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【Yさんとの思い出】  つげの実 山越

2019年11月30日 | つげの実

Yさんを担当してから3年が経ちました。
Yさんはいつも笑顔の素敵な方で、にこにこしているとこちらも元気になります。
買い物に出かける時は、商店街で小さな子供を見つけると「可愛いね」と声をかけて嬉しそうにしています。
珈琲と煎餅が大好きで、隣のサカガミまで一緒に買いに行く時もありました。
誕生日会は、つげの実にてバースディを3月9日に行っていますがお誕生日おめでとう、と皆様からお祝いされると涙をながしながら嬉しそうにされていました。
食べ物の中でもお寿司を食べるのが大好きで、誕生日会の外出では巣鴨にある回転寿司に行った思い出があります。
マグロの3缶セットという旗があり、それを見たYさんが嬉しそうに食べたいとリクエストがありましたので、一緒に行くと、おいしいと召し上がられて、いつもよりいっぱい召し上がっている様子でした。
その頃は桜が咲いている時期でしたので、駒込小学校の周辺は桜でいっぱいに咲いて、本人も嬉しそうに綺麗だねと言って喜ばれていました。
これからもYさんとの思い出を作れたらと思った頃、Yさんが他の施設に行く話を聞きとても寂しくなってしまいました。
つげの実に入所してから5年ぐらいたちますが、帰る時はもう帰るの?早いよと言う言葉が聞けなくなってしまうのはとても寂しいけれど、他の施設に行かれても元気なYさんで居てくれる事を願っています。
Yさんを担当する事が出来て、とても楽しかったですし、勉強にもなりました。

08:45 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2019年11月30日 | 編集後記

気が付くと、秋が終わり冬になりだしています。
皆様、いかがお過ごしですか?
私は、事業所の空室が埋まらず、入居者さん募集の毎日です。
現在、とちの実が深刻で、3部屋空いています。練馬区にお住まいの方、ご利用をお待ちしています。
あと、のんびり家(文京区)とつげの実(豊島区)も一部屋ずつ空きがありますので、それぞれご連絡をお待ちします。
そろそろ、師走になりますので、何とか空室を埋めたいのですが、耐えるしかありません。
うちの事業所は、食事つくりや外出など、ご入居された方の意思を尊重する対応をしています。入居者さんがお元気で生活していただけると思います。
ご連絡先は、090-8084-6657(林田)までお願いします。

08:45 | Posted by jizai

【新しい風】  とちの実 渡邉

2019年11月30日 | とちの実

とちの実では、7月から10月にかけてご退去される方がおられ現在は6名様の状況です。
短い期間に立て続きのご退去をされたので少し寂しい様子になっていました。しかし職員が一人増えた為、現任訓練期間でいつもの人員配置より多い日々を過ごしています。
全体的には人は少ないのですが、穏やかながらもにぎやかさを感じる様子があります。
その職員もなれてきた頃、昼食に外食したいと言う声があり、9月下旬に予定をたてましたが残念ながら当日は台風の接近で強風が吹いており、皆が屋内に居るしかない状況になりました。
そこで、退屈しそうな余暇をどう過ごそうかと悩んでいたところ、以前敬老会で行った「テーブルボーリング」の事を思い出したことと、数日前に桃をコンフィにしてヨーグルトに入れたデザートが好評だったので、ご入居者様との買い物で「また作りたいね」とみかんの缶詰を買っていたので、「ボーリングをして、後でデザートを食べよう」とご入居者様に提案したら、ほとんどの方が、快く参加すると言ってくださいました。
しかし、前回は部屋に閉じこもり、全く耳も傾けなかった男性のご入居者様(A様)は、どう言ってくださるだろうと気が重かったので自分が誘うのではなく、入職して間もない新人職員に、まずは「デザートを食べよう」と誘ってきて欲しいとお願いをしました。
A様は、意外と早く居間に下りてこられ、ボーリングの準備と他のご入居様が揃ったテーブルをなにげに見ながらいつもの座席にすわられました。
すぐさま、ボーリングを開始の声をあげ、「どなたが一番になげてくださいますか?」というとB様が目をキラキラさせてこちらを見ているので、お願いをすると少し笑顔で拒みながらも、すぐに立ち上がってボールを投げる位置にいかれました。そして、すごい闘志を燃やされ奮闘されました。そのおかげで他の方にもスイッチが入ったかの様に次々と皆様がボールを投げ、失敗するとガックと身体を崩して苦笑い、周りのみなさんも「あーあ」と残念がり、沢山倒されると全員で手を叩いてワーワーと大盛りあがりでした。そんな中、心配していたA様も時々、「ああしろこうしろ」と皆に発していました。勢いにのって、新しい職員たちから「次はA様やってくださいね」と声をかけると「オレは、やらないよ」と言いながらも、割と早いタイミングで立ち上がりチャレンジしてくれました。勢い良くボールをなげて沢山倒れると、皆から大きな歓声が上がりました。少し照れくさそうにしていたのがとても印象深いです。しかもこれまでのA様だと
考えにくかったのですが、2巡目もトライしてくださったのでとても驚きました。A様が皆の輪の中で溶け込んでいることが新鮮に感じられました。
疲れすぎないところでクールダウン、手作りデザートを皆で食べている間も興奮が冷めない様子でした。
ご入居者様の表情豊かな様子がみられて、新しい職員も驚いていましたが、私が感じたのは、顔ぶれも代わり、最近、少し雰囲気が変わったことが良い風を吹かせてくれたのではと感じています。
新たにお迎えする方がどのような風を吹かせてくださるか?
今は、とちの実の風を温かくしてお待ちしたいと思っています。

08:44 | Posted by jizai

【Sさんとの関わりについて】  ぶなの実 森田

2019年11月30日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ファイル 450-1.jpegSさんはいつも不機嫌そうに見える。常にイライラされ腰痛は慢性化し、思うように身体が動かないことや認知症の状態が進んでいることが大きく影響されている。さらに毎日職員から飲みたくもない水分を勧められ、席とテーブルが離れているから「もっと近くに寄ってください。」と声を掛けられ、何をするにもいちいち小言のような声かけになっている。Sさんは認知症の状態が進み、ご自分が事を始めるときには例えば「トイレ行っていいですか。」、「(トイレの前で)入っていいですか。」と常に職員に聞くことをしないと不安で前へ進めない。
他者に攻撃的になることが多くみられ、口や手が出てしまうこともしばしばある。ついつい職員はそれは人としていけないことだからと注意する。弁が立つ方なので注意も熱を帯びてしまうこともよくある。注意したあと職員がSさんの気持ちに寄り添えているのだろうか。日々、自分自身反省。
Sさんの生活が心穏やかで豊かなものになるよう今後に繋げていきたい。

08:43 | Posted by jizai