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【初めまして。】  ぶなの実 カナルサビタ

2025年04月17日 | ぶなの実::ぶなの実3F

初めまして。ネパール出身のカナルサビタです。ぶなの実で働き始めて約1年が経ちました。

入居者さんと仲良く、楽しく過ごしています。スタッフのみんながとても優しく接してくれています。分からない事がまだいっぱいありますが、優しく教えてくれます。たまに苦手な事ももちろんありますが、介護の仕事が好きでこの仕事を選び、おじいちゃん、おばあちゃんの事が大好きなので、すぐ気持ち切り替えるようにしています。ずっとここで仕事を続きたいと思っています。そして、介護福祉に受かるために、頑張って勉強しています。

私は料理する事が好きです。前に牛乳と米から出来る料理を作ったことがあります。ネパール語ではkheerと言います。ライスプディングみたいな料理です。みんな美味しいと言って食べてくれたのが嬉しかったです。ネパール料理などを作って、入居者さんに食べてもらいたいです。

ぶなの実で働くことが出来て良かったと思っています。みなさん、本当にありがとうございます。まだ分からない事がいっぱいありますので、みなさん教えてください。宜しくお願い致します。

09:52 | Posted by jizai

【編集後記】  理事長 志寒

2025年04月17日 | 編集後記

ある事業所を訪れた際、とある入居者さんが「お酒が飲みたい~」と仰っていました。「おつまみは何にしますか?」「お酒は何がいいですか?」という職員の問いかけに、はっきりとご意見を仰っています。

そのやり取りについ参加してみたくなった私は「日本酒はどうですか?」とご質問すると「日本酒も美味しい」とのこと。そして「昨日も飲んだ!」と続けます。「誰と飲みました?」と尋ねると「知らない人!でも仲良くなった!」と。「桜も咲きましたのでお花見ができますね」との言葉には「昨日も花見したよ!」と返ってきました。

これらは必ずしも現実に起きたことではありません。ですが、いまこの会話のひと時、美味しいお酒、素敵な飲み仲間、美しい桜が咲き乱れる風景が、この方の心の中に広がっているのでしょう。それが客観的であるかどうか、事実であるかどうかなど、どうでも良いことと感じさせるくらいの幸せな光景。そしてその光景を生み出したのは豊かな感性、心の力です。

認知症当事者の佐藤雅彦さんは「認知症は不便だけど、不幸じゃない」と仰っていました。私たちの幸不幸、人生の在り様を決める主体は、私たち自身である。当たり前のことかもしれませんが、改めて学ぶことができました。

09:52 | Posted by jizai

【景色】  とちの実 林

2025年04月17日 | とちの実

先日、母方の祖母が介護施設に入居する事になりました。
私の母は息子とは違い凄く真面目でしっかりしており、祖母はその上位互換といった印象でした。しかし真面目な性格が災いしたのか、周りに迷惑をかけたくないとマンションで一人暮らしをしていた祖母ですが、ある時転倒して足を骨折してしまい半日以上倒れたままであったそうです。その時はセコムが異常を察知してくれたお陰で事なきを得ましたが、祖母はそのまま入院。手術が出来る年齢でもなく、リハビリはしていたようですが治るのはかなり先になるそうです。
上記の理由で一人暮らしが不可能になった祖母の介護をする事に抵抗はありませんでした。
所謂おばあちゃんっ子でしたし、この仕事での学んだ事も多少なり活かせるのかなと漠然と考えていたのです。
両親が当然のように介護施設の情報を集めているのを目の当たりにして私は理解が出来ませんでした。自分の親を知らんヤツに預けるって意味わかんないでしょ、普通に考えて。
私の母を施設に預ける事を想像すると尚更理解できず、腹も立ってきます。
ですがそれは母も同じでした。それでも24時間毎日介護は無理なのだ、と。『仕方なく』なのだと。

そりゃそうだ。生みの親で育ての親、母にとっての母なのだ。
そしてそれは、ここで暮らしている人達、その家族にも当て嵌まる事です。
世界中の介護施設は祈りの場なのだ。離れてしまうがどうか幸せに過ごしてくれ、と祈られて入居しているのだ。
カッコつけた言い方をしていますが、ハッキリ言ってしまうと『仕方なく』居る人もいるということ。そう感じた時に自分達が、入居者の方達に何をしてあげるべきで、何をしてあげられるのか。
自分は、祈りにどう応えれば良いのか。祖母に何を祈れば納得できるのか。
確かな事は、その祈りは届いていると私は伝えて欲しいのです。

考えも文章もまとまらないです。
とちの実 林

09:51 | Posted by jizai