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編集後記

2017年01月31日 | 編集後記

「鼻めがねという暴力」と言う本を書かせていただき、そのことで講師するときにいつも悩むのが職場でのチーム作りの在り方です。虐待を防ぐのにチーム力は欠かせません。
それを実現させるのは大変な労力と時間を要します。特に、管理者の担うものはとても大きなものになります。
チームは、目的を共有し理解していること、理念を理解していることが大前提になります。
認知症対応型共同生活介護では、「有する能力に応じた自立」を支援することが大きな目的の一つです。また、その目的がをただただ追い求めるのではなく、その支援の在り方が間違っていないか確認するために戻るところが人権の尊重や尊厳の保持などの理念となります。
これらのことを言葉として理解するだけではなく、日々の支援を目的や理念に沿った形でチームで実践することが、私たちに求められる力量だと考えます。(林田)

09:16 | Posted by jizai

【女の戦い】  つげの実 宮松

2017年01月31日 | つげの実

つげの実の利用者様は、全て女性で生活されています。
上記の題名の「女の戦い」ですが、色々な戦いがあります。
例えば、リビングでの椅子取り合戦です。現在つげの実は8名いらっしゃるのですが、内2名はマイ車椅子使用をされており、実質6名でのひそやかな合戦が繰り広げられております。
ご婦人方の一番の「特等席」と言うのは、テレビが一番見やすい場所、つまり座って顔を上げると真ん前にテレビがあることころです。
そこに座られる事が多いあるご婦人は、そこが空いていないと、近辺の席にとりあえず座られます。
しかし!
特等席が空くと、その瞬間にシュッ!とまるで一人椅子取り合戦のように、そしてまるで某アニメの加速装置を使用したように瞬間移動されます。そして満足げにされ、お茶を飲んでいらっしゃいます。
また別のご婦人は、リビングに人が少ない時を見計らって、スッと自然に特等席にちょんと座られます。
ひかえめな利用者様もいらっしゃって端の方に座られるかたもいらっしゃいます。
本当は皆さん特等席が大好きのようです。
ただ、以前、男性の利用者様がいらっしゃったことがあるのですが、その男性は、ご自分の指定席のようにずっとそこに座っていらっしゃいました。そこはやはり、皆さん男性社会の時代の女性ですよね、不満や文句は一切言わず、暗黙の了解で認めていらっしゃいました。
ちょっとした人間模様です。
以上、今回のひそやかな「女の戦い」でした。
次回の「女の戦い」を乞うご期待下さい。

09:12 | Posted by jizai

【一泊旅行を経て】  とちの実 小谷野

2017年01月31日 | とちの実

10月に秩父へとちの実の入居者様全員と一泊旅行に行ってまいりました。
旅行当日は快晴に恵まれ、季節外れの陽気となりました。『さすが晴れ女のAさん』と感謝です。
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移動には電車組と介護タクシー組とに分かれて向かいま
した。電車組は西武秩父線に乗り換えた後、車窓風景を楽しまれている様子が見て取れました。途中、ちょっと面白い御柱も見ることも出来ました。
秩父神社で電車組と介護タクシー組が合流し皆さんでお参りをしました。
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昼食はせっかく秩父に来たのだから、お蕎麦をというわけで『そば処入船』で皆さんとお蕎麦をいただきました。普段は小食なCさんもいつも以上に召し上がられました。建物がなんでも秩父市の“登録有形文化財”になっているそうです。Bさんがその事に気づき感心されていました。
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その後、『秩父まつり会館』へ行く予定でしたが、皆さん移動で疲れてしまった様子で急遽行きたい方だけ行くということになりました。『秩父まつり会館』へ行かれた方は楽しまれた様子で、そのほかの方はホテルに向かわれチェックイン後、部屋で休まれました。

ホテルのレストランで夕食となり皆さん普段よりも多く召し上がれていました。
部屋に戻ると布団が用意されており、なんだか修学旅行みたいだな。と感じました。皆さん浴衣に着替えられ就寝されています。
朝食は秩父市を一望出来るエントランスでいただきました。

その後、『道の駅ちちぶ』でお土産を購入。ここでDさんはお孫さんにお土産を購入されて行きました。まだ小さなお孫さんがいるのでキャラクター物が良いと思い、これが良いかなと聞くと「いいやこっちが美味しそう」とチョイスが完全に自分好みなのは余談です。
電車組と介護タクシー組みと別れ帰路に着きました。旅行中、帰宅後も大きな事故もなく無事に終えることが出来ました。
職員は準備期間、当日と色々と大変でしたが旅行中に普段見ることの出来ない入居者の姿が見ることが出来、新たな発見をすることが出来ました。また普段の日常の中で入居者様の新たな発見、能力を発揮出来るようにこれからもやって行きたいと思います。

09:10 | Posted by jizai

【半年が経って】  ぶなの実1F 山西

2017年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実1F

お久しぶりです。ぶなの実1階山西です。
早いもので入社して早くも半年が経ちました。
最近気づいたことは、会話が出来ない方だと思っていたらなんとなくですが会話になっているんだということに気づきました。
あぁー間違ったーなんてへこんだり、おかしいことがあって笑うとその方も笑っていたり、会話できる方は出来る方で、歯があるのに無いと言ったり・・・
俺はこの会社の取締役と言ったり・・・
初めはビックリしましたが最近では楽しくなってきました。
肉体労働的なところで疲れてる時にそんな事を言われると、思わず笑って元気
になってしまいます。
今後もよろしくお願い致します。

09:08 | Posted by jizai

【グループホームならでは効果?】  ぶなの実3F 宝田

2017年01月31日 | ぶなの実::ぶなの実3F

どうもこんにちは、今回はIさんという男性について話したいと思います。
Iさんとの出会いは自分がまだBユニットの方で働いていた時にAユニットに入居しました。
その時はすれ違う時に挨拶をしたり、何かイベント事をするときに会うくらいだったのですが、その当時は体調を崩して何度か入院をしていて、その度帰ってくる時には体力も落ちてしまっているような状態でした。なので歩く事もあまり出来なく一時期車椅子で生活もしていました。
ですが、その後往診の先生もビックリする程の回復力で、食事形態が経管栄養から刻み食になり、少しずつ歩くようになり、今ではホーム内を掴まりもせず、しっかり歩いておられ、こちらが「そんなに歩いて疲れないかなぁ?」って思うくらいまでになりました。
プログラムの無いグループホームだからこそ、自由に外やホーム内を歩き回り、自分のペースでゆっくりご飯が食べれて、疲れたら昼寝したりテレビをみたりなど、Iさんに合った生活が出来て、それでこんなに元気になれたのかな?って思います。

09:07 | Posted by jizai