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【シンクロニシティ】   つげの実アパート 礒田

2010年02月03日 | つげの実アパート

『シンクロニシティ』とは、スイスの精神科医・心理学者であるカール・グスタフ・ユング(1875年~1961年)がつくった言葉で、直訳すると『共時性原理』、“意味のある偶然の一致”のことです。
噂話をしていたら偶然出会ったとか、夢に出てきた人から電話がかかってくるなど・・・誰でも不思議な偶然を体験されていると思いますが、私は結構この『シンクロ二シティ』が起こります。(思い込み?)
実は、前回のどっこいしょの記事でシンクロがありました。
ひとつは、イソップ物語。昨年のクリスマス 私の母親から娘にプレゼントが送られてきました。それがイソップ物語の絵本で、ちょうど『北風と太陽』からお話が始まります。いつも何かにつけて思い出す話ではありますが、ちょうど読んだばかりで ハッとしました。(『アリとキリギリス』もありました。)
そしてもうひとつは、『奇跡のリンゴ』著者である木村秋則さんの話。私は木村さんの『すべては宇宙の采配』『リンゴが教えてくれたこと』を読み、食物について見直すきっかけになりました。前回のどっこいしょに「身体の感覚」と題して書かせてもらったのも実はこの流れもあります。
私たちは知らない間に“自然”とはかけ離れた生活をしています。毎日食べている物ひとつとっても不自然な物があまりに多いことに驚かされます。便利さ優先でつい私も食べてしまいますが;インスタント食品は明らかに体に悪いイメージがあります。植物である野菜や果物は自然で体に良いイメージがありましたが、実は種から人工的で(F1種と呼ばれている) 化学肥料や農薬が使用されているものがほとんどだということと(有機と謳われていても農薬が使用されているものが多い) 本当に自然で安全な食物が、これだけ物があふれている世の中なのに手に入りにくい現状に悲しくなります。
リンゴの世界でも農薬を使用するのが当たり前。逆に農薬を使用していないリンゴは市場では販売していない。
だから『奇跡』なのですね。(減農薬はあります)
子供のこともあり、いろいろ調べた結果、私は木村さんの『自然栽培』(農薬も肥料も使用しない)に行き着き、自然栽培で育てたものを食べてみたいという思いになりました。残念ながら木村さんのリンゴは入手不可能でしたが;;
現在、青森県の自然栽培を扱っている八百屋さんより月に1~2回取り寄せています。(興味のある方は『とわだ自然栽培研究所』で検索してみてください)
よく入居者の方が「最近の野菜は味が違うわね」と言っていたのを思い出します。
ユングは『集合的無意識』の存在を提唱したことでも有名ですが、“私たちの意識の世界は深いところで繋がっていて連動している”・・・世代を超えた 入居者の方々との生活を共にしていると「そうかもしれない」と実感したことのひとつです。
当たり前に流れていく生活の中、ふと立ち止まって少し意識してみると 違った風景がみえてくるかもしれません。皆さんはシンクロ体験ありますか??

15:07 | Posted by admin