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【こんにちは。今回2回目の登場!!】   ぶなの実3F 前田

2012年04月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

「はじめまして。」
はじめまして。今年の1月10日からぶなの実でパートで働いている前田です。以前もグループホームで働いていた事がありましたが、ひとくくりにグループホームと言う施設でもこんなにも毎日の生活が違うんだなぁ。と感じています。ぶなの実で働き始めてまだ二ヶ月余りしかたっていませんが、この二ヶ月ほどで、いかに以前の自分は過剰な介護や自己満足の介護をしてきてしまったんだと感じました。
これからは、ご入居者様、一人、一人と少しずつ、ゆっくり向き合って一緒に生活をしていければと思っています。そして自分自身も成長して行きたいと思っています。どうぞ、よろしくお願い致します。

15:58 | Posted by admin

【こんにちは。今回2回目の登場!!】   ぶなの実3F

2012年03月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

前回はパートとしてでした。昨年10月から正社員になりました。パートも合わせますとぶなの実に働き始めてから1年半立ちます。あっと言う間の1年半でした。
1年半前は緊張と不安ばかりで毎日がドキドキ。今回は2名の入居者様について書きます。
始めに私のケア担当のOさん。
私が入社する1週間前に入居されました。私とOさんはほぼ同じ時をぶなの実で過ごしています。
Oさんはとても笑顔が素敵で気を遣ってくれます。なかなか本心までは伝えてくれません。何でも話せる中になるまでとことん付き合って行こうと思います。
続いてIさん。
Iさんは私の今亡き曾祖父にそっくりです。私の中でとても親近感が湧きます。
1年半前のIさんはとても静かで歩行状態もふらつきがあり食事量も少なく自分からは入居者様やスタッフに話しかける事はなく常にうつむいていて遠慮していました。今はとても明るく歩行もしっかりし食事量もおかわりするくらいどんどん食べます。冷蔵庫を自分で開け好きなものを食べます。
1人でお菓子やビールをコンビニまで買いに行きお部屋で食べたりと楽しんでいます。 スタッフをお茶に誘ったりと1年半前のIさんとは想像つかないくらい元気です。とても驚いてます。同時にすごく嬉しいです。
「今年はどんな事があるのかな?」って期待と楽しみを胸に秘めながら日々入居者様と一緒に過ごそうと思います。

15:58 | Posted by admin

【自宅訪問】   ぶなの実3F 小原

2012年02月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

12月にOさんの以前住んでいた自宅へ行ってきました。
何故そうなったかは、良くお家に妹さんが居るから帰りたいと言っていた事や、以前使っていた仕事道具を支援に使えないかと考えたからです。
自宅へ帰ったからといってすぐに問題が解決するものではないと思っていますが、少し気が楽になるのであれば…私が運転し、お家に到着。
さっそく、
「住んでいた兄弟は?」
という話。
私が、「もうおりませんよ…」としばし同じやりとり。
そして2階に兄や妹の部屋があると2階へ。
いないのを確認して、持ち帰りたい物をカバンへ詰め、階段を降りる。
歩行状態があまり良い方ではないので、どうするのかな?と思っていたら「座っております!」
と宣言してから、一段ずつ座って降りる…なるほどこれならまず転ばない。
1階でまたあれこれ話し、最終的に落ち着いたようで帰ってきました。
…と思いきや、ぶなの実に戻ってくるなり「ここ前と同じ場所じゃない。」と、しかめっつら。さらには、「広島の本家へ帰る」
Oさんがぶなの実が居心地のいい場所と思い、生活して頂けるにはまだまだ先が長そうです。
居心地の良いと思って生活して頂けるよう、長い目で支援していきたいと思います。

15:57 | Posted by admin

【感謝】   ぶなの実3F 西村

2012年01月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

この度ぶなの実を退職することとなりました。
これまで皆さんが何を考え、何をどう感じ、何を望んでいるかを考えてはきましたが、それぞれの方々から支えられ、教えられたりの日々であったと痛感しています。

