log

【編集後記】  林田

2019年02月18日 | 編集後記

不正をしない。
私たちは、介護保険に関わる仕事をしていますので、保険請求はもとより、介護保険の運営基準や労務に関するルールを守って仕事をしています。
その事務量やその手続きの多さは、本当に年々ひどくなります。しかも、事務量が増えたことに対して、介護報酬はその分の増加を認めていません。いわば相対的に介護報酬が減らされているのです。
なのに、昨今の行政(厚労省や財務省)のありようは、頭に来ます。
「もりかけ」問題では、文書を改ざんし、統計の数値はルールを守らずに集計され、実態と違う状況で失業保険などが支払われ、障害者雇用については水増しの報告書が各省から上がっています。
このような実態があるならば、まじめにその指示に従って事業を運営している私たちは、本当にばかばかしくなります。
このような不正は、今に始まったことではないのでしょうか?国の役人がこのような状況では、ほかの都道府県、市区町村、はどうなんでしょうか。多くの人はまじめに働いているのでしょうが、氷山の一角と考えることもできます。
この国は、大きな嘘に騙されているように思います。政治家の不正は昔からで半ばあきらめていますが、少なくとも行政の人たちには「大きな嘘はこれだ。」と言うことを勇気を持って言ってもらいたいです。そして、本当に国民のためになる施策を作ってもらいたいと強く思います。

08:59 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2019年01月22日 | 編集後記

遅くなりましたが、新年のご挨拶を申し上げます。
明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。
NPO法人ミニケアホームきみさんちも、今年で開設から20年になります。さまざまな方との出会いにより、練馬区の片隅で始めてから20年です。早いものです。入居者さん、ご家族、職員、地域の方々、本当にお世話になりました。
本当に感謝しています。また、今後ともよろしくお願いいたします。
あの頃想像していた状況に達しているところもあれば、思いもよらないことや思うに任せないところなどもあります。しかし、おかげさまで頑張ってこられました。
これから先、さまざまな課題があることは、想像に難くありません。しかし、私たちの仕事は「人」の生活を支えるという普遍的な要素を持つ仕事だと考えています。
まだまだ様々な試みを行って、「人」の生活に貢献していきたいと考えています。

14:12 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2018年12月27日 | 編集後記

今年は、災害の多い年でした。
西日本の水害をご記憶の方も多いと思います。報道では岡山県の情報が多く流れていますが、四国、特に愛媛県も大きな被害が出ています。
中でも、みかん農家の方々の被害は深刻で、土砂崩れでみかんの木が流されたり、みかんを収穫する運搬作業に使うモノレール(小型の荷物運び用)が壊れています。みかんの木が残っていても、モノレールが無いと収穫できず、現在はそのモノレールを作っていた会社が倒産しており、修復の技術や部品が無くて大変困っていると聞きます。
ご多分に漏れず、みかん農家の方々も高齢者の方が多く、これで廃業される方もたくさんいると聞きます。
私の友達の息子さんは、みかん農家を2年ほど前から始めたらしいです。お父さんは、私たちと同じ仕事をされていますし、おじいちゃんもサラリーマンだったと聞きます。ですので、新しくみかん農家になられたのです。
その彼が、ピンチなのです。まだ、2年ぐらいなのですが、みかんの木が流されたのです。現在は、収穫を迎えるミカン畑を譲り受け収穫に励んでいらっしゃるとのことですが、人手が足りなくて大変だということです。
友達が、私に手伝えないかと相談してきたので、福岡組と東京組を集めて(3人ずつですが)2月に行ってきます。
つい、話すときにみかん狩りと言ってしまうのですが、違います。みかんの収穫ボランティアです。大したことはできないでしょうが、頑張ってきます。
みかんはおいしいです。また国産のものがたくさんあります。苦労をされているみかん農家が沢山いらっしゃるので、目にした際は、ぜひ買って食べていただきたい

17:26 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2018年11月30日 | 編集後記

最近、気になることの一つです。
先日、グループホームの団体の垣根を取り合払い、話し合う場が持たれました。私は、東京の代表として出席したのですが、やっとここまで来たか。という感じがしました。私は、出席をしただけですが、この仕組みを作った方たちに感謝したいと思います。
さまざまな介護サービスがあり、それぞれに重要な役割を担っています。私は認知症対応型共同生活介護(以下、グループホーム)を運営していますし、そこには誇りを持っています。それらのことを世の中に伝えていくには、協力して取り組む必要がありました。ですが、バラバラとした動きしかできませんでした。
今後は、大きなテーマ、たとえば報酬改定などにおいて、協働していけるのではないかと思います。
そのためには、これまでのわだかまりを取り除く必要があると思ます。それぞれの背景や思いは尊重することが必要ですが、グループホームで生活される入居者さんたち、そこで働く職員たちのためになることを最優先として、何よりも協働することだと思います。
まだ、紆余曲折があると思いますが、協力できる範囲で協力をしたいと思っています。

