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【食事作りの楽しみ】   ぶなの実3F 高橋

2014年03月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちは。ぶなの実3階の高橋です。
ぶなの実で介護の仕事を始めてから4月で1年が経ちます。
実を言うと、私はぶなの実で仕事をするまで、料理はあまりしたことがありませんでした。料理と言っても食材を切って適当に炒めるような簡単なものや、カレーライスや味噌汁を作ることくらいしかまともに料理をしていませんでした。
ぶなの実で働き始めたときも、てっきりグループホームでは専門の調理師が食事を作っているものだと思い込んでいました。食事は職員と入居者様で用意していると聞いた時は、料理の腕に自身がない私は、それはそれはあせりました。「うっかり変なものを作って、入居者様のお腹を壊したらどうしよう」と不安で仕方がありませんでした。
ところが、実際は入居者様と食べたい物を話し合って献立を決めているのだと知り、皆様の馴染みがあるものでいいんだ、妙に手の込んだ料理でなくてもいいんだなと少しホッとしました。
ぶなの実で仕事をしてから、料理をする機会が増えました。最初の頃に比べると、少しは手際がよくなってきているかなと感じています。
入居者様の中には、料理が得意な方もいらっしゃいます。味付けの方法や食材の切り方を教わりながら一緒に料理をしていると、入居者様の味の好みが分かったり、献立の幅が広がったり、食材の組み合わせなどで思わぬ発見があったりと、とても勉強になります。
入居者様とのコミュニケーションを通じて、料理も仕事もステップアップ出来たらいいなと思っています。

16:17 | Posted by admin

【1年間で感じたこと ~入居者様の素顔~ 】   ぶなの実3F 原田

2014年02月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

昨年の1月下旬に、この”ぶなの実”の職員や入居者様達に出会って勤務を始めてからちょうど1年になります。この1年間を振り返ってみると、1年でこんなに入居者様は大きく変わるものなんだなぁ・・・と思いました。中には殆ど変化がない方も居れば、ガラッと変化する方も居て、すごく驚いています。流石に1年間一緒に居ると、入居者様の個々の素顔が色々と解ってきました。そこで、私が感じた入居者様の素顔について、記していきたいと思います。
この1年間は、正直苦難の連続でした。どうやって対応したら良いか、どうやったらお互い納得できるように伝えたら良いか、今でも悩みの種になっています。ある女性の入居者様(以下Aさん)と食事の準備の為に包丁を使って野菜を切っていると、別の女性の入居者様(以下Bさん)から「この野菜はこうやって切るものです。貸しなさい!!」
と言われて(最早これはAさんに対する嫉妬か!?)、Aさんは気分を悪くされてしばらく不穏になってしまい、どう気持ちを穏やかにしてもらったら良いか悩みました。この時は少し距離を置いて頂いたりして、しばらくしたらお互い何事も無く会話をされていました。他にも、食べ物にやたら執着心があって、私が声を掛けると怒られたこともありました。ある男性の入居者様(以下Cさん)に、午後のおやつとして別の職員が柔らかい小さなロールケーキが数個入った袋(これはCさんのものではなくて、皆で食べようと買ってきた物)を差し上げると、Cさんは取り出して食べ始めます。そこに私が、Bさんがひとつ欲しいと言っているので、頂けますかと言うと、ものすごい剣幕で「これは私のだ。Bさん? なんでBさんのものになるの? もう嫌になっちゃう。」と怒ってしまったのです。私の言い方が良くなかったのかもしれませんが、どうしてこうなったのか、未だに良くわかりません。しかし、Cさんにもここだけは譲れぬというものがあるんだなぁと、新たな発見にもなりました。
この仕事を始めてから、改めて世の中色んな人間が居るんだなぁ・・・と、つくづく感じます。

16:17 | Posted by admin

【Tさんとの思い出】   ぶなの実3F 前山

2013年12月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実Aユニットの前山です。
ぶなの実Aユニットにご入居されていたTさんが、11月16日にお亡くなりになられました。私が、入職してから、約半年、とても早すぎるお別れでした。
Tさんは、認知症がかなり進んでおられ、意思疎通をとる事が難しく、日常の行動も片時も目を離せませんでした。
元々、お話好きな性格だったのか、お話が始まると止まらない事もあり、そんな時のTさんは、いつもチャーミングな笑顔を見せて下さいました。
また、Tさんと二人で近くの喫茶店に行き、パスタを美味しそうに召し上がっていた時の笑顔、スーパーや商店街に買い物に行った際に、お店の人に嬉しそうに話しかけていた時の笑顔など、色々と思い出され、今となってはTさんともっと沢山お話をしたかったという思いが強く残念でなりません。
Tさんからは本当に沢山の事を教えて頂きました。私自身も一日一日を大事に、そして介護士としてさらに成長していけたらと思います。