  • 働き者で何歳になっても女性ということを忘れずにいるチャーミングなYさん。夜中に起きてきて、様々な話しを聴かせてくださいました。

  • 眠いのに、トイレ誘導をした際、謝る私に「いや~あんたも大変だね~」と逆に労いの言葉を掛けてくださったNさん。

  • 外出の際、「前はあそこで休まないとここまで歩けなっかたんですけど、今は一気にここまで歩けるようになったんですね~」と。しっかりご自身の歩行を把握されていた男性のIさん。防災訓練等の皆さんへの素晴らしい挨拶、忘れません。

  • 大らかで、ウィットにとんだ会話に感心させられたIさん。カクアリタイと思わされること多くありました。体調の悪いFさんの背中を黙って擦る姿に涙が出そうになりました。

  • 私の手を握り、ご自身の額につけて「ありがとう」と感謝を表現してくださる笑顔のステキなOさん。

  • 常に孤独を抱え込みながら、辛口トークで強がっているKさん。体調の悪い方の世話をしながら、

  • 夜間のパット交換時、その旨を伝えると、「は~い、すみませ~ん」と返答してくださった失語症のIさん。その一言で私の疲れはフッ飛びました。

  • 「あなた私と一緒に暮らさない?私の家は広いわよ!」と誘ってくださり、「私は働きますよ」と意欲をみせてくださるSさん。

    そしてぶなの実を退去された、お三人。

  • 義姉様の感動的な絆の話にドラマや小説の様だと自らも語ってらした知的なSさん。

  • 自分の洋服にもかかわらず、盗ったと疑いをかけられ、自らそれを隠してしまったNさん。その理由と隠し場所を私にだけ打ち明けてくださったのは、つい昨日のことのように思い出されます。

  • 胃ろうだったTさんは、ベッド上で私が歌った民謡に合いの手を入れてくださいました。

    この原稿を書きながら、涙がこぼれました。皆さん、本当にありがとうございました。
  • どうぞ、いつまでも、いつまでもお元気でお過ごしください。

    15:55 | Posted by admin

    【生きていく力】   ぶなの実3F 大和田

    2011年12月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

    ぶなの実が開設して早いもので約1年半になりました。当時から働いている私は、今現在で12名の入居者様と出会い、いろいろな思い出が甦ります。

    ●目が見えにくいながらも声で聞き分け、スタッフの名前を全員覚えてくれていたSさんは、特別養護老人ホームから病院へ。「大和田さーん」と呼んで頂いた事、嬉しかったです。
    ●経管栄養でがんばり、力強く手を握って時々「おはよう」と言ってくれたTさんは特別養護老人ホームへ行き、お亡くなりになりました。あの朝は「今日も1日がんばろう」という気持ちにさせてくれました。
    ●胃がんでお亡くなりになったNさんは、最後に私と一緒に誕生会で、巣鴨地蔵まで行きました。今思えば、痛みをこらえながらも笑顔でいてくれたのですね。犬や子供が大好きだった事、印象的でした。

    この3名の方は、もうぶなの実にはいらっしゃいませんが、元気をたくさん頂きました。ありがとうございました。
    私事ですが、10月に母の親友が事故に遭い、1ヶ月以上経った今でも意識が戻りません。私にとっても、第2の母の様に親しい関係の方です。
    目は開きませんが、かすかに口や手は動き「まだ生きていたい」という想いが、手の温かさや握ってくれる力の強さで分かります。「生きていく力」はすごい!
    現在、入居されている9名のぶなの実の皆さんも入・退院を繰り返される方が多いですが、奇跡を何度も見せてくれます。支えていきたい方が、私の周りにはたくさんいらっしゃいます。そしてまた、私も多くの方に支えられて、生きています。奇跡を信じて、私に出来る事は力になりたいと、毎日を送っています。
    皆さん、これからも宜しくお願いします!

