log

【入居者様と外出】   ぶなの実3F 井口

2013年01月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

入居者様の誕生会外出ですが90歳を越え車椅子で生活されているので、その方には、どんなプランが良いか考えている時に、趣味の話をご家族様から聞きました。その方は競馬やパチンコなど公共ギャンブルをよくされていたそうです。それも専用財布を作って、その中のお金で1年間遊べるくらい負けないギャンブラーだったそうで今の普段の生活からは想像もつきませんでした。最初は競馬場に行こうと考えましたが外出日に競馬の開催がなかったのでパチンコに行く事にしました。
プランをパチンコに決めましたが最初の関門は車椅子で遊べるお店探しでした。なかなか見つからなかったが少し離れた池袋で見つかりました。
次に予算です。100円から遊べる競馬と違いパチンコは1000円単位なので予算の中でどれだけ楽しんでいただけるか心配でしたが、このお店は通常1玉4円の交換ですが1玉1円で遊べる台もあるそうでこれもクリアしました。
そして当日来店すると入居者様は、お店に入っただけで笑顔になりました。
それから店員さんがエレベーターでフロアまで案内してくださり、打ちたい台を尋ねてこられ入居者様が希望した台の椅子を外して車椅子のまま遊戯できました。
入居者様はハンドルを細かく調整しながら玉をどんどん穴に入れてドラムを回してました。最初は遠慮していた入居者様も熱くなったのか「玉が無ないよ」「最近のパチンコは当たらないね」と言いながら遊んでいました。30分くらいから少し疲れたみたいでしたが、「もうすぐ当たりそうだよ」と言いながら続けていました。
しかし1時間くらい打つと「ダメだね」「今日はもういいよ」と仰ったので終わりにしました。
最近、元気がなかった入居者様が笑顔で楽しんでいたのが印象的でした。
「今日はもういいよ」と仰ったのは「今度は勝つよ」という事なのかな、西巣鴨からは遠くないので今度は当たって今回以上の笑顔になっていただくようにまた行きたいです。

16:07 | Posted by admin

【昔の遊び】   ぶなの実1F 鈴木(勇)

2013年01月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

ぶなの実1階の入居者さんはTさんは外へ散歩に行きますが、他の入居者さんは何かきっかけがない限り余り外へでません。そのため中で過ごすことが多く、みなさんテレビを見ています。
ホームにも特に遊べるような道具がなく私自身も余り話しが上手ではないので、話す話題と言えば食べ物の話…くらい。
月に一度の会議で支援をする目的で何か昔懐かしいような道具を揃えよう!となり、100円ショップに行き、昔の遊び道具を揃えてみました。
最初は紙風船を使用し、Tさんに渡してみました。するとTさんはビックリしましたが、喜んでもいました。
他入居者さんの注目もあり、座っているAさんに渡したら座りながら紙風船で遊びはじめました。そこから入居者さん同士の会話が始まり盛り上がってきました。
メンコをFさんに渡すと遊びはしませんでしたが、小学生くらいの時の話が始まりました。
「メンコはよく男の子達が薄く紙を剥がして厚くして勝つ為に色々な研究をしていたよ」と。
一番評判よかったのがお手玉でした。
お手玉は100円ショップに売っていなく、どうやって揃えようか少し悩みましたが、今はネットショッピングで何でも買える時代、観音様も買えるくらいですからお手玉を揃えました。得意のアマゾンで(笑)
誰も興味もってくれなかったら悲しいな…と思いつつTさんに渡してみた所、昔のようにはいかなかったようですが、回していました。
そこからテレビばかりみているIさんも「下手くそだな~」と言いながら回し始め、Fさんも「貸して」といいお手玉を始め、Aさんもお手玉に夢中になり、キッチンペーパーを丸めてお手玉を作りはじめました。
他の職員は話しが上手で入居者さんは笑っていますが、今まで私が居間で見守りをしている時は黙々と入居者さんが洗濯物を畳み、黙々とテレビを見ていてシーンとしていたので、入居者さんが喜んでくれて少し居間が明るくなってよかったなぁと思います。
まぁ道具に頼らず会話して生活に結びつけた支援ができたらいいのですが、まだまだですね…。

16:06 | Posted by admin