Sさんはいつも不機嫌そうに見える。常にイライラされ腰痛は慢性化し、思うように身体が動かないことや認知症の状態が進んでいることが大きく影響されている。さらに毎日職員から飲みたくもない水分を勧められ、席とテーブルが離れているから「もっと近くに寄ってください。」と声を掛けられ、何をするにもいちいち小言のような声かけになっている。Sさんは認知症の状態が進み、ご自分が事を始めるときには例えば「トイレ行っていいですか。」、「(トイレの前で)入っていいですか。」と常に職員に聞くことをしないと不安で前へ進めない。
他者に攻撃的になることが多くみられ、口や手が出てしまうこともしばしばある。ついつい職員はそれは人としていけないことだからと注意する。弁が立つ方なので注意も熱を帯びてしまうこともよくある。注意したあと職員がSさんの気持ちに寄り添えているのだろうか。日々、自分自身反省。
Sさんの生活が心穏やかで豊かなものになるよう今後に繋げていきたい。