    15:52 | Posted by admin

    【有する能力】   ぶなの実3F 井口

    2011年11月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

    こんにちは、ぶなの実Aユニットの井口です。ぶなの実のFさんの事を紹介させていただきます。
    Fさんは、今年の7月から体調不良で1ヶ月ほど入院して体重が10キロ以上やせて入歯も入れられず食事を口から摂ることも出来ず寝たきりの状態で退院されました。
    私がFさんと会ったのは退院した2日後でした。
    他のスタッフには、「かなり出来ないことが多くて知らないと言われたスタッフもいた」と聞かされました。
    でもお昼寝をしているFさんの様子を見に行ったときに、私に気付いて第一声が「ご飯まだなの」でした。そのあとも「美味しいもの食べさせてよ」「ここでは、ご飯だけが楽しみなの」と入居当時に一緒に料理していて私は料理を作る人というイメージがあるようです。
    でも実際には、トロミをつけて水分摂取したり、料理はミキサーにかけて細かくして見た目も悪く美味しくないとがっかりさせていました。
    数日たち目の前でホットプレートで焼きそばを作り、取り分けてミキサーにかけていると、置いていた菜箸でホットプレートから焼きそばを食べ始めました。
    すぐに気が付きましたが嚥下を上手く出来たことから、そのまま食べていただきました。
    それから1ヶ月、段階を踏みながら皆で意見を交換し見極めながら、今では普通に食事が出来ています。
    林田代表からは病院では個々に対応できないことも多く、やらないことが増えて退院後には能力がかなり落ちてくることはあることだ。
    でも元の環境に戻り退院前の生活環境を思い出しながら、ご自身で今までしていた生活を作り出すことが出来るのがグループホームの良いところだと仰っていました。
    もちろんご自身の努力もすごいですが、声をかけ、一緒に過ごす他の入居者様やスタッフがいて1つの形になるのかなと考えます。
    まだまだ未熟ですが、これからもFさんが出来ることが増えるようにお手伝いしたいと思います。
    現在のFさんは排泄チューブをつけていますが、スタッフが協力することで掴まり立ちや伝い歩きが出来るようになりました。

    15:52 | Posted by admin

    【―弱気に、「グループホームは、ホントは、いいところなのか?」と考える―】   ぶなの実3F 佐久間

    2011年10月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

    僕らは、日々ホームを良いものにしようとし、利用者のためになることとは何かを考えているのだけれど、だからと言って、利用者が「ここにきてよかった」と思っているかどうかは別の問題だ。弱気になるようなことを書いてしまう。
    よく考えてみると、利用者のほとんどが見学とか体験入居もなく、どんなスタッフが世話をしてくれるのか?とか知らずに、入ってくる。中には、「行けば分かると言われた」といって不本意ながら入居したとおっしゃる方もいる。そうしたときは、利用者の頭の中では「人さらいにあっているということである。だからときに、「家に帰りたい」とか、「家族にほったらかされている」とか訴えたり、「確かずーっとここにいる、何かおかしいと怒ったりすることのほうが、より僕たちの一般的・平均的な感覚に近い。そもそも、自分の家でもないところで、毎日「お泊り」していることのほうが「すごい」のだ。もっというと、グループホームに入居してずっと暮らしているお年寄り達はもうそれだけで大したものだと思うのだ。長く暮らしているとどのような心境なのだろうか?
    僕は弱気になり、グループホームに入居されたことをどのように思っているか?という質問を或る利用者にした。
    久しぶりにのんびり家に勤務することがあったので、親しい間がらのHさん(確か入居6年目くらい)に聞いてみた。
    ●質問①「Hさんは、以前のぼろぼろアパートののんびり家と、今のきれいなのんびり家と、どっちがよかった?」
    (のんびり家は、2年ほど前に古い木造家屋から、同じ文京区内のとてもデラックスでピカピカな物件に移転しました)
    回答①「前のは前のでよかったから、どちらがいいとはいちがいには言えないよ」
    ●質問②「ひとりで暮らしていたころと比較して、のんびり家にきてよかったと思う?」
    回答②「そりゃ、のんびり家にきてよかったと思う。ひとりだと寂しいから」
    ●質問③「もっと早くにのんびり家に来れた方が良かったと思う?」
    僕は、「うん。早く来ればよかったよ」という世の中を達観した仏さまのような、元気づけてくれる答えを予想し、ちょっと期待してもいた。ところが答えは意外だった。
    回答③「ううん。早く来ればよかったとは思わない。頃あいってものがあるんだよ」
    ずーん、ときた。この答えは、スタッフをぬか喜びさせるでもなく、さりとて、がっかりさせるでもなく、楽館的に考えると「住めば都」という言葉もあるし、そういうことかな。いや、いや、それよりももっと奥が深いぞ。
    ちょっと以前は高齢者の施設で、「ここには、毎日夢いっぱいの楽しい生活が待っています(はやくいらっしゃい)」みたいな歌い文句や宣伝があったりしたけど、それとは、まったく
    対極なスタンスだよな。つまり、ほんの少しの夢とか、ちょっと気持ちが穏やかになる楽しみとかがあるなんていうのは、なかなか売り文句にも宣伝にもならないくらい当たり前な訳なんだな。ラッキーな期待を一杯にして来てがっかりされるよりは、「施設に入れられるなんて」と、少し覚悟して入居しながらも、「思っていたほど悪いところじゃないじゃんか。お兄ちゃん(お姉ちゃんでもよい)が面倒みさせてくれ、居てくれというから、その顔をたててもう少し居てやったるか」くらいに利用者に思ってもらえる、そういう場所であり続けることは大事だよな、と考えて妙に力が抜けた。
    思うに、グループホームが、めくるめく魔法的な世界の連続とか、スタッフのアクロバティックな技とか発想とか、に依っているのではなくて、利用者のとても小さな力にこそ大きく依っているのだということを思ったりもして、私を弱気にさせた頭の中の霞(かすみ)が少し晴れた。