14:53 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2018年10月31日 | 編集後記

仕事の合間や、打ち合わせの時によくコーヒーを飲みます。寒くなると温かいコーヒーを飲む回数が増えてきます。
ある時ふと思ったのですが、私は、実はコーヒーがあまり好きではないようなのです。苦いですし、物によってはすっぱかったりします。
ですが、コーヒーの香りは大好きのようです。コーヒーが運ばれてきたときに香る一瞬だけが好きなようなのです。ですから、アイスコーヒーより暖かいコーヒーのほうが好ましいです。
本来コーヒーは飲み物で、併せて香りを楽しむものなのでしょうけど、私の場合は、それが逆のようなのです。
ものごとや、人と会う時も、実は本来の目的だけではなく、その人の面白いところ、そのものごとの奥深さなどを味わいたくなっていることがあります。ですが、そのことはこっそりと秘匿して、素知らぬ顔をしていることがあるような気がします。そして、、そこには私にし分からない満足感や悦びがあるのです。
もちろん、目的に達するために人と会いますし、ものごとに向き合います。
しかし、目的以外に私自身が好ましいと思う何かがある、人やものごとのほうが、私の集中力は高まります。その、ちょっとした遊びみたいなものが、私にはとても必要なのだと思います。

09:39 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2018年09月30日 | 編集後記

今年の異常気象もひと段落かと思いますが、本当天候がおかしくなるといろんなことが起こるようです。
私は、8月10日に鼻の調子を崩してから、まるまる2か月鼻炎状態です。
一時期改善した時などもあったのですが、10月に入ってから、また調子を崩してしまったようです。時々微熱、時々鼻水の大量噴出、常時鼻が詰まっているような感じです。あまりに悔しいので、自分の声は鼻声だと思おうとしています。
しかし、いろんな方へ迷惑はかけられませんので、先日耳鼻科に通いました。自宅や職場から離れたところなので、当初1回だけ診ていただくつもりだったのですが、とても丁寧でよい先生だと感じましたので、今後も通う予定です。
やはり、お医者さんの存在は重要です。信用できるお医者さんと出会っただけで自分の病気の一部が治るような気がします。時間がかかっても直せる気がするのです。
私たちは、お医者さんではないですが、入居者の皆さんに、この人とだったら、少し楽しい(張り合いのある、安心な)生活ができるかな。と思ってもらえるように頑張りたいと思いました。(林田)

16:06 | Posted by jizai

編集後記  林田

2018年08月31日 | 編集後記

今年は、同じグループホームの経営者と、本当に話を良くしています。
これまで、そのような時間を作ることはあまりなかったのですが、やはり、一つの事業者や法人で解決できないことが多くなりすぎてきたのでしょう。
なかでも、昨今の人手不足は相変わらずです。今年はありがたいことに、新規社員を3名雇用できたので奇跡的ですが、そもそも働き手が少なくなっているので抜本的解決策はなかなか見いだせません。
そんな中、大手のメディカルケアサービスがグループホームをすべて学研に売り渡しました。
これは、私たちの中でもかなり話題となりました。結論から言うと、「私たちとは、事業目的が違うからね。」と言うことになりました。
しかし、事業の売却益を考えるというのも、間違った考え方ではありません。そこにはしっかりとしたビジョンがあったのだと思います。(林田)

17:42 | Posted by jizai

編集後記 林田

2018年07月31日 | 編集後記

 GAFA お聞きになったことがありますか?
グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルのことです。
この4つの企業が世界を支配していっていると言われています。私も、このすべてを利用しています。
 これらの企業のサービスや商品に頼り切って生きているわけではないのですが、自分の想像以上に、浸透してきているものもあります。
 私の中で、利用頻度ではなく、自分があまり関わらないだろうなと思ったにもかかわらず、想像以上に私の生活に入り込んでいるのは、アマゾンです。
 はじめのころ、アマゾンは古本やDVDを手に入れる手段でした。そのことにより、なかなか見つからない漫画などを手に入れられた時の「便利」と思ったことが、頭に快感としてインプットされたのでしょう。本来、そのようなものは、スーパーで買えばいいものまで、アマゾンで購入するようになりました。
 いまでも、できるだけお店で買うべきだと思っているのですが、ちょっと珍しい食料品などは、買ってしまうことがあります。
 ついで、思ったよりも生活に入ってきたのはフェイスブックでした。自分で皆さんに伝えることができるのは、とても重宝ですし、私の所属する団体などの広報としても使わせてもらうことがありました。
 しかし、こちらは最近停滞気味です。例えば、どこそこの研修に行ってきました。と言うような情報を目にすると、この方は、実は自己顕示欲でこの情報を伝えているのではないか?と思うことが増えたからです。世に言うSNS疲れのようなものを感じているのでしょう。ですが、有用な、有益な情報をくれる方々もいるので、そのような時はフェイスブックは便利だな。と思うこともあります。

