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【心理的虐待】   ぶなの実1F 鈴木

2013年11月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

介護福祉士のテキストを読んでいると色々な用語が出てきます。知らない専門用語が多く、なかなか飲み込めません。介護の専門用語は数多くありますが、誰もが「虐待」という言葉は知っていると思います。
虐待にも色々種類があります。「身体的虐待」、「性的虐待」、「経済的虐待」、「心理的虐待」、他にもあったかも…。
具体的にどんなことかは想像がつくと思います。
「心理的虐待」は無視したり、暴言を吐く、悪口を言う、相手をけなしたり、嫌な思いをさせてしまったり他、よく言ってしまう「ちょっとまっててね」も心理的虐待になります。
私自身「心理的虐待」の話してしまうと、どこまでセーフでどこまでアウトなのか?きりがなく永遠のテーマになると思います。
○Aさんが私に対して召使いを呼ぶかのように遠くからパンパンと手を叩いて呼びました。
○Iさんが私に「カーテン閉めて」と言ってきました。
○Fさんが私に「お茶入れて」と言ってきました。
そんなことされたり言われたりすると私は何でもやるお手伝いさんでもないし、グループホームで働いているかぎり全部やってしまったら自立支援の意味がありません。わからない場合はかゆいところに手が届くようにします。
無視をすれば虐待…腕の見せ所です。
○手を叩いて私を呼んだAさんには私も遠くから手を叩いてみました。
これなら無視したことにもならないしそうすることによってAさんもニコニコしました。
○ 「カーテン閉めて」と言ったIさんには「一緒に閉めてくれるならいいよ」と言いましたが「そのくらいのことやってくれてもいいじゃない?」と言われ「え?そのくらいのことと思うなら自分でやったらいいじゃない?」というと私を睨みつけながらカーテンを閉めにいきました。
○「お茶いれて」と言ったFさん、「自分でいれて」と言いたかったのですが、「一緒に飲んでくれるならいいよ、私のコップも用意してもらってもいい?」というとニコっとして食器棚まで取りに行きました。
果たして以上の返しでよかったのかはわかりません。正解はないのかも?

16:15 | Posted by admin

【そのままでいいよ】   ぶなの実3F 高橋

2013年11月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちは。ぶなの実3階の高橋です。どっこいしょを書くのは2回目になります。
私は4月に入社してから、10月で半年になります。思えば長いようであっという間に感じました。まったくの未経験の状態から始めた仕事が、半年も続けていられることに喜びを感じています。これもぶなの実の入居者様や職員の方々のおかげだと思っています。
今回は私がケア担当をさせていただいているYさんのお話をします。
Yさんは一日をのんびり過ごされている方で、テレビの歌番組で昭和の名曲が流れると、一緒に口ずさんでいます。とても綺麗な声なのでついつい聴き入ってしまいます。
Yさんは食べ物はパンがお好きなようで、パンを買いに行くと表情がぱっと明るくなります。
「今のパンは昔とずいぶん違うのね。どれもおいしそうで迷っちゃうわ。」
と話しながら嬉しそうにパンを選ぶYさんの笑顔が大好きです。
また、Yさんは洗い物や掃除などを積極的にやってくださっています。
「私がやるからお姉さんは座ってていいよ。」
と言われると、なんだかこちらが申し訳ない気持ちになるのですが、Yさんの自分のことは自分でやりたいという意志を尊重していこうと思い、是非とお願いしています。
私はどうも「すぐにあせる」という困ったクセがあって、半年経った今でも悩みの種です。一度にいろいろなことが重なったり、突然予想外の事が起こって何をするべきか分からなくなった時などなど、この症状はすぐに顔を出します。そんな私を見てYさんは、
「お姉さんは充分頑張っているよ。そのままでいいんだよ。」
と言って励ましてくださいました。
その時私はハッと気付きました。私はどうしてあせっていたんだろう。急いでやらなくてもいいんじゃないのかな。
そんなふうに思うと、心が急に軽くなったような気がしました。どうやら「自分がやらなきゃ」と思う気持ちが、原因のひとつだったようです。
あせるクセとはまだまだ向き合っていかなくてはいけませんが、頭が真っ白になりそうになった時は、Yさんの言葉を思い出して、一度立ち止まって深呼吸してみることから始めてみようと思います。

16:14 | Posted by admin