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2018年05月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F
どうもお久し振りです、ぶなの実Aユニットの宝田です。
今回はSさんとの事を書こうと思います、僕は趣味でドラムを叩いているのですが3月にライブをやるんですよーとSさんに話すとドラムがすごく大好きなのよ!との事で昔にあったドラムの思い出などを沢山話してくれて「見に行きたいわ!」と仰って下さり、その日にたまたま職員の人数も多く見に来てくれる
ことになりました。
ライブの日が近づいてくると「もうすぐね!頑張ってね!」と楽しみにしてくださり、当日は興奮して夜もあんまり寝れなかったのよ!と、ドラムが見えやすい席に座っていただき楽しそうに見て下さいました。
僕がぶなの実で働き始めて8年になるのですが野球を見に行ったり寄席を見に行ったりは何度もありますがまさか自分が演奏しているところを見てもらうなんて事があるなんて思いもよりませんでした、こんな素敵な体験が出来て改めてグループホームって自由で楽しいなと感じました。
2018年05月05日 | ぶなの実::ぶなの実3F
2018年が幕を開け、早くも4ヶ月が過ぎようとしています。季節も冬から春へ、暖かい季節となってきました。そんなぶなの実の皆さま、職員も含め大きく体調を崩すことなく元気で過ごしております。
さて前回、どっこいしょの記事にさせていただいたご退去されたKさんに、職員3名と一緒に会いに行って参りました。東京の西の方の施設に移られてから約3ヶ月が過ぎた頃にお会いしたのですが、相変わらず?私にはツンツンした態度と申します
か、いつものKさんのご様子でした。私は「そうそうそれそれ!」と心の声(いや、声に出していました。)が出ました。男性職員にはとても優しい雰囲気を出すKさん。それもいつもと一緒でした。
Kさんに会いに行くまではどんな風に変わっているのかとても心配でしたが、それほど変わられていないKさんにお会いして安心しました。勝手な想像ですが、大型施設に行くと寝たきりになってしまうという発想がありました。Kさん自身の生きる力もありますが、職員の皆さんの力でもあることに感謝したいです。
2018年03月28日 | ぶなの実::ぶなの実1F
OKさんに献立を尋ねると「私はなんでも良いよ」「みんなと一緒で良いよ。」と仰り、自分の希望を仰ることはありませんが、お菓子を選ぶ時だけは特別です。
夕食の買い物に出掛けた際、お菓子売り場が目に入ると「ちょっと待って!あのお菓子見せて!」と仰り、積極的にお菓子を手に取ってじっくりご覧になられます。
中でも甘いお菓子が大好きで、同じくお菓子好きな私と趣味が合います。そして、「甘いものと一緒にしょっぱい物も買って行こうよ」と、太る道への甘くてしょっぱい言葉を仰います。
そんなOKさんは、買い物に出かけると、普段、お話をされない昔の事やご家族の事などをたくさん話されます。そうすると、どんなに店が混んでいてもニコニコ笑顔の上機嫌で帰宅され、とても満足そうなご様子です。どんな重い荷物でも「大丈夫、大丈夫」と仰って、沢山持ってくださいます。
OKさんはお身体の関係で、車いすで生活をされています。出かけたいときや希望のあるときに実現できない事もあります。そういった生活の中でも「自分でできることは自分で」という強い意志を持たれています。生活支援の大半を私たちが代行することが多くなりがちですが、OKさんの強い意志や得意な事を小さな事でもいいのでたくさん見つけ、支援に繋げて行くことの大切さを学ぶことが多い日々です。
ただ…OKさんは最近、体重が増加傾向にあります。なので、お菓子は控えて頂きたいところですが、色々と学ばせて頂いていますので、ちょっと位なら良いかな…って思ってしまいます。これがお菓子よりも甘い言葉ですね。OKさん、今年は少しづつでも良いので運動もしましょうね。