 この10年ぐらいずっと考えていることがあります。
 哲学も宗教も恋愛も今から1000年前から内容が深まったりそれらに関する書物が画期的に変化したことはないのではないか。ただ、変化したのはテクノロジーだけなのではないだろうか。と言うことです。
 テクノロジーの変化により生活様式は変わると思います。また、生活様式が変わると人の考え方も感情も変わることもあると思います。
 しかし、私たちが生きていくうえで感じる幸福感のなかで、最も上位に位置する幸福感は、実は変わっていないのではないでしょうか。
 テクノロジーでは得られない幸福感もあることを、しっかり理解しなければなりませんし、入居者の皆さんは、私にそのことを多くの機会で教えてくれます。(林田)

09:43 | Posted by jizai

編集後記

2018年06月30日 | 編集後記

今年50歳になりました。
人生50年と思うと、人生も終わりなのでしょうが、私の周りにはその年齢を越してまだ、元気な方々がいっぱいいらっしゃいますので、一つの節目としてこれからの時間をどう過ごすか考える目安にしたいと思います。
で、50歳にして初めての経験もいくつかしました。中でも、一番びっくりしたのは、道路を逆走する車と遭遇したことです。
高速道路ではなかったのですが、大きな幹線道路を夜間走っていると、交差点のところから、ヘッドライトがこちらに向かってきています。交差点で止まる予定でしたので、速度を落としていたことが幸いし避けることができました。が、一つ間違えれば正面衝突でした。
すれ違いざまに運転席を見ると、40代-60代ぐらいの女性で、ロングヘアー、夜なのにサングラスをしているように見えました。
確かに大きな交差点で、間違えやすい変則な交差点ですが、やはり、突然のことでかなりびっくりしました。幸い、パニックにならずに対応できましたが、やり過ごした後に、大きな声で「わー!逆走だ!!」と言っていました。
世の中で、逆走の事故が多発してきています。自然から社会の仕組みまで逆走とまでは言いませんが、想定していないことがたくさん起きています。
すべてを想定することは不可能ですが、さまざまな対策は、日々の情報から我がこととして考えておく習慣を付けなければと思いました。(林田)

08:45 | Posted by jizai

編集後記 林田

2018年05月31日 | 編集後記

イメージで話をしてしまうこと。本当に多いと思います。多いというより、世の中のほとんどのことはイメージを言語化したもので、判断されているように思います。
その結果、そのイメージに苦しむ人がどれだけ多いことか。また、間違った情報に踊らされることがどれだけ多いことか。
確かに、すべてのことにイメージを排除したら、そのほとんどの会話や芸術などは無くなってしまうと思うのです。
創作活動にイメージは絶対に必要です。また、生きていく中で、出会いや別れなどにもイメージはつきものでそのことにより、その人生が彩られていくと思います。
そこで、イメージをどのようにコントロールするか。これに、かかっているのではないかと思います。
イメージをする際に、人や物事に対して負のイメージだけを持つことや悪い面だけを想像することをしない。これだけで、自分の心が楽になると思いますし、周りの人も不快なことが減ると思います。
実際、人に対して負のイメージを持つときは、その想像を先にすることで万が一そのようなことが起きた時に不意打ちを受けないように、心のガードをしているのだと思います。
この心の作業自体は、ある程度やらざるを得ないこともあると思うのですが、そのような時にこそ、その人のことを理解しようと思っているのか。一方的な見方をしていないか。など理知的に自分に問いかけることが必要だと思います。そして、その自分の心の動揺が収まるまでは、その人や人たち等について感想などを言うことを控えてみるとよいと思います。
なんでも、イメージしたことをつぶやき、なんでもイメージしたことを写真に撮る時代ですから、人への言葉だけでも、イメージの意味していることを理解してから表現するようにしてもよいのではと思います。(林田)

09:48 | Posted by jizai