僕が、つげの実で仕事をするようになって、2回目のワールドカップの開催となりました。前回の2006年の大会は、とても残念な結果でしたが、今回は見事予選を通過して、多くの人たちや将来の子供たちにも大きな勇気と希望を与えてくれたのではないかと感じております。これからも、がんばっていただければと思っております。
僕も、小さいころには、近所の友だちや仲間たちと、よくサッカーをしました。とてもとてもワールドカップレベルではありませんでしたが、そこでよく、僕はゴールキーパーをお願いさせたり、任されたりすることが多かったです。
ゴールキーパーは嫌いなポジションではなかったですが、自分としては、それほど足は遅いほうではなく、どちらかというと当時は速いほうだと思っていたのですが、ゴールポストの前に立って手を使ってプレイをしていることが多かったように記憶しています。その試合のなかで、よく起こる出来事がありました。
それは、点をとられると、かならずゴールキーパーのせいにされることでした。たしかにゴールキーパーは、別名、守護神といわれておりますが、ぜったいに一人では防げるものではありません。ほかのフィールドプレーヤーは全員敵陣にいて、点を得ることだけを考えていることが多かったです。でもときには、攻撃の人も守備にまわったりボールを相手にとられたときに備えて、守りに入っていないとよくないわけで、そのことを常に予測をしながら試合に望まないといけないと思います。ですので、点を得られてしまうのは、かならずしもキーパーのせいだけではなく、その前段階にあったのだと思います。
一人ひとりのプレーヤーが試合の展開を予測して、いま自分が何をすればよいのかをかんがえることができれば、試合中に得点をされるということは少なくなるのではないかと考えています。
キーパーのせいにされるということは、子供ながらに、納得のいかないところでしたが、でも、試合が終わり、また次の日には、同じメンバーでサッカーをしていた思い出が今も残っております。