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編集後記  林田

2017年10月31日 | 編集後記

今年の大河ドラマは、西郷隆盛ですね。昨年の大河ドラマは観なかったのですが、今年は見てみようかな、と思っています。
それは、西郷隆盛の名言集にこのようなものを見つけたからです。
「人間がその知恵を働かせるということは、国家や社会のためである。だがそこには人間としての「道」がなければならない。電信を設け、鉄道を敷き、蒸気仕掛けの機械を造る。こういうことは、たしかに耳目を驚かせる。しかし、なぜ電信や鉄道がなくてはならないのか、といった必要の根本を見極めておかなければ、いたずらに開発のための開発に追い込まわされることになる。まして、みだりに外国の盛大を羨んで、利害損得を論じ、家屋の構造から玩具にいたるまで、いちいち外国の真似をして、贅沢の風潮を生じさせ、財産を浪費すれば、国力は疲弊してしまう。それのみならず、人の心も軽薄に流れ、結局は日本そのものが滅んでしまうだろう。」
すでに、日本は手遅れのような気もしたのですが、気を取り直して、これからの世代の方々に少しでも軽薄ではない日本を伝えたいと思いました。

19:07 | Posted by jizai

【素敵な瞬間】  つげの実 新山

2017年10月31日 | つげの実

最近、UさんがNさんとDさんを誘い買い物や散歩にでかけます。
ある日は、UさんがHさんを買いものに誘いその姿を見てIさんやEさんが「え、買い物行くの?私も行く」と席を立ちます。
Uさんがある日、「散歩へ行ってきます」と出かけて行きました。
つげの実に帰って来て汗をかきなら、私の顔緒をみるなり「すごく楽しかったーー。」と、イキイキした笑顔でした。
自分の食べたいものを買いに行く、言いたい事は伝える、時には厳しく優しい。
まわりへの配慮ができていて、とても思いやりがあり、料理の手順を完璧に丁寧に行う。
Uさんが人との関わり合い方をみていると本当に素敵だなと思います。
こんなふうに思えるまで色んな事がありました。「あなたはホント何も出来ない人なのね、新山さんにやらせなさい」など強く指摘され落ち込む日もありました。
やりすぎないように演じていたのに逆効果でした。笑
悩んでは乗り越えての繰り返しですが、つげの実には素敵な瞬間がたくさんあります。
これからもたくさん発見していきたいです。

19:05 | Posted by jizai

10月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

2017年10月31日 | ぶなの実::ぶなの実1F

10月号の「ぶなの実1F」の記事はありません

19:04 | Posted by jizai

【はじめまして】  とちの実 石川

2017年10月31日 | とちの実

4月からとちの実で勤務しています石川です。以前は全く別の業界で働いていましたので資格も経験もありません。今までの仕事はどちらかと言うと受け身でしたが、今ではこちらから発信していかなければなりません。特に時間はとても大切で介助をいかに素早くきちんとできるかを求められ、元々のんびり屋の私はもしかしたらこの仕事は向いていないのかな、と悩んだことが何度もあります。今でも悩むことばかりですが、もう少し頑張ろう、頑張りたい、と思ったことのひとつを書かせていただきます。
笑顔の素敵なAさんですが、ご自分からの意思表示が難しくなってきています。ある日の排泄介助のこと、全て交換しなければならないくらい服が汚れていました。慣れていない私は手際も悪く処理や着替えに物凄い時間が掛かってしまいました。そのためとても疲れた様子で便座に座っているAさんを見て泣きそうになりました。すると突然Aさんから「ごめんね」と言われました。驚きましたが「謝らないでくださいね。私こそごめんなさい。」と言い、全ての着替えを終わらせてお席に戻る時のAさんはホッとしたのか、またいつもの様に元気になっていました。
認知症は言葉の理解力は落ちても感情や表情を読み取る力は残るといいます。
謝ることは全くないAさんに「ごめんね」と言わせてしまう表情をしてしまった私は申し訳なくてとても反省しました。
人間ですから誰でも感情は出てしまうことはあります。しかしこの仕事は出来るだけ自分の感情をコントロールして入居者様が笑顔になれるように私たちも笑顔でいなければならないことに気づかされました。そして今後は入居者様に「ごめんね」と言わせないようにしたいです。
先輩スタッフの介助の様子を見たり経験談を聞いて良いところを真似して自分の物にし、スムーズに的確な支援をしていけたらいいな、と思います。まだまだ出来ていないことばかりですが、頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。
最後に、Aさんはユーミンがお好きとのこと。私も大好きなので、これからは居間でユーミンのCDをたくさん聴きましょうね!

19:03 | Posted by jizai

【Aさんのお迎え】  ぶなの実3F 蝦子

2017年10月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F

今年の夏も、あっという間に過ぎ去ろうとしています。今年は6~7月は雨もあまり降らず、かなり暑い日が続き、8月は雨が16日間降り続き、入居者様もかなり憂鬱な時を過ごされたのではないでしょうか。
入居者様の中に、Aさんという方がいらっしゃいます。私がはじめてぶなの実でお会いした時は、ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、何かピリピリしているように見え、なかなか話しかけるきっかけが見つからず、「こんにちは、私は蝦子と申します」位しか言えませんでした。Aさんが居間にいる間は、みなさん静かになりがちです。
私がAさんと楽しく話すようになったのは、ある時パーマ屋さんへお迎えに行ったときからでした。それまでは買い物もほとんど一緒に行った事もありませんでした。先輩方には、Aさんとお話をしてくださいね、と言われていました。
お迎えに伺うとAさんは、私の腕にご自分の腕をからませて楽しそうに戻ってこられました。
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Aさんはお1人で、時たま外に出ていらっしゃる時があります。お迎えに行ったとき私は、早くぶなの実に戻ることだけを考えて接していました。やはりそれでは余計に頑固になってしまいます。
それからは無理に戻らずに、近くのコーヒーショップでお茶を飲んでから戻るようにしています。そのときも私のリュックサックに手を添え、「迷子になるから持ってよぅ」とお茶目なところも見せてくれます。
Aさんだけではありませんが、入居者様とこれからも楽しく生活のお手伝いをしていきたいと思います。

19:03 | Posted by jizai