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【編集後記】  林田

2020年09月14日 | 編集後記

手塚治虫の書いた作品に『火の鳥』があります。様々な作品が作られているのですが。その中に、源義経を題材にしたものがあったと思います。話はエピソードから始まります。
 蟻の世界で種類の違うふた種類の蟻が、餌をめぐって争いを起こしているシーン、またあるときは、小さいころに仲良く育てられた犬と猿が、大きくなってそれぞれのボスになり、やはり縄張り争いが必要となり争いを起こしてしまうという話です。
 義経と頼朝は実の兄弟(異母兄弟)であるにもかかわらず、最初のころは、義経の活躍もあり平家を追い落とすのですが、それ以降の義経と頼朝は、兄弟であるが故の残酷さを感じます。
 今は、兄弟での争いではありませんが、政治の世界が非常にドタバタとしています。
 政治家は菅さんで一致でしょうけど、まだまだ、残りの二人の動きを気にしている人たちもいることでしょう。そこには、猿と犬の争いに似たものを感じてしまいます。
 それぞれの、支援者を集めているように見えて、実は支援者たちに抱えあげられている人もいるのではないでしょうか。
 いつの時代も、どこの集団にも権力争いは尽きません。しかし、誰かをけなすのではなく、ほんのちょっぴり許容するだけで何かが変わるのではないでしょうか。
 私は、今回の総裁選挙で、そのような姿を見せてもらえたらと心から願います。本当に力で抑え付けるのではなく、正々堂々と戦った間であれば、その戦いが終わったらノーサイドです。お互いの健闘を心から認めてその姿を褒めあってもばちは当たらないと思うのです。
 安倍さんが政治を仕切って、7年と8カ月がありました。この長い期間に政治家も進歩したのではないでしょうか?その進歩した姿を、ぜひ私たちに権力争いではなく、ノーサイドの姿で見せてもらいたいものです。

09:44 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2020年08月11日 | 編集後記

ボーっとした日々が続いていたと思ったのですが、ここにきて、仕事がせわしなくなってきています。皆様はいかがでしょうか。
新型コロナウィルスが、猛威を振るってすでに4,5か月経ちました。第一波の時に想像したように、第二波が現在大きなピークになってきています。毎日ニュースが流れているのですが、感染者数を見る限り第一波を超えたようです。ですが、今回のほうが重篤な方や死者が少ないように思います。これは、病気のありようから考えてもよかったことだと思います。
現在、お盆の休み期間になる直前で、人がどういう動きをするのかが読みにくいことと、この病気に変な狎れが出てきているのではないかなと想像してしまうのです。
狎れが、この病気対策の土台部分にあると、どのような対応策をとっても不十分だと思います。特に、行政の打ち出している施策の内容を見てみてもどこか中途半端で、各自治体と国の施策の方向性が同じとは思えない内容が散見されます。
第二波が、第一波に比べて対応ができているのならば、その対応できているところを早く見抜きより強力な施策をみんなで行っていく必要があると思います。そのことが、この病気の本当に恐ろしい狎れの状態からの脱却につながると思います。

11:50 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2020年07月13日 | 編集後記

 新型コロナの悪影響が、まだまだ続いています。
 東京都や国は、政治家が決めるので政治的な影響を受けた判断を優先させます。ですが、第2波が来ているのは確実だと思います。楽しいことやにぎやかなことができるのは、いいことですが、生活そのものが変わったということをしっかりと見つめて、その生活に慣れるしかないと思います。
 ワクチンが、安定して供給されこの社会が新型コロナウィルスに対応されるまで、2,3年はかかるでしょう。それまでの間は、新しい生活様式を取るしかないと思います。これは、覚悟をしなければなりません。
 うちの会社は小さいですが、予防策に最善を尽くしています。職員にも、人ごみや蜜を作るようなことはしないでください。と話しています。
 まだまだ危機が去らないので、ここは、我慢のしどころだと思います。

10:41 | Posted by jizai

【編集後記】

2020年05月26日 | 編集後記

 新型コロナの自粛の間に、うちの会社も少し変化したところがあります。それは、綺麗になった事業所があるのです。事業所の散らかったスタッフスペースが、見違えるようにきれいになりました。
 まるで、さなぎから、きれいな成虫の蝶に姿を変えたみたいです。
 姿を変えるのは、大変なことです。昆虫のさなぎから成虫になるとき、実は自分の体を溶かして、自分を作り変えるのです。その生命力は大きなもので、昆虫にとっては、生きるか死ぬか。と言う瞬間です。
 確かに、事業所をきれいにするのは、そこまでの体力はいらないでしょうが、今回のかたずけは、そのくらいのインパクトがあるものでした。
 ほかの事業所も、たまりにたまった使わなくなった資料や、かたずいていない衣類などがあると思います。
 新型コロナの自粛生活を利用して、入居者さんと一緒にこれは要るのかな?とかたずけをしてみてください。