    15:51 | Posted by admin

    僕がぶなの実で働き始めてもうすぐ1年です。前回どっこいしょを書いた時よりはだいぶグループホームについて理解できたような気がします。この約一年間入居者の皆様を見てきて、1人1人の出来る能力の違いや、出来ない事、好きな事に、嫌いな事など、その人がどんな風な人生を歩んできたのかを考えてみたりして日々過ごしています。

    2011年09月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

    ある日、ぶなの実で「軍隊式」とIさんが口にしました。「私は軍隊しか知りませんから、喝を入れなきゃいけない時にはもう・・・恐いですよ」。Iさんは何を怒っているか。「○○さん(入居者さん)が最近寝てばかりで△△さん(職員)の言う事を全然聞かないんです。だから、喝を入れて・・・。昔の軍隊式と言ったら、ビンタなんてものは当たり前ですよ」それから深呼吸して困った顔をしました。「私は軍隊式でやってきましたから、つい、こう、カーっとなってしまうのです。それがもう、自分でも嫌で嫌で・・・」。私は「軍隊式って恐いのですね」と正直な感想を言いました。Iさんは私の目を見て、「いやでもね、軍隊ってのは愛があるんですよ。日本で戦争が始まる前のビンタってのはただ痛いだけでした。恐いだけでした。でも、戦争が始まってからのビンタというのは、愛があったんです。戦場で、味方同士が生きるか死ぬか、ドンパチやってるんです。そんなところで、暴力を振るってたら死んじゃいますよ。どうしても、相手に、味方に、わかってほしい時に、ビンタをして喝を入れるんです。愛があるんです」。
    私はふと学生の頃を思い出しました。中学の頃、とっても恐い体育の先生がいました。春になると体育祭で組体操をやらされます。「お前ら、この組体操で失敗したら怪我をするんだ。転んで怪我をするんじゃない。俺からハンドマイクを投げつけられて怪我をするんだ」。今考えてみると、とんでもない話です。もちろん何人も、転んだり倒れたり、何度も失敗。しかし、いつになってもハンドマイクは飛んできませんでした。それどころか先生は「頑張れ」と励まします。私はIさんの「軍隊式」の話を聞いた時に、この組体操のことが何となくわかった気がしました。マイクを投げつけるというのは大嘘で、「組体操は危険だから、集中してやらないと怪我するぞ」ということを、その先生なりに考えて、そんな言い方になったのではないでしょうか。中学生くらいでは、「集中しないと怪我するぞ」なんて言われてもふざけてしまう生徒もいるでしょう。だから、「マイクを投げつける」とわざと恐く、おどかすように言ったのではないかと、合点がいきました(真相はわかりませんが)。
    何が愛なのか、何が平和なのか、どちらにしても軍隊式というのは、私にとっては未知のもので、話を聞けば聞くほど、興味深くなります。
    「それでIさん、本当にビンタするんですか?」私が笑いながら聞くと、「いやぁ、こんな時代にビンタしたら怒られちゃいますよ」とIさんも笑うのでした。