2018年03月28日 | ぶなの実::ぶなの実3F
ぶなの実の皆さまに出会えておっかなびっくりのお客様だった私も、毎日毎日泣いて笑って10ヶ月を過ごすことが
でき、入居者さんにとっての「いつもの顔」になりつつあるのでしょうか。ふとしたときに私を探して微笑んで下さるのを見て、人生の幸せを噛みしめているこの頃です。
さすが噂通りの介護業界で人材が入れ替わり、まだ1年経たないうちに他のスタッフにアドバイスをする機会が増えてきました。支援の意味を改めて考え直し、見直しながら助言、他のスタッフの介助を見てまた盗み、考えるを繰り返し、いい刺激にはなっています。それでもまだ新人気分が抜けず、悩んだら全て先輩方にぶつけるだけぶつけて丸投げで仕事した気になっていましたが、新人のつもりは自分だけなのでは?という空気をそろそろ無視できなくなり、いい加減今年は甘えられないなぁと、今更ながら心を改めることにしました。スタッフにとっても心強いチームメイトとなれるようさらに精進を、とこちらで宣言させて頂きます。ハードル高いですが入居者さんの利益になると信じて、更に生き生きと安全に過ごしていただけるよう毎日悩み続けます。
今年もまた皆さまの健康で元気な笑顔を見て幸せを噛みしめる、泣き笑いの1年が過ごせますように。
2018年02月28日 | ぶなの実::ぶなの実3F
昨年の11月と12月に、新しい入居者さんが私のいるAユニットに入居されました。11月に入居されたZさんは男性で体はがっちりしており、昔は職人をしていたとのことです。Zさんは私のことを社長と呼びます。「何でそう呼ぶんですか?」とお聞きしたところ、「体がデカイからだ」と仰っていました。また12月に入居されたOさんは、女性の方です。Oさんと初めてお会いしたのは入居されて2日目くらいだったと思います。Zさんと初めてお会いした時はスムーズにお話が出来たのですが、Oさんとお会いした時、最初は「こんにちは、蝦子です。よろしくお願いします」くらいしか言えませんでした。
そのあと1960年代の音楽やご主人がサーフィンをやっていたことなどをお聞きし、私も1960年代の音楽が好きなので、その手の話題をしてOさんと話をしていたところ、Oさんはグループサウンズがお好きで、ショーケン派とジュリー派があって、Oさんはショーケンがお好きだったということです。
Oさんはご自分から「何か手伝うことはないですか?」と積極的に仰ってくださるので、早くぶなの実での生活に慣れようとされているのだと思います。
私も、ZさんOさんと楽しく生活出来るように寄り添っていこうと思います。
2018年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F
お久しぶりです、宝田です、今回は、昨年11月にご入居されましたZさんについて少しお話をしたいと思います。
Zさんは、九州の生まれで、身長がピンと立っていない状態でも170cmくらいある方なのです。入居された1~3日は座っていても傾きが強く、手引き歩行で歩いていてもまっすぐ歩けず、どうしても歩けない時は、居室から居間への移動に車椅子を使わないとならないような状況でした。ご家族は、なるべく歩けるようになってほしいと思われており、僕達職員も同じ気持ちでしたので、大変かもしれないけれどなるべく車椅子を使わないで、少しの距離でも歩いていただくようにしました。
それから1週間…なんとご自分で椅子から立ち上がり、台所まで行って手を洗っているではありませんか!(ちゃんと見守りはしています)介助をさせて頂くときに「いや、じぶんでできますから大丈夫です。」と言うことがよくあり、その気持ちがこんなにも早くZさんの回復につながったんだなと感じました。どうしても、入院してしまうと歩けなくなって帰ってきて、それ以降車椅子の生活になる、なんてことは介護しているとよく出くわすことなのですが、Zさんには、このまま元気なお姿で、ぶなの実での生活を満喫していただけたらなと思います。