10:33 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2020年05月06日 | 編集後記

みなさん、新型コロナの猛威が巷を席巻していますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
巷は、ゴールデンウィークですが、自粛でおうちでゆっくりしてらっしゃる方も、ストレスがたまってたまりませんと言ってらっしゃる方もあると思います。
それは、入居者さんたちも同じで、買い物や3密の場所へ出かけられないためにストレスがたまっていらっしゃる姿は、何とも心が痛くなります。
このような、流行性の肺炎を伴うコロナウィルスの蔓延は、皆様も初めてのことですが、私たちの法人も初めての体験です。何か対策を、と考えても手洗い・マスクぐらいが関の山で結局は人ごみを避けるぐらいの予防しかありません。
そして、入居者さんたちを支えている職員は、毎日電車で通っているものばかりで、その予防策の手薄さの中で働き続けてくれています。テレビで、医療従事者の話はよく出ていますが、薬剤師、介護職、訪問看護士・相談員などのことも、取り上げてほしいです。
肺炎は、高齢者がなると死を予感させる病気となります。その高齢者を日々支えている人がいることが、本当に真剣に考えられているのか。この世の中ゴールデンウィークの中、問いただしてみたいと強く思います。

10:26 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2020年04月07日 | 編集後記

美しい桜が咲き、暖かい日が多くなってきましたが、新型コロナウイルスで自粛のモードが強くなり入居者さんたちにもご迷惑をおかけしています。
 このような時は、少しほかのことを考えてみましょう。
 人は、なぜイライラするのか。
 これは、各事業所の中で研修をしているところでもあるのですが、深呼吸や6秒間怒りの感情を抑えて対応する。と言う方法を取っています。
 ですが、まだ足りないと思います。
 私は、やはり諦念と言う概念を理解すべきだと思います。この諦念と言う概念は、諦めとは違います。
 入居者さんの生活に大きく入り込み、それを左右する私たちの仕事は、やもすると、自分たちが入居者さんを思い通りに動かしているような気になってしまいます。そのような考え方を捨てて、まずは、入居者さんたちが何をしたいのか、何をしたくないのか、何をしなければならないのか。を正確に知っておく必要があります。
 そして、一人の人間が生活しているという自覚を持って、その方の生活の支援を行う必要があります。このことをしっかり考えて、人と向き合えば、そこにあるのは、説明と同意の連続です。一人の人間ですから、思ったようにならないことなど山ほどあります。ですが、それを焦らずに繰り返していけば、その入居者さんと意志が通じ合い、こちらのことを理解してくれるようになります。
 この状況になるまで、長い時間がかかりますが、それを目指して私たちは日々苛立たずに頑張っていくのだと思います 。

15:27 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2020年03月13日 | 編集後記

 今年の異常気象は、本当にどうしたものでしょう。
 さまざまなところで、異常気象についての話が出てきています。さらに、新型コロナウイルスです。社会の流れが一時に変化を求められているように感じます。
 新型コロナウイルスの対策ですが、私たちの仕事は、テレワークができるような仕事ではありません。厚労省から情報が入っていますが、さほど目新しいことは書かれていなく、これまで、留意していたことを明確に指示してきてな。ぐらいの感じです。
 高齢者サービスを行っている事業者で、クラスターが生まれていて、高齢者の方は、重篤な状態にあるようです。
 感染力の強さや、潜伏期間の把握など地道な努力を続けて、感染しないよう最善の方法を取りたいと思います。
 皆様も、十分なご注意を行い、健康な日々をお過ごしください。