    15:50 | Posted by admin

    【入居者さんからの一言】   ぶなの実3F 畑山

    2011年08月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

    3月11日のあの日は一生忘れる事できません。
    東日本大震災!!とても恐怖を感じて涙ぐみながら身体を震わせている自分がいました。
    その日は出勤で入居者さん9入をスタッフ2人で見守りをしていました。
    Tさんは4階のお部屋で静養中でした。Yさんは4階のお部屋にいました。Sさん、Nさんは3階のお部屋で横になって寝ていました。そのほか5名は3階のリビングで座っていました。スタッフ2名はリビングにいて徐々に大きくなる揺れに怯えていました。
    入居者さんに物が落ちないようにとか、不安にさせないようにとかを考えすぎ、目から涙が溢れそうでした。
    食器棚から食器が飛び出しそうだし、自分は食器棚が倒れて来ないように半分腰を抜かしながら押さえてました。
    無我夢中になっている時に入居者さんから言われた一言「大丈夫だから落ちついて。」
    すごく嬉しく思わず抱きついてしまいました。
    入居者さんを守るつもりが、私自信が皆に支えられました。
    今でもIさんは私に「あの地震の日は手の色が真っ青になっているくらい必死で食器棚を押さえていたのがたいしたもんだなあと思ったよ。皆を守ろうとしたのがすごいよ。」と言われます。
    あの日はすごく怖かったけど皆無事で本当によかったと思います。私は入居者さんからたくさん学んだり助けてもらったりして日々自分自身成長しています。

    15:49 | Posted by admin

    【新人】   ぶなの実3F 小原

    2011年07月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

    はじめまして、4月より入社しました新人の小原です。
    私は介護の仕事の経験が無く入りましたので、全く右も左もわからずまだまだ暗中模索をしているところです。
    前職は直接人と関わる仕事ではなかった為、日々、人と関わり合う事は嬉しくもあり、難しさを感じるところでもあります。
    先日利用者のFさんが「仕事にはもう慣れた?」と声をかけて下さいました。自分が思っている以上に気を遣って頂いているのだなと思う瞬間でした。
    最近仕事をしていて思うのは客観的な事実が正しいとは限らないという事です。
    例えばある人が、「今日は出かけた」「さっき、おやつを食べた」と言っていて、実は本当は逆の事(出かけていない・食べていない)でも、その人がそう思っているなら、それがその人にとって事実になり得ます。
    これは僕が一人で考えていてもわからず、その人が思っている事情を私に信頼して話して頂けたらわかります。いつまでも話してもらえなかったら、そのままで終ってしまいます。
    私が入ってからずっと車椅子の生活だったNさんが、最近ついに手すりに掴まりながら歩いていました。
    ジャガイモの皮を剥くようになりました。
    人の回復力をみて、感嘆の声をもらしました。しかしながら思うことがあります。もしかしたらとっくに歩ける様になっていたのかも…と。
    人は一人一人考え方は違います。相手が思っていることを自分は勝手に別の解釈で思い込んでいる部分があるかもしれません。考えても正しい結論はその人にしかありませんが、それは何であるか考え続けその人の必要である事実を捉えていきたいと考えております。
    これからよろしくお願い致します。

    15:48 | Posted by admin