16:15 | Posted by admin

【そのままでいいよ】   ぶなの実3F 高橋

2013年11月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

こんにちは。ぶなの実3階の高橋です。どっこいしょを書くのは2回目になります。
私は4月に入社してから、10月で半年になります。思えば長いようであっという間に感じました。まったくの未経験の状態から始めた仕事が、半年も続けていられることに喜びを感じています。これもぶなの実の入居者様や職員の方々のおかげだと思っています。
今回は私がケア担当をさせていただいているYさんのお話をします。
Yさんは一日をのんびり過ごされている方で、テレビの歌番組で昭和の名曲が流れると、一緒に口ずさんでいます。とても綺麗な声なのでついつい聴き入ってしまいます。
Yさんは食べ物はパンがお好きなようで、パンを買いに行くと表情がぱっと明るくなります。
「今のパンは昔とずいぶん違うのね。どれもおいしそうで迷っちゃうわ。」
と話しながら嬉しそうにパンを選ぶYさんの笑顔が大好きです。
また、Yさんは洗い物や掃除などを積極的にやってくださっています。
「私がやるからお姉さんは座ってていいよ。」
と言われると、なんだかこちらが申し訳ない気持ちになるのですが、Yさんの自分のことは自分でやりたいという意志を尊重していこうと思い、是非とお願いしています。
私はどうも「すぐにあせる」という困ったクセがあって、半年経った今でも悩みの種です。一度にいろいろなことが重なったり、突然予想外の事が起こって何をするべきか分からなくなった時などなど、この症状はすぐに顔を出します。そんな私を見てYさんは、
「お姉さんは充分頑張っているよ。そのままでいいんだよ。」
と言って励ましてくださいました。
その時私はハッと気付きました。私はどうしてあせっていたんだろう。急いでやらなくてもいいんじゃないのかな。
そんなふうに思うと、心が急に軽くなったような気がしました。どうやら「自分がやらなきゃ」と思う気持ちが、原因のひとつだったようです。
あせるクセとはまだまだ向き合っていかなくてはいけませんが、頭が真っ白になりそうになった時は、Yさんの言葉を思い出して、一度立ち止まって深呼吸してみることから始めてみようと思います。

16:14 | Posted by admin

【夏の高校野球観戦】   ぶなの実3F 原田

2013年10月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

9月に入り、だいぶ秋らしい天気となりました。朝晩の気温も、半袖だと肌寒いくらい涼しくなって来ており、1枚羽織るものがあっても良い程です。日中も空気がカラッとして、蒸し暑さがほとんど感じられません。そしてぶなの実Aの入居者様も、あの夏の暑さから解放され、徐々に活気を取り戻されております。
さて、ここからは猛烈に暑かった8月の入居者様の様子を書いていきたいと思います。
毎年恒例となっている夏の全国高等学校野球選手権大会(以下、高校野球)。ぶなの実Aの入居者様の中にも、野球観戦が好きな方が何名かいたので、試合のある日は午前中からテレビの番組を高校野球にしていました。この日は準々決勝の試合だったでしょうか、三名の入居者様がテレビに集中して試合を観戦されておりました。先攻のチームが数点差でリードしており、後攻のチームが後を追う状況となっていました。後攻のチームは、先攻のチームの守備に阻まれ、なかなか点を入れられず、後半に入りました。そして、後攻のチームの攻撃で、相手チームがミスをしてしまい、チャンスが回ってくると、ある入居者様が急に声をあげ、後攻のチームを応援し始めました。今年の高校野球は、点を奪い合う場面が多かったので、他の入居者様もテレビに夢中になり、居間にいた多数の方が試合を楽しまれておりました。
これからも、入居者様みんなで楽しめるようなものを探しながら、支援をしていきたいと思います。

16:14 | Posted by admin

【初めまして】   ぶなの実3F 前山

2013年07月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

皆さん、初めまして、2013年5月よりぶなの実Aユニットで働かせて頂いております前山と申します。
今回、初めてどっこいしょを書かせて頂きますので自己紹介をさせて頂きたいと思います。
私は、新潟県で生まれ、高校卒業と同時に上京しました。
いくつかの仕事を経験し、二年前にヘルパー二級の資格を取得し、訪問介護の仕事をさせて頂いておりました。
介護経験はようやく二年になるところで、経験、技術共にいたらない点が多くありますが、ぶなの実での経験を通して、これから自分自身も更に成長していけるよう努めたいと思います。
私は、書道を昔からやっており、現在は休日等を利用して教えさせて頂く事もしております。
集中して文字を書く事は、リフレッシュになりますし、教えさせて頂いている皆さん楽しまれているので嬉しい限りです。
これからも、ぶなの実でご入居者様と一日一日楽しくかけがえのない時間になるよう過ごして行きたいと思います。
これからも宜しくお願い致します。

