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【編集後記】 理事長 志寒

2025年06月05日 | 編集後記

空気が少しずつしっとりと感じられ、梅雨の訪れを予感させる日が増えてきました。
きみさんちのアジサイのつぼみはまだ薄緑色。このアジサイは10年以上前に鉢植えのままで枯れていくのは可哀そうだと、あるご入居者が植えたものですが、その方が旅立ったあとも毎年、花をつけてくれています。
ファイル 644-1.pngまだ固くつぼんでいるクチナシを見かけると、買い物の途中に『くちなしの花』を口ずさんだご入居者を思い出します。そう言えば渡哲也さんに似てません?というと照れ笑いをしたその方も旅立って長く経ちました。
お二人とも、ご自身の生命をご自身なりにまっとうされ、その生活の中で輝いておられました。
軽々しく他人の幸福をはかったり、死生観を語ったりするほどの人生経験は持たない私ですが、季節の変わり目の花々はいつも、ご入居者の命を考えさせてくれます。
花々を愛でるゆとりと、季節を感じる気持ち。大事にしていきたいものです。

14:21 | Posted by jizai

【0さん、入院、そして退院】  ぶなの実 野口

2025年06月05日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ファイル 643-1.jpeg2月の28日にお部屋で何度か嘔吐があり、顔色も良くなく入院する事になりました。
当初は1週間程度の入院になるだろうと言われていましたが、むせ込みがみられ、痰吸引を1日に何回もしているから当分退院は難しいと言われていました。
嘔吐症、誤嚥性肺炎と診断されました。2週間が経ち、3週間が経ち、先生の往診の日、先生から「痰吸引する頻度が減ったから退院できますよ」と話がありました。
本当に良かったです。1か月も経ちますから、身体の変化や、食事、歩行等難しいのではないかと思っていました。
4月14日に退院されました。
久しぶりの顔合わせの時。入院する前に比べると見た目は少し痩せましたが、顔色も良く、笑顔のOさんがいつもの椅子に座られていました。
「Oさんお帰りなさい、全然変わってなくてよかったです」と声を掛けました。
Sさんと2ショット写真をとりながら、いつもの笑顔がみられました。
少し不安定ではありますが掴まり歩きで歩き、ご自身で食事も召し上がることが出来ています。
いつものぶなの実の雰囲気に戻りました。
本当にOさんの笑顔は皆を元気にさせます。入院生活お疲れさまでした。

14:20 | Posted by jizai