15:18 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2020年02月24日 | 編集後記

先日、近くに買い物に行っていた時に、小学校低学年の男の子から突然声をかけられました。
私の目の前を歩いていて、ランドセルとコートを乱暴に持っている姿を、その直前に目撃していました。
その男の子は振り返りざまに「近くに交番はありませんか?」と尋ねてきたのです。
急なことでびっくりしたのですが、私は持っていたiPadで調べてあげました。ちょうど、私が向かっていく方向に交番がありましたので、途中まで連れて行ってあげました。
道中、少しだけ話をしました。小学何年生なのか。交番に誰もいなかったら、一回もといたところに戻りなさい。そして、しばらくしてもう一度行くようにね。などです。
小学一年生だとその男の子は答えて、私の言ったことにも落ち着いて返事をしていました。どうやら、鍵を落としてしまったそうです。鍵を落とした。と小声で答えてくれました。乱暴にコートなどを持っていたように見えたのは、探していたからそうなったようでした。
私は、自分の用事があったので途中で別れたのですが、そのあとどうしたのだろう。無事に見つかったかな。と気になってしまいました。
鍵を落とした少年は、かわいらしい子でしたが、不安そうな表情をしていました。一緒にいてあげられれば良かったのですが、後の祭りです。
無事に鍵が見つかって、あのきれいな目がキラキラ光るのを見てみたかったな。と思っています。

09:38 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2020年01月10日 | 編集後記

年もあと少しで終わろうとしています。
今年も良いことも、良くないこともたくさんありました。ですが、素敵な一年であったことは、間違いないところです。
先日、道路を走っていましたら、交差点で人が倒れていました。私は左折するところだったので、左折をして直ぐ車を停めて駆け寄ろうとしました。後ろのタクシーがクラクションを鳴らしていましたが。
私は、80歳以上の男性だと思っていたのですが、その方はすでに立ち上がって歩きだそうとしているところでした。そして、はにかむような表情で「転んじゃったよ」と話しかけられました。
年齢は70代中盤。お元気な方でした。一言二言言葉を交わして、その場を後にしました。そのはにかむ笑顔が素敵な方でした。
私は、日ごろ絆やつながりを言っている人たちに対して、多少違和感を感じます。絆やつながりは、口にしないぐらいのほうがそれらを感じているような気がするのです。
先日、とあるアウトレットモールに行ってきました。そこは、リニューアルしたばかりのところで、ケンタッキーの食べ放題があるところです。
友達と4人で一緒に行き、楽しくケンタッキーでたくさん食べました。ですが、その建物が複雑でトイレが少なく、ごみ箱が全く無い場所でした。これじゃあ、お客さんが来なくなるなあ。と言う思いと、これからの建物はこのような形が中心になるのかなあ。と言う思いが入り乱れました。
都内にあるその場所で、次の未来がこのような形になっていくのかと思うと、少し複雑な気分になりました。
ですが、楽しい場所が増えるのは、楽しいことです。
つい先日、もう一度その場所に行っちゃいました。
私たちは、一年の間にさまざまなことを体験します。文頭にも書きましたが、良いことも良くないこともそうです。これら一つ一つの出来事を、昇華させていくことが大切なのだと思います。
良いことも良くないことも、自分の恨みや妬みに関連付けず明日の誰かのためになるような捉え方をできたらいいなと思います。
それが、この一年を過ごした感想です。
よいお年をお迎えください。2019/12/31

18:06 | Posted by jizai

【編集後記】  林田

2019年12月18日 | 編集後記

スターウォーズの最終回が行われます。もう行われているかもしれません。
大宇宙を駆け巡り、ハン・ソロ船長が宇宙船を操り、宇宙を駆け回る話です。(今公開されていたものには、ハン・ソロ船長は出ていないと思います)紹介は不要ですね。
そのスターウォーズが、私の中では盛り上がりません。
実際は、全米興行〇位!!などとCMが流れているかもしれませんが、私たちが子供のころに観た夢のような宇宙の話が、どこかにある映画の1シーンになってしまったような気がしてなりません。
いろいろ考えてみたのですが、いくつか思いつくことがありました。ひとつは、宇宙の冒険活劇が増えて特別な感じがしないこと。これは、ほかの映画でもっと刺激的な内容やキャラクターが、活躍する話が増えたために起きたものです。次は、話が長すぎて統一感が無いことです。最初に出ていた人はお亡くなりになった方もいらっしゃいます。第一作目は、今から40年以上前ですから。そして、一番大きな理由は、私が年を取ったのかもしれません。空想の世界に行かなくても現実世界で十分刺激がありますし、現実世界のほうが充実感があります。そう考えると、スターウォーズに悪いところは無いのですが。(笑)
スターウォーズも夢ではなくなってきています。世の中の進み方も早くなっているような気がします。
ここは、落ち着いて空を見上げましょう。何かいいことを思いつくかもしれませんよ。

08:12 | Posted by jizai