16:12 | Posted by admin

【はじめまして。】   ぶなの実3F 高橋

2013年06月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

ぶなの実Aユニットの高橋です。今年の4月から働き始めて、1ヶ月が経ちました。
私は介護の仕事は未経験で、知識が無いまま飛び込んだため、この先やっていけるのか不安でいっぱいでした。
しかし、入居者様と接する時間がとても楽しくて、仕事も意外となじんでいるように感じて自分でも驚きました。
これからも、自分の出来る所から少しずつ仕事に挑戦して行きたいと思っています。
4月にK様から塗り絵を頂きました。作品はクリアファイルに入れて大切に保存させていただいています。K様の色使いが素敵で、見ていると癒されます。今度機会を見つけて一緒に塗り絵をしたいです。

16:11 | Posted by admin

【思いやり】   ぶなの実3F 原田

2013年05月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

【思いやり】   ぶなの実3F 原田

皆様はじめまして。今年の2月より、ぶなの実Aユニットに勤務を始めました、原田です。
福祉の仕事は未経験ですが、なるべく早く業務内容を吸収していこうと思います。そして、今回初めて「どっこいしょ」デビューをしました。宜しくお願いします。
さて、私がぶなの実に勤務を始めてからもっとも印象に残ったことを書きたいと思います。
それは先日、4月の初め頃に、Iさんという男性の入居者様が体調を崩されてしまった時のことです。スタッフがIさんの居室で水分補給や食事介助を行っていると、Kさんという女性の入居者様が入ってきました。
Kさんは居間ではIさんの席の隣に座られていることが多く、よく「お父さん」と声かけをされています。Iさんが食事をされている時に口の周りや、こぼれてしまった飲み物などを拭いてくれますが、ここ最近はIさんが隣の席にいなかったので、もしかしたら寂しかったのかもしれません。
KさんはIさんをお父さんと思っているようで、Iさんの居室に入って飲み物を飲ませたりプリンを食べさせたりして下さいました。Kさんの思いがIさんに届いたのか、Iさんも最近は元気を取り戻されて、今までどおり自ら飲み物を手に取り、食べ物が盛られたお皿を手に取り自分の手元に持ってきて食事をするまでに回復してきました。
Kさんもすごく喜んでおられ、入居者様同士の仲の良さというものを感じました。
これからも入居者様全員、有意義な生活ができるよう支援していきたいと思います。

16:10 | Posted by admin

【気付く】   ぶなの実3F 陳

2013年03月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

自分は去年の4月からぶなの実で働き始めそろそろ一年立ちます。普段はいつも眼鏡を掛けていますか、職場に入る時必ず外します(サングラスぼい眼鏡で掛けていると見た目の雰囲気か変わるから)。ある日外すのを忘れてそのまま仕事に入り、入居者さんか自分を見て、入居者さんが。「あれなんか変わった」と言われました。
その中のお一人、は自分でやった3・4分前の事もすぐ忘れる方でしたか、自分を見て「なんかいつもと違うね」と言われました。その時初めて自分はちゃんとみんなに覚えてもらっていただけているんだな、と感じました。

16:09 | Posted by admin

【入居者様と外出】   ぶなの実3F 井口

2013年01月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

入居者様の誕生会外出ですが90歳を越え車椅子で生活されているので、その方には、どんなプランが良いか考えている時に、趣味の話をご家族様から聞きました。その方は競馬やパチンコなど公共ギャンブルをよくされていたそうです。それも専用財布を作って、その中のお金で1年間遊べるくらい負けないギャンブラーだったそうで今の普段の生活からは想像もつきませんでした。最初は競馬場に行こうと考えましたが外出日に競馬の開催がなかったのでパチンコに行く事にしました。
プランをパチンコに決めましたが最初の関門は車椅子で遊べるお店探しでした。なかなか見つからなかったが少し離れた池袋で見つかりました。
次に予算です。100円から遊べる競馬と違いパチンコは1000円単位なので予算の中でどれだけ楽しんでいただけるか心配でしたが、このお店は通常1玉4円の交換ですが1玉1円で遊べる台もあるそうでこれもクリアしました。
そして当日来店すると入居者様は、お店に入っただけで笑顔になりました。
それから店員さんがエレベーターでフロアまで案内してくださり、打ちたい台を尋ねてこられ入居者様が希望した台の椅子を外して車椅子のまま遊戯できました。
入居者様はハンドルを細かく調整しながら玉をどんどん穴に入れてドラムを回してました。最初は遠慮していた入居者様も熱くなったのか「玉が無ないよ」「最近のパチンコは当たらないね」と言いながら遊んでいました。30分くらいから少し疲れたみたいでしたが、「もうすぐ当たりそうだよ」と言いながら続けていました。
しかし1時間くらい打つと「ダメだね」「今日はもういいよ」と仰ったので終わりにしました。
最近、元気がなかった入居者様が笑顔で楽しんでいたのが印象的でした。
「今日はもういいよ」と仰ったのは「今度は勝つよ」という事なのかな、西巣鴨からは遠くないので今度は当たって今回以上の笑顔になっていただくようにまた行きたいです。

16:07 | Posted by admin