(Hさんいつも以上に美味しかったのか完食されていましたね)カウンターに座られていたSさん、すごく雰囲気がお似合いでしたよ。
食後は本日のメインである展望デッキへ。そこでの秋晴れの空と風と景色の心地よさといったら!Yさんもフェンスにしがみついてダイナミックな飛行機を眺められていました。
ここで私もかなり入居者様達以上に高揚していました。
いや~良かったね!!とKさんやTさんと話しながら大満足で帰る中、気になるのはMさんやとちの実で皆を待ってて下さっているKさん、残念ながら入院中で参加出来なかったYさんの事だったりホームに着くまでの緊張感もあったりと、あっという間な1日でありました。今回は日帰りでしたが1泊となるともっと日常ではお目にかかれないような表情が見れるのかな?と思うと頑張りたいと思う気持ちに繋がります。
今回参加された皆さん、本当に素敵な笑顔をありがとうございました^O^

14:08 | Posted by admin